『こんかいのぉ～ざっつだんは～？デデンッ！歌い手になってみたい～！！』 そう、僕、｜星宮翼《ほしみやつばさ》–––「つばさ」は明るく言った。 僕はYouTuber｡一ヶ月くらい前からYouTubeに投稿を始めて、今ではけっこー人気ある！ ＝＝コメント＝＝ 「つばさくんが歌い手！？」 「急すぎるよ～ w」 「なにそれ面白そっ！！」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ 『急でごめんね～！理由としてはね～』 ・歌うのが好きだから ・グループになってなんかやりたいから ・皆とライブとかで生で会いたい！ 『とか！！』 ＝＝コメント＝＝ 「おぉ～！」 「つーくん歌上手なんだ！ 意外～！」 「絶っっっ対推す！」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ 『わぁ～！皆ありがとっ！！』 『んじゃ次次ぃ～！今日はね〜僕の友達のしーくんがゆーくんと漫才しててさぁ～ww』 ＝＝コメント＝＝ 「なにそれオモロww」 「しーくん、ゆーくんてまず誰！？！？」 「歌い手の話終わるの早っw」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ 『あー、しーくんとゆーくんはね～…』 〈省略っ！〉 『んじゃあ今日の配信は終わり！次も絶対見てね！見てくれる皆大好き！バイバ～イ！』 ＝＝コメント＝＝ 「バイバ～イ！」 「次の配信も楽しみ！！」 「私もつばさくん大好き～！！」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ ﾋﾟｯ 「ふうっ…つっかれたぁ～！」 歌い手になりたいってのは、けっこーマジの話。 「とりあえず…『みーにゃ』辺りに聞いてみるか…」 ＝＝LINE＝＝＝＝ つばさ「みーちゃーん！」 みーにゃ「ん～？どったん？」 つばさ「実は、歌い手に… かくかくしかじか」 みーにゃ「なるほど～！いいよ！私も歌好きだし！」 つばさ「ありがと！！」 みーにゃ「私もメンバー集めてつだおーか？」 つばさ「マジ！？よろしく！」 みーにゃ「んじゃぁ～『アイス』辺りはどーかな？」 つばさ「アイスさんってあの！？」 みーにゃ「多分そのアイスw」 つばさ「マジか～！んじゃ僕はもう1人…『夏空』くんでいっかなー？」 みーにゃ「なっつん！よきよき！(・∀・)b」 つばさ「分かった～！んじゃ、またね！」 みーにゃ「またね～」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ 「とりあえず1人メンバーかくほっ！」 この調子でメンバー集めていくぞぉ～！！ 僕は天井に向かって腕を突き上げたのだった。

『やほやほ～！みーにゃ様が来てやったぞぉ～！！！』 ＝＝コメント＝＝ 「みーちゃちゃぁぁぁん！！！」 「みーにゃ様（笑）」 「今日もゲーム配信！？」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ 『（笑）辞めろー！今日はねぇ～〇〇〇で私の超華麗な銃の扱いで皆をブッ〇していくよぉ～☆』 ＝＝コメント＝＝ 「おぉ～！！」 「みーにゃんホントに強いのかぁ！？」 「たのしみぃ～☆」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ ダダダダ 『っ、、あっぶねー！こりゃ反撃だなっ！！☆』 ダッダッダッ 『とうっっ…！｜私の勝ち《game over》♡』 ＝＝コメント＝＝ 「つよっっっ！！！」 「とりはだ立った…」 「スゴスギーーー！！」 「て、天才！？」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ 『ふふっ褒めても何も出ないよ…っと！！（ダンッ！！）は～いおっつかれ～☆』 〈省略〉 『んじゃ～今日の配信はおわり！！次を楽しみにしててね～！！！』 ＝＝コメント＝＝ 「まったね～！！」 「次も楽しみ！絶対見るよ！」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ ﾋﾟｯ 「ふぅ…」 私、「みーにゃ」は配信を終了し、「｜有原澪《ありはらみお》」に戻った。 「よっし、配信も終わったしぃ…もち～！！！」 もちは私の飼ってる猫の名前だよっ！ 「んにゃぁ～」 「ん〜っ！！今日も可愛いねぇ～！！………あっ！！」 おっとっと…あやうくつーくんとの約束忘れるとこだった…アハハ（） ＝＝電話にて＝＝ みーにゃ「アイスうぅぅぅぅ！！もっしもし～！！！」 アイス「なぁにぃぃぃぃ！？」 みーにゃ「かくかくしかじか…んで、歌い手なろーよ！！」 アイス「マジッ！？いいよ！」 みーにゃ「やったぁ！！」 アイス「僕も歌うの好きだしい～～！！」 みーにゃ「だよねだよね！やっぱアイス誘って良かったぁ～！！」 アイス「フフン！… って、ゴメン！編集終わってないから切るね！マジでゴメン！！」 みーにゃ「りょーかいっ！！またねっ！！」 ＝＝＝＝＝＝＝＝ 「ふぅっ…メンバーかくほっっ」 「にゃうっ」 「ふふっもちも嬉しいのかな？」 ＝＝LINEだお☆＝＝ みーにゃ「アイスok!!」 つばさ「マジ！？！？やったぁ～！！」 つばさ「なつくんには明日会うことになったからそんときに誘うつもり！」 みーにゃ「りょーかいっ！！」 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 「ん～っつかれたっ」 今日はあと編集と次の企画考えるのと……うわー…今日はオールかなぁ（白目） 「にゃ～！！」 まるで「僕がいるよ！！」とでも言わんばかりに鳴いたもちを撫でながら、私は一つ、色々な意味が混ざったため息をついたのだった。