"どうやって世界の平和を取り戻すのか"
"本当の平和とは何なのか"
"闇に染まったこの世界を__"
"救え"
この世界には、炎、水(氷)、風、雷の4つのエレメントをそれぞれ操ることができる人物がいる。
それは、この世に選ばれた4名のみ。
彼らは『エレメンター』と呼ばれ、この世界に起こる異変を解決していく役目があるが..........
その世界の平和を脅かす強大な影が_______。
「エレクロ 色々データ・用語集!」こちら!
➔https://tanpen.net/novel/series/0feeca01-503a-4dcd-8e30-54f3fb8c6486/
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目次
エレクロ 本編 第1話「エレメント授与」
はい!記念すべき初投稿です!!
初めてなので分からないことやおかしな部分があると思いますが、
温かく見守ってくれると嬉しいです!!
これから伏線をたっっくさん入れてるので是非考察しながら読んでください!!
**本編 第1話「エレメント授与」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
??・??
??・??
??・??
_________________
"この世には、炎、水(氷)、風、雷のエレメントを司る**『神獣』**が存在する"
"その神獣は、**ある目的**を果たすため......"
"この世の4人に、各エレメントを授けた"
"そのエレメントを授けられた人間は、**『エレメンター』**と呼ばれる"
"そのエレメンターはこの世に起こる異変を解決していく役目がある........が........"
---
この世舞台は**『アルカディア』**今の現実でいうと、近未来都市のようなものだ。
エレメントを持つ人々がいるというが、全ての人間が持っているわけではない。
世界でも、数えるくらいしか存在しない。
また、エレメンターには、強さを表す**ランク**というものがあり、**F〜A**まである。
しかし、どのようにしたらエレメントを貰えるか?
それは、ざっくり言ってしまえば、神獣の気分によって決まる。
だから、エレメントを授けられた人間が全員いい人とは限らない。
だが、その場合には神獣たちが怒り、その人物のエレメントが剥奪され、他にも、天罰が下るという。
いわゆる、神獣はこの世の神のような存在だ。
そして、今、神獣により、4人の人間にそのエレメントが授けられることになる。
??「はぁ〜、今日も学校かぁ、行きたくない〜〜眠い〜〜」
朝、とある場所でそう呟いている少年がいた。
彼の名前は**『レッド・フレイア』**普段は明るく頼れるリーダーのような存在の高校生だが、どことなく朝に弱い。
レッド「じゃぁ、学校行ってくるよ」
レッドはそう言って玄関を出ると、そこには炎を纏った狐が宙に浮いていた。
そしてその狐は、突如レッドに向かって光を放った。
レッド「な、なんだよ!!」
しばらくして、光が収まると、レッドの左手の甲に不思議な刻印が出来た。
レッド「な、なんだ……これ…..?」
レッドはそれに不思議に思いながらも、学校に向かって歩き出した。
〜〜〜〜〜〜
そしてその頃、レッドの家の近隣で、同じようなことが起こっている。
??「よし!じゃ、行ってきます!」
とある少女が玄関を出ると、水と氷を纏った狐が宙に浮き、光を放つ。
??「きゃっ!!」
〜〜〜〜〜〜
またまた別の場所で、そのようなことが起こる。
??「今日もいい天気だな〜」
別の少女が道を歩いていると、風を纏った狐が光を放った。
??「な、なによ!!」
〜〜〜〜〜〜
またまたさらに別の場所で同じようなことが起こる。
??「それじゃ、行ってくるか」
今度は別の少年が外に出ると、雷を纏った狐が光を放った。
??「.......っ!!」
**本編 第1話「エレメント授与」 終わり**
※2025/09/16、ランクに間違いがあったため修正しました。
エレクロ 本編・予告 第2話「2人のエレメンター」
エレクロ 本編 第2話の予告偏です!!
待たせ過ぎるのはさすがに申し訳ないので予告を書きたいと思いました!!
予告偏初めてなのでおかしい所があるかもしれません.......
第1話はこちら!!
➔https://tanpen.net/novel/4e9b7b23-53e1-4bec-9e93-0d177eccca73/
** 本編・予告 第2話「2人のエレメンター」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
??・??
_________________
昨日の出来事であった。レッドは謎の生き物と遭遇し、不思議な経験をした。
それはレッドだけではなく、この世の他の3人も似たような経験をしている。
これは果たして偶然に生まれたものだったのだろうか?
_____いや、これはあまりにも偶然じゃ起きない出来事だ。
察しがいい人ならもう気づくだろう。
そう、これは、誰かが仕組んだものでも、自然の現象でもない。
その正体は______
---
--- **『神獣』**だ。 ---
---
しかもその経験をしたうちの2人が、お互いに近い存在だったとは、
誰も思わなかった。
そして今日、お互い対面することになる。
〜〜〜〜〜〜
レッド「今日も1番乗りっか!........って、うん? なんでお前が.....?」
??「なぜんでって.....このクラスの生徒だからよ!」
〜〜〜〜〜〜
そう話していると、レッドたちの前で突如光が放たれる。
??「きゃっ!な、なに!?」
レッド「えっ、き、君たちは!?」
〜〜〜〜〜〜
*____To be continued...*
**本編・予告 第2話「2人のエレメンター」 終わり**
読んでくれてありがとうございます!!
追記として、文の途中にある「〜〜〜〜〜〜」は場面の切り替えのような
ものです!!
エレクロ 本編 第2話「2人のエレメンター」
本編の第2話です!!((おせぇよ
今回も次回も会話・説明の話になるかなぁ?
今回は前回より表現にこだわってみました!!
**本編 第2話「2人のエレメンター」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
??・??
_________________
昨日の出来事であった。レッドは謎の生き物と遭遇し、不思議な経験をした。
そしてこの世界のどこかでもう3人、似たような邂逅を果たしている。
これは一体何の仕業なのか?
もうすでに気づいてる人もいるだろう......
その正体は______。
---
--- **『神獣』**だ。 ---
---
ある朝の頃、レッドはいつものように学校に向かって歩いていた。
本当なら、このまま心地よい晴れ日和の中で、平和な日常を過ごすはずだった。
この世界の**〝裏〟**を知るそれまでは.........
レッド「.......はぁ、こんな日は外に出るだけでも眠くなるのに.....」
レッドはあくびをしながら眠たそうに歩き続けている。
今にも、眠ってしまいそうだ。
だが、そう言っている間に、登校時間が刻一刻と迫っている。
レッド「やっべ、このままだと遅刻する...!あっ、そういえば......」
レッドは何かを思い出したかのように左手の甲を見た。
レッド「この模様.....なんだ?」
レッドのいう模様とは、玄関を出たときに会った謎の生き物の経験からあるものだ。
その正体は本人でもまだ知らない。
レッド「タトゥー?校則に引っかかるのに.......それより急がないと!」
レッドはとっさに走り出した。すると瞬きをした瞬間、学校の正門前に着いていた。
周りには、まだ人がいない。いつもより少し早く着いたようだ。
レッド「え.....なんで.....まぁ、いっか!!」
そして自分の教室へと向かい、扉を開けて入った。
レッド「今日も1番のり!っか......て、うん.....?」
教室のドアを開けたその瞬間、何かが引っかかった。
目線の先には、窓辺に座る見慣れた少女の横顔がある。
レッド「うん〜?誰......あっ!レイラ!?なんでここに!?」
??「あっ、レッド〜来たんだ。忘れたの?ここのクラスの生徒だからよ!」
レッド「いや、そうじゃなくて.....なんでこんな早いんだって聞いてるんだ。
いつもはもっと遅いだろ?」
その少女の名は、**『レイラ・アクランド』**
このクラス(1年1組)のムードメーカーで、笑顔がチャームポイントだ。
そして、レッドとは小さい頃からの幼馴染でもある。
レイラ「あぁ〜早い理由?なんか家出たら狐さんみたいのがいてさ....
目の前がピカーッ!ってして歩いたらここに着いてたの」
レッド「は、はぁ?そんなことあるわけが......__あったわ.......__」
レイラ「も〜変なこと言わないでww 小さい頃のときみたいねw」
レッド「ど・つ・き・回・す・ぞ...?」
レイラ「ごめん☆」
しかし、レッドはその会話で、レイラが自分と同じ経験しているかもしれないと悟り、
しばらく考え黙り込んだ。
レッド「(でも、レイラも俺と同じなのか....?)」
レイラ「急に黙って、どうしたの?」
レッド「あぁ....少し考え事しててな。そういえば、左手は....」
レイラ「左手?」
レッドは思い出したかのようにレイラに問いかけ、レイラは自分の左手を見た。
その視線の先には、不思議な刻印が入っている。
レイラ「なに......これ........」
レッド「やっぱり.......まぁいい、調べたいことが見つかったんだ。
放課後、俺んち来れるか?」
レイラ「おぉ〜!レッドの家久しぶり〜いいよ〜」
こうして、2人は再びいつもと同じ学校生活を過ごした。
そして放課後、レッドの家へ集まることになった。
〜〜〜〜〜〜
レイラ「おじゃましま〜す!久しぶりに来たけど、やっぱりレッドの部屋汚いね〜」
レッド「....それ以上言ったらぶちのめす.........」
レイラ「ごめん☆__((2回目__」
レッド「全く....」
そんな会話を済ませ、レッドはそのままパソコンを開いた。
そして検索画面に、とあるキーワードを入れ、それを調べ始めた。
レイラ「**〝エレメンター〟?**」
レッド「そうだ。聞いたことはないか?」
レイラ「ぜ〜んぜん」
レッド「まぁそうだよな。俺は昔からそのエレメンターとやらに興味があってな」
レイラ「ふ〜ん」
レッド「で、その左手の刻印......なんか見覚えがあるんだ。もしかしたら.....」
レイラ「もしかしたら〜?」
レッドは様々なWebサイトなどをあさりながら調べていき、突如、動きを止めた。
レッド「まさかとは思ったが、本当にそのまさかだったとは........」
そして一瞬、辺りがなにもなかったかのように静まり返った。
まるで、想像もしなかった運命にささやかれるように____。
**本編 第2話「2人のエレメンター」 終わり**
スクロールお疲れ様でした!!
少し長すぎたかな...?
続きも楽しみにしてくれると嬉しいです......!!
エレクロ 本編 第3話「エレメンターとは」
前回に続き大変お待たせしました!!
多分ここから文字の量がキモいことになると思います......
書き方とかが前回とだいぶ違うんじゃないかな?
考察要素は少し入ってると思います!!
ですので、ぜひ考察して読んでみてください!!
あぁ〜もっといい表現ができるようになりたいっっ!!
**本編 第3話「エレメンターとは」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
_________________
レッドは、突如動きを止めた。そして、しばらく画面を眺めている。
レッド「まさかとは思ったが、本当にそのまさかだったとは........」
俺は驚きを隠すことができなかった。予想外のことだ。だって、あの___。
レイラ「ねぇ、本当にどうしたの?顔色悪いよ?」
レッド「あぁ....そうだな.....一旦落ち着こうか」
レイラはまだ何も知らないようだ。自分の興味本位で調べていたものが.......
だが、きっとこれは間違いじゃない。まるで、おとぎ話のようだが、そうだ。
きちんとレイラにも説明しなきゃいけない。
レッド「レイラ、お前本当にエレメンターって知らないのか?」
レイラ「そうだけど......?」
レッド「まぁそうだよな。じゃぁ、左手のマーク見てみろ」
レイラ「うん?」
レイラは純粋で天然すぎる。普通だったら、異常だというこの出来事に、
まぁいっか!のノリで過ごしている。まぁそれも、あいつのいいところなのかもな。
そして、俺は、レイラにパソコンの画面を見せる。
レッド「ほら、この写真、俺達のやつと似ていないか?」
レイラ「そうかなぁ?何かのアザじゃない?」
レッド「こんな形が整ったアザがあるか」
レイラ「ないとは限らない.....!」
レッド「まぁ、過去のエレメンターと呼ばれる人たちもこのマークがあったらしい」
レイラ「へぇ〜面白いじゃん。それより、おやつ食べたい〜」
レイラはあまり興味がないのか、おやつ食べたいとまで言い出した。
これじゃ、幼い子供に読み聞かせしてるみたいじゃないか。けど、しょうがない......
レッド「__で、そのエレメンターっていうのは、この世に起こる異変?
みたいなのを解決する人たちのことらしいんだが.......詳しいことは.....」
レイラ「あぁ〜秘密警察みたいな?その隠語なんじゃない?__((モグモグ__」
もはやレイラは持ってきた自作のクッキーを食べながらそう言った。
え?俺がおかしいのか?何か最近、おかしいことがあるなと感じていたんだが.....
