名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
設定
新シリーズ・・・月雪家の日常。
設定集です‼︎
とある日。
日頃から愛を与えて貰えなかった__社会で言うネグレクト__を受けていた俺たち兄弟。
日常生活のストレスから年下3人に手を出した両親に照がブチギレ。
そっから両親とは絶縁状態。
9人でまた新しい“家庭”を築いている。
(照から2人目の母__いわゆる継母。)
---
|月雪《つきゆき》家
辰哉考案の家紋 ☪︎☃︎
(実際に使った事はないらしい)
長男 月雪 辰哉 (age26)
→器用で料理を除けば大体のことは出来る。
ゲームセンターの店長で、クレーンゲームの達人としてテレビに出演したことも。
優しくて穏やか、みんなをまとめる事が出来る人その1。
次男 月雪 大介 (age26)
→明るくて月雪家の元気印。
辰哉によると昔はめちゃくちゃ暗かったらしいが、現在は対照的に明るい。
声優をやっている。
ダンスは得意だが、球技は大の苦手。超絶アニオタ。
三男 月雪 翔太 (age25)
→双子の片割れ。
ツンデレ&塩対応だが、5歳児くらいの言動を見せるため、結構バブいと言われる。
超絶美容オタクで、美容皮膚科で働いているほど。
四男 月雪 涼太 (age25)
→双子のもう片割れ。
立居振る舞いが貴族。
料理が上手く、レストランの料理長を務めている。
五男 月雪 照 (age25)
→腕力最強、筋肉隆々の頼れる、みんなをまとめる事が出来る人その2。
筋トレに関しては超ストイックで、年下3人(特にラウールと蓮)をダンベルにしがち。
一方で甘党×結構怖がり。
ダンスの振り付け師兼ジムのトレーナー。
六男 月雪 亮平 (age25)
→月雪家の頭脳。大学院卒。
また、月雪家の姫。めちゃくちゃあざとい。
塾の先生を務めていて、人気らしい。
七男 月雪 康二 (age24)
→月雪家のお笑い担当。
何故か関西弁を話す。
辰哉の次に器用で、カメラマンをしている。
雑誌に写真が載る事もしばしば。
八男 月雪 蓮 (age21)
→月雪家のイチのイケメンと言われる。
天然で少し抜けている所がある。
モデルとして芸能界で大活躍中。
九男 月雪 ラウール(age16)
→月雪家の天使(末っ子)。
亮平の次に頭が良い。
すらっとしていて身長が高く、兄弟全員ラウールに甘々。
高校生。
---
こんな感じです‼︎
家の内装は以前SnowMan短編集で紹介してるのと同じだと思ってください。
---
ー月雪家のルールー
➀他の人の部屋に入る時はノックor一声掛ける‼︎
➁挨拶は毎日欠かさず行う‼︎
➂健康第一。体調悪い時は無理せず他人を頼る‼︎
➃共用部分は綺麗に使う‼︎
➄勝手に人の物を食べない&使わない‼︎
(自分の物は名前を書く‼︎)
➅食事は9人揃って食べることを心がける‼︎
(喧嘩してても‼︎)
➆深夜〜早朝(22:00〜翌朝5:00)までは静かに‼︎
➇戸締りしっかり‼︎
➈優しさを大事に‼︎
〜楽しむって勝ちでしょ&ひとりじゃないって最強だ、をモットーに‼︎〜
---
月雪家、個人のルール
辰哉 喧嘩あんますんなよ…?
大介 アニメ鑑賞中はタイミング見て声かけて?
翔太 俺の美容用品勝手に使うな‼︎
涼太 料理中は危ないから近寄らないでね〜
照 筋トレ用具は危険だから触るなよ?
