自主企画でキャラを収集しました。
協力してくれた方ありがとうございました。
・異世界転移
注意事項は以上です。
では。
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目次
異世界のんびりシェアハウス #1
自主企画でキャラを収集しました。参加者さんありがとうございます!!!!!
頑張って執筆します…!!!
ここはみんながよく言う「異世界」。
あぁ、でも、異世界って言っても危ないところじゃ、ないのよ?
安全で、衛生的で、あんたたちが住んでる地球とかいう所よりも、
遥かに暮らしやすい、夢のような空間なのよ。
ここと比べたらなおさら、あんたたちの生きる地球…そう、現代社会は、
とても辛く生きにくいところだと思うの。だからね?
現代社会を生きる“あんたたち”の|疲れを癒す場《シェアハウス》を作ったのよ。
---
あっ、申し遅れたわ、あたしの名前は“ミツキ”。
このシェアハウスの主催者。
あ〜、地球人来ないかな〜!暇暇〜ッ!
そうそう、ここではね、ランダムな地球人がいろんな理由でこの“異世界”に
飛ばされる仕組みになっているのよ。
すっごい乱暴な人とかは、弾かれる仕組みよ。
だから安心して待てるけどさぁ…こんな人来なかったら心配になるわ!!
ミツキ「もしかして人が弾かれまくってるから誰も来ないのかしら!?
地球人って乱暴な奴!なのね!」
ミツキ「リネ〜ッ!!どうなってんのよ〜ッ!」
リネ「はいはいミツキ様、なんでしょう?」
このリネって子は私の義妹。
この子は、異世界に迷い込んだ夫婦が産んだ子。
でも異世界では子供を産んじゃいけないっていう決まりがあるから、
両親はもういないのよね〜、かわいそうに。
だからあたしが引き取ってるの。
ミツキ「全然地球人来ないのよ!!!なぁんでぇ!!!!!」
リネ「ちょっ、ミツキ様落ち着いてっ、近所迷惑になりますから」
ミツキ「……ごめん」
リネ「多分《《地球から異世界に通じてる道が全て不気味だから》》…」
ミツキ「…どういうこと?」
リネ「いや、えぇ…?うーん…」
リネ「あ“ッ!!!」
ミツキ「…何っ!?」
リネ「今、トランシーバーに振動が来ましたよ!
新しく異世界に誰かが来た証です。」
ミツキ「本当!?」
リネ「わ、私、受付に行かないといけないので、少し此処を離れますね。」
ミツキ「う、うん…!」
---
〜5分前 地球にて〜
???「やば!いつもより2分くらい遅れたかも!!」
???「どうしよ!言い訳するわけにはいかないし…!お客さん待たせちゃう!」
???「はぁ…、はぁ…!」
私は|龍雲 魔星《りゅううん まほ》。
今はバイトに向かってる途中なんだけど、いつもより2分くらい遅れちゃって…
って、
魔星「えっ!?!?」
足元に魔法陣ってどういうこと!?こんなの漫画でしか見たことないよ!!
こ、怖…っ、
しばらく気を失っていると、“さっきまでいたところ”よりも涼しく、
|快《こころよ》く晴れている所にいた。
魔星「どこ…?ここ…」
リネ「お目覚めですか。」
魔星「わっ!?びっくりしたぁ…」
リネ「私はリネという名の、ここ“異世界”の|長《おさ》……かな?」
魔星「私は龍雲魔星です。ていうか長って、偉い人なんですね。」
リネ「まぁ、そんな感じ…ですかね。受付というか…」
魔星「なるほど…?」
リネ「覚悟してください。今から貴方に重大なことをお伝えしますから。」
魔星「え、あ、はい!」
リネという人は私の手を引いて、受付まで案内してくれた…
え?何これ?どういう展開っ!?
リネ「此処は…異世界です。」
魔星(異世界〜?そんなのあるわけないじゃん。フィクションだよ!
でも、そんなこと言えるわけ…)
魔星「そ、そうなんですか!?」
リネ「はい。」
魔星(まじか…なんか異世界って怖いなぁ…戦闘を|強《し》いられたりとかしたら
怖いなぁ)
リネ「いいえ、大丈夫ですよ。《《戦闘を強いられたりはしませんよ》》。」
魔星(えっ!?この人…私の心が読めるの!?)
