いつもの通学路だったのに、なぜか知らないところへ、、、?
小学6年の主人公、時雨のあは無事に帰って来れるのか!?
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目次
通学路 ❶
一話目ですーガンバルゾー(爆死)
(と言うか漢字の「一」と伸ばし棒「ー」の区別がつかないね)
ちょっぴり自己紹介を挟んでもらいます!
---
、、、、えと、、こんにちは。
時雨のあです。
小6です。
好きなことは本を読むことです、、
お、お願いします、、。
---
ありがとうのあさん!
(彼女はコミュ症なのであんまし喋れないんです。)
ここから本編です、、!
---
夕暮れ時の通学路。
紅色に染められた道を山の方へ歩いていく。
のあ(もう直ぐ日が暮れるなぁ、、。早く帰らないと、、)
私の家は、山のふもと直ぐにあるので、日が暮れると危ない。
なので家の門限は必ず守らないと、家に入れてもらえないのだ。
ちなみに門限は6:10分。この時刻を過ぎると急激に当たりが暗くなる。
目の前には、、
家に帰るためのショートカット道。
のあ(ちょっと暗くて怖いけど、、、まあ早く帰らないといけないし、、、)
少し急足。
けもの道をジグザグに進む。
のあ「あれ、、」
道が二手に分かれている。
どっちに行けばいいんだろうなぁ、、、
左側は田んぼのあぜ道。
なぜか霧に包まれていて先が見えない。
ヒグラシの声が聞こえてくる。
右側は明らかに山道。
でもひらけている。
のあ(ひらけている右側の道に行くか、、。)
---
のあ「ど、どうしよ、、。素直にいつもの道から帰っておけばよかった、、。」
完全に立ち往生だ。
ひらけていると言っても、道が途切れて、大きな池がのあの前に横たわっていた。
いつのまにかそばに霧が這い寄ってきている。
のあ(やばい、、、来た道も霧に包まれ始めてる、、。)
オロオロしているうちに、のあの周りをすっぽりと霧が包んでしまった。
のあ「み、見えない、、。」
のあ(母さんからの教え。万が一霧に飲み込まれた時は、、じっとしておく、、。)
と言っても、もう日は落ちたのだろう。
寒過ぎる。
のあ「ごめんなさい、母さん、、ショートカットなんかするせいで、、」
ぼそっと呟くと、霧を掻き分けて手探りでもと来た道を戻っていく。
---
??「、、あの子のことだな?門限を過ぎてこの山に入ってくるってことは、、。」
○○「ええ、そうに間違いありません、、あの子には申し訳ないですが、、」
◎◎「??様、迷い込み結界のご準備を、、、、」
??「ああ。」
そう言うと、??はのあが行った方向に白銀の結界を張った。
??「仕方あるまい。
『選ばれしもの』よ。」
❷に続く、、。
おはようございます、、。
夜寝る前に書こうとしてたんですけどね、、、
寝ちゃったみたいで、、
❷もお楽しみに!!
迷い込んだ先は ❷
❶の続きです!
どうぞお楽しみください〜!
??「『選ばれしもの』よ。」
---
のあ「、、、あれ、、?」
元来た道を霧を掻き分けて進んでいると、銀色に光る何かが見えた。
のあ(やった、ようやく街に出た!)
安心感と安堵が広がって、いつのまにか走り出していた。
のあ(ごめん母さん、今帰るから!!)
そのまま銀色の光に飛びこ、、、ん、、?
のあ(飛び込む、、?)
銀色の光の前で急停止した。
のあ(おかしい、、光に飛び込む、、?街の光じゃ、ないってことか、、?)
銀の光をじっと見つめる。
そのままずっと銀の光と睨めっこしていると、、
のあ「け、結界、、?」
銀の光がバリアのように張り巡らされていることに気がついた。
のあ「誰がこんなことを、、」
銀の結界は、ゆらゆらとのあの前に漂っている。
のあは先を見ようとして目を凝らしたが、銀の結界は半透明で先が見えない。
---
??「、、勘がいいな。普通の常人ならあのまま飛び込む者だが」
◎◎「さすが『選ばれしもの』です。相当な働きが期待できます、、。」
??「ああ、我が国を必ず救ってくれるだろう。あれほど勘が良く、俊敏な子は見たことがない」
○○「??様、失礼しますが、もうそろそろ引き寄せないと、、、まもなく昏れ時ですゆえ」
??「、、、もう昏れ時か。わかった。」
??[銀の手]
---
のあ「、、、銀の結界、、、危ないな、さっきの道に戻ろう、、、」
結界から目を離し、背を向けて歩き出す。
その時だった。
シュンッ
鈴を鳴らすような音が背後の結界からしたかと思うと、、
のあを肩を銀色の何かが触れた。
のあ(!?)