亮平 勉強の邪魔をしないでください‼︎
康二 写真勝手に見ないでや〜‼︎
蓮 俺のペースに合わせてください…
ラウール 部屋勝手に入らないで〜‼︎
---
てことで、こんな感じで話進めていきます‼︎
SnowMan短編集もあるので更新は気まぐれですが、よろしくお願いします‼︎
月雪家の1日。
am5:00
1番早く起きるのは涼太。
彼は朝早くからレストラン用の仕込みと9人分の朝食の用意、必要な人の弁当作りをする。
涼太が朝早く起きてこれを行う|原動力《エネルギー》にする物は、勿論。
涼太「…やっぱりいいわ」
8人の寝顔。
これ以上に原動力となる物はない、と涼太は考えている。
---
am7:00
大介「おはようピーマンでありまぁぁぁぁす‼︎」
この掛け声で月雪家の1日は始まる。
涼太「おはよ」
辰哉「大介様今日も元気ですわね」
大介「なんてたって俺は月雪家の元気印だからな‼︎…ってなんだよそのキャラ…w」
亮平「騒ぎすぎると声優の命の声枯れるぞ」
大介「枯れないように特訓してあるので大丈夫でぇす‼︎」
亮平「あっそ」
大介「亮平…?どうかした…?お前、今日冷たいな」
亮平「…(はぁ…また始まったぞ、大介劇場)」
大介「まさか、、、‼︎お前、亮平じゃないな⁉︎」
亮平「正真正銘月雪亮平です」
大介「にゃはっwww流石に分かるよーん」
辰哉「はいはい。りょーちゃんもだいちゃんもイチャイチャしないでください」
亮平&大介「「しーてーなーいー‼︎///」」
辰哉「そういう割に息ぴったりじゃん」
ラウール「おにぃちゃぁん、おはよぉ」
辰哉「あらまぁらうちゃんじゃないのぉ♡」
ラウール「おかーさん‼︎おはよっ」
亮平「いつから辰哉母になったん」
辰哉「うふっ♡…ていうかいつもだろ」
亮平「…こいつが母…断固拒否」
大介「なんか今日本当にりょーへいおかしくない?大丈夫?」
亮平「いや…9割原因大介ね」
大介「ごめんて‼︎」
照「ん…騒がしい……」
辰哉「あらまぁひーくんじゃないのぉ♡」
照「⁉︎(ぞわっ)」
辰哉「そんなぞわっていう効果音に…ドン引きって感じの顔しないで…母さん悲しいわ」
照「…辰哉、お前大丈夫か…?…いや、ひーくんだけども…。あとなんで効果音見えるの」
辰哉「おほほほほ♡……ごめんごめん。おはよう」
照「ぇ、、うん、おはよう…www」
涼太「お客様、おはようございます。本日のモーニング、メインはホットケーキでございます。ヨーグルトにはご自由にトッピングをどうぞ。お飲み物は紅茶とコーヒーがありますので、気軽にお申し付けください」
5人「「「「「料理長…‼︎頂きます‼︎」」」」」
涼太「そーのーまーえに。残りの3人をお呼び頂けますでしょうか」
5人「「「「「承知仕りました」」」」」
数分後。
寝ぼけ眼×寝癖という完全に眠たそうな状態で降りてきた3人。
翔太「…もうちょい寝かせろ………」
亮平「だめだめ。ゆり組を見なければ俺の1日始まんないの知ってるでしょ」
翔太「それ………りょう、、へいの、自己満、だろ、」
亮平「いいでしょー。兄弟なんだしぃ」
翔太「…ん、大介」
大介「あぁざとい警察どぅぇぇぇす‼︎とぅぁいほぉ‼︎」
亮平「捕まった…w」
涼太「早く翔太も目を開けなさい、立って寝ないの」
翔太「…眠いだろ」
涼太「朝食抜くよ」
翔太「あ、待て、それは辞めろ」
涼太「料理長には逆らわないことをお勧めします」
翔太「ごめんなさい」
亮平「あぁぁぁあああゆり組…♡」
ゆり組とは、この双子の事である。
二人とも1番最初に覚えた言葉が「ゆり」だかららしい。
(なんでゆりなのか…?by長男・辰哉)
康二「今日の朝食はなんや…?」
涼太「本日はホットケーキでございます」
康二「やったーー‼︎食べるわ‼︎食べる‼︎」
蓮「ん〜…………ひ、かる、く…ねむ、い、、、ぎゅー………」
照「おぉ、」
辰哉「おい蓮‼︎俺の照を|奪《と》るな‼︎」
蓮「ん……やだ…」
辰哉「れーーーんーーーー」
蓮「ごめんなさいごめんなさい辰哉くんゆるして」
辰哉「可愛いから許しますこと」
蓮「…?辰哉くんなんかおかしい…?」
照「そのキャラ辞めろって」
辰哉「そろそろ限界を迎えて終わりますのでお許しを」
照「…」
涼太「朝食のお飲み物の希望をお伺い致します。コーヒーか紅茶をお選びください」
辰哉「あー…カフェオレ」
亮平「カフェオレ有り?」
涼太「勿論でございます」