急に建物が爆発したりとか、急にものが凍ったりとか、などなど。
普通じゃ絶対にありえないが起きている。今までは、そんなの.......なかったのに.....
正直、ただの偶然だと思いたいのが山々だ。でも、やっぱりおかしいって...........
レッド「......レイラはいつも通りだな......悪い、俺がおかしかったのかも.....」
レイラ「えっ、そーなの?そういえば、調べたいことは見つかった?」
レッド「いや、思ってたのと違うものだった......じゃ、また明日.....」
---
--- **「本当に、そう感じているのか? そこの少年よ__ 」** ---
---
レッド「えっ、誰........?」
なんだ......これは。聞いたことのない、不思議な声だった。
そして、レッドはその謎の声が聞こえた方向へと振り向く。
そこに視線を向けると、目の前は突然、何か見覚えのある光に包まれていた。
レッド「.....なっ!ま、眩しい!!」
レイラ「えっ!?えっ!?急に驚かせないでよ、レッド......!!」
レッド「お、俺なわけないだろ!!」
__しばらくして、やっと光が収まり、視界が開けると、
そこには、`〝あの狐〟`が2匹、宙に浮いていた。そして、こちらをじっと見ている。
よく見ると、片方は炎を纏っており、もう片方は水と氷を纏っている。
どちらもそれで間違いないだろうが、とても普通の炎と水、氷だとは思えない。
何か.......不思議な何かを感じさせるものだった。
??「.......っふ、どちらも不思議そうな顔をしているな。まぁ、無理もない」
??「私たちが授けたうちの2人は、この子たちで間違いないようね」
??「そうだな。それでは、ごきげんよう。レッド、レイラ」
口を開いたかと思えば、不思議な狐のうちの1匹が、レッドとレイラの名を口にした。
やっぱり、普通じゃない。まるで夢のようだ。一体、この生き物たちは.......
レッド「いや待て待て待て。なぜ、俺たちの名前を知ってる?」
レイラ「喋る狐さんって........あっ!!あのときピカピカ野郎!?」
??「ピカピカ野郎とは失礼ね....私たちは__ 」
??「まぁまぁ、そう焦るな。まずは自己紹介だろ?」
??「そうね.....自己紹介ね。じゃぁ、先よろしく」
フレイ「全く.....俺は**『フレイ』**単刀直入にいおう、**炎の神獣**だ」
ミズリー「私は**『ミズリー』**フレイと同じく、**水と氷の神獣**よ」
フレイ「__ってことで、これからよろしくな」
レッド「......」
レイラ「......」
ミズリー「うん?どうしたの?急に黙り込んで.....」
あっさりその神獣とやらにそう言われるが、
レッドとレイラにとってはあっさりじゃすまない出来事だ。
故に、2人ともしばらく黙り込んでしまった。
レッド「し、神獣!?は?え?そんなわけ......」
レイラ「神獣......?何か聞いたことあるよね?」
レッド「なんでお前はそんなあっさり受け止めてんだよ((」
レイラ「だってフレ.....なんとかと、ミズ....なんとかがそう言ってるじゃん」
レッド「全く覚えてないのか........」
フレイ「突然の出来事で申し訳ないな。だが、俺たちはあの神獣だ」
ミズリー「知ってくれてるなんて、**`さすがエレメンター`**ね」
フレイ「選んだかいがあったかな?ふっ....やっぱり、あのときの子と少し似てるな」
ミズリー「今後が楽しみになるわね」
レッド「いや、勝手に話が進んでるんだが.....
俺たちはそのエレメンターってのが、どんなのかは詳しく知らないぞ?」
ミズリー「まぁ、知らなくて当然よね。それを今から説明する」
フレイ「分からないことは俺たちに聞けばいい、それじゃ、いくぞ?」
レッド&レイラ「えーー!?!?!」
---
**◇神獣たちによる説明の要約◇**
まず、炎、水(氷)、風、雷をそれぞれ司った4匹の神獣が、
この世の4人にそれぞれ1つのエレメントを授けた。
今回の場合は、レッドが炎、レイラが水(氷)のエレメントを授けられた。
この2人がこの世の4人に授けられた人たちのうちの2人にあたる。
そして、神獣にエレメントを授けられた人たちを『エレメンター』と呼ぶ。
そのエレメンターたちは、この世に起こる〝異変〟を解決していく役目がある。
簡単にいうと、エレメンターでの任務だと思ってくれればいい。
異変を解決しているというこの現状は、あまり世間には知られていないが、
今までそうしてこれたのは、過去のエレメンターが抑えてくれたおかげだという。
その異変というのは、自然現象でも、人がただ起こした事件でもない、
**〝ある組織〟**が主に起こしている異常事態のことを指す。
最近までは、神獣たちだけでその〝異変〟をなんとか抑えることができたが、
そのある組織の活動や勢力が最近になって急に活発になり、
神獣たちだけでは様々なリスクがあることからも完全には抑えられず、
エレメンターの力が必要となった今、4人のうちのレッドとレイラが選ばれた。
だが、残念ながらその組織についての情報などは全て把握しきれていないため、
組織の完全な撲滅や特定とまでは今まで1度も達成できていない。
つまり、まとめると、2人には我々の任務をこなしてもらう、ということだ。
---
フレイ「.......長くなったが、まぁこんな感じだ。
色々難しいことを言ったが、そこはあまり気にするな」
ミズリー「簡単にいう、任務をこなしてもらえれば大丈夫だから」
フレイ「始めはそんなもんだな。いきなり難しいことをしたって、しょうがない」
レッド「......は、はぁ.........そう........なのか.......」
レイラ「えっ....えっ.....私、そんなこと.....」
レッドとレイラはやはり驚きを隠せない。それは神獣たちもよく分かっている。
なぜなら、どんな人だって、生きている限り不安という感情は感じるものだから。
フレイ「確かに最初は不安だよな......あの頃の子も、こんな感じだった」
ミズリー「安心して、裏方ながらに私たちもついてるんだから」
フレイ「そう。最初からじゃんじゃんこなせる|者《やつ》はいないからな」
神獣たちは2人を落ち着かせるために優しく声をかけた。
そして段々と、2人も落ち着きを取り戻し、レッドが先に口を開く。
レッド「........改めて、まさかとは思ったが、そのまさかだったとはな」
レイラ「......ふぅ、私たち、エレメンターなんだ......」
レッド「よし。まずは受け止めない限り話は始まらない」
フレイ「さすがだな。もう落ち着いたか?」
レッド「俺たち....これから、どうすれば.......」
フレイ「そう焦るな。いつも通り学校へ行ったりして、日常を過ごしてくれ。
その中で、所々任務をこなしてもらう」
レッド「そうなのか。でも、どうやって任務を伝える?」
フレイ「君たちの左手に、刻印があるだろう。それが使える」
レッド「これ、ただの刻印じゃないんだ.......」
レイラ「ほぉ〜.......!しゅごい.....」
フレイ「エレメンターである証だ。それに、君たちは念話ができるはずだ」
レッド「念話.......?」
フレイ「我々が直接君たちの脳に話しかけることだ」
レッド「それじゃ、俺たちからはどうやって.....」
フレイ「簡単だ。考え事のように話しかけると、繋がる」
レッド「ほ、ほう......」
フレイ「まぁ、その他のことはそのときになってからだ」
ミズリー「早速、近頃で嫌な予感がするの。もしかしたら出番かもね」
レイラ「.......ごくり.........」
フレイ「まぁ、今日はもう遅いし、続きは明日だな」
レッド「分かった。また会おう」
......こうして、突如現れた神獣たちとの会話は終わった。
それと同時に、自分たちがエレメンターとしての日が始まる。
2人は、エレメンターの任務をこなすことができるのか。
いや......エレメンターとして、この世界の______。
**『レッド・フレイア』**
**『レイラ・アクランド』**
今、2人のエレメンターの幕が開く。
**本編 第3話「エレメンターとは」 終わり**
展開急すぎるかな.......?
もし説明とかがよく分からなかったらどんどん質問してください!!
(リクエスト箱へゴー!!)
エレクロ 本編 第4話「異変の予感」
更新頻度が遅い【輝光 幻咲・゜】です.....
戦闘回は近いうちに出てくると思います!!
さぁ、2人はどう生活するのでしょうか!!
**本編 第4話「異変の予感」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
_________________
神獣たちとの会話を済ませた翌日__。
2人は言われた通り普段の日常を過ごすことにした。
いつもの日常を.......と思っていたのだが、
神獣の勘は正しかったようだ。早速、不穏な空気が漂っている。
まさか、この日、この場所で__。
〜〜〜〜〜〜
あの出来事の翌日、レッドはいつものように身支度をしている。
今日はレッドにしては珍しく、しっかりと目が覚めているようだ。
やはり、昨日の出来事によるものだろう。
だが、まだ分からないことばかり考えていたってしょうがない。
とりあえず、今日はいつもの日常を過ごすのが合理的だ。
レッド「 "近頃で嫌な予感" か......」
レッドはいつも通り、平和な通学路を歩いている。
気になることは山々だが、なんだか俺らしくないな。
せっかく早起きできたんだ。
今日は俺がレイラを驚かしてやるか。
よし、少し急ごう。
〜〜〜〜〜〜
レイラ「昨日のレッド、何かおかしかったなぁ。」
レッドに続いて、レイラもその頃、学校へ向かっていた。
きっと早起きでもして、私を驚かそうとでもしてるんでしょ?
と思いながら、何気ない周りの景色を見て歩いている。
この辺りでは朝、小鳥がよく鳴いている。
それに、朝早いので、人通りも少なくとても静かだ。
レイラは、そんな街が大好きだ。
.................何か引っかかるものを感じるが、
レイラはそんなことはあまり信じたくない人だ。
こんな所で、異変が起こるなんて、絶対に嫌だ。
でも、神獣が言っていたことがどうしても..........
レイラ「いやいや、そんなこと.......ないよね..........?
ふぅ......レッドも待ってるだろうし、早く行こ」
〜〜〜〜〜〜
とある路地裏、誰の目にもつかず、手入れも行き届いていない.......
家を持たない人や、何でもない不良たちが集まる場所__。
そんな怪しい場所は、例えどんな平和な街でもあるものだ。
2人がいつも通り、平和な日常を過ごそうとしている中で、
その路地裏のどこかで、謎の人物が不敵な笑みを浮かべていた。
??「ここ最近、神獣たちによるエレメント授与があったそうだが、
新しくエレメンターになったと思われる人物は.......」
---
--- **「あの2人だな?」** ---
---
??「へへ.......これで俺も.......昇格かな.......?ふふふ......」
その1人の人物が、そんな独り言を呟いていると、
同じ場所にいた一部の不良たちが反応した。
こんなときは、放って置くのが1番だというのに。
不良「なぁ、そこのお前、なにブツブツ言ってんだ?」
??「うん?そういうお前こそ、関係ないことだろ?」
不良「ああん?何だテメェやんのか?さっさと言えや」
??「.....っち、ったく....俺もこんなことはしたくないのにな?」
不良「またブツブツ言いやがって.....この野郎っ......」
__ポタッ、ポタッ。
不良が再び口を開こうとしたとき、突如腹部から血が垂れる。
.......一体、何があった?刺されたのか?でも......
全く思考が追いつかず、焦っていると、その謎の人物から
黒い斬撃のようなものが飛びかかってきた。
.....だが、不良にとって、避けることなんてことは、とてもできはしなかった。
瞬きする間もないほどの一瞬だったから__。
不良「.......っぐ.....がっ.....」
??「へっ.......大人しくしていればよかったのになぁ?」
不良「い、いやだ.......誰か........た、助..........けて」
??「残念だが、それはとても聞けない望みだな」
不良「お願い.......すみません......で.....」
その謎の人物は、先程の不良をあっという間に始末した。
誰にもわからない、ほんの一瞬で、不良は殺されてしまった。
そして、再び謎の人物が口を開くと........