リネ「はい。私は人の心が読めます。ですが、これは生まれつきのものなので、
あまり強力ではないのです。なので時々しか心は読めないのですが…」
魔星「そ、そうなんだ…」
リネ「まぁ、その話は後です。貴方には今から、種族と能力を植え付けます。
やはりいくら安全な異世界とはいえこのような決まりはあるのです。」
魔星「えーっ!能力?どんなのだろ!」
あれ…なんか…眠……………。
………………
終わり方中途半端になってもた…
まほちゃんの設定→ https://tanpen.net/novel/58ba87e9-2c52-4201-bdef-5bffc2323320/
異世界のんびりシェアハウス #2
みなさんキャラ募参加してくれてありがとうございます泣
なんか今回、セリフのみみたいな感じになってますが許してね!!!
まだ募集してるのでみなさん気軽にどうぞ!!↓
https://tanpen.net/event/53943d4d-54c1-4096-9be3-5b6a14c0bed3/
………………
「……ですか」
「……ざめですか」
「ま、魔星さんっ!お目覚めですか!?」
「ん…?」
リネ「魔星さん、少々気を失ってしまったようです…。」
魔星「あぁ、そうなんですね!にしてもなんで…」
リネ「能力《《など》》を植え付ける時、ときどき魔星さんのように気を
失ってしまうことが多いのです。能力と言いつつ、そこまで使うことは
ないのでしょうが、植え付けられる能力はランダムですので、強力な
能力が当たってしまうと、このように気を失うことが多いのです。」
魔星「あぁ、なるほど…って、そんな強力な能力…ですか!?」
リネ「はい。少し手のひらに力を入れてみると発動します。」
魔星「は、はい、分かりました!!はっ!!!」
リネ「魔星さん、少々気を失ってしまったようです…。」
魔星「え?あれ?え、え!?」
(さっきと同じ光景…)
リネ「どうされましたか?」
魔星「あぁ、いや!なんでもないです。」
リネ「はい。では…
能力《《など》》を植え付ける時、ときどき魔星さんのように気を
失ってしまうことが多いのです。能力と言いつつ、そこまで使うことは
ないのでしょうが、植え付けられる能力はランダムですので、強力な
能力が当たってしまうと、このように気を失うことが多いのです。」
魔星(や、やっぱこれ、さっきも聞いた…!)
(っていうことはまさか…?)
「リネさん…!!」
リネ「はい?」
魔星「私の能力は、“時を戻す”または“時を操る”だと思います!!!」
リネ「なるほど…そのような能力はレアですね。見たことがありません。
ですが、便利そうですね!食器を割った時とかに時間を戻せば、
割らなかったことになるし。」
魔星「あはは!たしかに!」
ミツキ「ちょ、ちょっと!!リネ、随分遅かったから来ちゃったんだけど。
あ、その子が新入り?よろしくね!あたしミツキ!」
魔星「あ、はい!よろしくお願いします。
ミツキ「そんな堅くならずに!タメ口でいいのよ?そのリネにも。」
魔星「…じゃあ、
こんにちは!私マホ!よろしくね!」
ミツキ「かわいいわね!で、リネ。この子に能力と種族と武器と……
苗字取り消しはもうしたの?」
《《マホ》》(?)
リネ「能力はもう植え付けましたよ。それ以外はまだです。」
ミツキ「そう。じゃあ今からやりましょう」
リネ「はい。」
ミツキ「で、能力だけじゃなくて種族も植え付けられるのよ、新しく。」
マホ「え、そうなんだ…!?なんだろう…人間のままっていうことも、あるの?」
ミツキ「まあ稀にね。滅多にないだろうけど。じゃあ、肩の力を抜いて、
目を瞑って…」
マホ「はい…」
………………………
マホ「ん、」
ミツキ「マホ。貴方の種族は“エルフ”。」
マホ「あぁ、なんか、漫画で聞いたことある!なんか寿命が長いんでしょ?」
リネ「そうです。あと、弓と魔法を使うことに長けている種族ですね。
まあ、寿命|云々《うんぬん》の前に、異世界では寿命や病気で死ぬ
ことはないですけどね。」
マホ「へぇ、便利なんだね!」
「……え、なにこれ!?」
ミツキ「自分の設定された種族を受け入れると、その種族に適した武器が
手元にくるシステムよ。」
マホ「へぇ…すご…!」
リネ「そして、苗字は思い出せますか?」
マホ「……あれ?」
ミツキ「そう、さっきあなた私に名乗る時、苗字を言わなかったわよね?
