桂 胡桃(かつら くるみ)にはツンデレ幼馴染がいる。
その幼馴染:黒瀬 大和(くろせ やまと)のことを胡桃は推しと思っていたが…?
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目次
幼馴染のツンデレくん キャラクター
恋愛小説作ってみようかなーって気分になったからチャレンジしてみる
今回はタイトルにもある通りキャラクターでございますー
少女マンガみたいなキラキラした話を想定してるかなー
○|桂 胡桃《かつら くるみ》
・今作の主人公
・|霧滝《きりたき》高校1年2組
・誕生日は7/1
・髪型はミディアム
・可愛さと美しさを兼ね揃えてる感じのお顔
(でも特別男子にモテてる感じでもない)
・勉強も運動も平凡
・美術部で絵を描くのがめちゃくちゃ上手い
・自覚のない天然
(正しく言えば物事に対して深く考えすぎてそうなってるだけかも)
○ |黒瀬 大和《くろせ やまと》
・胡桃の幼馴染
・霧滝高校1年2組
・誕生日は10/28
・外見はイケメンだが内面はクール通り越して寒波だから女子に一目置かれている
・頭はいいのに天然
(本人は自覚なし)
・ピアノとギターを弾ける
○|明智 美結《あけち みゆ》
・胡桃にとって一番仲のいい友達
・霧滝高校1年1組
・髪型はポニーテール
・黙っていれば美女、喋ると男子寄り
・勉強も運動もそれなりにできるが本人は好きじゃない
・裁縫が得意でたまに胡桃にぬいぐるみをプレゼントしている
○|桑原 章《くわはら あきら》
・霧滝高校1年2組
・大和の後ろの席に座っている男子で、
大和と胡桃が幼馴染だということをクラス内で唯一知っている
(知っているだけで勝手にクラスに広めることはない)
・運動は普通、勉強は結構苦手
・マッシュルームヘアで、かっこいいよりかわいい系の顔立ち
キャラが増えるごとに情報更新するから本編を読む人は話数が進んだら
見に来てみるといいかも!
幼馴染のツンデレくん ep.1 私の推しは幼馴染
実はこのお話、きりにとって記念すべき初投稿小説でございます!
ってことで王道キラキラ少女漫画系恋愛小説、開幕!
(ちょっと盛りすぎてハードル高くなったどうしよう)
|胡桃《くるみ》にとって推しって何?
そう聞かれた時、私はこう答える。
「生活してる中で幸せを与えてくれる尊い存在」と。
恥ずかしいからこんなこと言えないけれど実は心の中では、
自分の生きる意味になってくれる存在、みたいなことも思ってたりする。
学校から帰ってきたら推しの配信がある、とか
今日は推しの誕生日だから机の上の推しスペース拡大しちゃおうとか考えただけで
ワクワクしてくるでしょ?
それもそうなんだけど、私にとって推しは私に存在する価値を与えてくれる人。
私のことなんてどうでもいいから、推しのことをもっと知りたい。
推しの幸せを願いたい。そして推しの笑顔を見たい。
笑顔が見れた時、私は生きててよかったって感じるんだ。
---
朝、高校生活が始まって2ヶ月目。教室にもちょっと慣れてきた…はずなのに。
「あれ、席…どこだっけな」
先週風邪で結構学校休んじゃって席忘れちゃった。やばい。
キョロキョロしながら席を探してると、とある人と目が合った。
そして、あった、私:|桂 胡桃《かつら くるみ》の席!
私の席は、目が合った人の前の席。そっか、これ名前順だ。
ちょっと挙動不審だったかな…?と思いつつ席に座ると、
私は座ったまま体ごと後ろを向いた。
「|黒瀬《くろせ》くん、おはよう。」
挨拶された彼は一瞬驚いた後、何かを納得したように頷き、私に挨拶を返す。
「おはよう、|桂《かつら》さん。」
彼の名前は|黒瀬 大和《くろせ やまと》。
私の幼馴染兼、私にとっての…推し!!!
小学校くらいまではただの幼馴染だと思ってたんだけど、
気がついたら幼馴染だけキラキラして見えるようになって、
それが進行した結果、私のにとっての最推しってポジションで定着してる。
多分、まだ本人には気付かれてないはず。
だっていい意味で自覚のない天然だから!
