ボク は " 勝者 " に
なれますか ___ ?
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目次
勝者 の キミ 。
『 陽キャ 』
Q . この 単語 を 聞いて アナタ は どんな 人物像 を 想像 する ?
mz 「 www 」
mb 「 mz って 本当に 面白いよな w 」
kty 「 ... 」
教室 の 隅 から 真ん中 を 見つめる ボク 。
いつも ボク は キミ の いる 方向 を 見つめている 。
kty 「 はぁ .... 」
mb 「 今度 クラス の みんな で 遊びに行こうぜw 」
mz 「 お 、 いいじゃん いいじゃん ! 」
mb 「 あー ... でも 、 kty は 誘わなくてよくね ? w 」
mz 「 え 、 なんで ? 」
mb 「 いや 、 あいつ 陰キャ だし w 」
そうやって 軽蔑 した 目 を 向けてくる |他人《クラスメイト》
mz 「 ... そういう の やめようぜ 」
mb 「 .... 」
mz 「 自分 が されたら 嫌じゃね ? 」
mb 「 悪い 、 」
mz 「 謝るなら kty に じゃねぇの ? 」
mb 「 .... あ 、 ごめん 」
kty 「 いや 、 別に 、、、 。 」
mz 「 まじで ごめんな ? 」
kty 「 あ 、 はい .... 。 」
どんな人 にも 好かれて 明るい 彼 。
そんな キミ は ボク に とって の 憧れで 、
敗者 の ボク と 違って
” 勝者 なんだ 。 ”
敗者 の ボク 。
ボク は " 影 " だ 。
mb 「 陰キャ の くせ に 調子乗んな www 」
mb 「 こっち 見んじゃねーよ www 」
mb 「 あの " ゴミ " まじで 嫌いなんだよな www 」
mb 「 生きてる価値 なんて ないくせに www 」
ずっと ずっと そうだった 。
中学時代 の あだ名 は " ゴミ "
いじめ なんて 日常 だった 。
でも 、 誰も 助けてなんてくれない
だから 、 高校 では 絶対 しくじらない と 決めていた 。
高校生 2年目 にして 、 教室の隅 で 息を殺して 過ごす ボク 。
ただただ 、 中心 で 輝いている キミ を 遠目 に 見て 。
mz 「 kty おはよ 」
kty 「 __ お 、 おはようございます ... __ 」
mz 「 今日 も 頑張ろーな 笑 」
kty 「 はい 、 」
この クラス の 中心人物 mz さん 。
毎朝 、 透明人間 かのように スルーしてくる奴ら と 違い
絶対 に 声を掛けてくれる 。
実際 嬉しかった 。 でも 、 同時 に 虚しかった 。
ボク が " 影 " なら 、 キミ は " 光 " だろう 。
敗者 の ボク と 勝者 の キミ 。
ボク は 勝者 に なれますか __ ?
日常 。
mz 「 kty おはよ 」
kty 「 あ 、 おはようございます ... 。 」
mz 「 今日 暑すぎない ? w 」
kty 「 そ 、 そうですね 、 あはは ... 。 」
mz 「 お前 、 そんな 緊張 すんなって w 」
kty 「 え 、 あ 、 」
mz 「 まぁ 、 別に 無理に とは 言わないけどさ 笑 」
kty 「 あ 、、、 」
mz 「 今日 も 頑張ろうな ! 笑笑 」
kty 「 はい ... 。 」
今日 も 今日とて mzさん は 話しかけてくれた 。
毎朝 毎朝 、 ボク みたいな ゴミ に 構って 何が楽しいんだろうか 。
... そんな こと 考えながら ぼーっと mzさん の 席 を 見つめる 。
他愛もない 会話 で みんな を 盛り上げられる キミ 。
友達 どころか 、 会話 すら ままならない ボク 。
kty 「 はぁ... 」
毎日 毎日 嫌気 が さす 。
毎日 、 朝のHR前 に 発する 言葉 は 親との会話 、 mzさん との 会話
それくらいの ものなのだ 。
授業 でも 休み時間 でも 話す人 なんて いない 。
誰も ボク の 周りに なんて よって来ない 。
でも これが ボク の 日常 なんだ 。
~ mz side ~
入学 した 頃 から 気になってた 。
俺 の 目の前 の 席 の ピンク頭 が 。
髪色 は ピンク 。 目 は 青 。
そんな 派手 な 見た目なのに 、
おそらく 度 が 入っていないであろう メガネ を かけ
オーバーサイズ の マスク で 顔 を 多い隠す 彼 。
言葉 も 発せず 、 友達 とも 会話 を しない 。
なぜ そんなに 彼は 目立たないように 息を殺して 生活しているのだろう 。
そんな キミ が 俺は ずっと 気になっていた 。