現在、私たちが暮らすのは地球…
その地球の上、宇宙をのぞいてみませんか?
-天体を司る神々の日常を描いた短編集です。-
────Hello!オレは宇宙筆頭…ーーーだ!この小説では…笑いあり!ギャグあり!涙…あるか?(笑)そして…シリアスありの…オレたちの宇宙の日常を描いた短編集だ!それじゃあ!この先で会おうぜ!────
※こちらの小説はサイト「占いツクール」でも連載しています。
こんにちは。或いはこんばんは。
個人の趣味で創作している天体運営局が作っている小説です。拙いところもあるかと思いますが、どうぞお楽しみくださいませ。
短編カフェ担当 ツナ&竹輪
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目次
その1 天体の神々
Hello!
オレの名前は|碧空《へきくう》 |蒼《あお》だ!「天空」を司る宇宙筆頭だぜ!
蒼「今日はオレの家族達を紹介するz(「蒼様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」What's!?」
こいつは|熒惑《ぎょうかく》 |焔《ほむら》だ!
「火星」を司る神だぜ!いつもはCoolで寡黙だが…オレのことになると熱くなるぜ!
焔「蒼様っ!!青乱を殲滅する許可をぉぉぉぉ!!」
??「チッ…るっせぇな……ちったぁ黙れんのかテメェは…」
焔「あ゛!?お前が喧嘩売ってきたんだろうがっ!!」
それで…こいつは|金剛雨《こんごうう》 |青乱《せいら》だ!
「天王星」を司る神だぜ!口下手でたまに何言っているか分かんねぇ時があるが…あいつがいるから大丈夫だ!
??「かぁかぁ落ち着くにょ。てんてんは「なんで怒ってるの…?なんでか分かんないけど落ち着いてよ…」って言っているだけだにょ。」
青乱の言葉を訳しているこいつは|綿津見《わたづみ》 |海王《かいお》だ!
「海王星」を司る神だぜ!
青乱の言葉が分かる唯一の奴で、大のゲーム好き&不眠症だ!だが…
蒼「海王…アンタフラッと現れたが…仕事は終わってんのか?(怖いくらいニコニコ)」
海王「ゔっ…やってないにょ…ボソッ」
青乱「…(呆)」
こいつはゲームのし過ぎでまともに仕事をしねぇ奴だ…こういう時はっ…!!
蒼「そうかそうか…OKOK!(海王へプロレス技をかける)」
海王「ゔっ…!!痛い!痛いにょ!!ミシミシいってるにょ!!」
青乱「学べ。」
??「わぁ〜プロレス技講座かな?」
??「天空様っ!争いはよくありません!」
蒼「Ah?あぁ!お前らか!」
敬語の奴が|明海《あきうみ》 |太白《たしら》、タメ口の奴が|明海《あきうみ》 |生命《いく》だ!
それぞれ「金星」と「地球」を司る神だぜ!
この二人は双子だ!
生命「すっごい綺麗な4の字固めじゃん、どしたの?」
蒼「海王がいつまで経っても仕事をしねぇからな!ミシミシ…」
太白「あのっ…!もう少し手加減を…」
海王「ミシミシ…って聞こえたにょぉぉぉ!!」
焔「はぁ…それは海王…お前が悪い。自業自得だ」
青乱「…はぁ〜…チッ」
---
蒼「はぁ…今日はこれくらいで観念してやるよ…焔…アンタは落ち着け」
焔「蒼様ぁ…分かりました…」
このまま部屋にいたら暑苦しいぜ!少し外に出るか!
生命「いってらっしゃ〜い」
蒼「テクテク…おっ!Hello!」
??「Oh!Hello!調子はどぉ〜?」
蒼「I'm fun!thank you!」
こいつは|亜水《あすい》 |辰星《しんせい》だ!
「水星」を司る神だぜ!背が小さくて体温調節が苦手だ!
辰星「あっ!天空様!確か太陽ぴっぴが呼んでたよ〜!」
蒼「Oh!そうだったか!それじゃあ行ってくるぜ!」
辰星「行ってらっしゃいませ〜!」
あいつが呼んでいただと…?良い事が聞けるとは思えねぇな…
蒼「テクテク…入るか…コンコンコン…Hey!入るぜ!」
?「はーい、どなた…碧空様ですね、師匠は奥にいらっしゃいますよ。」
蒼「OK!thank you!」
この案内している奴は|玉兎《ぎょくと》 |朔《さく》だ!
