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目次
すべての初まり。
新シリーズです。ひっそりと始めてました。
この世界に、存在しないものはあるのだろうか。
超能力、霊…。どれも証言があるものばかり。それに、存在しないものはない。存在しているからこそ、存在するかしないかを考えることができる。
霊だって、超能力だって、ない可能性だってある可能性だってある。
そう、六つ子だって――–
第1話 すべての|初《はじ》まり。
俺は、山田。下の名前は、太郎次郎三郎。
この名前のせいでさんざんいじられて来た。
俺がキレると、「うわ、別人格!」「三重人格!?」って言われる。逆にキレる気が起きない日は、「今日はそういう人格なんだな。」って言われる。
親にもなんでこの名前をつけたのか、聞いたことがあったが、本当に聞こえてなかったのか、聞こえないふりをしたのか、何も言われなかった。
もう家出をしようかと思った。でも、踏みとどまった。それは、親友の四郎五郎六郎がいたからだ。どうやら、四郎五郎六郎のお母さんは六つ子が欲しかったが、太郎次郎三郎四郎五郎六郎は長いから、略したらしい。世の中の親はどうなってんだよ。
そして、ぬる日…
いつも通りの学校の帰り道だった。太郎次郎三郎、四郎五郎六郎、って呼ぶのは長いから、|太次三《たじさぶ》、|四五六《しごろく》って呼ぶことにした。もうその日はいじられるのが限界で、明日からもう学校には行かないでおこうと決めていた日だった。
その決意が何かを寄せ付けたのか、俺の家の前には知らない人がいた。一緒に、四郎五郎六郎もいた。
俺は、`自分の家`にそれ以上近づけなかった。近づきたくなかった。親友がいるのに、何も言えなかった。
…自分の家?
本当に自分の家か?眼の前にあるのは本当に家か?違う…俺の家は、
**ここ**だ。
気がつくと、研究所のようなところの前に立っていた。
そこには四郎五郎六郎もいて。
俺は俺が一瞬おかしくなったことに気づいた。
「なあ、ここって…俺らって…」
「詳しい話はまたあとであると思う。太次三、今はここに入るしかない。」
研究所の扉をくぐって、
無機質な廊下を歩いた。
ただひたすら。ずっと白色。まるで病院みたいな廊下だ。音もない。
廊下でたまに人とすれ違うくらいだ。
すると、廊下の人が落とし物をしていった。
声を掛けるまもなく。
そして、どうやら自分たちの部屋についたみたいだ。
自分たちの部屋とやらに入った。
それだけだ。
その廊下ですれ違った人が落とした紙を拾った。
その紙には、こう書いてあった。
<太郎次郎三郎の中には三つ子の魂がある。四郎五郎六郎の中にも三つ子の魂があり、太郎次郎三郎、四郎五郎六郎の魂は合わせて六つ子。研究を進めるとともに、家の再認識化をさせる。>
「家の再認識化…?」
「ほんと何言ってるんだろうな。」
「四五六、お前もわかr…」
「再認識って…もともとここが家。」
…は?
いや、なんで今は?って言った?俺は…
ここが家…ここが家って、さっき自分で言っただろ…?
もしかして…別の三つ子の魂が…?
久しぶりに不穏系かいた。ここで終わり。