そのまま銀色の何かは、ゆっくりとのあの肩ごとズルズルと後ろへ引っ張る。
のあ「や、やめ、、」
必死に抵抗するが、何かはのあの肩に密着したように剥がれない。
のあ(け、結界に引き摺り込まれる、、)
だんだん感覚がなくなってきた。
銀の何かが体を痺れさせてるみたいだ。
のあ(何か、、、掴むものを、、!)
暗い視界の中、必死に伸ばした手が何かを掴んだ。
---
だが、伸ばしたものは枝でも蔓でもなかったらしく。
のあはそのまま結界へ引き摺り込まれていった。
のあ「うああああああ!?」
視界が白く光る、、!
のあを飲み込んだ結界は、満足そうに霞むと消え去った。
のあが消えたところには、靴が一足残っていた。
---
のあ「う、うーーん。。。」
頭を何かで殴られた気がして、のあは目を開けた。
とたん、何が起こっているのか理解できなくなった。
のあは、飛んでいる、、!?
どこかの街並みが遥か下に見えていた。
のあ(ここは、どこ、、?)
ふと背中に視線を向けると、のあの背中に大きな白い鷹が乗っかっており、のあをどこかへ運んでいるらしかった。
---
??「こちらへきたか?例の者は」
○○「ええ、順調です。今私めの白鷹に運ばせております。」
◎◎「迎えの準備をいたしましょうか。??様。」
??「そうだな。」
王国には、月が上りかけていた。
❸へ続く、、
❸も出せたらいいですね〜
のあは一体どこに連れて行かれたんでしょうか、、?
❸をお楽しみに!!
選ばれしもの ❸
へっくしょい(?)
この❸を描く前、ずっとらっだぁさんの配信を見てたんですよね
いつのまにか日付が変わってしまった、、!
いやぁでも、らっだぁさんとぺいんとさんとゾムさんの掛け合いがマジで好きすぎて!
あれを聞くだけでスヤァ_:(´ཀ`」 ∠):ですから(絶対絵文字の人死にかけてるやん)
それでは!❸、どうぞ!
??「迎えの準備は整え終わったな。、、、『選ばれしもの』のことだ、きっとたくさんの裏切り者が今に賞金クビにしようと待ち構えていることだろう。警備は万全か?」
○○「ええ、もちろんです。王国中央通り、|東通《セイリュウ》、|西通《ビャッコ》、|南前門《スザクモン》共に限界警備体制ですので。」
??「、、よし、わかった、、、白鷹はもうくるか?」
○○「はい。白鷹は現在安全に警備圏内に入ってきております。もう時期到着すると思われる見込みです。」
---
のあ(いつまで運ばれるんだろ)
のあの背中にいる白い大鷹は、みじろぎもせずにただ一つの方向に一直線に向かっている。
眼下に広がるたくさんの街。
のあ「、、、本当にどこに国だ、ここ?」
のあは外国が好きで、よく上空夜景写真など外国の写真をたくさん持っているが、この街並みは見たことがなかった。
白大鷹が向かっている方向には、大きな白い宮殿。
のあから見て右側が海。
左側が険しい山脈。
そしてずっと飛んできた方向をチラッと振り返ると、三日月湖がうっすら見えた。
再び頭の向きを変えて宮殿を見る。
のあ(立派な白壁造だなぁ、、。)
某夢の国(フロリダのディ○ニーランド?)の城に似ているが、横に広く、何よりも特徴的なのが空中に大きな部屋があることだ。のあの真下らへんに、大きな石造りのアーチが見えた。
のあ(間も無く着くな、これ)
鷹はゆっくりと高度を下げ始め、クルクル旋回しながら降りていく。
やがて普通に走るぐらいのスピードになると、石造りのアーチをくぐった。
のあ「うわ」
アーチから見上げるお城はそびえるほど大きかった。
上空から見ていたのでわかりづらかったが、相当な広さがありそうだ。
さらに、アーチの先にはすごい数の人?がいた。