大介「砂糖×ミルク増しまし(9割砂糖とミルク)でコーヒー」
翔太「気分で紅茶」
照「普通にブラックで」
亮平「俺コーヒー」
大介「亮平、、⁉︎お前コーヒーだったからおかしかったのか⁉︎」
亮平「うん?(大介何言ってんの?)」
康二「コーヒーでぇぇ‼︎」
蓮「コーヒー」
ラウール「翔太くん一人だと悲しくなっちゃうから紅茶‼︎」
翔太「別に悲しくなんないけど」
ラウール「え‼︎じゃあコーヒー」
翔太「…や、やっぱいい」
ラウール「じゃあ紅茶‼︎」
涼太「少々お待ち下さい」
そうして月雪家の騒がしい朝食の始まりなのである。
---
am8:00
それぞれの学校・仕事場へ出発。
1日の闘いの始まりだ。
---
noon
学生組はここでランチタイム。
涼太料理長の美味しいご飯を食べて午後の授業のエネルギーを取り戻す。
---
pm1:00
辰哉・翔太・亮平はここで弁当。
こっちも午後の仕事のエネルギーにしているのに違いはない。
辰哉「あー…生き返るわ」
店員「何がっすか」
辰哉「この弁当」
店員「うわ、美味そうっすね」
辰哉「でしょ〜?うちの自慢の弟が作ったの」
店員「弟…?そんな万能な弟なんすか?毎日店長、アニメがどうとか、美容皮膚科がどうとか、Mr.甘党マッチョだとか、大学院卒だとか、カメラマンだとか、超絶イケメンだとか、天使だとかって言ってるっすよね〜」
辰哉「あー、言ってる。」
店員「…何人弟いたらそうなるんすか」
辰哉「8人」
店員「まじっすか⁉︎」
うん、と頷きおにぎりを頬張りながら9人の集合写真を見せる。
店員「うわ…え、⁉︎あ、えええ?」
辰哉「www」
店員「え、あの某アニメの月雪大介さん、⁉︎え、めちゃファンです…あ、⁉︎超人気美容皮膚科の…え⁉︎あのMoonSnowRestaurantの…料理長?え、ええ?この人あれですよね、バランすのダンスの…えええ?有名な塾の先生…え?先月号の某カメラ雑誌の表紙に載ってた写真撮った康二さん?…あああ‼︎まって、月雪蓮さんじゃないですか‼︎モデルの!しかも隣の人もなんかモデル体型じゃないっすか…」
辰哉「うん、うちの兄弟」
店員「まじっすか…‼︎店長凄い家族ですね」
辰哉「んー、そうかなぁ?うちの兄弟全員可愛いくて天使だけど」
店員「…(意外とブラコン……?)」
同じ頃…
「月雪先生、午前の診療終わりましたよ」
翔太「んぁ、マジ?おっけ、せんきゅ」
そう言って院内にある休憩スペースに向かう。
待ちに待ったお昼ご飯。
俺の片割れ、涼太の弁当。
美味いからな〜。
ニヤニヤしてると、
同僚「おぉ、月雪、お前何ニヤニヤしてんの」
翔太「ん、俺?弁当」
同僚「うわ…‼︎美味そ」
翔太「んだろ?」
同僚「誰作ってんの?」
翔太「双子の弟」
同僚「料理上手くね?」
翔太「レストランの料理長だからな」
同僚「レストラン…?MoonSnowRestaurantの?」
翔太「そうそう。今度行ったら月雪翔太の同僚ですっつってみ?」
同僚「え、絶対言うわ」
同じ頃…
生徒「りょーへーせんせー‼︎ありがとぉございました‼︎」
亮平「うんうん。気をつけて帰ってね〜」
午前最後の生徒。
見送ってから、塾のレストスペースへ。
亮平「いただきまーす」
他の先生「弁当?手作りじゃない?」
亮平「うん。美味しそうでしょ」
他の先生「美味そう」
亮平「美味しいの‼︎」
他の先生「亮平先生の手作り?」
亮平「ううん。お兄ちゃん」
他の先生「いいお兄ちゃんじゃん‼︎…ていうか前さ、他にも兄弟いるって言ってなかった?」
亮平「うん。俺含め9人兄弟」
他の先生「まじで?」__
話に夢中になりすぎて休憩時間が残り5分になってしまったのはまた別の話ね?
---
pm3:00
大介「レコーディング終わったー‼︎」
今日は某有名アニメの劇場版の収録。
劇場版だから1時間分ぐらい収録したんだよね。
しかも俺実は悪役って言う…www(これは兄弟に内緒ね?)
だから結構声低めにしないとだし、裏切る時の演技とかも必要だから…
結構苦労。
大介「ふはははは。俺は実は■■組織の幹部、悪太r@#¥*?」
みたいな。結構ミス多め。カミカミ。
やっと帰れる。
涼太のレストランに寄り道してこっかな〜。
---
pm4:00
ランチタイムもほぼ終わりかけ。
客足が遠のきつつある時にお客さん。
涼太「いらっしゃいませ…って大介じゃん」
大介「りょぉーたぁー‼︎来たぞ〜‼︎」
まだ一応お客さんいるからね?