その瞬間、苗字をなくすことを受け入れた、ってことになるのよ。」
マホ「え?あの時は偶然で…」
リネ「まぁそういうことでもやはり、苗字をなくすことを受け入れたことに
なってしまうのがシステムです。苗字というのは、異世界において
とてもとても、重要な個人情報で、苗字を知るだけでその人の情報など
をすぐに知れる、という能力を持っている人も少なくありません。
私たちはそうではありませんが…」
マホ「へぇ!!面白い!!」
ミツキ「で、私たちシェアハウスやってるんだけど一緒に来る?」
マホ「え!!行きたい!!行かせて!」
---
〜その時 地球にて〜
???「ふぅ……完成しちゃった」
???「魔法陣!!!」
???「乗ってみたら何か起こったりするかな?したら面白いな…」
???「って……えぇぇぇぇぇぇええええ!?!?」
書いてておもしれぇ…
次回は???の正体も出てきます!!
異世界のんびりシェアハウス #3
ごめんなさい投稿頻度が落ちました土下座🙇♂️
結構このシリーズ長く続くかも
あとsideは目線のことよ
〜異世界にて〜
ミツキ「此処がシェアハウスの家。どう?広いでしょ!」
マホ「え…広っ!?すご!!!他の入居者っているの?」
リネ「いいえ、マホ様が初めての入居者です。まだ初めて間もないですし。」
マホ「うぉわ〜……嬉し…」
ミツキ「なんか、今日中にもう一人誰かが来る予感がする!!!」
リネ「は???何言ってるんですかお姉様。」
ミツキ「予感よ!!!勘!勘よ!!!!」
マホ「なんか私もそんな気してきた!!!!!」
リネ(一人増えただけで随分と賑やか…)
---
〜地球にて〜
???「はぁ…なんか面白いこと、起きないかな〜」
???「異世界にでも飛ばされて幸せな生活送りたいな〜」
???「つか、異世界ってどうやって行くん?」
???「やっぱ魔法陣かな……そ、そうだ!!魔法陣作ればいいじゃん!!」
〜1時間後〜
???「ふぅ…!やっと完成したけど…乗ったらなんか起こるかな?」
???「よいしょっと………ん?」
???「あれ、…ぇ、」
〜3分後〜
???「…?」
???「どこ、ここ…?」
リネ「あれっ、本当に新しい人が来たみたいです…!」
ミツキ「えっ…なんか、本当にあたっちゃうと怖いわね」
マホ「確かにそっか…。乱暴な人とかがきたら、怖いもんね。」
ミツキ「乱暴な人は飛ばされる仕組みなんだけど…どうかしら」
リネside
リネ「…あれ。」
誰もいないんだけど…誤作動かな?
いやいや、誤作動なんてするはずない。能力を用いて作られた機械は、誤作動が
起きたりは絶対にしないから…
???side
???「はぁ…本当にここどこなの…」
広く澄んでいて、気持ち悪いくらいに真っ青な青空…
なんで?さっきまでは雨降ってたのに…ここは外国かなにか?
いや、違う。微かに聞こえる話し声は日本語だ。
うーん…温度は20度ってところか…。居心地いいのが救いだな。
とりあえずは探索してみるか。最初にいた場所からは随分離れちゃったけど。
リネ「あ“っ!!いた!!!」
???「!?」
リネ「新しい入居者さんが…。」
???「いや、何ですか!?私はその…魔法陣を書いたらなんか…その…?」
リネ「ここは異世界です。」
???「あ、マジで起動しちゃったんだ…」
リネ「とりあえずお名前を…あ、敬語は使わなくていいですよ。
菜乃「じゃあ…|平草 菜乃《ひらくさ なの》。よろしくね!」
リネ「菜乃さんですね。よろしくお願いします。私はリネと言う者です。
この異世界の|長《おさ》……あぁいや、受付を担当しています。」
菜乃「なるほど…そう言う人だったんだ。」
リネ「………。」
菜乃「?」
あれ…?私の苗字は……なんだったか……?