っていうのは置いといて、と。
小声で大和に話しかけられた。
「思ってたんだけど、何で桂さん高校入ってから俺を苗字で呼ぶんだ?」
「ごめんね、やまt…黒瀬くんは頭いいし勉強もできるし、いい人だから幼馴染って
バレたら女子からその…色々めんどくさそうだから他人のフリして欲しいの。」
「別にいいけど…学校外だったらいつも通りでいいよな?」
「もちろん。」
「了解。|胡桃《くるみ》…あ、桂さんの言う理由は正直よく分からなかったけど
まあそっちに不都合があるならそれでいい。」
「ありがとう。」
え、いや、理由言ったよね?私。
大和はイケメンだし勉強も運動もそれなりにできるし絶対モテる。
んで、THE普通の私が幼馴染って分かったら一体何人の女子から
“大和と私をくっつけて欲しい!“とか言われるか本当に分からないし!
私は最推しは見てるだけで尊いしそれで十分なんだけど!
最推しが誰かのものになるのだけは阻止したい!
そして!大和が天然なのが可愛い!
「えーっと、大丈夫?桂さん?おーい」
「え?わ、ごめんぼーっとしてた」
話が終わった後、考えに熱中してたら体の向き前に戻すの忘れてた。
やばい、後ろに大和がいるのは耐えられない。
いつぶっ倒れてもおかしくない!w
こういう時、私は深呼吸をして一度落ち着く。
「ふぅー。」
よし、気持ちを自分のするべきことの方に切り替えてこう。
午前の授業が終わって、昼休みになった。
「桂さんいるー?」
私の名前が聞こえた方を向くと、私の1番の友達である|明智 美結《あけち みゆ》がいた。
美結は中学で仲良くなって、同じ高校に行くことになった今も仲がいいんだ。
ポニーテールがよく似合ってて顔も美人。だけど喋ると口調が女の子らしくないのが面白い。
私や大和は1年2組なんだけど、美結は1組。ちょっと残念だなぁ。
「美結!」
私が席を勢いよく立つと、こっちを見ていたクラスメイトの数人に驚かれた。
まあ、そりゃそうだよね。クラスの中では私って結構目立たない存在だし。
「やっほー、胡桃。お昼食べに行こー」
「うん。準備するから先行ってて。」
「分かった、またね。」
私はお弁当箱と水筒をリュックから取り出して、いつもお昼を食べる空き教室に
先に向かった美結を追いかけた。
今日は委員会の仕事がなかったはずだから、大和も空き教室に来てるかも!
「お待たせー」
空き教室のドアを開けると、美結と…あ、教室の端っこの席に大和も来てる!
「私は胡桃とここでお昼食べるのにさ、何で黒瀬もここに来るのさ。」
「どこで食べようと俺の勝手じゃん。邪魔だったらどっか行くけど。」
「美結ー、大和は幼馴染だし私は気にしてないよー?」
実は内心めっちゃ気にしちゃってはいるんだけど…ね?
「なら、まぁいっか。」
美結は私と大和が幼馴染だってことを唯一知っている。
「あ、ちょっと待って。たまには大和も一緒にお昼食べたり…する?」
「2人で食べなよ。俺きっと邪魔になるし。」
「そんなことないよ、遠慮しなくていいのに。」
「…いいよ。2人クラス違うんだし一緒に食べな。俺隣の教室行くわ。」
そう言ってパンを片手に教室を出て行こうとする大和。
「わ、もしかして黒瀬ツンデレ?いや、猫?可愛いなーw(棒)」
「おい明智、俺を勝手にペットにするな。」
そう言って大和は教室を出て行ってしまった。居心地悪かったのかな。
ツンデレとか言われても言い返そうとする大和、可愛かったなぁ。
「さ、お昼食べよ。」
「うん、じゃあ…」
2人でタイミングを揃えて。
「「いただきます!」」
結局その日は2人で他愛のない話をしながらお昼を食べた。
普段のテンションと推し語りするときのテンションの差をつけてみたら
胡桃ちゃんのキャラがちょっとだけ面白くなった!
先に謝罪しとくと、ep.2公開まで期間が結構空いちゃうかもです!ごめんなさい!