しかもあなた結構有名人なんだから静かにしないと…
客1「えっ…⁉︎大介くん…⁉︎あの、〇〇っていうアニメの…」
大介「せーかい‼︎〇〇の××役やってる月雪大介でーす‼︎」
客2「ファンなんです‼︎サインください‼︎」
大介「勿論‼︎どこがいい…?」
客1「ノートにお願いします‼︎」
サラサラとサインを書く大介に思わず笑顔。
優しすぎる…。
客2「え、ここの料理長さんとどういうご関係で…」
大介が意味ありげに俺を見る。
どうぞ、と微笑む。
大介「兄弟‼︎」
客「「えええ⁉︎」」
大介「今日からここを俺の聖地とする‼︎」
…元々人気レストランだったんだけど、今日この日からレストラン激混みになったんだよね。
同じ頃。
ラウール「下っ校ぉぉ〜、下校‼︎」
康二くんが歌ってた『下校の歌』(作詞作曲:月雪康二)を歌いながら下校。
今日は部活無しなのでご機嫌が良いのです。
今日の晩御飯何かなぁ〜。
ハンバーグがいいな〜。
(昨日もハンバーグだったけど…?by四男・涼太)
ま、帰ってからのお楽しみだね‼︎
---
pm5:00
ディナーの始まり。
注文殺到中。
バイト「りょーりちょー‼︎パスタ2、ハンバーグ1、今日も一日頑張れプレート…?1でーす‼︎」
まさかのディナータイムに来て裏メニューの今日も一日頑張れプレート。
しかもこれランチ限定裏メニューなんですけどw。
…まぁ作るけどね。
バイト「料理長、提供してもよろしいですか?」
料理長「あー、パスタとハンバーグはどうぞ」
バイト「えっと、、こっちは?」
料理長「俺が直接行くよ」
バイト「…え、?あ、はい分かりました」
裏メニューを提供しに厨房を出る。
蓮「涼太くん‼︎」
涼太「蓮かー…」
蓮「だめなの?」
涼太「…あなたお金払わないじゃん」
蓮「ひどいなぁ。別にいいじゃん、兄弟なんだから。大学帰りだし元気出そーって思って」
__兄弟なんだから。
朝も亮平が言ってたけど。
この言葉に月雪家は弱い。
涼太「…いつかうちの従業員に捕まるぞ」
蓮「りょーたくんが守ってくれるでしょ」
涼太「…www」
蓮「ありがたく今日も一日頑張れプレート頂きます」
涼太「うん、そうして。食べ終わったら厨房来て」
蓮「うん。あ、それと今日も弁当おいしかった。ありがとう」
今日《《も》》、と言うところが蓮なりの優しさ。
可愛いし、嬉しいし。
最後まで頑張ろうと思います。
---
pm6:00
ここで俺が店長を務めてるゲーセンは閉店。
え、なんでこんなに早いのかって?
表向きは子供の安全確保。
裏は早く我が天使の弟たちに会う為。
(完全なるブラコンだよね…by六男・亮平)
いや‼︎
だって‼︎
弟たち全員可愛いじゃないか‼︎
本当にこの兄弟で良かったし、兄でよかったよ‼︎泣
辰哉「はいへーてんでーす‼︎出てって〜」
客「うわ、閉店かー…ま、でも子供の安全確保には丁度良いよね」
そんな中居なくならない客が1人居た。
何歳だろ。
5か6?くらいの子供が1人。
昔の照に何か似てるような…
辰哉「どうしたの?今日はもうお店閉まっちゃうよ」
子供「これほしぃの」
辰哉「また明日来てくれる?」
子供「こぇない」
辰哉「なんで?」
子供「きょうおひこし」
辰哉「お引越ししちゃうのか‼︎それは悲しいね」
子供「ちゃう。ぼくはひこししない」
辰哉「…?」
子供「おぉもあち」
辰哉「お友達引っ越しちゃうの‼︎そっかそっか。お友達にこれあげたいの?」
さっきからこの子がずーっと離れずに見てるのはくまのぬいぐるみ。
康二あたりがこの子と同じぐらいの時にねだられたの覚えてるー…。
景品獲ってあげるために俺はクレーンゲーム極めたんだよね。
子供「くま」
辰哉「くまさん欲しいの?」
子供「うゆ。おおきくなったらとろーねってやくしょくしたの」
辰哉「だけどお友達引っ越しちゃうもんね…」
子供「しょうなの。あげたいのぉ…」
店員「店長何してるんすか、もう閉店っすよ」
辰哉「ごめん、先帰ってていいよ」
店員「いいんすか?…うっす、お先失礼します」
子供「てんちょーさん?」
辰哉「あぁ、まぁ一応肩書きだけはね」
子供「てんちょーさんならとれりゅ?」
辰哉「もちろん」
そう言って100円玉をゲーム機に投入して、スタートボタンを押す。
…やっぱクレーンゲームはいつやっても楽しいわ。
決定ボタンを押せば、アームが降りてくまを掴む。
そのまま景品口にぽんと落ちた。
子供「くましゃん‼︎」
辰哉「はい、どぞ〜」
子供「てんちょーさん、ありゃと‼︎」
そう言ってとことこと歩き始めた子供を見つめ、微笑んだ。
よし、帰るか。
---
pm8:00
今日はここで授業終了‼︎
やっと帰れる〜‼︎
お腹もぺこぺこだし、阿部。
超高速安全運転で帰りまーす‼︎
(この後事故りかけた)
キキーッ‼︎