「月」を司る天使だぜ!
太陽のあいつの弟子で…結構苦労しているようだな
朔「お…おぅけぃ???」
そうだったぜ…こいつ英語分かんねぇんだ…
蒼「了解って言う意味だ!気にすんな!」
朔「な、成程…?」
蒼「Hey!どうかしたか?」
??「むっ…!来てくれたか碧空!」
こいつは|日輪《ひのわ》 |天道《てんどう》だ!
「太陽」を司る神だぜ!薬と毒が好きなマッドサイエンティストで、よく弟子の朔を巻き込んでいるぜ…
蒼「来たぜ…で?用は何だ?」
天道「あぁ!用というのはな…これを飲んでほしいのだ!✨」
蒼「…これ絶対毒かろくでもない薬だろ?」
天道「違うぞ!ちょっと飲んでほしいだけだ!」
蒼「…それはそこにいる奴とかに飲ませたらどうだ?」
?「えっ?俺様のこと呼んだぁ〜?(笑)」
こいつは|填星《てんせい》 |輪《めぐる》だ!
「土星」を司る神だぜ!神父のくせに凄く傲慢だ!
朔「いつの間にいたんですか?!」
輪「何か呼ばれた気がしてさぁ〜?だって俺様みんなに求められちゃうしぃ〜?(笑)」
蒼「…これ飲んでみてくれ(スッと天道が渡したやつを渡す)」
輪「えぇ〜?こんな穢れたやつ…仕方ないねぇ〜(笑)ゴクッ…!?これっ!弱体化剤入りじゃぁ〜ん(笑)おーい!大歳〜!これ飲んでみなぁ〜?(笑)」
??「ヤな予感するからやめとく♡」
朔「だからいつの間に入ってきてるんですか?!」
---
この語尾に♡がついてる奴は|縞気《こうき》 |大歳《たいせい》だ!
「木星」を司る神だぜ!ダル絡み魔でよく輪が被害にあっているぜ…(笑)
輪「えぇ〜?(笑)美味しいよぉ〜?(笑)」
大歳「ダウト〜」
輪「ほらほらぁ〜!チャレンジチャレンジぃ〜(笑)」
大歳「無理☆」
輪「あっ!ならアイツならいけるかもよぉ〜?(笑)」
天道「あいつ…?っ!もしかして!」
??「コンコンコン(窓をノックしている」
??「コンコンコン…コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン」
輪「はっ…?」
大歳「うわ〜……やっっばくね?」
??「コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン」
蒼「Ah〜!OKOK!開けてやるよ!(窓を開ける)」
??「…」(ひょこ、と窓から顔を覗かせて)
輪「ちょ…ちょっとこれのんでみな〜い?(笑)」
??「?」(首を傾げている)
この首傾げているやつは…|黒骸《くろむくろ》 |外唖《がいあ》だ!
「ブラックホール」を司る神…なのか?ゾンビみたいなやつで何でも吸い込むぜ!
輪「ほらっ!飲〜んで飲んで飲んでっ!」
大歳「それ酒でやるやつじゃねぇ?」
外唖「……」(薬の入った試験管を見つめている)
蒼「外唖に飲ませるのかよ…」
外唖「…ゴクリ」(試験管ごと丸呑みする)
朔「え、そっちもいきます…?」
輪「マジで飲んだぁ〜(笑)」
蒼「Ah〜…どうだ?」
外唖「…?」(よくわかっていない様子)
天道「儂は碧空に飲んでもらいたかったのに…でもっ!それもまた良いっ!✨」
朔「何言ってんだコイツ」
天道「填星殿がすぐに気づいてしまったのは予想外だったが…✨」
輪「何言ってんのぉ〜?アンタ気持ち悪っ!(笑)」
天道「hshs…✨」
朔「ガンッ」(鎖鎌の重りで天道の頭を叩く)
天道「いった!?」
朔「シンプルにキ○かったんでつい。」
蒼「まぁ…こりゃあ仕方ねぇよ…」
何だかんだ言って…個性あふれるこいつらがオレは…家族みてぇで大好きだっ!