リネ「あ、苗字を思い出せなくなりましたか?」
菜乃「…うん」
リネ「ここ異世界において、苗字と名前に使われる感じは重大な個人情報と
なりうるので、取り消す作業を行うのです。」
《《ナノ》》「なるほど…」
リネ「そうだ。私たち、ここ異世界でシェアハウスを作っています。よければ
入居しませんか?」
ナノ「うん!楽しそう!」
〜シェアハウス〜
マホ「本当に来たーっ!よろしく!私マホ!」
ミツキ「あたしは主催のミツキ!よろしく」
ナノ「え、あ、私はナノ!よろしく!」
マホ「よろしく!」
ナノ(フレンドリーだな…あれ?リネさんは?)
ミツキ「能力と種族と武器の植え付けを遠隔でやってるんだと思うわ。」
マホ(あれ遠隔でもできるんだ)
ミツキ「植え付けられた時点で体に特徴が現れるわ。」
ナノ「…はへぇ…。ちなみにお二人の能力というと?」
マホ「時を戻す能力!」
ナノ「何それ強っ!?」
ミツキ「私は物を浮かして動かす能力よ!」
ナノ「便利そっ!?」
ミツキ「そろそろ終わったんじゃないかしら?手に力を入れてみなさい」
ナノ「う、うん。……」
マホ「…あれ、」
ミツキ「あ!植木が花を咲かせてるんだけど」
マホ「つまり…植物を操る能力!」
ミツキ「なるほどね!」
ナノ「あ…はへぇ…」
なんか…お遊び程度でやったことが、すごいことになっちゃった!?
ナノちゃんの設定→ https://tanpen.net/novel/c38e2442-f592-4cdc-aa1d-64fa4d1caa50/
異世界のんびりシェアハウス #4
くぅ…(?)
いっぱいリクエスト増えたので、これ以上増えたらちょっと…アレなのでね、
一旦貯めようと思います。スマセン
このシリーズは過去最長#20までいくかもしれないと確信していますねぇ…。ハイ…
???「♪」
???「あれ」
パサッ
???「………あ。」
???「リボン落ちた。」
???「どこ……」
???「まぁいいか」
???「って……こんな穴あったか?」
???「ここにリボンが落ちたのか……」
???「取り行くか……。落ちても後から鎌使って壁這い上がって……
なんとかすりゃあいいし。」
???「……っと」
……………?
---
〜異世界にて〜
リネ「ただいま〜!!!…です!」
ミツキ「やっと帰ってきた!あ、そうそう。マホちゃんとナノちゃんは、
さっき出掛けに行ったから。なんかナノちゃんが探索したいって言って、
まほちゃんも付いてった。」
リネ「そ、そうなんですね。」
ブルルルルル…
リネ「え!?ま、また新しい人が…!?」
ミツキ「今日は何だか多いわね。ふぁ〜ぁ。もう何だか眠たくなってきたわ。」
リネ「お姉様、食事が不足しているんじゃないんですか?食事が不足すると
能力も弱って眠くなりますし。」
ミツキ「あ“〜…分かったわ。とりあえずあそこのチョコ、食べようかしら…」
リネ(チョコ吸い上げて引き寄せようとしてる…そんなことしちゃあ…)
ミツキ「あ、チョコ溶けた」
リネ「もう…。私たち能力者にとって食事が不足するといいことはありません。
とくにお姉様の能力は怠け者になるリスクも高い能力ですからね?」
ミツキ「分かったわ…」
リネ「それでは、行ってまいります。」
ミツキ「はぁ〜い……」
---
リネside
リネ「ふぁ〜ぁ………そういえば私も昨日、夕食を抜かしてたんでした…」
ま、《《お姉さまのキャンディ食べたから事なきを得ましたけど》》…
リネ「きゃっ!?!?」
血……!?血だらけの包丁……!!!
人…?もいるけど…いや、羽が生えてる……じゃあ…
吸血鬼…?