幼馴染のツンデレくん ep.2 隠し事
キャラデザはわざわざイラストで描こうと思ってないので
キャラ像はお好みでどうぞ!
放課後、HRが終わると先生に呼ばれ、先生の|お手伝い《雑用係》をしてクラスメイトより
帰るのが遅くなっちゃった。
手伝いが終わって電車で帰ろうとホームに行くと、そこで電車を待つ大和がいた。
「大和、いつもクラスで一番先に教室出るくらい早いのに今日は遅いね。」
私が話しかけると、大和に驚かれた。
「ちょっと放課後学校の近くに用事があって。」
目が合わないなぁ。
「目が合わない時って、大和何か隠し事とか嘘とかついてるよね?」
「別に何も無い。空が綺麗だなって見てただけ。」
改めて空を見てみたら、綺麗とは言えなかった。
半分空は雲で覆われてるし、大和が向いてるのは太陽と真逆の方向。
というか、まだ夕焼けという夕焼けの時間帯でもない。
「言い訳が苦しいよー」
「とにかく、胡桃には関係ない。」
「ああ、そう。」
そこで会話は途切れ、無言で電車に乗り、少し間を開けて何も会話せずに帰った。
何を隠してるんだろう。
何かケガしたのかな?
何か買いに行ってたとか?いや、それだったら隠さなくていいはずだよね。
だとしたら、もしかして彼女ができちゃったとか…?
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
自分の部屋で叫んじゃった。
推しの幸せは願いたいけれど、彼女できたとかだったら言ってほしい!
んーでもやっぱ推しを取られるのは悔しいかも!
いや、待てよ。
いつも大和と話してたから忘れてたけど、そういや大和って極度のクールだった。
中学の時にクラスメイトの女子に
『胡桃ちゃんよく黒瀬と話せるよね。黒瀬って外見はイケメンだけど
内面はクール通り越して寒波だからちょっと彼氏にはできないなぁ。』
って言われたんだよね。
きっと大和には仲良い人とそれ以外の壁?みたいなものがあるだけで
話せば仲良くなれると思うんだよなぁ…
って!大和に彼女ができたかもだっけ!まだ確定ではないけど!
「…お幸せに…?」
なんでだろう、今までだったらきっと素直に応援してただろうなぁ。
これが同担拒否ってやつなのかな…?
まあ、大和が教えてくれるまでそのままでいっか。
テスト勉強しなきゃ!
---
〈Side 大和〉
家に帰って、自分の部屋に入ると、いきなり全身の力が抜けた。
「はぁ、なんとか耐えた…」
先にもう帰ってると思ってたのにまさか電車のホームで胡桃に会うなんて。
バッグの中からラッピングされた袋を取り出す。
「誕プレ買ったの、バレなくてよかった。」
1学期の期末テストが終わったら胡桃の誕生日だから、
プレゼントに桃の香りのハンドクリームを買っておいた。
売ってる店に女性しかいなくて実はちょっと恥ずかしかった。
ちなみに理由は、胡桃には“桃“って漢字入ってるし、
金木犀の香りのもあったけれど季節が違ったから桃の香りを選んだ。
あと、これは絶対に気づかれないと思いたい。
桃の花の花言葉は『私はあなたの虜』。
「幼馴染が一番いいポジションな気もするし、付き合いたい気持ちもあるし…」
これは明智に聞いた話だが、胡桃にとって俺は“推し”らしい。
きっとこの恋は叶わないけれど、俺は胡桃がずっと好きだ。
少なくとも小学生の時からずっと好きだ。
だから、付き合えなくてもいいから隣に居させてよ、胡桃。
---
〈Side 胡桃〉
キーンコーンカーンコーン♫
やばい。テストが、終わっちゃったよ。
2つの意味でね。
思った以上に解けなかったことと、テスト自体は終わったってこと。
「胡桃ー、一緒に帰ろー!」
「うん!」
テスト自体は終わったから今日はこれから美結と遊びに行くんだ!
学校を出てスマホをいじりながら2人で歩く。
「どこ行く?」
「まずは糖分補給に駅前のクレープ屋行こ。」
クレープ屋の写真を美結が見せてくれた。
「わ、美味しそう、早く行こ!」
そのクレープ屋で買ったいちごとチョコレートのクレープが美味しかった!