??「はぁ......ちょっとやりすぎたな。早く急がないと。待っていろよ......」
**「レッド、レイラ」**
??「それじゃぁ、`召喚準備....開始__` 」
〜〜〜〜〜〜
その頃、レッドは学校に到着していた。
それに加えて、レイラも同じタイミングで学校に着いていた。
2人共、あまりの偶然に黙ってお互いを見つめている。
レッド「.......え.......?」
レイラ「うそぉ.......」
レッド「なんで.....またこんな早く?」
レイラ「レッドこそ、いつも起きれないくせに」
レッド「うう.......それは......とにかく!早く教室行こうぜ」
レイラ「ふぅん......?そうね」
やっぱり、朝早いことから誰もいない。朝練がある部活でさえだ。
いるとしたら、そこそこの年齢の職員ぐらいだ。
その職員が何してるかといったら、答えは何もしていない。
生徒たちが来るまでコーヒーを飲んでいる。
だが、そのおかげで教室の鍵が開いていた。
レッド「よかった。鍵が開いてる」
レイラ「ね、ね?何でこんな早起きしたの〜?」
レッド「ただ眠れなかっただけだ。誤解すんな」
レイラ「私を驚かそうしたとかだなんて?」
レッド「ば、ば、ば、バカな.....そんなわけない......だろ?」
レイラ「あっ、図星みたいだね〜。わっかりやす〜い」
レイラに自分の思惑がバレたレッドはあたふたしてたが、
なんとか誤魔化したようだ。
そして何分か時が過ぎ、他の生徒たちがやって来る。
その後、いつも通り授業が始まった。
そんな日常が、今始まったばかりだというのに、
学校の屋上でまたあの謎の人物が笑みを浮かべながら立っている。
そいつが来た途端、感じる人は感じる、不吉な予感を漂わせていた。
??「さぁさぁ、一体どんなものを見せてくれるのか.......」
---
--- **「新しいエレメンターたちよ」** ---
---
**本編 第4話「異変の予感」**
〜おまけ〜
レッド
「そういえば、お前本当に更新頻度遅いよな」
作者
「いやぁ、こっちもこっちで忙しいんですよ......?」
レッド
「忙しくても投稿してる人たちいるだろ」
作者
「う〜ん.....最近は早くできるよう頑張ってるつもりなんだけどな.......」
レッド
「なら行動に移せ」
作者
「なんでそんなに辛口なの........?」
レイラ
「はいはい、よしよし☆」
作者
「(≧∇≦)」
エレクロ 本編 第5話「最初の異変」
結構長いかもしれません.......
さぁ、どんな展開が待っているのでしょうか!!
今回は前回より今後の物語につながる要素が多いかも!?((ボソッ
**本編 第5話「最初の異変」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
_________________
今にも眠くなりそうな、温かいぽかぽか日和。
レッドは窓側に腰掛けて、校庭をじっと見ている。
朝起きたときにはぱっちり目が覚めてたのに、
こんな天気じゃ、無意識のうちに睡魔に襲われてしまう。
ふわぁ〜....とあくびを一息ついて、
レッドはなんとか眠気を覚まそうとしていた。
レッド「あぁ、もう少しで授業が始まる......」
レッドがそう独り言を言っていると、
授業の準備をして戻ってきたレイラが話しかける。
いつものような、変わりない声で。
レイラ「もう、やっぱり眠いんじゃん。次、歴史だよ?」
レッド「うわっ、眠くなる教科 第2位じゃん」
レイラ「でしょ?数学じゃなくてよかったね〜」
レッド「ほんとだよ.....寝ちゃったらどうしよ....」
レイラ「私が先生にチクってあげよっか!」
レッド「俺のこと嫌いなの.....?」
レイラ「てへっ☆嫌いじゃないよっ!」
レッド「いつも笑顔でいられてすごいな......」
レイラはいつもの天性の笑顔で話した。
その笑顔は、みんなに力をくれる、不純物1つ無い、
まっすぐ透き通った、輝くダイヤモンドのようだった。
レッドは、その笑顔に何度力をもらったことか。
彼女は、他の誰1人持っていない、特別な何かがある。
いや、そう感じる。さすがはあの子のチャームポイントだ。
__と思ってる間に、早速歴史の授業が始まった。
今回の内容は、いつしかこの世とって興味深いものだったようだ。
それでは、少しばかりその様子を見てみよう。
先生「よーし、それじゃ授業を始めるぞ。お願いします」
生徒たち「お願いしま〜す!」
先生「え〜というわけで、しっかり勉強してきたか?」
生徒「してま〜す」
先生「そうか。なら関心関心。それでは、今日の内容なんだが.....」
生徒「”人類の古代文明“についてですよね!」
先生「本当はそうなんだが、今日は違うんだ。
試しに、今日は何の日かわかるか?」
生徒「うーん.....なんだろー」
先生「まぁ、初めて聞くかもな。今日は、あの厄災の日だ」
生徒「あの厄災......?」
先生「そうだ。まぁ、とりあえず聞いてくれ」
---
**◇先生の話をそのまま写したもの**
今日は、1000年以上も前に起きた大厄災とちょうど同じ日だ。
すごく有名な話なんだが、君たちは知らない人が多いみたいだな。
それでは、特別講習といこう。
1000年以上も前のある日、実に不思議な出来事が起きたんだ。
昔すぎることだが、今まで言い伝えられ続け、今に至っている。
その不思議な出来事というのは、みんなが寝ている、夜中に起きた。
突如、大地が水分を失い、完全に枯れたんだ。植物とともに。
それだけならまだよかったかもしれない。だが、それはまだ終わらなかった。
次は辺り一面、謎の炎に包まれた。その炎は、ごく普通の一般人でもわかる、
普通ではない炎だったという。いくら消火しても、絶対に消えなかったらしい。
そのまま大地は炎の海と化した。そして、不思議な出来事は大地だけでなく、
川や海にも起きてしまった。それは、最初は普通の洪水かと思われた。
だが、雨も降っておらず、大地は枯れたというのになぜ洪水が?
答えはすぐに分かった。川や海にも、異常が起きているからだ。
ただの洪水などではなく、まるで生きたかのように人間をすくい上げ、
そのまま水の中へ飲み込んでいったんだ。数え切れない程。
それを助けに行こうとする人もいたが、結局同じ運命だった。
他と同じく水へ引きずり込まれ、中には体を凍らせられた者もいた。
そうして、火災や水害などで多くの命が亡くなったというのに、
世界はまだ我々に牙を剥いた。今度は、突然の突風や落雷だ。
ただの悪天候か?とも思うが、やはり違っていた。
1つ言えるのは、あまりにも異常な量だったそうだ。
そのおかげで建物は崩壊し、もちろん人間自体にも悪影響を及ぼした。
このような出来事が........ではなく、`**“厄災”**`が、だな。
これらの厄災が、我々人類を襲ったんだ。もう少しすれば人類が.......
いや、この星ごとが滅びかけた大厄災だったという。
その名も__
--- **《|Code 0.0 ZERO《コード ゼロ》》** ---
これが、今まで言い伝えられ続けてきた話だ。
絶対に忘れてはいけない.......そんな出来事だったそうで、
先生たちが子どもの頃は、それが知ってて当たり前でった。
.....っふ、実に悲しい話だよな。これを知ったところで......
まぁ、ぜひ君たちにも知ってもらいたいなというわけで話した。
頭の隅にでも置いといてくれればいい。聞いてくれてありがとな。
---
生徒「こーど.....ぜろ.....?」
先生「そうだ。興味があったら、調べてみると良い」
先生の話が終わった。少し教室内がざわめく。
もしその話が本当だとすると、実に不思議なことだな.....
そう、レッドは思っていた。あまりにもおかしいよな、と。
でもここまで言い伝えられてるということは、まぁそういうことなんだな。
それより、妙な空気が漂っている。
なんだろう、すごく嫌な予感がする。他のみんなは気づいていないのか?
........何も起こらないといいが........
昼下がり、心地のよい温かい日差しが差し込む屋上で、
レッドが感じたような空気を漂わせている人物が、何かを準備している。
相変わらず、不敵な笑みを浮かべたまま、こつこつと。
??「へへへ......一体、どんなショーが始まるのか.....
`静寂を破りて今ここに、闇より暗き闇に在り、我が声に応え顕現せよ__。`」
--- ***“|獄闇の狂戦士《クロウ・バーサーカー》”*** ---
??「さぁ、どう対処する?......我が軍勢の脅威.....受けきってみるがいい.....」
しばらくして、なんやかんやでちょうど4時間目の授業が終わった。
今はもう昼休みで、お弁当を食べる人や食堂で食事をしている人でいっぱい。
今日はどうしようか.....とレッドは思いながら目の前にある自販機で、
缶コーヒーを買った。別にそこまで腹は減ってないようで、とりあえず買った。
今日は1人でいたい日らしい。上手く存在を消している。
レッド「ふぅ、暇だなぁ。それより、砂糖欲しい.......」
レイラ「あっ、いたいた〜!やっほーレッド〜」
レッドは1人でコーヒーをすすっていると、いつの間にかレイラがやって来た。
しかも探していた様子だ。.......次はなんですか?とレッド思って振り返る。
レッド「.....どうした?他のみんなと昼ご飯は.......」
レイラ「だってレッドぼっちじゃん」
レッド「(#^ω^)ハッ」
レイラ「あれ?笑ほんとだった?笑」
レッド「.................................................ぶち◯す!!!」
レイラ「(つд⊂)ウッ...」
レッド「ごめんなさい嘘です。言い過ぎました.....」
レイラ「(〃ω〃)イイヨ」
レッド「.......で、どうした?」
レイラ「ごはん!!」
レッド「..........は?」
レイラ「ご・は・ん!!食べる!!ペコペコ!!」
レッド「わかった、わかった。そう急ぐなって。行こうか」
レイラ「ごはん、ごはん♬」
........そうして、レッドとレイラは食事を済ました。
食事の後、余った昼休みの時間を過ごして、またすぐに授業が始まる。
生徒みんな席につき、先生の話を聞いて勉強する。
いつものように過ごす......はずだった.........
授業中、先生が話が段々と薄くなっていく。眠くなっていくように。
周りの生徒たちは気づいていない。先生の喉の調子が悪いのかな。
........そう思っていたが、違うようだ。
意識を失ったように突如先生が倒れた。
さすがにそれで周りも騒然とする。だが、それを気に........
次々と生徒たちも共鳴するように倒れ始める。
ついに残ったのは、レッドとレイラの2人だけ。
この2人だけは、いつものように元気に動ける。
そしてレッドは倒れた生徒たちや先生1人1人を確認する。
誰も死なせたくはない........の一心で。
レッド「大丈夫か?頼む......目を覚ましてくれ......」
そう声をかけながら、みんなを起こそうとするが、
周りは一向に、目を覚ましたりはしなかった。
レイラ「レッド......みんな......大丈夫?」
レッド「......................何とか.......息はしている、が......」
倒れた人たちは息はしているようだったが、
このままじゃ絶対に危ない、とレッドは感じた。
そのまま他のクラス・学年や職員室へと助けを求めたり、
状況を確認しに行ったりしたが、結果は全部自分のクラスと同じ。
レッド「......っ、クソ....!!一体、どうしたら..........」
レイラ「レ、レッド.......でも、あれ見て......」
レイラはレッドがしていたこととは別に、周りの景色なども確認していた。
そして、何か気づいたのか、指を窓の方へ向けて、レッドへ伝える。
その声には、恐怖という感情が混ざったものだったが、レイラは頑張って声を出す。
レイラ「レッド.........そ、外が.....!!」
レッド「...........ん?」
2人が振り向いた窓の向こうには、明らかに違う景色が写っていた。
本当は昼のはずだというのに、外が夜のように暗くなっていた。
いや、夜以上に暗かった。学校全体が、黒い闇に染まったように。
だとしたら、これは一体何だ?自然現象か?............と思いたいが、
どれも違う。確実に、これは普通の出来事ではないとすぐに分かった。
レッドは色々と必死に考えて、1つ結びついたことがある。
明らかに普通ではない景色と生徒や先生たちも倒れる現象......
信じたくはないが、どうしても`“あれ”`と事柄が一致する気がする。
これは..........まさか.........俺たちにとって、最初の____
---
--- **〝異変〟** ---
---
**本編 第5話「最初の異変」 終わり**
〜おまけ〜
レッド
「ようやく更新できたな」
作者
「いやぁ、現実でテストというのも相まって大変でした......」
レッド
「テストは、大丈夫だったのか?ちゃんとできたか?」
作者
「うぅ....まだ結果は返ってないからわからないけど、
できはしたんだけどね.......やっぱり怖い.......」
レッド
「はぁ....とりあえず、できはしたんだろ?それでいいじゃないか」
作者
「そう.......かな......?」
レッド
「ほら、俺よりかはお前頭いいじゃないか。心配すんなって」
作者
「なんか今日のレッドは優しい........」
レッド
「 (`・ω・ ´ ) オヤツ イル カイ?」
レイラ
「(๑•̀ㅁ•́๑) イル!!」
レッド
「.....いつのまに......みんなで食べようぜ!」
作者&レイラ
「わーい!!!٩(๑>▽<๑)۶」
エレクロ 本編 第6話「閉ざされた学校」
前回文字数やばかったかな..........?
読みにくくてすみませんでした........
どれくらいの文字数がいいのか........