亮平「うっわ‼︎すみませんすみません‼︎」
「気をつけろよ」
亮平(やっちゃった…)
同じ頃。
うっし。午後の診療(俺は)終了。
今日は整形手術(ほんとは俺担当じゃない)までやらされて…
マジで緊張した。
手ぷっるぷる。
まぁ弟たちに疲れを癒やしてもらいましょう。
んてことで、翔太帰りまー………
「月雪先生、追加で診療お願いします」
翔太「は、はあ?」
残業…
「ごめんなさい‼︎キャンセル枠に人入っちゃって…もう既にこっちの先生帰ってしまいましたので…」
翔太「…わあかった、やるやる」
残業じゃー、と兄弟に連絡し、診察室へ向かった。
---
pm9:00
閉店から早30分。
店内の清掃、整理整頓、明日の仕込み、食材の調達も終了したので料理長はやっと帰れます。
残業じゃー、と双子の片割れから届いたのをくすっと微笑みながら見て、電車の駅に向かった。
途中でなんか事故りかけてる亮平を見て、あとで叱っとこうと思った()。
同じ頃…
翔太「なぁ、次こそ診察終了だよな?」
「はい」
翔太「やーっと帰れるううううう‼︎」
「せ、先生、まだ患者さんいらっしゃるので静かに…」
翔太「ごめん。ま、お前も付き合ってくれてありがとな」
「いえいえ」
---
pm10:00
やっと帰宅。
帰った頃にはもう既にquiet time。(月雪家で静かにしないといけない時間帯。特に辰哉、大介、康二)
ラウールは明日ちょっとした行事があるみたいで、申し訳ないって言いながら寝たらしい。
その寝顔を拝んで、リビングに戻る。
翔太「ごめん、まっててくれてありがとな」
亮平「ゆり組を見るためならいつまでも待つよ」
辰哉「可愛い|弟《てんし》を見るためならいつまでも待つわ、お母さん」
翔太「辰哉、まだそのキャラ抜けてなかったのかよ」
辰哉「あら翔太くん反抗期?」
翔太「ちげえし…」
涼太「はいはい、拗ねないの」
翔太「…」
大介「にゃは、ゆり組だぁ」
亮平「はぁぁぁぁぁ♡」
辰哉「とにかく早く食べて寝ますわよ」
翔太「…」
照「早く食べろ」
涼太「冷めるよ」
蓮「てか康二なんでさっきからそんな静かなの」
康二「いや、ちゃうねん、なんかうるさいの定義がよく分かんないんや。やから静かにしてればええかな思って」
蓮「…あ…うん…」
なんやかんや食べて、風呂入って、自分の部屋に入って、11:00ちょい前にはみんな就寝。
---
辰哉「うちの兄弟こんな感じですこと、OKですの?」
大介「…辰哉大丈夫か?」
翔太「いい加減そのキャラ辞めないと俺が化粧で化け物に仕立てあげるぞ」
大介「そんなことしなくても元々化け物だろw」
涼太「翔太大丈夫、そんなことしなくても俺がパイ大量に焼いてパイ投げゲーム開催するから」
照「そんなことしなくても俺がダンベルがわりに辰哉持ち上げる」
亮平「俺が円周率100桁覚えるまで帰れない授業するから」
康二「辰哉にぃのバスタイム盗撮するで」
蓮「モデル体型に仕上げてあげる」
辰哉「うん、モデル体型にしてくれるのは別にいいかも」
ラウール「きゃはっwww」
---
Next Day
am5:00
…月雪家の騒がしい1日がまた始まる。
台風.1
亮平side
今日は塾休校日。
なので俺1人(寂しく)留守番中です。
…なんで今日に限ってみんな仕事やら学校やら入っちゃうかな。
ま、そんな事言っても何も変わんないんで諦めますけど。
ふと側にあったリモコンを取ってテレビをつけた。
…今の時間全部ニュース。
最近ニュース見れてなかったから、丁度いいか。
『スーパー台風14号が明日には発生すると見られます』
まじ?
久しぶりにスーパー台風なんて言葉聞いたわ。
…実は俺、気象予報士の資格持ってるからさ。
こういうのって興味湧いちゃうんだよね。
思わずテレビを凝視。
ー
アナ1『このスーパー台風、何が懸念点でしょうか?』
気象予報士『そうですね。今回は関東に直撃するとあって、結構皆さん心配されてるのではないでしょうか。この台風はいわゆる「風台風」で、都市には特に影響を及ぼしやすいと思います。転倒者が増えたり、公共交通機関に影響__例えばですね、高速道路の速度規制や閉鎖、電車や新幹線の遅延ですとか。あとは建物の倒壊なども心配ですね』
アナ2『そうですか。今からできる対策などはありますか?』
気象予報士『やはり、備えに尽きると思います。食品のストックや非常用持ち出し袋の準備だったり、あとはハザードマップなどで確認しておく事ですね。これは一人暮らしでも、家族などでも重要だと思います』
アナ1『ありがとうございます、やはり備えですね』
アナ2『皆さんも早めの備えをお願いします』
アナ1『では、次です。昨日未明___』
ー
そこでテレビの電源を切った。
時間はまだお昼前。
…備えとくか。
うちの家族…っていうか兄弟?