種族植え付けってこんな早くなるもんかな……
リネ「す、すみませ〜ん……」
???「ん」
リネ「落ち着いて聞いてくださいッここは異世界でしてぇ〜」
???「は、」
リネ「あの〜お姉さんは、どういう経緯でここまで来られて…」
???「穴に……落ち…」
リネ「な…なるほど。珍しい事例ですね…」
???「あの…さ。異世界ってどういうこと?私さっきからさ、大事な作業が
終わって疲れ果ててたんだけど。《《大体私医者だし》》。」
リネ「お医者様だったんですね!?」
???「そんな驚くことでもないでしょ。医者って疲れるんだよ。
どうしてくれんの?」
リネ「あ、あのっ、それは《《お姉様のキャンディを食べれば疲労は落ち着く》》
と思いますので、ご安心を。」
???「ご安心を。じゃないんだよ、何キャンディって。キャンディ食べたら疲労
が落ち着く?5歳児?非現実的だよ。」
リネ「あ…ちょうどキャンディ手持ちにあるので、試しに食べてみます?」
???「毒が入ってるわけじゃ……ないんだ。じゃあ試しに…」
???「!?」
リネ「どうですか?」
???「す……すごい!!あんまり認めたくはないけど、すごいこれ!?」
リネ「良かったです。これは疲労回復の能力を応用して作られたものでして…」
???「…能力?」
リネ「あ、はい。当異世界では、危険なことは一切起きませんし、戦闘を
強いられることもありません。ですが、異世界というのは現実に
複数存在していまして、そのうちの異世界では危険なことが起きるのは
日常茶飯事程度で、戦闘を強いられることも分かりきった上に武器を
備えている、なんてところもあります。ですがここはそんなことは
一切ないように設計されている、いわゆる最先端な異世界なのです。
ですが全ての異世界には共通点がありましてね、それは来た人が
必ず能力や武器を植え付けられるということです。やはりどれだけ
最先端でありながらも、“敵”と呼ばれる災害や厄災のもととなる
悪魔たちは結構いたりもします。なのでそれを払うために武器などを
植え付けられます。」
???「……………………」
リネ「おっと、すみません。少し長くなってしまいましたね。納得していただいた
ようでしたら、植え付け作業を行いますので、どうか……。」
???「分かった…」
ブラディ「私は血王ブラディ!吸血鬼界の王ぞ……いや、なんでもないわ。」
リネ「ブラディ様ですね。それでは苗字の取り消しを行います。」
ブラディ「え!?ちょ、待っ…!!なんで!?苗字は貴重な……」
リネ「大変申し訳ございませんが、異世界においての義務でございます。
取り消すだけ取り消して、ブラディ様の脳内には残しておきました。
先程は、吸血鬼界の王族、と言いたかったのでしょう。王族の
あなた達にとって苗字は貴重な“王族である”ということの
証拠ということも知っていますが、義務なので、申し訳なく…」
ブラディ「…あんたも良く分かってんじゃん。名前は?」
リネ「私はリネと申します。以後お見知り置きを。」
ブラディ「ふーん…で、武器とかの植え付けもするんでしょ?」
リネ「はい。ブラディ様は既に種族がついていますよね…吸血鬼、ですよね。
既に種族がついている人間以外の方には、種族を植え付けませんから。」
ブラディ「あ、種族も植え付けるの?まぁいいか」
リネ「はい。そして武器はもうお手元にあります。」
ブラディ「あっ……何このでかい鎌。」
リネ「先ほどまで包丁を持っていましたが、それが鎌になりました。」
ブラディ「どういう技術…」
リネ「それではシェアハウスに移動しましょう。」
ブラディ「は?シェア…ハウス?どういうことよ、」
リネ「あぁ、お伝えし忘れていました。より快適に過ごすために、
私のお姉様がシェアハウスを作っています。
先入の方は今日だけで2人増えましたから…ご入居お待ちしておりますよ?」
ブラディ「へぇ…入りたいわ。家無き子じゃあ、困るし。」
リネ「良かったです!それは案内しますね。
---
リネ「こちらです。」
ブラディ「でっか…」
リネ「それでは私はここで失礼します。」
ブラディ「ちょ、え、」
リネ「部屋はちゃんとありますのでー!」
ブラディ「はぇー!?」
2630文字…長くなってしもた
ブラディちゃん結構可愛くないッ!?
ブラディちゃんの設定→ https://tanpen.net/novel/c288bd39-abef-4e60-b96b-533b6091d0ba/
異世界のんびりシェアハウス #5
#1〜4使ってキャラを3人登場させたんで#5は…
3人(マホちゃんナノちゃんブラディちゃん)+ミツキ、リネ ののんびりで行きます
ちなみになんだけど…ミツキとリネは募集企画から来たキャラじゃなくてねぇ
僕が考案したキャラなんだよー
ブラディ(どうすればいいの…鍵も持ってないし…あ、インターホン。)
ピンポーン
ミツキ「はーいっ!」
ブラディ「こ、こんにちは…?ブラディ、です。一応医者です。よ、よろしく」
ミツキ「そんな硬くならなくていいのよ!私はミツキ。よろしく!