あと展開がおかしい気が...........
**本編 第6話「閉ざされた学校」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
フレイ
ミズリー
_________________
2人が向いた窓の向こうには、いつもと違う景色が写っていた。
夜以上に暗く、一目見ただけで、すぐに異常事態だと分かる。
だが、何故こうなったのかは現時点ではまだわからない。
レッドたちも、戸惑いが隠せないようだ。
レッド「俺たちにとって........最初の..........`〝異変〟`......なのか......?」
レイラ「......え?......異変?........何の、こと.......?」
レッド「昨日の話を覚えていないのか.....?神獣たちが言っていただろ.....?」
レイラ「しん.......じゅう..........あっ!エレメンターとか......?」
レッド「そう、エレメンターとなったら、異変を解決するという........」
レイラ「.....つまり?」
レッド「今起きていることは、きっと神獣たちが言っていた異変だ」
レイラ「........さすがに.......そんなことは......」
目の前の現実.....といいたいところだが、普通に考えたら非現実的なこの現状、
素直には受け入れられない。しかし、エレメンターという限り受け入れるしかない。
フレイ「.......早速、異変の始まりか」
ミズリー「嫌な予感がすると思ってたけど......こういうこととはね」
レッド「........し、神獣......!?」
フレイ「全く、フレイと呼んでくれて構わないぞ?」
レッド「じゃぁ、フレイ.........これはまさか.......」
フレイ「ご明察の通り、これは異変だ」
レイラ「......むぅ.......」
フレイ「君たちにとって最初の任務だしな。俺たちも同行させてもらうよ。
まず、今の状況を整理しよう。他の生徒、教員たちの様子は?」
レッド「みんな、息はしている。ただ、返事とかはなくて」
フレイ「ほう......意識を失うというより、眠らされているような感じだろう」
レイラ「そう、なの?」
ミズリー「さっき学校全体を見てきたけど、そんな感じね」
レッド「じゃぁ、俺たちのすべきことは......?」
フレイ「分かっているだろう?エレメンターとしての責務を果たすんだ」
レッド「これを.......終わらせるには......」
ミズリー「もちろん、元凶を何とかするしかないわね」
フレイ「その元凶によって、ここはもう “閉ざされた学校” と化してしまった。
外側にも強い結界が張られている。完全に外と内を遮断しているようだ」
レッド「その元凶をなどうにかしろ、ってことか」
ミズリー「そうよ。それじゃ、レイラは私と、レッドはフレイとね」
レイラ「.......え?」
フレイ「それぞれ別々に行動していくってことだ。やることを覚えるためにな」
レッド「.......分かった、いこう」
__そして、レッドたちはそれぞれ別になって行動することになった。
いよいよ、自分たちの番なんだ、という思いを胸に。
今、2人エレメンターの力を見せるときだ。
◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇◇◆◇
それぞれ別になって行動し、レイラたちは校舎内、レッドたちは校庭に来ていた。
レイラたちは改めて学校を調査しながら、レッドは結界をメインに状況を調査する。
レッド「ほんとだ.....これがあるから外が暗く見えたのか......」
フレイ「うん、結界で間違いないだろう。だが、よくここまでできたな......」
レッド「......人の、仕業.....?」
フレイ「そうだ。このようなことができるのは`〝あの組織〟`だけだからな」
レッド「.....組織.....?あぁ、なんか言っていたような......」
フレイ「よく覚えているな。これはきっとその人員だろう」
レッド「よし、外の状況は分かった。校舎へ戻って元凶を探そう」
フレイ「そうだな」
レッドたちと同じように、レイラたちも状況を調査し終わって、元凶を探し出す。
だが、こんなときに限って、学校の構造が仇となる。
レッドたちが通っている高校は、他校と比べると、比較的広い造りとなっている。
入学したての頃は、すぐに迷子になる、迷宮のようだった。
しかし、これがこの学校の魅力だ。様々な分野において、手の幅が多い。
__そして、その異変は向こう側からやって来る。
最初に現れたのは、レッドたちのいる場所のようだ。
その場に、光を飲み込むような暗い煙のようなものが立つ__。
|竜牙兵《スケルトンゴーレム》「.....Luuuurrrrrrr......Guuuaaaaaaaaa..........!」
骨だけでできた人形の.......顔の部分だけ動物の牙でできたような見た目をした、
謎の生物が、突如煙の中から姿を現す。
誰でも分かる、自然と寒気を感じさせるようなオーラを出していた。
そして、床を唸らす程の鳴き声とともに。
レッド「.....何だこの声....耳の奥に響く......」
フレイ「ほう.......**|竜牙兵《スケルトンゴーレム》**だな。あいつを見たのは久しぶりだ」
レッド「こっちへ来るぞ!?」
フレイ「うん?君はエレメンターだぞ。あんなやつに怯える必要はない」
レッド「........でも、あまりにも気味が悪い!!」
フレイ「やつのランクは**〈F〉**だ。1番弱い位だぞ?」
レッド「らんく........?なんだそれ.........」
フレイ「.......ふぅ、また随時説明する必要があるな」
レッド「ど、どうする......?」
フレイ「そうだなぁ........まずは、準備といこうか」
レッド「...........え?」
レッドの服が、闇の静寂に溶け込むように、淡い光をまとい始める。
やがて、最後に眩く光ったあと、その光はおさまった。
その後、目を自分の服へと向けると、そこには不思議なものがあった。
何か特殊なものを感じさせる、何とも言葉では表せない服装だった。
炎を連想させる色と、模様が入っているということだけが目で確認できる。
それに、肉眼では確認できずとも、体が感じるものがある。
体全身に、何かが流れている......... 体の底から、何かが湧いてくる。
__と、そう体が言っている。
レッド「........これは.........」
フレイ「着心地はどうだ?それは**『スキルスーツ』**だ」
レッド「スキル.....スーツ........」
フレイ「君の体には、多少であれど、炎のエレメントが流れている。
イメージとしては.....魔力という表現の方がいいか?
これはその流れを良くし、任務の効率化を促すものだ」
レッド「.....そう、か..........」
フレイ「まぁ、要はエレメンター専用の戦闘服ってことだ。あまり気にするな」
レッド「おぉ......!」
フレイ「それと、あと1つだな.........」
フレイは再び慣れたような手つきで、また光の中から何かを取り出し始めた。
__それは、剣だった。いや、確かに剣だが、普通とは違う。
正真正銘の、神が創った武器.......**`〝神創兵器〟`**と呼ばれる__。
フレイ「四大神器が一柱、炎の神剣......**『|神託す冠華の灼焔《フレアノヴァ》』**だ」
レッド「ふれあ........のば.........?」
なんだ.........あれは.........剣だよな..........?
レッドの頭の中には、もうその感情しかなかった。
その神剣は、天より遣わされたかの如く眩き光を放ち、
刃に宿るは万象を貫く真理の力。見る者すべてが膝を折り、
言葉を失う神威がそこにあった。
剣とは思えぬ静けさの中に、何千年もの時を超えてなお色褪せぬ威厳がある。
それはまるで神の息吹が形を成したような、触れることすら憚られる神聖さだった。
フレイ「では、神直々に命じようか。
レッド、この神剣を以て、俺に君の力を見せてみるがいい__ 」
---
--- **「今まで紡がれてきた、あの`“|想い《人》”`のように__ 」** ---
---
**本編 第6話「閉ざされた学校」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「待って、今気づいたんだけどこの更新ペースだいたい月イチじゃ....?」
レッド
「あぁ〜確かに。ちょうど約5ヶ月前から始めてたもんな」
作者
「1ヶ月に1話....?オワッテルッテ(^ω^)」
レッド
「たまに『もっと早くこのサイト見つけられたらぁぁ!!』って言ってたよな」
作者
「マジでそう思ってる.....」
レッド
「まぁまぁ、続けてるだけいい方だよ。すぐ失踪するよりかは......ね」
作者
「ほんと......ここまでこれてるのは見てくれてる皆さんのおかげです........!!」
レッド
「作者に付け足して.......これからも俺たちをよろしくな!」
レイラ
「よ〜ろ〜し〜く〜!!(ง⁎˃ ᵕ ˂ )ง⁾⁾」
エレクロ 本編 第7話「灯火の光」
ぴすぴすいぇい(???)
おぉぉーー!!今回は少し戦闘なのかな?(ほんとにちょっとだけ....)
戦闘描写って私、めちゃくちゃ苦手なんだよね.....
なので次回も文章表現が壊滅以上に終わっていることでしょう!!
**本編 第7話「灯火の光」**
____主な登場人物たち_____
レッド・フレイア
フレイ
_________________
剣とは思えぬ静けさと感じる威厳に、レッドは圧倒されていた。
こんなものが、この世に存在するとは。
---
--- **『|神託す冠華の灼焔《フレアノヴァ》』** ---
---
レッド「フレア......ノヴァ......?」
フレイ「その通り。我々が創った武器だ。全部でいつt......4つある。
『四大神器』のうちの一柱だが、まぁこれは覚えなくてもいいさ」
レッド「うん....わかった....」
フレイ「それでは神直々に命じようか。
レッド、この神剣を以て、俺に君の力を見せてみるがいい__ 」
---
--- **「今まで紡がれてきた、あの`|“想い人”《人》`のように__」** ---
---
その瞬間、場の空気が張りつめ、まるで時間が止まったかのように静まり返った。
全てを見据えているのかのような目で、語りかける。
レッド「......これ、で?」
フレイ「そう、まずはやってみろ。
エレメンターとしての血が騒ぐかもだぞ?」
レッド「 (深く深呼吸する) 」
フレイ「今の君は、まだランクがやつと同じ〈F〉だが、大丈夫さ。
君たちなら、きっとあの|とき《子》のようなところまで行ける」
レッド「......よし」
フレイ「準備はできたな?ならば、思うままにやってみろ」
レッドは覚悟を決める。俺なら大丈夫だ。いける。
竜牙兵は目の前で確認できる限り全部で3体。
自我を持っているのかないのか、わからない動きだが、
その前に、一瞬で全てを焼き払えばいい。
神獣がくれた神剣、そしてスキルスーツと呼吸を合わせるんだ。
自分も、この威厳さに負けないように__。
もう一度、深呼吸をする。感じる、体に流れているものを。
レッドは静かに目を閉じ、神剣を構える。
相手が見せる、少しの隙が見えるまで__。
そのときのレッドは、本当のエレメンターの姿に見えた。
レッド「いくぞ」
その瞬間、レッドは床を強く踏み込む。
周りの風を裂き、時間すらを置き去りにする速さで、竜牙兵に近づく。
レッド「.....スキル発動.......」
そして、神剣に炎を宿し、目にも止まらぬ速さで敵たちを狙う。
風を切る鋭い音とともに、刃が閃光のように走った。
レッドは斬撃の直前、左足をわずかに引き、身をひねって重心を低く構えた。
レッド「.......逃れられぬ|運命《さだめ》を、この一撃を以て焼き尽くす__ 」
相手が気づいた時には、すでに斬撃の軌道の中にいた。
彼の刀身が、紅蓮の炎をまとい、まばゆい閃光となって閃く__。
---
--- **【日昇閃華】** ---
---
灼熱の刃が、この暗闇を裂いた。剣を振り抜いたその先、敵はまだ立っていた....が、
それはほんの僅かな“遅れ”にすぎなかった。
そして、静かに神剣を下に突き立てると、敵の足元から意志を持った獣のように
咆哮を上げる炎が、まるで天と地を繋ぐかのように一直線に伸びていく。
その灯火の中でレッドは、なお揺るがぬまま、静かに剣を握っている。
フレイ「......実に見事だ。やっぱり君を選んだかいがあった」
レッド「......終わった、のか?」
フレイ「今の敵は、だけどな。根本的な問題を解決しない限り永遠に湧き続けるぞ」
レッド「.......うん」
フレイ「そして、今ので君はランク〈E〉ぐらいまで上がっただろう」
レッド「......あっ、そのランクって?」
フレイ「まだ随時説明する。よし、次の準備はいいか?また来るぞ」
レッドはエレメンターの決意を胸に、真っ直ぐな目で静かに頷いた。
レッド「.......任せて」
フレイ「いい返事だ。では、また君の灯火の光を見せてもらおう。レッド__ 」
**本編 第7話「灯火の光」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「待って今回内容少な過ぎるかも……ねっ、フレイさん?」
フレイ
「うっ.....なぜ俺なんだ......」
作者
「最近のおまけコーナーではレッドとレイラだけだから、たまには、ね?」
フレイ
「っ.........どうもみなさん、フレイです」
作者
「そんなかしこまらなくても.......まっ、いつもレッドたちをありがとうね」
フレイ
「思っていたよりも飲み込みが早くて助かってるよ。お前と違ってな」
作者
「最後のやつ余計でしょっ!てか(この物語の)元々は私だし!?」
フレイ
「.....まずい、怒らせたら消される.......」
作者
「悪いイメージしかないんですか......?私.........」
フレイ
「....っ、話は変わるが、前より早く更新できたの、頑張ったな」
作者
「......うん、短いけど表現に頑張った….はず....(泣)」
フレイ
「よしよし、次はレイラたちの回ってことで、みんな楽しみにしていてくれ!」
エレクロ 本編 第8話「恐怖を超えて」
今回は!!レイラたちの回です!!