人数多いからまだ商品がある内に買わないと買い占めみたいになっちゃうからさ……ね。
ってことでレッツゴー。
---
照side
ジムの仕事はここでひと段落。
次は15:00〜だから、一旦家にでも帰ろうと車に乗り込もうとした時。
ピコン♪
っていう通知音がスマホから。
照「…なんだろ」
メッセージアプリを開いたら、亮平からだった。
『ひかるーーー‼︎助けてっ‼︎』
…何があったんだ。
亮平は本当にやばい時、逆に冷静なメッセージ送ってくるタイプ(?)だから、そんな大した事じゃないと思うけど…
その後にもいくつかメッセージが届いてたのでスクロールしてみれば、
『買い物行ったけど』
『買いすぎた』
『重い』
『持って帰れない』
『助けて』
と続いてた。
なんか買うものそんなあったっけ、って思いながら疲れているであろう亮平を想像して飲み物を買い、車を発進させた。
---
照「あ、亮平」
おーいって手をぶんぶん振ってるあざとい亮平が。
手には溢れんばかりの商品。
照「置いておいて」
亮平「ありがとー…」
肩で息をしながら後ろの座席に荷物を置き、助手席に座ってくる亮平。
照「重かっただろ」
亮平「うん。正直照来なかったら俺もう……」
この兄弟は基本、兄・弟関係なく普通に呼び捨て。
年下3人は結構くん付け多めだけど。
照「…www」
亮平「とにかくありがとう」
照「それはどうも」
ついでによかったら、とさっき買った飲み物を渡す。
亮平「やば、照、神じゃん‼︎しかも俺が今1番飲みたかったやつ‼︎……監視してる?」
照「違うってばw」
亮平「もうマジ好き‼︎…あー、もう照と結婚したい」
照「…辞めろw」
亮平「大好き」
それだけ言って飲み物を一気に半分くらい飲み干す亮平。
照「てかさ、なんでそんなに買ったの?なんか欲しいもんでもあった?」
亮平「んーん、なんか台風来るらしいよ」
照「げっ、マジ?」
亮平「そうそう。スーパー台風って言って、アメリカの基準だったっけ…っか。風が秒速67m超えれば確かスーパー台風って言うの」
照「へー。…まぁ気象に関してはよく分かんないけど……とにかくやばいってことね」
亮平「うんうん。早めに備えとかないとなって」
照「ん、ありがとね」
---
家に帰ってきた。
亮平が、疲れてるでしょなんて言って料理を作り始めた。
その間に俺もニュースを見て(時々亮平が解説挟んでくるから理解しやすかった)、台風の情報を取得。
大介「ただいまー」
照「あ、大介だ」
大介「にゃーっす」
亮平「おかえり」
大介「今日もう終わったからあとは家だわ」
亮平「あ、まじ?」
照「俺15:00からもう一回ジム行かないとなんだよな」
大介「そーなの?」
照「うん」
亮平「がんば‼︎」
照「w」
大介「てか|家《うち》でニュース流れてんの珍しくない?何見てたの?」
照「確かに」
亮平「あ、ちょうどやってる」
大介「台風…?」
亮平「せーかい」
大介「うわ。やばいやつじゃ、あああああ‼︎」
亮平「大介うるさい」
大介「いやー…なんかさ、台風の進路図ってさ、どんどん進んでいくやつあるじゃん?時間進んでくやつ」
亮平「あー」
大介「それがさ、やっぱ実況的な感じでこの辺直撃すると叫んじゃうよね」
照&亮平「…?(よく分かんない…w)」
大介「まぁまぁ、それで2人とも備えやっといてくれたの?」
照「違う、亮平がしてくれたの」
大介「ほんと⁉︎亮平やっさしー‼︎」
亮平「うるさい…」
照「まぁまぁ、こいつは声が売りだから」
亮平「まぁね…」
大介「うん。で、どうする?」
亮平「なにが?」
大介「台風ってことはさ、どうせみんな休みになるっしょ?」
照「あ…」
亮平「確かに。辰哉は休みだろうし、大介は流石にこんな日収録ないっしょ?」
大介「うん。雨のシーンとか撮る役者じゃないからね」
亮平「で、翔太は意地でも行かなそうw。涼太はみんなの安全の為とか優しいこと言いそう。で、照は行きたくないんでしょ?」
照「ジムは多分臨時閉鎖するし、ダンスの仕事は家でも可能だから」
亮平「んで、塾は休校。康二は台風で写真なんか撮れないっしょ。蓮とラウは休み。蓮が仕事行こうとしても照が食い止めてくれるから大丈夫か」
照「俺をなんだと思ってるんだよ…www」
大介「ま、楽しそうだしいっか」
亮平「…www」
短い&更新遅い、でごめんなさい‼︎
台風.2
亮平side
照「第一回ウルトラミラクル台風備え会議…⁇なにこれ」
