おかあさんといっしょの謎トリオは今「ファンタ〜ネ」だった気がする。あれは一体どこでロケをしているのか気になるのがコロタ人生3大謎に入るといった事はさておき、そのファンターネが引退した後、後を継いだのは……果たして教育番組にしていいかもわからないほど仲が悪いじゃん・けん・ぽんだった……
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
★お披露目★
ポジティブな小説!実際のファンターネやおかあさんといっしょなどの番組とは全く関係ありません。
NHK番組で、子どもたちに定評のあるおかあさんといっしょが、また今日も始まった。
久しぶりに見てみようと、私はテレビの前に座った。
「こんにちはー!名前忘れたお兄さんとー、」
「歌が下手すぎお姉さんでーす!」
「今日は、ファンターネに変わって新しい3人が来てくれるよー!…ん?3匹か」
名前忘れたお兄さんはそう言って横に手招きをした。
すると、帽子を被った少年2人と少女1人がやってきた。
1人の少年は、気が強そうな顔をしている。
もう1人の少年は、目を閉じていてゆるゆる。
1人の少女は、キラキラ笑顔のポニーテールの髪。
きているつなぎの服にはポケットと強気少年は👊、天然少年は✌️、キラキラ少女は✋の刺繍が施されていた。
「おいポン!またお前が集合ビリだぞ!」
「え〜……化粧水が出なくなっちゃって100km先までかってきたのー!スキンケア大事!」
「………ねっむ。じゃあね」
「あー、まってまって自己紹介〜!」
歌が下手すぎお姉さんはそう言って画面外に消えた3人を連れ戻した。
「俺は👊柄のじゃんだ!好きなことはケンカを売ること、嫌いなことはいい子でいることだ!」
「僕は……✌️柄のけん。好きなことは寝ることで、嫌いなことは起きてること……」
「私は、✋柄のポン!好きなことはスキンケアよ!嫌いなこと可愛子ぶらないことよ!」
みんな個性強すぎ。ってかこれ教育番組にして大丈夫?
「3人そろってー!」
「「じゃんけんぽん!」」「zzz」
だめだ、けん君寝ちゃった。名前忘れたお兄さんがけん君を懸命に起こしている。
「ってかお前だけ名前カタカナ?ずりーよポン酢オタク!」
「は⁇ケンカ大好きマンにだけは言われたくないわ!」
じゃん君とポンちゃんもケンカを始める。や、ヤバイヤバイ!
隣でテレビを静観していた5歳の妹は、こう言った。
「おねいちゃーん、これよくわかんないけどおもしろい!」
そして、私たちはじゃん君とポンちゃんのケンカとけん君の寝顔を静観して25分を無駄にした。
★第一話放映★
歌下手すぎお姉さんが、全ての音を外して「ぞうさん」を歌う。
どうやら今は普通のお歌のコーナー。そして、いきなりアニメが流れ出した。
前の無駄な25分間で聴いた声である。こ、これは……
「おねいちゃーん、じゃんけんぽんだよー」
テレビからは陽気に「じゃんけんぽんでプリンの取り合い♪」と歌が流れている。
映像は、じゃん君とポンちゃんによってケンカで落とされたプリンが写されている。
そして……実演によるものがやっとスタートした。
「ねえねえ、見てみてー!新しい分度器だよ!」
そう言ってポンちゃんが取り出したのは新品同様の薄いピンク色の分度器だ。
天才幼児ならともかく、普通の幼児に分度器がわかるわけない。
「zzzzz……分度器は四角の角度を測るものだよねー…むにゃむにゃ」
けん君は恐ろしい寝言を言いながら机でうつ伏せて寝ている。
「でヨォ、分度器を幼稚園に持ち込んだところで意味ねぇぜー」
「なによ!自慢するためにわざわざ持ってきたのに!」
このじゃんけんポン!は放映時間10分だ。
残りの9分は
「お前でべそ!」
「タヒねェ!」
「ネットに悪口書いてやる」と
言った絶対に幼児に教えるべきではない悪口と、
放映してもしなくても損得ない口喧嘩で終わった。
今は、名前忘れたお兄さんが美しい歌声でぞうさんを歌っている。声楽家さんかオイ。
妹は振り向いて、こう言った。
「ようちえんのゴミ組にわるいこのりゅう君がいるんだよー。こんどそうやって言ってみるね!」
………変なところが印象的だったかー。分度器じゃないのかー。
★コラボ代表者決定戦★
そして、翌日も私は懲りずに「じゃん・けん・ポン」を見ていた。
妹は「あっちにおいしいお金がある」とウソをついて自室へこもらせた。
すると、今日は珍しく「体硬すぎお兄さん」と「音程音痴お姉さん」が出てきた。
「みんな〜っ!今日はじゃん・けん・ポン特別編!おとうさんといっしょとのコラボ企画を考えており、その代表者のけっていせーん!」
体硬すぎお兄さんは絶対に意味のないポーズ(柔軟)をして、痛い痛いと元の体制に戻る。
「ちな、1名ね代表は」
ポンは、「私のアイドルデビュー戦ね!」とわからぬことを言っている。
将来の夢はアイドルらしい。そこだけは教育番組っぽい(?)な。
じゃんは「えchっjhscうdばいべふぁqじぇばfjうぇqっhbくぇwkっ!おとうさんといっしょのキャラに喧嘩売るぜ!」と張り切っている。
けんは「辞退しまーす」と画面外へと行ってしまった。
こいつらは自由奔放すぎるのだ。平和に教育番組的にコラボができるわけない。
おとうさんといっしょのキャラを務めるシュッシュ(?)とポッポ(?)がかわいそうだ。
「私絶対にデビュー♪」と無駄に張り切るポンと、「喧嘩っ」と変な動作をするじゃん。
そして、そこからは「私っ」「俺っ」という感じの書く必要性0の口喧嘩で25分は終了した。
結果、じゃんもポンも出ることになった。本当は
NHKは優しすぎる。すごいなってかおとうさんといっしょ製作陣だいじょぶか?
コラボ放送の放送日が流れたあと、おかあさんといっしょは終わった。
今日もまたケンカを見るだけの25分だった。
でも、コラボ放送日の時は私の学校は開校記念日で休み。
妹は幼稚園。しかも妹が幼稚園から帰ってくる1分前に終わるではないか!
「これなら妹が変な番組見なくて済むぞ…コラボ楽しみだな♪」