前回はまぁ、可もなく不可もなく的な感じで....
今回は尺があまりなかったので戦闘は次回です....!!
**本編 第8話「恐怖を超えて」**
____主な登場人物たち_____
レイラ・アクランド
ミズリー
_________________
レッドたちが奮闘する一方、レイラたちも元凶を探している。
だが、レイラはこの何もかも吸い取ってしまうような静けさが苦手だ。
先程から、ずっとアタフタしている。落ち着きがない。
いつもの明るい雰囲気とはまるで違う、
純粋な恐怖というものに、身を飲み込まれてしまっている姿だった。
レイラ「 (ガクガク......ブルブル.....) 」
ミズリー「うん?どうしたの?そんなに震えて....」
レイラ「○▼※△☆▲※◎★●」
ミズリー「あぁ〜!怖いのね。なるほどなるほど」
レイラ「怖く、、ないもん、、!」
ミズリー「うーん、そうね.....怖くても、なれるしか無いから.....」
レイラ「早く.....帰りたいよ〜.....」
ミズリー「でも、異変を解決しない限りずっと帰れないわよ」
レイラ「うっ.....う......うぅ....(泣) 」
ミズリー「 (怖いことはすごくわかる.....けど.....これはどうしたものか.....) 」
するとその2人がいる場所の周りに黙々と、光をも通さぬ煙が立ち上がる。
その暗い煙の中には__あの『|竜牙兵《スケルトンゴーレム》』がこちらをじっと見つめている。
「うっ....」レイラはそう思わず声を出してしまう。
いやだ。やりたくない。逃げたい。家に帰りたい。..........怖い。
そんな感情がどんどん心から湧いてくる。体が、もう全てを拒否している。
レイラ「ハァ......ハァ.....うぅ......」
ミズリー「 (まずい、このままじゃ本当に....でもこの子がやらないと意味がない....) 」
レイラ「助......け......」
レイラはついに座り込んでしまった。
体の力を一気に奪われたかのようにすとん__と。
下を向き、震える。その様子は周りが見てもすぐにわかった。
ミズリー「 (今回ばかりは私が....やるしかないのかしら....?っく、でも....) 」
レイラ「 (逃げ、、、たい........) 」
---
--- **「立って、レイラ」** ---
---
「......っ!」なんだろう.....何か聞こえる。
周りには、誰もいないのに......はっきりと聞こえる。
---
--- **「どんなに怖くても、逃げたら何も変わらない」** ---
---
誰?誰なの?私に話しかけるこの声は。
知らない。わからない。でも......どこか聞いたことのある感じがする。
優しく、そっと体を抱きしめてくれるような.....心地のよい声。
---
--- **「最初は、誰だって怖いのは同じ」** ---
--- **「それでも、その恐怖を乗り越えたから、この先の未来がある」** ---
--- **「私たちだって.....そうだったから......」** ---
---
---
---
---
---
---
日の光が、木々の間から差し込み、その木陰では小動物たちが休んでいる。
ふと前に向けた視線の先には、真っ直ぐに透き通った、
透明だけど、日に当てられて、美しく青い光が輝く湖が、そこにあった。
神々しさ放つ湖と、共にある緑の森に、私は立っている。
実際はというと、本当はその場に私はいない。
どちらかだと、走馬灯.......のような記憶・夢を見ているに近い。
でも、本当にここは気持ちがいい。あの声を聞いているよう__。
??「来ちゃったかな?」
レイラ「えっ.....?」
よく見ると、湖の前には私と同じくらいの少女が背を向けて立っていた。
いや、同じくらいに見えるけど、背は私よりちょっと高い。
水の色を、そのまま写したかのようなキレイな長めの水色の髪を、
風にただなびかせながら立っている。でも、後ろを向いているから顔が見えない。
??「あっ、この場所はあまり気にしなくていいからねっ!」
レイラ「あ......は、はい....」
この声、あのときと一緒だ。あの優しい、心地のよい声だ。
??「あなた、戦いが怖いんでしょ」
レイラ「そ、、それは、、」
??「まぁ最初も言ったけど、何もしなかったら何も変わらない」
レイラ「うん......」
??「今回の場合も、誰かが正しく動いてあげなきゃいけない。
私たちだって.....判断によってこの世界が滅び......」
レイラ「.....え?」
??「ううん、なんでもない。要するに、あなたたちで未来は変えられるってこと」
レイラ「み、、、らい、、?」
??「そう。そして今回、その“誰か”があなたよ。レイラ」
レイラ「私.....が.....?」
??「ええ。それに、あなたたちの手に、
この学校の生徒数百人の命もかかってる。これらが使命よ」
レイラ「すう.....ひゃく.....」
??「だから、恐怖になんか負けないで。救ってあげてっ!」
---
--- **「生徒たちの命と、輝きのある世界の未来を!」** ---
---
---
---
---
---
---
レイラ「........ハッ!」
何を見ていたんだろう、夢? あの少女は......?
いや、あまり深く考えないようにしよう。
今は、私自身の使命果たすまで__!
ミズリー「 (顔を上げた....?体の震えもなくなっている.....今がチャンス....!) 」
ミズリーは咄嗟に手を動かし、周りの闇をかき消すような、
言葉をも飲み込む眩い光を放ち始める。
そして、光の中から取り出したものは__
ミズリー「四大神器が一柱、水・氷の神斧.....**『|氷下に抱く天水の夢《アクレシア》』**よ」
それは、神々の世を今に伝える“記憶”の具現かのように、
ただ目にするだけで魂が震えるような神秘が漂っていた。
ミズリー「そして、これも!」
次の瞬間、レッドたちのときと同じようにレイラの服も光を放ちながら変えられる。
そのスキルスーツには、水と氷が融合したような....それを連想させる模様があった。
ミズリー「レイラ!これ受け取って!」
ミズリーは『|氷下に抱く天水の夢《アクレシア》』をレイラにめがけて投げ渡す。
それに答えるようにレイラは黙ってそれを受け取り、一振り回してから
神器を後ろに構え、静かに目を開けて言った。
レイラ「怖い.......でも、それでも、守りたい」
レイラは拳をぎゅっと握りしめて、一歩前に出た__。
レイラ「私も......やれば、できるんだっ......!」
**本編 第8話「恐怖を超えて」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「.....あと少しで......10話......!......ミズリー!」
ミズリー
「え!?なによ!?」
作者
「呼ばせていただきました。前回フレイだったから」
ミズリー
「薄々思ってたけど....本当だったとはね.....」
作者
「とくに話すこともないので、せっかくだからレイラについて話してもらおう!」
ミズリー
「え?あぁ、あの子ね.....すごくいい子よ。かわいいし」
作者
「......は?」
ミズリー
「少し怖いものが苦手?みたいだけどやるときはやる子よ」
作者
「.....ほ、ほう.....真面目に答えてくれるんだ」
ミズリー
「普通じゃないの?フレイもこんな感じかと.....」
作者
「いやぁ、あいつは嫌々でやってたよ〜?全く、神獣だってのに」
ミズリー
「 (黙ってその場を立ち去る) 」
作者
「ミズリー?どうしたの?急にいなくなって.....」
フレイ
「ほうほう、嫌々にやっていたと.....ふ〜ん....」
作者
「アッ、フレイ サン.....」
-------------------------
◀ to becontinued
-------------------------
エレクロ 本編 第9話「水の記憶、氷の誓い」
前回はこれはまたぁ、ずいぶんと長くなってしまったようで....(今回もじゃね?)
あと思ったのが、私って伏線ちらつかせすぎて不鮮明な件について(((おい
今回だって散りばめたつもりが、やっぱわかりにくい気が....(((そういうとこだよ
レイラの新技?が大量ですよ〜!
**本編 第9話「水の記憶、氷の誓い」**
____主な登場人物たち_____
レイラ・アクランド
ミズリー
_________________
---
--- **「....恐怖を超えるんだ」** ---
---
レイラは拳をぎゅっと握りしめて、一歩前に出た__。
レイラ「みんなが.....」
---
--- **「笑顔でいられるためにっ....!!」** ---
---
|竜牙兵《スケルトンゴーレム》「Guuu....Lrrrrrrruu.....ah.....a.....!」
ミズリー「(....っ、きっと大丈夫。あの様子なら、きっと....レイラ)」
レイラ「落ち着いて、冷静に。敵の動きをよく見て....」
敵の数はレッドたちのときより少し多い。
「大丈夫、大丈夫」と、自身を鼓舞するように気持ちを落ち着かせながら、
体が、心が、エレメントとお互い引き合う瞬間を伺う。
レイラは、なるべく少ない手数で仕留めたいようだ。
レイラ「さすがに一度では無理だけど....これなら....よし」
レイラは神器と共に、深く身を構えながら素早く動ける体制を作る。
そして、まるで手慣れたかのような武器さばきで相手へ攻め込む__。
レイラ「スキル....発動....」
---
--- **【水断蒼刃流】** ---
---
レイラは右、上、下、左へと体を流れるように回転させながら、
圧縮した水を刀身のように放ち、奔流とともに敵を斬り裂く。
これで竜牙兵の3割程をまとめて倒しきったが、まだまだ数が多い。
レイラ「結構大振りしたつもりだったけど、ここまでとはね」
そして、レイラはまた再び身を構え直す。
さっきよりも、多く敵をまとめて倒せるように。
---
--- **【氷華散舞】** ---
---
次は、一瞬あたりがひんやりと冷たくなるような舞いで武器を振る。
花弁のように舞う氷片で周囲を包み、触れたものを凍傷にする、美麗な技だ。
竜牙兵「Lrrr.....Ahaaaaaaaaaaaa.....!!」
レイラ「...... 」
竜牙兵「......Guuuaaaaaaaaaaarrrrrrr......!!」
レイラ「まだ残ってる」
まだ残って襲いかかる竜牙兵たちに狙われるも、
そんな中でレイラはそっ、と床に手を置いた__。
---
--- **【氷牙連鎖】** ---
---
すると、氷の鎖が地面から這い上がり、複数の敵を拘束して凍てつかせる。
相手が認識する間もなく連鎖反応で周りの敵も凍らせらた。
凍らせられた敵たちは氷の欠片となって崩れ消滅する。
竜牙兵「.......uh....aaa.......」
残った敵の声が段々と弱くなる。残りの数は16体。
竜牙兵も負けじとレイラに襲いかかるが、それはもう、とっくに遅かった。
レイラ「もう、終わりにしよう」
そして、レイラはまとめて倒すため武器を振り上げた__。
だがそれと同時に、自分自身の “ある記憶” を見た。
---
---
---
---
---
これは、3年前__まだ中学1年だった、▓ある大雪の▓、
▓▓▓▓▓▓▓空が暗い▓▓後、レイラは走りながら▓▓▓っていた。
レイラ「はぁっ....はぁっ....!えへっ」
「お▓えり」▓▓、言っ▓▓▓った。
▓▓▓の▓▓▓▓に広▓って▓たのは__
真っ赤に染まった壁と床。鼻につくような鉄の匂い。
そして、瞳孔を失った▓▓▓以外▓▓▓3人がただ、変則的に倒れている。
息はない、感情もない、肉体だけが散らばっている。たった▓▓だけの▓▓▓。
レイラ「あ....っ、な......あぁあああぁぁ!! 」
涙で視界がぐにゃぐにゃに歪んだ。
レイラはその場で、口からあふれるような感情と共に泣き叫んだ。
すると、その様子を見ていた1人の男がいた。そして静かに口を開いた。
??「あぁ?まだ残党がいるとは。情報では3人と聞いたんだがな」
レイラ「......っ、あ、あぁ.....」
その男は、ただの人間ではなかった。逆光で姿は見えずと、
それははっきりとわかる。そして見ていただけ、ではすまされなかった。
彼は、レイラに武器を向けた。
その武器は、槍....だった....が、ただものではないものを感じさせる。
「殺される」レイラは本能的にそう思った。
??「おとなしくしてりゃ、苦しませずに殺してやるよ」
レイラ「ハァ...ハァ...ハァ...」
??「悪いが、これが仕事だ。ふっ、お前がもっと強かったらよかったのにな」
そして、男はレイラに槍を突き刺した。
---
---
---
---
---
レイラ「.....うっ.....!」
これは...... “記憶” か?私の、昔の___。
でも、うまく思い出せてない。所々、記憶が不明確だ。
『もっと強かったらよかったのにな』
もっと、強かったら....?私が強かったら、みんな守れたのかな....?