大介「ふはは‼︎照騙された⁇」
照「は…?あ、これ…なんか貼って…⁉︎」
べりべりっ、と台本(大介が用意)に貼ってある紙を力任せに剥がす照。
照「あー‼︎もう、大介だろ⁉︎」
大介「まあ俺も共犯者⁇だけど笑」
照「え、大介だけじゃないの⁉︎嘘…。」
康二「俺もやし、照兄以外のみんな共犯者やで〜w」
照「はあ…?なんで…」
拗ねたようにみんなを見る照。
蓮「ちょっと…いや結構言わせてみたかったから笑ごめん笑笑」
そう言って爆笑する蓮を睨む照。
辰哉「ちょっと‼︎そこだけで会話進めんな?」
辰哉が左側に座っている照、蓮、康二、大介に怒る。
亮平「右側帰っていい⁇」
大介「あー…。だめ」
ラウール「ねえ…早くその…⁇第一回ウルトラミラクルなんとかやろうよぉ」
涼太「大事なの台風備え会議の部分だよ…」
それな、と言わんばかりに頷く翔太。
ゆり組…❤︎
照「まあいいから会議しよ?」
照がぱんぱん、と手を叩いて注意をひく。
8人「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
---
結果、なんやかんや騒がしかったが(いつも通り)、追加で買い出し行くことで満場一致。
家族会議、面倒臭いんだよね、人数多いから…。
照「じゃあとにかく買い出し行くか…」
疲れた様子で突っ伏しながら言う司会担当の照。
康二「誰が行くん?」
大介、辰哉と1番を競えるほどうるさかった康二は元気そうに言う。
ラウール「5、6人ぐらいで良くない?」
亮平「…まあ人数は沢山いたほうがいいけどね」
あの時の地獄さを思い出しながら言う。
大介「大介重いの行けるよーん‼︎」
ぶんぶん、と腕を振り回しながら言う大介。
こいつもさっきまでめちゃくちゃうるさかったよな…
大介の目の前に座ってる翔太が、腕が顔面直撃する寸前で、華麗なる避けを決め、
翔太「お前とは一生ソーシャルディスタンス」
と捨て台詞を吐く。
これ、翔太の名言。
大介「えー‼︎」
翔太「この台詞に結構俺、命救われてんだよ。いつしかのカードゲームといい、料理といい、今といい」
ラウール「キャハハッ‼︎」
涼太「あー、料理懐かしいねww」
蓮「そんなのあったっけ?」
辰哉「あれな、餃子焼いてる時に大介が勢いよく水注ぎやがって水やら油やらが飛び跳ねた奴ね」
大介「ほんとごめんって‼︎料理だけは出来ないの‼︎」
あれ、なんかおかしくね?って思ったので、
亮平「料理《《も》》、だろ」
即座に訂正。
大介「ひどくない⁉︎」
辰哉「まぁ事実」
ゆり組「「事実」」
照「俺もそう思う」
年下3人「「「事実だね」」」
大介「ねぇなんでみんな、そんな俺のことボロクソ言うんだよ‼︎」
涼太「餃子は酷かったって」
やれやれ、と我が家のシェフが頭を抱える。
翔太「あれ最悪、全身ヤケド負う所だったぞ」
辰哉「掃除面倒だったわ」
康二「懐かしいやんなぁ」
照「はいはい、話脱線してますよ〜」
亮平「あれでしょ、買い出しの件」
翔太「荷物的にも9人みんなで行く…?」
蓮「翔にぃ顔赤いね、熱でもあるの?」
さらっと人の地雷を踏むのが蓮。
翔太「はあ⁉︎」
涼太「翔太落ち着いて」
亮平「…⁉︎ゆり組っ‼︎」
康二「亮平にぃ…」
辰哉「誰が兄かさっぱりだな」
照「お前もな」
辰哉「ん?照今なんk…」
ラウール「んで、結局車誰運転してくれんの?」
涼太「辰哉さぁ、そう言うところね」
辰哉「…」
康二「別に誰でもええんちゃう?」
照「蓮?俺疲れた」
蓮「え、俺⁇」
康二「え、免許あるやろ⁉︎」
蓮「…それはどうかなぁ笑」
亮平「何でwwwここ家だよ?」
辰哉「ここに免許なかったらどこにあんだよ」
大介「たしかにー笑笑」
ラウール「ねえみんななんで買い出し行くかの一言だけでこんなに騒がしくなるの⁇」
最年少の痛い一言。
亮平「そうだね…とにかく照車出しやがれて?」
大介「ブラック〜‼︎」
照「車出すから行くぞ笑」
亮平「照…⁉︎亮平に、従うのか…?」
照「ほら佐久間もみんなもいいから用意して笑」
---
兄弟−辰哉「「「「「「「「ただいまー」」」」」」」」
辰哉「おかえり」
大介「あれ、辰哉買い出し居たよね?」
辰哉「居たよ」
翔太「じゃあおかえりおかしくね?」
涼太「挨拶はしっかりしないと」
辰哉「違う違う。俺はこの家と一体だから、話せない家の代わりに言ってるの」
厨二病ですか?