その2 過去に思いを馳せて
⚠️Attention Please
こちらの話にはキャラクターの死亡表現が含まれます。
苦手な方はこの話を閉じ、別の小説へ移動してください。
今はこの12人だが…19年前までは13人だった…
「冥王星」を司る…|矮惑《わいわく》 |準《じゅん》…他の奴らは元から神だったが…あいつだけは天使から昇格して神になった奴だ
そして…19年前…あいつは自○した
理由は分かんねぇ…今でも考えているが…分からねぇよ…だが…何となく思い当たる節々はある…思い当たる節々は分かっているが…真相は分かんねぇ
もうひとつ…外唖はもう…死んでゾンビみたいになってしまっている…死んだのは…そうだな…天道が神として生まれ、少し経ったくらいだった
---
蒼「Hey外唖!また天道に薬を教えてんのか?」
外唖「ん?蒼か!そうそう、コイツ覚えが早いんだよ〜!自分の自慢の弟子さ!」
天道「お師匠…✨儂!精進致します!」
そう…あの天道に薬や毒の知識を教えたのはこいつだ
外唖「はっはは!そうだな〜天道が自分を越すのももうすぐかもなぁ〜!」
今の天道になってしまったのは…こいつのせいだろう(笑)
蒼「あまり教え過ぎんなよ?変なことで使う可能性もあるからな?」
外唖「大丈夫だろ、いっつも言ってるし…『道を踏み外すな』ってな」
蒼「アンタが居なくなったあとが怖ぇよ…」
今思えば…こいつは天道の親代わりみてぇなもんだったな
外唖「はっはっは!!どうにかなるさ!」
---
天道「お師匠…グスッ…」
蒼「天道…仕方ねぇよ…治療法が分かんねぇ病だったからな…」
外唖が死んだ後、天道は悲しんで泣いてしまったが…外唖から教えてもらった知識を使い、薬を開発している…
---
蒼「はぁ…昔はそんなこともあったな(笑)」
外唖「?」(首を傾げる)
蒼「アンタ…今天道はアンタの"それ"を治そうと必死なんだぜ?」
外唖「な、おす?」
蒼「yes!Ah〜…でもアンタは気にしなくて良いぜ?」
今の天道は外唖のゾンビ化を治そうと日々研究に励んでいる
でも…準も忘れちゃあいけねぇ…
蒼「オレの…大事な家族だからな…ボソッ」
蒼「OK!外唖!何か食べ物いるか?これやるぜ!(パンを渡す)」
外唖「…ムグ…ゴクリ」(受け取り、口に詰めるのに苦戦しつつも丸呑みする)
蒼「丸呑みしねぇでも…(笑)」
外唖「?」
取り敢えず…今のオレは残された奴らを守り、宇宙筆頭として…活動しねぇとな!