私が、もっと頑張ったら....もっと強ければ....みんなを....
あぁ....悲しいな、辛いな。こんな私が、エレメンター務まるのかな。
レイラ「はは....あぁ....」
でも、守りたいものを守る....それすらも信じられなくなったら、
あの悔しくて、悲しくて、辛い人生を繰り返すだけ__。
うん、そうだ。きっとそうだ。何事もやらなきゃ始まらないよね。
過去の自分にばっかすがるんじゃなくて、未来に向かって歩くんだ。
水の流れのように、強く、速く、前へ。
もう、決めたことに止まったりはしない__。
レイラ「......はぁぁ!」
そして、レイラは強く、再び武器を振り上げた__。
---
--- **【|凍涛覇衝《とうとうはしょう》】** ---
---
素早く振り下げた地点から巨大な波を呼び出し、一度に広範囲の敵を呑み込ませる。
その瞬間に、呑まれた敵を一気に凍りつかせ、破壊する、正真正銘のまとめ技。
これで、目の前の竜牙兵は全て撃破した。
レイラ「もう、後悔はしない....!」
**本編 第9話「水の記憶、氷の誓い」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「最近、エレクロを1話ごとちょこ〜と考察?してくれる人が出てきて嬉しいこの頃」
レッド
「おぉ〜こんな作品にそうしてくれる人がいるとは」
作者
「そうなんだよ!とか、リアクションしてあげたい.....」
レッド
「ガッチガチ考察には反応してあげれば?」
作者
「そうだね!!__といいたいけどそんなできると思う?まだ9話しかないよ?」
レッド
「うん?そういえば、なんでお前生きてんの?怖っ」
作者
「前回?あぁ、フレイに何されたかは想像にまかせて、これは作者の権能ってやつ?」
レッド
「じゃ、俺たちが調子乗ったら本当に消されるってこと....?」
レイラ
「え、うそ、ほんと.....私たち、消されちゃうの......?」
フレイ
「マジかよ」
ミズリー
「今のうちにみんなに別れを済ませないと....」
作者
「消したら消したでこっちが困るので消しませんよぉぉぉぉ???(怒) 」
作者のつぶやき
「それと技名って難しい漢字はもちろん、全部読みがつけたほうがいいかな....?」
それとエレクロの雑学集を公開しました!暇つぶしがてら見てみてください!!
➔https://tanpen.net/novel/87c18a8f-36b5-46be-ac4b-be3b0ca5e683/
エレクロ 本編 第10話「異変の集大成」
1期(1回目)のエレクロOP曲です!
歌詞全般も今後や今に関わってる所が多い(感じる)のでそういった点にも
注目すると色々面白いかも!? ぜひ聞きながら読んでみてください!(??)
➔https://d.kuku.lu/46yd2sz4a
※イヤホン推奨※
**本編 第10話「異変の集大成」**
____主な登場人物たち_____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
フレイ
ミズリー
_________________
レイラ「もう、後悔はしない....!」
やった。倒した。私にも、、、できたんだ。
今この場の問題は解決できたのか、どっと安心感が込み上げる。
レイラは崩れるように膝から座り込んだ。
一連の流れを見ていたミズリーは、そんなレイラにそっと寄り添って言った。
ミズリー「___よく、頑張ったわね」
レイラ「うわぁぁぁぁ、私やっだよぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙」
ミズリー「でも、安心しきるのはまだ早い。速くレッドたちと合流するわよ」
__そうだ。まだ残ってるんだ。
再びこの〝異変〟という現実を突きつけられたレイラは、
心なしか、細く紙の破けるような声で返事した。
レイラ「.....ひ、、、ひゃい.....」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
暗い空、暗い校舎。はっきり言って、気味が悪い。
こんなことはあってはいけない。いち早く終わらせないと。
次は元凶探し、レッドたちは走りながらレイラたちの元へ向かう。
レッド「フレイ、2人の位置は?」
フレイ「1階の多目的トイレ辺りだな。あとはお前がよくわってるだろう」
レッド「多目的トイレとかそういうのわかるの....?」
フレイ「DA☆MA☆RE」
俺のときは、あの竜牙兵とかいうやつが少なかったからいいけど、、、
レイラたちの動きがない。きっと、戦闘は終わっているはずなのに。
俺たちが今いる場所は3階の端の方。ただでさえ校舎が広い中で、
急がなければいけないが少しばかり遠い。
レッド「早くレイラの元へ行く方法はないのか!?」
フレイ「いちいち階段をくだらなければいいじゃないか」
レッド「......は?」
フレイ「一般人と自分を一緒にするな。
こっから飛び降りたって、何の問題もないぞ」
レッドは一瞬、ふざけているのかと思ったが、それが1番合理的だ。
大丈夫、うん、大丈夫なはず。覚悟を決めて、レッドは窓から飛び降りた。
レッド「はいはい、なるほどねっ (着地)」
そして、視線の先に広がっていたのは、まるで夜のような空。
全く、いるだけで気分が悪くなる。このままじゃ、自分も危ない。
フレイ「よし、あとはあそこを真っ直ぐだな」
レッド「急ごう」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
座りながら1人で悲しみ、1人で落ち込んでいる少女、レイラ。
いわゆる、幼児が駄々をこねてその場を動かない状態と一緒だ。
レイラ「う、ううぅ....れっどぉ....ふれ....なんとかさ〜ん.....」
ミズリー「相変わらずフレイの名前は覚えてないのね....」
*ドドドドド__ドシャーン!!!!*
地面が揺れ、そのあと続く空に轟くような音。
気づいたら、レイラがいた場所の壁が一部崩れていた。
そしてそれと一緒に、何か声をあげているのが聞こえる。
フレイ「『ふれ....なんとかさ〜ん』とは何事だ!レイラ!」
レイラ「うわぁぁぁ!おお、おばけぇぇぇ」
フレイ「誰がおばけだ!いい加減、覚えろ!」
ミズリー「まぁどーどー。落ち着きなさいフレイ、合流できたわよ?」
レッド「__.......馬かな?__」
なんとか、レッドたちは合流ができた。そして、今の現状を軽くまとめる。
進展があるとしたら、ミズリーがある程度の情報を持っていたこと。
この異変にいる竜牙兵は、よくある量産型と呼ばれるものだ。
故に、やはり元凶をどうにかしないかぎり永遠と湧き続けるそう。__byミズリー__
フレイ「さすがミズリー。頼りになるな」
ミズリー「けどね....他の竜牙兵とは比べものにならない敵性反応が1つ....」
レッド「まだいるのか....」
ミズリー「でもそいつとこの異変の元凶は違うみたいだから__ 」
フレイ「竜牙兵の上位互換ってやつか」
レイラ「にゃ!(。・・。)」
ミズリー「まぁ異変の集大成として生み出されたやつだと思う」
レイラ「きぃらきらぁ〜おほししゃま☆彡」
レッド「お前はさっきから何をしてるんだ....」
レイラ「ぷしゅんっ!!! 」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
黒く溶ける闇の空の中、黒い外套を纏う男がそびえ立つ屋上__。
この異変すべてを見渡しているかのようにおおらかに構えている。
??「....少し弄び過ぎた、か....? う〜ん、まぁいい」
そして今は顔も、正体もわからない男は、服を翻して歩き出した。
その一歩一歩が、人の魂を喰らい尽くす、獣かのように。
静かに、エレメンターという獲物を狙う__その目で語りかけてくる。
??「だからわざわざ学校を戦場にしてやったんだ」
---
--- **「ここからは、`絶対に`逃さない」** ---
---
**本編 第10話「異変の集大成」 終わり**
〜おまけ〜
レッド
「まさかこの小説にOPがつくとはな〜」
作者
「いやぁなんか寂しいから.....」
レッド
「著作権とか大丈夫なのか?」
作者
「急にメタい....でもYouTubeフリーより引用なのでそこは安心してね」
レッド
「♪〜♬〜(視聴中)」
作者
「どう?なんか気づいたことあった〜?」
レッド
「うんうん、なるほど、すんごいよくわかった!(((わかってない」
作者
「あなた主人公でしょうよ....」
レイラ
「え、なになに〜? ねぇ見せてよぉ(ノ> ▿ <)ノ :。・::・゚’★,。・::♪・゚’☆」
レッド
「はいはい、じゅんばん、じゅんばん!」
作者
「.....うん? そういえばなんか忘れてるような....」
エレクロ 本編 第11話「獄闇の狂戦士」
1期エレクロOP曲
➔https://d.kuku.lu/46yd2sz4a
※イヤホン推奨※
今回は目安1つや2つ程、考察要素(伏線)を入れてみました〜(((今更
**本編 第11話「獄闇の狂戦士」**
____主な登場人物たち_____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
フレイ
ミズリー
_________________
薄暗い校舎、倒れたままの生徒たち__。
そういったものが自然とレッドたちを焦らせる。
だが異変の元凶を解決するための情報は、ある程度そろった。
フレイ「異変の集大成、か」
レッド「なにそれやっぱ怖い....」
ミズリー「大丈夫よ。今の2人ならきっとできるって」
フレイ「そしてその元凶と思われるものは5階にいる、と」
レッド「とりあえず向かうしかないか....」
そして全員で、なるべく早く目的の場所まで向かうことになった。
その元凶と思わしものは、人型で竜牙兵のように作られたものだそう。
そして、この異変を起こした張本人だといえる。
相手側としては、大量の竜牙兵でこちらの体力を削らせ、
最後に一気に仕留める作戦、、、というのが考えられる。
だが幸い、最小限の手数でその場をしのげたのが良かった点だ。
今のレッドたちなら、まだ1つの大きな敵を相手にする体力が残っている。
その全てをかけて、レッドたちは責務全うの思いを胸に__。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
レッドたちの推測の通り、例のものは校舎の5階にひっそりと潜んでいる。
こちらの方も、とっくにレッドたちがどうしてくるかを把握済みのようだった。
むしろ、レッドたちよりも持っている情報量が上回っている。
??「へへ....来たぞ....俺の存在は知らないというのに....」
そこにいたのは、レッドたちの情報と違い、2人の姿があった。
1人は黒い外套をまとった人間と、底のない闇の如く黒い覇気と、
光を通さない、漆黒の鎧で覆われた人型の “何か” が立っている。
??「まぁまぁ、せっかく向こうから来たんだ。出迎えてやろうじゃないか」
この学校を包む闇の中で溶け込むようなその笑顔は、誰にも見えはしなかった。
ただ、迫ってくるエレメンターを待ち構えて__。
??「そろそろ出番だぞ。静寂を破りし、闇に在る戦士....」
---
--- **「 *“|獄闇の狂戦士《クロウ・バーサーカー》”* よ」** ---
---
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
もう少しで元凶のいる場所につく手前まで来たレッドたち。
エレメンターとなってから身体能力が格段に上がった2人だが、
走る速さが前より速いことには__もう気づいてはいなかった。
レイラ「あと少し、だね」
フレイ「あぁ、次の階段を登るとすぐだ」
レッド「もう、準備はできている....」
このときのレイラは、自分で気づいていないが、
いつもに増して明るい自分とは違い、冷静に動く少女の顔になっていた。
そして、最後の階段を登りきる__。
レッド「ついに、見つけた__ 」
視線の先には、あの “元凶” の姿があった。
この暗闇と静寂を支配し、堂々と立つ、戦士の姿が。
レッドたちが探し求めていたそのものだ。
レイラ「これが__ 」
レッド「この異変の__ 」
ミズリー「 “元凶” の正体__ 」
フレイ「.....いや..... 」
そして、その真の姿もわからない戦士は鎧の中から、静かに声を出した。
|獄闇の狂戦士《クロウ・バーサーカー》__※以下、狂__「....我は....今宵を統べる者....我は....其を絶つ者....」
圧倒的オーラだ。ただただその場にいるだけで、空気が重い。
今にもその威圧に体が押し潰されてしまいそうだ。
その状況下で発せられた声は、静かに、かつ禍々しい雰囲気だった。
レッド「.....うっ、なんて空気なんだ」
ミズリー「そうね。2人にとってはあまりにも」
レイラ「でも、立ち止まるわけにはいかない....!! 」
相手はこちらの様子を伺っているのか、それともただ立っているのか、
