編集者:ギミック
山田さんという名前のトイレの花子さんのお話です。
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目次
トイレの花子さんは山田さん
微メタです。
あたし山田さん。トイレの花子さんなの。ありふれた花子さんなのよ。
なんで山田さんかって?元々は山田さんだったからよ。
そう、あたし元々は人間だったのよ。
そうだ、ここを見つけてくれたお礼に、あなたに花子さんの秘密をおしえてあげましょう。たとえば…あら?
「ななちゃん!ここのトイレ、花子さんが居るんだって!花子さん見てみない?」
「え〜、怖いよ〜、嫌だぁ!」
お客さんが来たみたい、遊んであげましょうか。
とんとんとん
「花子さん、花子さん、いらっしゃいますか」
「や、やめようよりりちゃん」
「えー、でも、どうせいないからいいじゃん、ほら、返事返ってこないよ?」
『はぁい。』
「え?ななちゃん?」
「っひ!私じゃない!」
「え、じゃあ…」
『あたし、花子さん。』
「ひっ!や、やだ!あっちいって!怖い怖い!」
「りりちゃん、か、帰るよ!」
タタタタタタタ…
あら、帰っちゃった。つまらないの。
…まあ、花子さんのやることは、こんな感じね。いいお手本になったわ。
え?何で花子さんって言うのか?まぁ、[花子さん]は、役職名みたいなものねぇ、昔、山田さんと言ったら怖がられなかったからっていう理由もあるわ。
お化けにとって、怖がられないのは死活問題よ。流せないトイレと同じぐらいなのよ。
…あら、お時間ね。また会いましょう。
自己紹介の山田さん
一部自分の性癖含みます。
ついに、この時がきたのよ。自己紹介の時間なのよ。じゃんじゃん答えるのよ。
まずは、好きな食べ物ね?腐ったものが好きよ。いろんな意味で…ね。
次に、嫌いな食べ物…アンチね。…あら、これは食べ物じゃないわ。
まあ、名前は、山田よ。苗字だけどね。名前は…秘密よ。
友達は…。
『どうせ私は陰キャでオタクで腐ったものが好きでコミュ力無くて花子じゃなくて山田だしマツケンサンバ踊れないし赤い釣りスカート着てないしおかっぱでもなくて着てるものなんて毎日同じだしバリバリ平成女児だし…。』
「おい何か聴こえたぞ、どこだ?今って2時だよな?夜中の」
「聴こえたな…女子トイレか?」
大変、聴こえてたみたい。これに関しては無視に限るわ。山田さんは臆病なのよ。
--- ---
…行ったみたいね。
自己紹介は終わりよ。事故しか招かないのよ。事故紹介なのよ。私の心は豆腐メンタルなのよ。
………今日は、花子さんの㊙事情について話すわ。箇条書にするのよ。
・平成後期の学校のトイレを好むわ。トイレの花子さんが学校のお化けとして知られ始めたのは1980年
代…昭和だけれど、昭和のトイレは…汚いし…私たち平成生まれの花子さんには、ちょっと…ねぇ。
・花子さんは、代々受け継がれているのよ。まぁ、選定基準は、いろいろあるわ。これはさすがに言え
ないわ。
・花子さんは、怖いイメージがあるけど、基本的には臆病なの。無害なのよ。
だって、私たち平成生まれなのよ。
・花子さんは、元祖花子…初代花子を祖とした流れよ。そこらへんに居るわ。わんさか居るのよ。
わかった?最近は少年の花子さんもいるみたいなのよ。
p○xivによく漁りにいくわ。あ○だいろ先生に感謝なのよ。
…ここだけの話、推しが泣いたり体調不良になったりするものが大好きなのよ。
供給少ないけどねぇ…。
続く