「糖分補給って大事だなぁ。腹が減っては遊べぬって感じ?」
「確かに腹が減っては遊べぬ。」
それからカラオケに行ったり、お揃いで色付きリップを買ってみたり。
めっちゃくちゃ充実した午後になった。
帰ろうとすると、美結に引き止められた。
「胡桃」
「ん?どうしたの、美結。」
「え、もしかして今日が何の日か気づいてないの?」
「何の日だっけ、何かの記念日?」
美結が苦笑いした。え、本当に何かあったっけ。
「今日はさ、7月1日…胡桃の誕生日。」
今日?7月1日…誕生日…
「わ、えっ!完全に忘れてた!テストのことしか頭になくて!」
「ですよねー…なんかそんな感じしてた。で、ハッピーバースデー、胡桃。」
そう言って美結はプレゼントをくれた。
「今日買っておいたの。中身は後で見て。気に入ってくれるといいなぁ。」
「え!いつ買ったの!全然気づかなかった!」
「気付かれないように買ったから、そりゃぁね。」
「本当にありがとう!じゃあ、また明日ね。」
「うん。バイバイ。」
帰って美結のくれたプレゼントの袋を開けてみると、
中身は雑貨屋で売っていた月と星の形をした金色のイヤリングだった。
「これ、私が可愛いって思ったやつ。」
確か美結にどのイヤリングが可愛いと思う?って聞かれたよね。
あれ、美結が買って使うためにセンス的な問題で質問してきたと思ってた。
誕生日、か。嬉しいなぁ。
私が1人で喜んでいると、部屋の窓を叩く音がした。
これは大和と私が話すときに使う親にも秘密の合図。
幼馴染になった一番の理由って、家が隣だったからなんだよね。
どうしたんだろう。え、お祝いとか期待しちゃってもいいのかな?
推しから?え、無理!心臓もたない!
おそるおそる窓を開けると、予想通り大和がいた。
「遅い。一応7月ではあるけど夜はちょっと肌寒いんだよ。」
「ごめんごめん。…で、どうしたの?」
「えっと、誕プレ渡しに。」
「え、本当に?嬉しい、ありがとう!」
大和が渡してきた袋は両手に収まるくらいの大きさ。
何が入ってるんだろう?
「ここで開封してもいい?」
「いいけど…恥ずいな、何か。」
照れてる推しも最高!
そう思いながら袋を開けてみると…
「ハンドクリームだ!え、桃の香り好きだから嬉しい!
ねぇ、もしかして桃の香りなのって胡桃の字に“桃”が入ってるから、とか?」
考えすぎかな…?
「…合ってる。胡桃って何か勘が鋭いよな、バレないと思ってたんだけど。」
まさかの!合ってた!
「大事にするね!んープレゼントだし…観賞用とかにしちゃう?」
「いや使えよw」
しまった、心の中にいるオタクの私の声が口から出てきてしまった…!
まあ、ボケとか冗談とか思ってくれてそうだし、OK!(?)
「冗談冗談、ちゃんと使うから!w」
「おう。あ、そうだ言い忘れてたな。誕生日おめでとう。」
「ありがとう。ふふ、これでまた大和より年上w」
「それで喜ぶのはガキだw」
何かプレゼントを貰ってから口角が上がりっぱなしだ、ちょっとキモい。
テンションがちょっとバグっちゃってる。
意味はわからないけれど、笑いが込み上げてきて2人で笑い合う。
やっぱ、学校の他人モードよりこっちの方が楽しい!
笑い終わった後、ふとあることを思い出した。
今、あの時のことを聞いてみようかな…?
でも、空気悪くなったら…いや、勢いで聞いてみる?
「そろそろ部屋戻ろ。」
「あ…」
「どうかしたか?何か…カオナシ化してるけど。」
「あの、えっと…言葉がまとまらない、ちょっと待って。」
んーこれは、勢いで言っちゃう?
大和も待ってるし、このまま何でも無いで終わらせるのも気まずい。
よし、言おう。
「この前、駅のホームで会った時。何を隠してたの?」
胡桃の心の声のテンション感が作者もわからなくなってきたw