その3 生命の趣味日記
その1 その2とは書き方を変えてみました。
たまにこちらの書き方も出てくるかもしれません。
「聞いてくださいよ…!天道が…!!」
そう言って話し始める垂れたうさぎの耳が特徴的な少女。朔だ。
「あらら…」
「相変わらずだねぇ〜…」
そう相槌を打ちつつ、軽くメモを取る。
これはあたし…生命の趣味。カウンセラー活動だ。そう…趣味。仕事ではない。でも、人の話を聞いたり悩みを話してもらえたりすることは好きなのだ。信頼されている気がして。
今日は幸いにも仕事は終わったし…残りの時間は全て趣味に費やしてみようか。
これは、そんなとある日のおはなし。
---
「ありがとうございます…いつもいつも」
「いいんだよ、たまにはガス抜きも必要だって!」
それでは、また。と朔は部屋を後にする。
この部屋は元々あたしの自室だった部屋だ。今は太白と部屋を共有してるから…この部屋はすっかりあたしの趣味が詰め込まれた部屋になった。手前にカウンセリングルームを、奥には漫画やゲーム、アニメなんかが山ほどあってカーテンで仕切られている。
「ん〜趣味に使うとは言ってもなぁ〜」
カウンセリングの主な利用者は朔だ、正直他に来るような性格の神もいない。
…そうだ。奥にはゲームがあるじゃないか。とことん古いものから、最新作まで。折角だ。1人ではプレイできないゲームに付き合ってもらおう。
「そうと決まれば〜!」
大体彼は自室にいるから訪ねれば確実。最新作をいくつか持って行こう。お菓子も炭酸もセットで。
---
彼の部屋のドアをノックする。
「ピコピコ…にょ…?誰だにょ。」
「あ、海王くーん、生命ちゃんだよ☆」
「何だにょ?もしかして…✨しっ…新作のゲームにょ!?」
「ふっふっふ……あったりー!」
「✨一緒にやるにょ!」
「もちろん!お菓子と炭酸も持ってきやしたぜ」
「最高だにょ!!」
「でっしょ〜?お邪魔するよ〜」
「ゲーム♪ゲームだにょー♪」
どーん、なんておふざけで言いながらドアを開け、入る。
「あっ!海王くんまた寝てないでしょ!クマ酷いし…お肌のハリツヤがない!もう…折角可愛い顔してんのに台無しじゃんねぇ?」
「大丈夫だにょ。まだ50徹目だにょ。」
「うん、2ヶ月にならないうちに寝ようか!今日このゲームやる代わりに今日は寝る!いいかい?」
「はいはいだにょ。」
「…あーあ、しっかり寝るって約束するなら掘り出し物のレトロゲーム明日あげるのになー。」
「レトロゲームだにょ!?寝るにょ!寝るから欲しいにょ!」
「じゃあ約束ね?」
「もっちろんだにょ✨」
---
「うーん…でもゲームするならてんてんも呼ぶにょ。てんてーん」
「あ"ぁ"…?」
「青乱くんじゃんやっほー」
相変わらずの態度だ。このメンツだから喧嘩は起こらないが…昔のあたしなら拳が出ていたことだろう。
「てんてん。一緒にゲームするにょ」
「毎回毎回…俺を巻き込むな…」
「「いつも言ってるでしょ、下手だよって」だなんて…おれちゃんはてんてんとしたいにょ。」
「はぁ…チッ」
「にょにょにょ。」
本当に仲のいい2人だ。少し前まではここにあの子がいたんだろうけどね。
「よーし、じゃあ…これとかどう?」
そう言ってあたしはマルチプレイ専用のレーシングゲームを取り出す。
「おぉ…✨すぐにするにょ!!」
「…よしっ…準備完了だにょ…やってやるにょ!」
「なんだこれ…」
「さぁて、どんなもんかね〜♪」
結果を言おう…。中々に面白いことになった。もちろんゲームの内容も。
「あ…あ?なんでこれこっちに曲がったんだ…??」
「その間にっ…!!よしだにょ!」
「青乱くん青乱くん、それコース逆走してる!」
「えっ」
そして…青乱くんのゲームセンスも。
「疲れた…………」
「大丈夫ー?青乱くん」
「にょにょにょ。面白かったにょ!またしたいにょ!」
「だね〜、また持ってくるよ。じゃあ、また明日!ちゃんと寝るんだよ?」
流石にこれ以上は青乱くんの体力がもたなそうだ。それに、他にもしたいことはあるからね。
「はいはいだにょ。おやすみなさいだにょ」
それを聞いて彼の部屋を後にした。
---
あの2人は健康面では心配があるものの、精神面では多分大丈夫そうだ。さて、他の子の様子も見に行こうか。辛い子がいるのなら力になりたいし。
そうして散歩がてらいろんな人のところを回っていた。心配な子もいるけど、大丈夫そうだ。そんなことを考えて歩き、ある部屋の前でふと足を止めた。
海王くんや青乱くんといつも一緒にいたあの子。…ある日突然いなくなったあの子。あたしがカウンセラーをしようと思ったきっかけ。
「…準くん、今、何してる…何を思ってるのかな?」
部屋の前で呟いたそれは虚空に溶けた。
「…過去を悔やむより、未来で繰り返さない様にする方法考えなきゃね。」
そのためにあたしはこの趣味をしてるのだから。