にしても医者なんてすごいわね…」
ブラディ「どうも。あ、後私吸血鬼だからね?ふふっ」
ミツキ「えっ…じゃあ夕飯はどうすれば…?血?」
ブラディ「いや夕飯は普通ので大丈夫。でも、何か私の気に障ることしたら…
吸っちゃうから」
ミツキ「こっわぁ…」
ブラディ「っていうか先入がいるんでしょ?」
ミツキ「うん!二人ともすっごく可愛い子!マホちゃんとナノちゃんって言うの。
今は外に遊びに行ってるけど。」
ブラディ「へぇ…というか合鍵ってある?ないと困る。」
ミツキ「あ〜、合鍵ねー。ちょっと待ってて〜。なんか最近どっかの能力持ちが
やらかしたみたいで〜、温度差エグいんだよね。ほら、朝は焼け死ぬほど
暑かったのに今はすごい寒いじゃん?だから入って入ってー!」
ブラディ(「入って入ってー!」までが遠すぎる。)
ブラディ「じゃあ、お邪魔しまーす…」
---
〜2分後〜
ガサゴソガサゴソ…
ミツキ「ん“〜おもい〜」
ブラディ「え…何。合鍵無くした?」
ミツキ「いやちょっとさぁ〜、無くしたんじゃなくて〜…」
ブラディ「え!?何!?でっかぁ!?」
ミツキ「そうなの…合鍵ね、ここの家に住むときリネが心配だからっつって
合鍵10個くらい発注したつもりが、間違えて100個発注してさぁ…
捨てるのも分別わかんないし、…100個の鍵を輪っかに全部敷き詰めた
結果が…これよ」
ブラディ「何も無理やり敷き詰めなくても…」
ドンっ
ミツキ「さ!この鍵の中から好きなの選んで!」
ブラディ「いや全部同じだし」
ミツキ「…確かに」
ブラディ「何でもいいからこれにしよ…」
ミツキ「じゃあなんか分かるように印つけといて〜!」
ブラディ「うん…」
ミツキ(そ、そっか…ブラディちゃん吸血鬼だから、血を操れるんだわ…
何にしても血を操って鈴を作るなんて器用すぎるわよ…)
ブラディ「これで落ちたとき鈴がなるから分かりやすいでしょ」
ミツキ「す…すごい!IQどんくらいあるわけよ…」
ブラディ「200。」
ミツキ「え」
ピンポーン
ミツキ「あ、そうだ。マホちゃん達は合鍵持ってないんだわ…
はいはーいっ、今出まーす」
ブラディ「…」
ガチャ
リネ「お姉様。」
ミツキ「あ、リネ?どうしたの?」
リネ「ブラディ様の種族と武器の植え付けはもう完了しましたが、
能力の植え付けがまだ終わっていなかったようで、つい先ほど
完了いたしました。吸血やら空を飛ぶやら血を操るやら、吸血鬼
らしい能力が植え付けられたようですね。ただ、吸血は前から
できるようです…」
ミツキ「なるほどね。わかったわ!あ、あと、マホちゃんとリネちゃん、まだ
合鍵持ってないのよ…だから届けられるかしら?これ…」
リネ「はい。遊びに行くのなら中央広場でしょうからね。」
ミツキ「よろしくねーッ」
ブラディ「中央広場…?この異世界、一体どんくらい面積あるのよ」
ミツキ「そうねぇ…10平方キロメートルくらい、じゃないかしら…」
ブラディ「結構広いんだ…」
ミツキ「地図…いる?」
ブラディ「一応もらっとく」
ミツキ「オッケー。じゃあこれ、」
ブラディ「…どうも」
ミツキ(ブラディちゃん、馴れ馴れしいと思ってないかしら…
結構可愛いから距離詰めて行っちゃったわ…)
ガチャ
マホ「たっだいまーっ!」
ナノ「ただいまー」
ミツキ「あっ!おかえりーっ!!」
マホ「はぇ!?ま、また新しい人増えたーっ!」
ナノ「ちょ、先に手洗うよ?」
マホ「わ、私もーっ!」
ブラディ(元気そ…)
マホ「こ、こんにちは!私マホ!よろしくね!」
ブラディ(あ、ちょっと可愛いかも…)
ナノ「私はナノ。よろしく」
ブラディ(この子もなんか可愛いかも…二人とも年下っぽいな)
ミツキ「で!この子がブラディちゃんね!仲良くしてあげてね〜♡」
