宝石だらけの世界に迷い込んだ少年少女。
この空間で、何をして生きるのか。
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目次
参加型小説 宝石だらけの小さな世界
参加型です。リクエストから参加お願いします!
主人公 リア
1つの三つ編みをした女の子。情緒不安定。
「はぁっ…!はぁっ…!」
息を切らしながら、キラキラした空間を走る。誰かに会わないきゃ。
どうしてここに来たのか、どうやって来たのか、全部覚えていない。お家のことも、今までのことも。
バチッ!
嫌な電気の音がした。宝石に手を触れただけなのに、すっごく痛い。肌が焼けちゃうくらい。私は悟った。この宝石に触ったらダメってことが。触れたところが、ピンクの宝石になってる。
悲しくて、怖いのに、涙が出ない。
なんでだろう。お腹が空かない。感覚が麻痺してるのかな。
「…そもそも、お家ってなんだっけ。覚えてないのは、どうでもいい、行かなくていいところなのかな」
そう口に出した瞬間、走ってた足が動かなくなった。
「お家はどこ…………?」
どんどん、肌の焼けるような痛みが広がってきてる。宝石の部分が広がってきてるんだ。
怖いのに、怖いのに、涙が出てこない。全然泣けない。
宝石に映った、私の顔を見てみた。そしたら、ずっと笑ったまま。
`なんか、イヤだ`
この笑顔に嫌悪感を覚えた。何があったんだろう。ここに来る前に。思い出せそうなのに、思い出そうとしたら、体が痛くなる、めまいがした。…きっと、思い出しちゃいけない記憶だ。
早く、ここから出よう。
リクエストは、
キャラの名前や年齢、見た目と、主人公との関係とその他設定、性格や口調などをお願いします!
宝石に変化したか、どこがどのくらい変化してるか、お願いします!
宝石の闇と希望
まだまだ参加受付てます!
動かなくなった足を、引きずるようにして、しばらく歩いた。
そしたら、ドーム状の空間へたどり着いた。
天井には、小さな宝石が星のように散りばめられている。大きい星…1等星か。それも、10個くらい散りばめられていた。
その星の光が、私の体を突き刺すようで、ここの空間にいるのが嫌になった。
「もう…行こっかな」
この空間では、人を探すのが一番みたい。
また、宝石に自分の顔が映る。…やっぱり笑ってる。
`ワラッテイル`
自分の顔を見るのはもうやめよう。
足が動かなくなる前に、早歩きで、ドームの空間を出た。
宝石化が進む腕を見てしまった。怖くて足が動かなくなった。
**奥から足音が聞こえてくる。**
どうしよう。早く逃げなきゃなのに。
「誰かいるんでしょう?怖がらないで、出ておいで。」
優しい声が手招きしていた。バケモノかもしれないのに、私はその声の方に走った。
私より4歳くらい上の、女の子が立っていた。
女の子の顔を見ると、目が…宝石化してる!!指先も…
「あなた…目が宝石になってる…!?」
恐怖で震える声しか出なかった。
でも、その女の子は落ち着いた声で、
「あ、これ?気にしないで。それほど不便じゃないし…」
「…はい。」
女の子は、明るい声で言った。
「ところで、お名前は?」
「リアです。」
私が名前を言うと、女の子はにっこり微笑んだ。
「私はレイ。」
「レイさん、よろしくお願いします!」
「こちらこそ。で、脱出するために、人を集めましょう。」
「はい!」
私とレイさんは、前にある道を踏み出した。
レイさんという素敵な仲間が増えたからか、前よりもここが明るく見えた。
「食料とかはどうする?」
レイさんはそう聞いた。私は肝心なことを忘れていた。
「で、でも、お腹空かないし‥」
「でも、体のエネルギーは必要よ?」
レイさん、鋭いなぁ。
「あ、そうでした。」
「まずは食料でも探しましょ!」
私はそう言いながら、くるっと回ろうとしたとき、
**「危ない!」**
今まで聞いたことないくらいの、大きなレイさんの声が聞こえた。
何が危ないんだろう。急なことで止まれなかった。
「え?」
**バチッ!**
また、あの嫌な音が聞こえた。
応募頂きました!
宝石世界と一体化?
嫌な音がしたあと、私は床に跪いた。
髪の先が痛い。
「レイ…さん?」
私はレイさんを見上げた。
「こんなことになるから、絶対に宝石に触れてはダメ!」
レイさんは心配そうな表情で言った。
「ごめんなさい…」
私が謝ると、レイさんはしゃがんで、私を撫でてくれた。
「でも、宝石化がほんの少しでよかった。」
レイさんの手は暖かくて、私は思わず泣いてしまった。ずっと寂しかったから。
レイさんはそんな私をずっと、優しく撫でてくれた。
私が泣き止んで落ち着くと、また食料探しに戻った。
宝石世界には、綺麗なものがたくさんあった。
今まで気づかなかっただけで、お花もあったみたい。
「これ、食べられます?」
「色的に無理ね。」
だれも食べたことないから、正解が分からない。
「これとかはどうでしょうか?」
「これなら食べられそうね。」
14回目、ついに食べられそうなものを見つけた。
トマトの宝石版みたいだった。
参加募集中です!