おそらくここは日本で言う城下町みたいなものなのだろう、市場があってみんなが食料品や服、そして雑貨などを購入していた。
もちろん肩に鷹がいて運んでもらっているのあと同じような境遇の方はいなくて、みんながのあがアーチをくぐった瞬間、ずっとのあのことを物珍しそうに見ていた。
その時、鷹が一声鳴くとスピードをあげ、人ごみを抜けて空へ舞い上がった。
---
??「、、、来られたようだ」
○○「ええ、そのようですね。、、どうされますか?ホールで総出で出迎えはできますが」
??「そのようにしてくれ。ずっと飛んでいて疲れているだろう。『選ばれしもの』は、休息を必要としている。◎◎、『選ばれしもの』を総出で出迎えるのだ。そのまま休憩をとらせてやれ。」
◎◎「仰せのままに。」
◎◎がスッと後ろへ下がり、扉を閉めて後は○○と2人だけになった。
??「○○、『選ばれしもの』を迎える。そちは食事係を監視するように」
○○「、、、了解しました。」
---
のあ「うわあ!?」
さらに高い高度へと白鷹は切り替え、ぐんぐん登っていく。
いく手には宙に浮かぶ部屋だ。
ギ、ギギイイイ、、
宙に浮かぶ部屋の大きな扉が開いた。
その中に向かって鷹が一直線に飛び込んでいく______
ぶつかる____!!
と思ったが、対面の壁に触れた途端、鷹は雲散霧消した。
のあ(び、びっくりしたぁ、、、)
ゆっくり部屋を見る。
白壁の落ち着いた雰囲気を保つ中くらいの四角い部屋だ。
窓際には茶色の箪笥らしきもの。
対面には周りが錆びた大鏡が壁に立てかけてある。
のあが正面衝突しかけた壁には、ラピスラズリらしき宝石が光るネックレスがかかっていた。
◎◎「、、言葉が通じますか?あなたに直接話しかけています」
のあ「!?」
後ろを振り向く。
スラリとした長身の男の子が立っていた。
のあより背が高い。
頭には猫耳らしき獣の耳。髪色は紺色。
日本で言う幕末の袴みたいなものを履き、上に羽織りを羽織っている。
のあは学校や人と話すことが嫌いだったので、なかなか男子と目を合わせる機会がなかったが、この時のあは(ああ、多分イケメンってこう言う人のことを言うんだろうなぁ、、)と心底思った。
肌は白く、目は紺色だ。白い尻尾がゆらゆら揺れている。
◎◎「こんにちは、言葉が通じますか?」
のあ「、、、はい、、」
ゆっくり返事をした。
男の子はにっこり微笑みかけると、さらにこう言った。
◎◎「ようこそおいでくださいました。長旅で疲れたでしょう、王との会見の前に少し休息をとった方がよろしいですよ。こっちに部屋がありますんで、一緒においでください。」
のあに向かってそっと右手を差し出した。
のあ「あ、はい、、」
タジタジになってしまう。だって普段から喋らないから、、、
男の子はのあの手を右手で握ると、左手で雲を作り出した。
◎◎「これに乗ってください。」
一緒に雲に乗り込む。乗り心地は最高だった。
---
どこかへ移動途中で、男の子は言った。
◎◎「申し遅れました。僕の名前はルーモスと言います。、、あなたの名前を教えてもらってもよろしいですか?」
のあ「る、ルーモスさん、私、、、のあです、、時雨、のあ、、、、です、、」
のあ(い、言えた!知らない人相手に自己紹介!)
ルーモス「しぐれ、、、のあ、、いい名前ですね。」
のあ「あ、ありがとう、、」
雲は宙を浮かぶ部屋から出て、宮殿の正門にスッと流れるように入った。
❹へ続く、、。
今回長かったなぁ
ルーモスくん多分イケメンだと思う、、、
のあちゃん、大丈夫か、、、?
(この話は恋愛系にはならないので安心してください。)