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目次
第一話 風のせせらぎ
有名飲食店を開いている、魔食鑑定士の2人のほのぼのファンタジー。
私、19才、女。現在人気飲食店の第一店舗の店長を務めている。一応、魔食鑑定士の資格も持っている。今は相方のノアと一緒に店の開店準備中…。
「開店時刻になったので整理券を配布しまーす」
ノアがそう言うと、待ち望んだ整理券を巡ったバトルが始まる。
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わずか10分で整理券が完売した。今日はいつもより早いな、と思いながら、予約の人を中に入れる。
「えっとじゃあ、チョピリの甘辛煮と、ビートのフライ、あとラモアジュースください」
「同じのください」
「かしこまりました。少々お待ちください」
私がそう言うと、ノアが首を縦に振る。この店は、2人営業だから、忙しい。ミキサーでラモアとレモンを切り潰す。ミキサーの中から、甘酸っぱい香りがした。そのジュースを、コップ5つに分けると、トレー2つに1つずつ置いた。ノアはもうチョピリの甘辛煮とビートのフライができたようだ。ノアはチョピリの甘辛煮とビートのフライを2つのトレーに乗せて、11番と12番のボタンを押した。客2人の持って
いたブザーが鳴り響く。即座に立ち上がって、こちらに来た。「(客A・B)ありがとうございます」
客2人がハモッたことに、少し笑いながら、トレーを渡す。
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店内に人がいなくなり、閉店準備をしている。ふと時計を見ると、もう5時半だった。急いで支度をしていると、ポストから音がした。郵便物か、と思いポストに向かって歩く。そこには、一通の手紙が入っていた。ノアと一緒に読むと、そこには驚きの内容が書かれていた。
拝啓 ズカース料理店のノア様・シオン様へ
最近、空気が冷たくなってきましたね。魔物が増えてきました。
本題に入りますが、御二人は魔食鑑定士の資格を持っていますね。最近、近辺で魔食オークションが行われているのですが、突然司会が魔物に襲われ、オークションが行えないほどの傷を負いました。オークションは引き継ぎたいため、貴国のなかで数少ない、魔食鑑定士の資格を持っているものを新たな司会者にするつもりなのです。魔食鑑定士検定本部の会議で、有名飲食店を開いている、貴方達2人が第一候補として挙げられました。どうか、この依頼を引き受けてくださいませんでしょうか。
敬具 魔食鑑定士検定本部より
続きもお楽しみに!!!
第二話 紅葉の訪れ
有名飲食店を開いている、魔食鑑定士の2人のほのぼのファンタジー。
「これって…」
「うん、魔食鑑定士検定のジョーカーからだ。」
私がそう言うと、ノアが目を輝かせて言う。
「私たち、学生だから身なりを整えてー…それにー、魔食鑑定士の手帳も持ってって〜」
「もう行くつもりなの!?早いな〜…」
私は当然、週末に行くつもりであったのだが…ノアがとなると、もう止められない。
「あれもいれて〜これも入れて…あ!水筒も!」
「ノア、早いわ。流石にあちらも準備ができていないだろうし…」
「あら!シオン、準備ができずに手紙を送るやつが世界にいますか?」
ノアに正論を言われて、成す術もないとは、このことなんだろうな、と思った。
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私達は、定休日の土曜日に魔食鑑定士検定本部に行った。その中には、手紙を送った者が待っていた。
「依頼を引き受けていただき、ありがとうございます、シオン様、ノア様。私の名前はジョーカー。お互いに、良好な関係を保ちましょう。」
何もそんな硬い喋り方をしなくてもいいのに、と思う。
「こんにちは。私がノアで、こちらがシオンです」
気が向かないまま、腰を下げて挨拶をする。
「よろしくお願いします…」
「よろしくお願いいたします〜」
「早速なのですが……」
ノアはこの校長先生のおありがたいお話に耐えられたみたいだけど、私は無理だった。
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オークション会場に行くと、そこにはオークションに待ちわびた人々がいた。冒険者、魔法使い、僧侶、なんとエルフまで。いろいろな人がいるんだな、と思った。それと同時に、ジョーカーのパン、パンという音が会場に響いた。
「みなさ〜ん、新しい司会者が決定しましたよ〜!そちらにいる、シオンさんとノアさんです!」
どうぞ入ってください、という空気の中、司会者の舞台に上がる。皆が皆、私達を見ている。活発なノアは、すぐに自己紹介をした。
「初めまして、ノアです。これから司会者、頑張ります!」
ノアが、さ、シオンもという感じで自己紹介を促してくる。
「えっと、シオンです。これからよろしくお願いします」
私達は、パチパチという拍手のシャワーを浴びてから、本題に入った。
「じゃあまず、目玉商品から」
「なんとこちら、グリフィンの爪です!カレーなどの甘辛煮にちょうどいいかも?さあ、値札はいくらかな!?」
ノアが台本に書かれていた台詞を言う。それとほぼ同時に、
「50€!」という声が聞こえた。それに負けじと、「60€!」という声も聞こえてきた。結局、その5分後くらいに、「100€!」という声で落札した。なぜか、女性は手を挙げないな、という疑問を考えていたら、一つ浮かんだ。女性にとって、たかが爪より、魔法道具のほうが優先的に欲しくなるのだ。その気持もわかるな、と思いかけて、やめた。
面白かったですか?面白かったなら光栄です!
次回もお楽しみに〜!