この家と一体って…
亮平「え、…__きもっ__」
辰哉「亮平今なんか言った?」
亮平「うん。『__きもっ__』って」
大介「凄い‼︎声量の再現凄い‼︎亮平、声優なんない⁉︎」
亮平「遠慮します」
辰哉「スカウトいいから。ま、亮平は後で俺の部屋来いよ」
亮平「うぇぇ…」
康二「亮にぃええなぁ、俺も辰にぃの部屋行きたいんやけど‼︎」
蓮「俺も行きたい(部屋を荒らすため)」
辰哉「康二はともかく蓮は目的違うでしょ」
蓮「うげっ、バレた」
涼太「どうせ蓮の事だから辰哉の部屋荒らしたいとか考えてたんでしょ」
蓮「なんで分かるの…」
翔太「涼太には嘘が通じねえかんなぁ」
俺もそれに何回やられたことか、と言う翔太。
照「…ていうか蓮は嘘のレベルが低いから俺でもすぐ分かる」
大介「にゃはっw」
蓮「え゛」
照「亮平とかはよく考えて嘘を練り出すっていうか…だから俺には通じないけど、蓮は表情ころっと変わるしどこかしらに隙がある」
蓮「…えー……」
亮平「そうかな、嬉しい」
涼太「嘘を吐くのに褒めちゃダメでしょ」
照「褒めては無いよ、蓮との差を伝えたかっただけ」
康二「蓮きゅんが可哀想やん‼︎」
蓮「蓮きゅん呼び辞めてって何回言ったと思う?」
康二「そんなの知らないで?」
蓮「うはっ、俺も知らないw」
康二「なんやねん⁉︎」
亮平「36回目」
蓮&康二「「え⁉︎」」
亮平「うるさいから数えてた」
涼太「食材ダメになっちゃうから早く仕舞うよ」
8人「「「「「「「「あ、はーい」」」」」」」」
---
大量の食料を片し終え。
晩御飯も食べ。
荷物運びにも、片付けにも、(会話にも)、色々と疲れた俺ら。
と、そこで。
突然テレビがついたかと思えば、
アナ『速報です。緊急安全確保が△地区に発令されました。直ちに命を守る行動をしてください。現在、いわゆる「スーパー台風」14号が南方に直撃しています。現地と中継が繋がっています、××さーん』
××アナ『はい、こちら〇〇市△地区です。安全な屋内で中継を行なっています。現在、猛烈な風が吹き付けており、木が激しく揺らいでいます。雨も強烈に降りしきっており、前方が霞んでよく見えません。雷鳴も度々聞こえてきます。』
ごろろろ、と雷が轟きながら、眩しい閃光が画面を覆った。
照&康二「「うわぁぁぁっ‼︎」」
翔太「びくっ‼︎」
××アナ『また、隣の♢地区では、倒木の情報も入ってきています。気象庁が、この地区では今現在、レベル5の緊急安全確保を発令しています。直ちに命を守る行動をしてください。現場からは以上です。』
アナ『はい。××さん、ありがとうございました。現在、この地区以外でも、緊急安全確保が発令されている地域があります。情報を確認し、早めの避難を心がけてください。』
だって。
ぴかぴか、と激しく(映像の中で)光る雷に、怯える康二と照。
その隣でさらっと涼太の後ろに隠れる翔太。
この3人が、我が家のビビり三英傑。
康二「これが来るん⁉︎無理なんやけど‼︎いやや…泣」
照「俺も無理…(涙)」
辰哉「だあいじょうぶだいじょうぶ」
翔太「辰哉の保証があっても…」
涼太の肩あたりから僅かに顔を出して不貞腐れたように見る翔太。
ほんと兄がどっちだか分かんない。
亮平「大丈夫」
翔太「あ、じゃあ…」
辰哉「なんでだよ⁉︎」
翔太「気象予報士だからに決まってるだろ」
辰哉「…」
照「……じゃあそろそろ寝るぞ」
ラウール「もうそんな時間⁉︎」
照「うん」
翔太「まじかよ…」
照「てことで、部屋に移動します」
大介「りょーかいしましたぁ‼︎」
涼太「声量下げましょう?夜ですよ」
大介「いやあ、はは、人の深夜テンション舐めちゃダメですよ?」
辰哉「大介は深夜だろうが朝だろうが関係ないっしょ。弟にそんなこと言われて恥だな、大介」
亮平「俺もそう思う」
大介「それってつまり明るくて元気ってこと⁉︎」
亮平「『明るくて元気=うるさくて近所迷惑』っていう等式成り立つの知ってる?」
ラウール「キャハハッ‼︎(超音波)」
大介「うぐっ…」
照「知らなかった?」
蓮「知らなかったわ…」
衝撃的な顔をする蓮。
康二「そんな等式あるん⁉︎」
亮平「あー違う違う、蓮と康二はいいよ、覚えなくて。大介だけ」
大介「えぇ⁉︎」
亮平「ほらすぐ騒ぐ」
辰哉「コント始めないで頂けます〜?」
照「お前もな、そのコント始める気満々の言い方。さっき大介に言った、『弟にそんなこと言われて恥だな』。そのままそっくりあげるよ」
辰哉「…うっ」
涼太「皆さん盛り上がってるところ申し訳ないのですが、翔太さんが立ち寝を始めたのでそろそろ本当に寝ましょう」
ラウール「芸術的〜w」
照「アフリカに行ったらいそうだな…」
康二「それを日本のこんな所で見られるのもまたええなぁ」
蓮「動物園」
亮平「騒がしいのも含めてね」
照「そろそろガチで寝るぞ」
8人「「「「「「「「はーい」」」」」」」」
ということで今回ここで切ります‼︎