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目次
水果
水が撥ねる。
水しぶきが上がる。
影が沈む。
色が広がる。
水が動く。
あ
「あの子なんなの」とかいう声はどうでもよくて
でも少し気にして
勝手に落ち込んで勝手に疲れてる
聞こうなんて思ってもないのに勝手に聞こえてきて
耳は聞くのをやめない
あの子なら助けてくれるかもと希望を抱いても
そんなことはなくて
誰も助けてなんかくれなくて
孤独な世界を一人寂しく生きていく
背
花は散り、
草木は枯れ、
雪は降り、
草は埋もれる。
樹木は残り、
息を纏い、
目を瞑る。
地
木々は揺れ、水は流れる。
小鳥は鳴き、月は動く。
でも太陽は、その場に留まる。
人
彼の音色はとても綺麗で
でもどこか寂しくて
人は孤独と共に生きていて
離れてなんかくれない
おじゃま虫はどの世界にもいるもので
皆が皆うまくいくわけじゃない
でもうまくいくことを願って
希望を持つのが人間