マホ「はーいっ!よろしくねー!」
ナノ「うん、よろしく。」
マホ「あ、そうだ!ブラディちゃんは、どうして異世界に来たの?」
ブラディ「穴に落ちた。」
ナノ「へぇ…なんか怖いね。私は魔法陣に乗ってここまで来た。」
マホ「え!私も魔法陣!一緒だね〜っていうかバイト先に辞表とか
出さなきゃいけないかな…」
ミツキ「自動発行とかできるけど…どうする?」
マホ「じゃあ、してもらおうかな!あと退学書も!しばらくはここに
いようと思ってるし!」
ナノ「私も…お願いできる?」
ミツキ「オッケー!リネに頼んどくねー。」
ブラディ「…自分は何もしなくて大丈夫。地球に置きっぱの荷物は
こっちにまた来るんでしょ」
ミツキ「今夜あたりに来ると思うわ。」
ブラディ「部屋は?」
ミツキ「あ、あっちだけど…大体12部屋くらいあって〜」
マホ(どうりで家がめっちゃデカいわけだなぁ…)
ナノ(というか、どれくらい人募集するつもりなんだろ)
ブラディ「多いな…」
ミツキ「あのさブラディちゃん。」
ブラディ「?」
ミツキ「私と部屋、一緒でもいい」
マホ(えっ!?な、何この展開〜っ!?)
ナノ(やっぱりちょっと感じてはいたけど…ミツキさんってブラディさんのこと
ちょっと好きだったりして?)
ブラディ(…)
ミツキ「あ、あのっ!嫌だったら別にあの…いいんだけどさ」
ブラディ「いい、けど…嫌だったら吸うよ?」ぼそっ
ミツキ(こわーーーっ!)
ミツキ「も、もちろん!す、吸いたいだけいいからさぁ…?
不味かったらごめんね」
ブラディ「じゃ、それが交渉条件ってことで…よろしくね。」
マホ「ね、ねぇナノちゃん、私たち部屋一緒にする?
今日ナノちゃんと遊んで、なんか楽しいなって思ってさ!」
ナノ「…いいよ!」
マホ「やったーっ!!」
---
〜夜〜
ピンポーン
リネ「…っと。ちょお姉様〜開けてぇ〜すごい荷物があるんですけど〜」
ミツキ「あ、荷物届いたのね。みんなーっ!」
みんな「!」
リネ「あ“〜ちょっ、なんかコレだけやけに重いな〜」
ブラディ「あ、それ私のかも…」
リネ「あ、はい、どうぞ。重いんで気をつけて。」
ブラディ「…軽っ?」
リネ(すげぇ)
ミツキ「あ、これがマホちゃんのかな〜。でこれがナノちゃん?
結構重いよ〜」
---
〜ミツキ&ブラディの部屋にて〜
ミツキ(……なんか血の匂いがかすかに…)
ブラディ「ねぇ、」
ミツキ「はいっ“!!!」
ブラディ「あっちの引き出しは…絶対開けないでね」
ミツキ「はいッもちろん開けません!!!」
ブラディ(吸われたくないからって必死になってる感がすごい…)
ミツキ(なんかあの引き出しから…?血の匂いがするのかな…)
ブラディ「引き出しに鍵ってかけられるの?」
ミツキ「あ、かけられるよ…これが鍵。」
ブラディ「……ありがとう。」
ミツキ(鍵かけるんだ…しかも血の匂いまで……なんか怖…)
ブラディ「ねぇ、これからどうやって暮らせばいいわけ?」
ミツキ「…えっ?」
ブラディ「だから、ただ|居候《いそうろう》してるだけじゃ給料も出ないし」
ミツキ「あ、近くに病院あるからそこで働いたら?それか、
リネのところバイト募集してるよ。」
ブラディ「そうなんだ…明日見に行ってみよ…ていうかここ人口
どんくらいなの?」
ミツキ「8000人くらい?」
ブラディ「げっ、人多いんだ…あ、もう12時だ。…おやすみ」
ミツキ「おやすみ…」
ミツキ(あの引き出し…一体何なんだろう)
---
(メタ情報)
異世界マップ(筆者作)→ https://firealpaca.com/get/KTuIU5hd
シェアハウスの間取りは出来次第公開します
次回は新しい入居者さんも来ますのでお楽しみに!