学校1人気のモテ男子、
黒瀬蓮のファンクラブに
唯一入っていない椎名日和。
ある出来事から偽彼氏になり-。
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目次
偽彼氏契約
こんにちは、lilyです。.:*:・'°☆
契約から始まる恋、是非ご覧ください👁️
「キャー!!」
今日も校門に黄色い悲鳴が上がる。
「蓮くん、こっち見てー!」
「先輩、カッコよすぎる~」
視線の中心にいるのは、
学校1人気のモテ男子、黒瀬蓮。
愛想が悪いのに、女子はメロメロだ。
(私には魅力が分からない…)
関わることなんて一生ないと思っていた。
放課後の教室に夕日が差し込む。
一人で帰り支度をしていると、
不意に声が落ちてきた。
「おい、椎名」
顔を上げると、目の前に黒瀬蓮がいた。
「俺のファンクラブに入ってない女子、
お前だけらしいな」
「えっそうなんですか?」
返答に困り、気まずい沈黙が流れる。
すると彼はとんでもない発言をした。
「俺と付き合って」
「はぁ!?」
思考が停止する。
これって嘘告白?
「彼女がいれば絡んでくる奴減るだろ。
ファンクラブから選ぶと揉めそうだし、
お前しかいないんだよ」
最低な理由だから、断ろうと思った。
でも頭で必死に考える。
「条件があります!
彼氏ができたらやりたいことを、
全部叶えてください」
彼はニヤリと笑った。
「へ~いいけど。
じゃ、今日から俺の偽彼女ね」
「分かりました。
あと…1つ目のお願いです」
スマホのメモには
彼氏ができたらやりたいことリストがある。
「一緒に帰りたいので、
校門で待っていてください!」
ご覧いただき、ありがとうございました🙏
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1.2.3
こんにちは、lilyです。.:*:・'°☆
日和のやりたいこと、是非ご覧ください👁️
緊張しながら昇降口を出る。
校門に寄りかかる黒瀬蓮は、
全女子に二度見されていた。
あの人が今日から偽彼氏かぁ。
受け入れたのは自分だからな。
「黒瀬…くん」
「やっと来た。遅せぇーな」
その瞬間に周りがざわめく。
「隣の子、誰?」
「もしかして彼女!?」
恥ずかしくて早く歩く。
「私の夢を叶えてくれるんですよね?」
人が少なくなると話題を切り出した。
「もちろん」
「1の"一緒に帰る"は今ですね。
じゃあ2もいいですか?」
『彼氏ができたらやりたいことリスト』を
見ながら言う。
「名前で呼んでくださいっ」
椎名と呼ばれてるけど、呼び捨てが良い。
「ふ~ん……日和。
じゃあ俺のこと、蓮って呼んでよ」
「あ、れっ蓮…くん」
なんか照れるんですけど…
「それで本当に全部できんの?
後悔すんなよ」
「大丈夫…です。できます!」
手を上げて宣言する。
その調子でもう1つクリアしたい。
「3つ目にLINEを交換したいです!」
「別にいいよ」
スマホを渡すと、勝手に操作する。
彼の名前が登録された。
「男子のLINEなんて初めて…」
「既読付けるかは気分な」
冷たいけど嬉しかった。
「…嘘だけど」
少し進むと、蓮が道を曲がった。
私とは違う方向だ。
「またね、蓮」
背中に声をかけると、
「じゃあな」
と言って去って行く。
もっと仲良くなりたいと思った。
ご覧いただき、ありがとうございました🙏
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4.5.6
こんにちは、lilyです。.:*:・'°☆
新たなお願い、是非ご覧ください👁️
帰ると早速LINEをした。
「蓮く~ん」>
<「何?」
「明日、一緒にお弁当を食べませんか?🍱」>
<「それは4つ目のお願い?」
「そうです🥺」>
<「いいけど。じゃあ屋上に来いよ」
「分かりました!ありがとうございます🙏」>
こうして昼休み、
一緒にお弁当を食べることになった。
周りにはグループやカップルもいる。
「自分で作ったんです。蓮くんは?」
「母さんが持たせてきた」
蓋を開けると、良い匂いが広がる。
「蓮くんのお母さん、料理上手ですね」
「てか日和の弁当ぐちゃぐちゃ」
実は初めて手作りしたのだ。
「まぁ味は大丈夫です!いただきます」
彼は黙々と食べだした。
「あの、5つ目のお願いで
あ~んし合いたいです…」
単刀直入に言うと、間接キスがしたい。
「え~それ不味そうだけど。
はい、あーん」
突っ込まれたのは、卵焼き。
私のに比べて美味しい…
「私のも要ります?」
「しょうがないな。……うん、微妙」
文句は言われたけど、
間接キスしちゃった。
周りからは完全にカップルと思われたよね。
「他のやりたいことは?」
彼から切り出してくる。
「6つ目に、頭ポンポンしてほしいです」
そう言うと真顔で見つめられる。
大丈夫だよね…?
その瞬間、手が伸びてきて、
数回バウンドした後、髪を撫でた。
「これでいいの?」
「はい、嬉しいです!」
2日で6つも達成できた。
「日和さ、何で敬語なの?」
「雲の上の存在だし…」
そういえばカップルなのに敬語だ。
「敬語禁止な」
「分かりまっ、たよ!」
食べ終わると教室に戻った。
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