真相はわからないが、言葉を発した限りピタリとも動かない。
山奥にある、人並み以上の大きさたある石....いや、岩のように。
レッド「(....動かない。でも、このまま一気にいったら....!)」
狂「........」
レッド「....っ、スキル発動__ 」
そしてレッドは身を低く構え、炎の螺旋を発生させる。
その螺旋と呼吸を合わせるように、体を回しながら神剣で斬りかかろうとした。
---
--- **【|紅蓮旋火《ぐれんせんか》】** ---
---
神剣の刃は、間違いなく相手の頸にかかっていた。
このままいけば倒すことができる。レッドはより神剣に力を込めた。
だが、間違いなくかかった__はずだったんだ。
狂「....我は、静寂を破る者なり.....」
その瞬間、一切動きもしない相手がただ悠々と喋るとともに、
レッドによる攻撃が全て鏡のように反射され、無効化された。
相手による能力なのか、それとも単に力が足りなかったのか、
レッドは思考が追いつかなかった。
レッド「.....え.....」
無意識に声が漏れる。頭の中が真っ白になった。
レッドに考える時間も残さず、
周りが気付いたときには相手は容赦なく持っていた剣を振りかざしていた。
ミズリー「__はっ...」
フレイ「レッド!! 避けるんだ!!」
神獣たちが必死に声をかけるも、もう遅い。
避けようとしたときには、相手がレッドを真っ二つにしているだろう。
レッドが斬られるのも時間の問題、というその時だった。
辺りに視界を隠すかのような濃い霧が漂い始める。
---
--- **【|水霧瞬閃《すいむしゅんせん》】** ---
---
そこには、霧から現れたレイラの姿があった。
霧に紛れて目では認識できないほどの速さで、
見えない神斧の一撃を相手に喰らわせる。
狂「.....小癪な.....真似を.....」
レッド「....あ、ああ、助かっ....た」
レイラ「援護遅れてごめんね! 霧作るの難しくてっ!」
狂「.....視界を呑むのであれば.....祓うまで.....」
すると相手の視界を覆っていた霧は、瞬くも間に一気に晴れた。
小規模とはいえ、辺りを覆い尽くした量の霧を一振りで__。
今までの敵たちとはわけが違う。
レイラ「へぇ、あれを一瞬で晴らすとはね。なら、これは....?」
---
--- **【|水蛇氷雫陣《すいじゃひょうだんじん》】** ---
---
レイラは武器を一振り回して構え直す。そして、
曲がらないはずの武器がぐねりと蛇のように曲がるかのような
動きで相手の攻撃を捌きつつ、接近する。
その時間には、周りに小さい水飛沫が浮き上がり、
暗闇の中の僅かな光を拾い、照らす宝石のように舞っていた。
レイラ「囲い込む...!」
今までうねりながら近づく攻撃から、レイラは体をひねらせる。
するとそれに共鳴するように武器もレイラの流れに沿って動いた。
相手の周りを何度も周回し、囲い攻める。
狂「......」
金属同士がぶつかったような、鈍い音が、ただ響いた。
その音から、見なくてもわかる。叩けたのは、相手の鎧だけだ。
不可解な動きによる攻撃を喰らってもなお、“やつ” は堂々と立っている。
鎧には、擦り傷程度の跡しかなかった。
レイラ「うそ....」
レッド「.....なぁぁぁ.....!」
レイラが呆然としていたその横で、レッドが突如として飛び出した。
レッド「俺は、あのあとすぐに動けなかった....でも、一人彷徨うくらいなら、
ここにいる、自分の、存在を、意味を、証明する__!」
狂「無念....極まれし」
....思いたいことは山程ある。だが、今はそれを言っている場合じゃない。
落ち着いて、かつ真っ直ぐに、相手を、|運命《さだめ》を、闇を、裂く。
そしてレッドは深呼吸の後、いつもと違う、異様なオーラを放っていた。
レッド「 『|炎神乱舞《レオ・フレア》』壱ノ乱__ 」
その言葉は、彼自身に火を灯し、体中を熱く満たしていく。
そして、天を衝くように舞い上がった。
---
--- **【|命燃やす焔天の舞《ソウル・イグナイト》】** ---
---
目を開くと、そこには鮮やかな、この暗闇を照らす炎が一帯に広がっていた。
その炎は熱く、でもどこか優しく、温かい__そう感じがした。
そして、見ている人たちの息を飲ませる。
ゆらゆらと静かに踊る炎は、レッドの意思を表してるようだ。
狂「.....う、う....が....な、がああああああぁぁぁ........!!」
今まで傷一つ付けられなかった敵は、自ら動くような炎に呑まれている。
逃げようとはしているが、それは、絶対に離してはくれなかった。
じわじわと、体も、中身も、存在も焼き尽くされて行く。
レイラ「す、すごい、明るい....!」
ミズリー「....ねぇフレイ、あれって__ 」
フレイ「ああ、そうだ。あれは全く`〝同じ〟`だ」
ミズリー「でも、なんで....?」
フレイ「......」
その中、炎の檻に囚われている敵に向かい、レッドは歩いていた。
その表情は炎に隠されあまりはっきりは見えないが、“無” に見える。
そして静かに神剣を振り上げ、敵の首元に落とした。
だが、その瞬間___
---
--- **「あーあ、ダメじゃないか。こんなとこで終わっちゃ」** ---
---
レッド「........はっ!」
声が響いた。レッドたちにとって初耳の、知らない声。
この状況だというのに、その声はこの瞬間を楽しんでいるようだった。
そして声の主と思われる人物はひっそりと、影の中から現れた。
??「おっと、こんにちは。はじめましてだね」
---
--- **「 “新しいエレメンター” さん」** ---
---
**本編 第11話「獄闇の狂戦士」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「おぉぉい!! そうだ!! そうだぞ!!」
レッド
「なになになになになに」
レイラ
「わー! こー! なー!(????) 」
フレイ
「帰るか」
ミズリー
「うるさい....」
作者
「ついに10話突破したぞぉぉぉー!!!」
レッド
「すっっかり忘れてた」
レイラ
「ナニソレオイシイノ?」
フレイ
「へぇ」
ミズリー
「そう」
作者
「いやいや何か祝うなり褒めるなりして!?
この物語にとっての10話がどれほどすごいことか!?(と思ってる) 」
ミズリー
「ただ更新が遅いだけじゃないの」
フレイ
「そうだそうだ〜」
作者
「ちゃんとした(?)小説を目指して書いていたので....それは、、、すみません....」
レッド
「まぁまぁ、10話突破はおめでとうな!」
レイラ
「うんっ! うんっ!」
作者
「2人ともぉ....(つд⊂)」
エレクロ 本編 第12話「影からの来訪者」
1期エレクロOP曲
➔https://d.kuku.lu/46yd2sz4a
※イヤホン推奨※
※今更ですが学タブなどの方は見れない可能性があります....すみません....
**本編 第12話「影からの来訪者」**
____主な登場人物たち_____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
_________________
__この状況を楽しんでいるかのような声で、影から現れた人物は語る。
??「やぁ、こうして会うのははじめてだね」
その姿は、黒い外套と黒い服装....文字通りの黒尽くめの姿だった。
そして、相手からは一切緊張も恐怖も感じ取れない。
だが、レッドたちは気づいてしまった。本気で攻められれば`この男には勝てない`と。
もはや変えようのない事実なんだ、と。それでも、憂いている暇はない。
レッド「お前は、、、誰、なんだ?」
??「そうか、自己紹介がまだだったな」
そしてその男は、華麗に服を翻して言った。
??「俺の名はエリック、**『エリック・ロア』**だ」
レッド「エ、リック....」
エリック「そうそう〜」
それは実に親しみやすいような雰囲気だった。
とても何かしているようには思えない。
だが、その様子だというのに隙が一切ない。見せてくれない。
エリック「ほんとはこう前に出たくなかったんだけどね〜
こうでもしないと、やられちゃうからさ。あいつが」
エリックが向けた視線の先には、今だ炎の囚われの身となっている
敵の姿だった。長く焼かれている中でもまだ原型を保っていた。
しばらく見つめたのち、彼は片手に黒いスペルブックと見られる
本を出現させ静かに口を開く__。
エリック「|詠唱《セット》__ 」
レイラ「.....? せっと?」
---
--- **【|鎮炎・療・心《ロスト・ルー・ライン》】** ---
---
彼がそう唱えた瞬間、赤く照らされていた炎の灯りは消え、
今まで見えた視界が一気に暗くなる。そして、
チリチリと舞う火の粉たちが鼻を濁すような匂いを残す。
それと同時に、焼き焦げていたはずの敵の傷も、なくなっていた。
__いや、なくなったのではなく、“治った” んだ。
狂「....恐れ入る....我が主よ」
エリック「わかったのなら、さっさと済ませてくれ。
あくまでも任務外だが、俺にはまだ仕事があるからね」
レッド「....まっ、待て、目的は俺たち....じゃないということか?」
エリック「へぇ、思ってたよりも耳が効くんだね、君は」
エリックはしばらくの沈黙の後、服装を整えながら
レッドたちの方を見つめ再び口を開いた。
エリック「そうさ。お前らはただの “おまけ” に過ぎない。
それも踏まえて、ここは都合がいいからな。そして俺の
今回の任務は、`[魂の吸収]`。ほら、効率いいだろう?」
レッド「.....は?」
怒りにも似た、感じたことのない感情が腹の中で蠢いた。
奴らの目的はこの学校にいる人間の魂を吸い、
エレメンターは除去できればそれでいい、と。
相手が吸収した魂をどうするかはわからない。
でも、ここでどうにかしないといけないことにはかわりはない。
レッドは何も考えないまま、気づくと神剣を構えていた。
そんな中でも、彼は口を休めない。
エリック「おっと、お前たちが完全に目的ではないことも事実だ。
だからそんなに怒らなくても....物騒だよ。
それに、魂をどうするのか、と知りたい顔をしているね」
レッド「.......」
エリック「エレメンターに組織の情報を渡すわけにもいかないから、
簡単にいうね。魂をどうするか、それは強化のためだ。」
レイラ「強化....?」
エリック「そう。人間の魂を得ることで我らが__っ、おっと危ない。
要は、魂がなくてもいいけど、この方が早いってこと」
レッド「.....なぜ止める? まだあっただろう?」
エリック「全く、融通が利かない子だね。とにかくそういうこと。
あぁでも、このまま魂を吸い続けたら、どうなると思う?」
レッド「人の命を簡単に踏みにじるなぁぁっ!」
レッドは咄嗟に出た感情のまま、床を蹴る。
それは肌、骨、体全身に伝えるほどの振動を与えた。
レッドは神剣の先端を着実にエリックへと捉え、全身の力をのせた。
レッド「スキル発動__ 」
---
--- **【|焔穿爆龍破《えんせんばくりゅうは》】** ---
---
赤く暑い炎を纏う神剣は、相手めがけて空間...いや、この光なき
闇そのものを穿つ、命の明かりを守るための一撃を放った。
エリック「ほぉ〜なるほど。少し甘く見すぎていたかな。|詠唱《セット》__ 」
レッド「なにか、くる....!」
---
--- **【|盾・花・円環・強《ハレ・ライ・ライル・シード》】** ---
---
レッドの一撃は、あと少しのところで間に合わなかった。
エリックの方が一歩早く、詠唱によってでできた防御を展開していた。
その様子は、薄くてもその裏では巨大な根を張って美しく咲く、花のようだった。
エリック「悪いけど、ここで構っている時間はないんだ」
レッド「ここまで来て、逃げるのか?」
エリック「ははっ、面白い冗談だね。でもそろそろ行かせてもらうよ」
彼は、余裕そうな表情で防御を展開しつつその場をさろうとした。
レッド「あっ、待て!!」
エリック「あとは任せたよ。クロウ__ 」
レッド「クロウ....?」
レッドの気が緩んだその瞬間を待っていたかのように、
もう1人の敵の狂戦士が既にレッドの背後に迫っていた。
狂「....御意....」
レッド「まずい、忘れてた....!」
*ジャキン__!*
金属同士がぶつかり合う音が鳴る。
万が一、レッドは神剣で受け切ることができたが、
それを境に、エリックに逃がすチャンスを与えてしまった。
エリック「あっ、そうだ。言い忘れてたね」
レッド「....ぐっ、何がだ?」
エリック「この異変を解決したいなら、そいつを倒せばいい。
そいつの名は *“|獄闇の狂戦士《クロウ・バーサーカー》”* 好きに呼ぶといいさ。
クロウを倒せば、異変は終わる。まぁ、できるかはわからないけど」
レッド「な、なんだと?」
エリック「ちなみに、魂の吸収元はこの学校にいる人間全員、ね?」
レッド「....あ、おい!」
エリック「それじゃあ、健闘を祈るよ」
そう言い残して、エリックはまた闇の影へと消えてしまった。
これで、今ここにいる敵は狂戦士のみ。
彼のことよりも、今はこいつに集中した方がいい。
それはレッドも、レイラもわかっていた。
レッド「....っち、なら、本気で叩く....!」
レイラ「いくよ、スキル発動__ 」
レッド「もっと早く、強く! 動くんだ! 『|炎神乱舞《レオ・フレア》』捌の乱__ 」
そして2人は、互いに背中を預けながらポジションを持ち直す。
レッドはそのまま前へ、レイラは後方で武器を振り上げた。
レイラ「凍りつけっ!」
---
--- **【|氷爆零覇《ひょうばくれいは》】** ---
---
辺り一帯、水晶のような氷たちが光を集め照らし、でもその中身は、
真っ直ぐに透き通った無彩色が故に、むしろ色があるように感じられる。
僅かな光も照らしてくれることで一時的に視界もよくなった。
そして狂戦士は炎の檻につぎ、体の外側だけでなく、
内側の芯までも凍らせるレイラの氷によって動くことができなくなった。
その瞬間を、レッドは見逃さなかった。
狂「ぬ、な....」
---
--- **【|紅蓮に咲くは焔冠の華《ディヴァイン・オブ・インフェルノ》】** ---
---
神剣に宿したその色は炎に覆われた紅蓮に染まる大地のように、
決して絶えることのない、深く根を伸ばし咲く華そのものだった。
そして、放ったレッドの一撃は氷があることをものにせず、
新たにその上に宿した具現、華を咲かす一閃だ。
狂「―――!!!!」
レッド「やった....か?」
レイラ「あぁ、私の氷が一瞬で....」
攻撃を受けた狂戦士は、もはや声を上げることすらも許されないほど、
無言で体でもがき、抗い、訴え続けている。
狂「....ああ....がっ....まだ、まだだ....!」
レイラ「うそ、まだ体力が残ってる....」
レッド「__いやこれは....」
レイラ「うん?」
気づくとそこには、先程まで炎と傷に足掻いていた狂戦士の姿はなく、
紅蓮に燃え上がる地の上で、胸から腰辺りまでに続く傷を負ってもなお、
こちらを顔もわからない兜の下で見つめ、武器を取る姿があった。
狂「 ___ 」
レッド「まさか、あれを...」
狂「....興が乗った....貴様らは....戦いを....楽しませてくれる....ではないか」
レイラ「楽しむ、って...」
狂「であれば、この一撃を以て決別の儀としよう....」
レッド「なにをする、気だ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
エリック「うんうん、絶好絶好♪」
レッドたちとは裏腹に、楽しそうに校舎を徘徊しているエリック。
あの2人をどう思っているかは、きっと神獣でもわからないだろう。
ただ、魂溢れるこの宝物庫の中で財を漁るように、
目標の量、いや、全て吸い尽くされるときを待っていた。
エリック「へへへ、ここまでくると本当にすぐ集まるなぁ。
でも、まだあと少しだけ続けようかな。
それにしてもあのガキたちは今頃どうしてるだろうか__
くぅ〜、考えるだけで喉が潤うよ.....」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
狂戦士は冷静を取り戻し、森の奥深くで立つ大樹よりも堂々と、
長くそこにいたかのような姿勢で、武器を前にして構えている。
それを見ていると、無意識に唾を飲み込んでしまう、焦りを感じる。
レッド「ダメだ、このままじっとしてたら。早く、動かないと....!」
動け、と頭ではわかっていても、体が言う事を聞かない。
自分の体そのものが、目の前にあるものを拒否している。
それだけでなく、僅かだが足が震えているのがわかった。
レッド「動、、、けっ、、、!」
狂「恐怖に怯え動かなくなったか....だが、容赦はせんぞ....」
早くなる鼓動、そしてそれと連動するように合わせて荒くなる呼吸。
ゆっくりと、頬を伝って顎下まで何かが伝う感覚があった。
レイラ「ふぅ、ふぅ、はぁっ....」
狂「いざ、参る....」
レッド「あぁ、まずい....!」
そして狂戦士は武器を持ち直し、まずはレイラに向かって斬りかかろうとした。
レイラ「あぁ....えっ?」
レッド「やめろっっ! スキル発動__ 」
---
--- **【|日昇閃華《にっしょうせんか》】** ---
---
狂「....うん....?」
レッド「はぁぁぁぁぁっ!」
風すらも置き去りにする一閃で、レッドは斬りかかる。
だが、それをものにせず、狂戦士は再び動き出す。
狂「汝の塵、汝の意義を切り払わんとすれば.....」
レッド「.....っ!」
狂「首を絶つか....『|BURST《バースト》』発動__ 」
---
--- **【|死斬滅告《デストロード》】** ---
---
狂戦士が空気を揺るがさない程に静かに抜いた武器の刃は、
レッドの眉の間から足の付根へと、音一つ鳴らさずに通っていた__。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
エリック「うん? これは....あーあ、ついに使っちゃったか〜。
まぁ、邪魔者がいなくなるのはいいことだ。
俺も見たかったな〜、あいつの__ 」
---
--- **「 `『BURST技』`を」** ---
---
**本編 第12話「影からの来訪者」 終わり**
※これまでは水と氷のエレメントを「水(氷)」と表記していましたが、
今後は「水氷」が正式表記になります。読みは「すいひょう」です。
この小説以前の旧表記のものでも、正しくはこちらだと思ってください。
急な変更となりましたが、何卒ご了承ください。
〜おまけ〜
作者
「やっとここの仲間いりだね! エリック!」
エリック
「なんで俺がここに呼ばれるんだ....」
作者
「いやぁ、なんとな〜く新キャラっぽい雰囲気してるし? 考えたら負けよ!」
エリック
「さすが噂にも聞くお人好しさん、という変人だね」
作者
「.....は? それを誰から聞いた....?」
エリック
「俺はレッドからだけど」
レッド
「俺はミズリーから聞いたぞ?」
ミズリー
「私はフレイね」
フレイ
「......な、ななな、な、なんで、なんでみんな俺を見ている.....」
作者
「(ΦωΦ)🔪」
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◀ to becontinued
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エレクロ 本編 第13話「死の目覚め」
1期エレクロOP曲
➔https://d.kuku.lu/46yd2sz4a
※イヤホン推奨※
**本編 第13話「死の目覚め」**
____主な登場人物たち_____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
_________________
狂「首を絶つか....『BURST』発動__ 」
狂戦士が空気を揺るがさない程に静かに抜いた武器の刃は、
レッドの眉の間から足の付根へと、音一つ鳴らさずに通っていた__。
---
--- **【|死斬滅告《デストロード》】** ---
---
レイラ「きゃぁぁぁああっ.......!!!」
暗闇の空間には、ただレイラの悲鳴が鳴り響く。
レッドは斬られたその場の床へ吸い込まれるように倒れていった。
しかし、なぜかレッドの体に傷や血は一切ついていない。
レッド「―――」
レイラ「ねぇ、ねぇ起きてよ! 死んじゃ嫌だよ!!」
レイラがレッドの体を揺するが、返事はもちろんない。
しだいに冷静さを失う一方だった。
狂「....次は、貴様だ。娘」
レイラ「....レッドに何をしたの?」
狂戦士は倒れたレッドに見向きもせず、武器をレイラに向けて
歩み出す。しかし、レイラの問いを受け、ふと足を止めた。
狂「....そうか、いいだろう。述べてやる」
レイラ「早く答えて」
狂「我は....外套の身ではなく....彼の “生” を断った。
今の彼には....生きる、という概念がない。
残るは、“死” という概念のみ....故に、死んだも同然」
レイラ「だったら、普通に倒せばいいんじゃないの?」
狂「然り....だが、そのようだと....時間を喰う」
レイラ「どういうことよ__ 」
狂「この技は....深くも浅くも....刃を入れた瞬間で成立する」
レイラ「じゃぁ、レッドは__?」
狂「無論....もう既に、死んだ」
レイラ「――っ!!」
狂「もういいだろう....? 貴様もすぐに連れて行ってやる....」
レイラ「スキル発動__ 」
そしてレイラは神斧を静かに取り、ただ狂戦士に向けて振った。
感情的にはならず、そのまま黙って相手の首を狙う__。
---
--- **【|白零斬《はくれいざん》】** ---
---
狂「ほう」
レイラ「っち、避けるんだ今の」
レイラが放った一撃はいつもの振り方と違い、
周りの空気抵抗を極限まで減らした、無音の一閃だった。
あらかじめ予測しないと避けることはほぼ不可能だ。
しかし、相手は体を少し傾けただけで避けてしまった。
狂「....どうした? ....先ほどとは雰囲気がまるで違うぞ」
レイラ「あっそう。私、今すごく怒ってるから黙ってて」
狂「うむ....貴様も早く屍の山に沈みたい、か....では――」
---
--- **【|雪嵐咆《せつらんほう》】** ---
---
狂戦士が次の言葉を話す前に、レイラは次の技を叩き込む。
視界は白く濁った雪に覆われ、目を眩ます。
そして覆われるだけでなく、それらは普通じゃまともに
立っていられない程の吹雪となって相手の動きを鈍らせる。
校舎が揺れ、床や壁からメシメシ...と音が鳴るが、
その音はこの嵐の中にいる者の耳には届かない。
狂「....っは、目眩ましのつもりか? ....姿は見えずと、隙だらけだぞ」
レイラ「そんなのはとっくにわかってるんだよ」
狂戦士は周りが見えずとも、それをものとしない超大振りで、
レイラを範囲一帯もろとも仕留めようとしていた。
それでも、レイラは決した焦りはしなかった。
---
--- **【|水鏡反射《すいきょうはんしゃ》】** ---
---
静かに、振動を、音を、五感全てを使って感じるんだ。
すると相手の動きはレイラの頭の水鏡に映し出される。
そこには1秒、2秒先の未来が映っていた。
その様子は、相手が特大の大振りでこちらを攻撃する様子だった。
レイラ「避けて__ 」
次の瞬間、目の前は先ほどまであったはずのものが根こそぎ
抉り取られていた。しかし、レイラは無傷。避けることができた。
そのまま、相手が気づかないうちに素早く斬り込む。
狂「....な、に....」
レイラ「__反射する!」
狂「....は?」
レイラ「そのまんまだよ。まぁ、あなたにはわからないと思うけど」
すると不意をつかれた狂戦士は怒りのままに武器を構え直した。
狂「貴様....図に乗るなよ....!!!!! 『BURST』発動__ 」
レイラ「まだそれほどの体力がっ....」
狂「 **【|死斬《デスト》――** 」
レイラ「....いやっ....!!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
---
---
---
---
---
声が聞こえる。そして、視線の先に誰かがいる。
一体誰なのだろうか。全くわからない、知らない。
でも、遠い昔、自分じゃない誰かが、
この人と繋がっていたような気がした。しかしそう思う理由もわからない。
相手の姿は前が霧がかったみたいでよく見えない。
そのため、声の特徴しかわからない。
真っ直ぐ芯がある、たくましい声が、レッドの頭に響いた。
レッド「 (俺は、まだやらなくちゃいけないことがあるのに、
でも、体が動かない...なんで...) 」
??「 (死んでもなお、立ち上がろうとするのは姿は流石だなっ!) 」
レッド「 (あんたか...ずっと俺に話しかけてきたのは。そしてここは?) 」
??「 (そうだなぁ、君の意識の領域、とでもいうのかな?) 」
レッド「 (...は?) 」
??「 (まっ、簡単に言えば、三途の川の一歩手前ってことさ!) 」
レッド「 (死ん、、だのか、、?) 」
??「 (君はエレメンターだからね。厳密に言うとまだ死にきってはいない) 」
レッド「 (そうなの、か?) 」
??「 (そう、もし本当に死んだらこの意識の領域すらないよ) 」
レッド「 (そしたら、俺はどうしたらいい...?) 」
??「 (よし、それなら、戦いにおいて勝つための秘訣を知ってるか?
それは、まず相手にとって都合のいい場を作らないことだ) 」
レッド「 (都合のいい...?) 」
??「 (君は現に、それで今ここにいるんじゃないか。あいつに斬られてね。
だから、やつの場合は『生きる』そのものに対して有利なんだよ) 」
レッド「 ( 『生きる』そのもの...) 」
??「 (そうそう、君はわからないだろうけど、やつは君の生きる概念を斬った) 」
レッド「 (概念を?) 」
??「 (うん、今の君には生きる概念がないから実質死んでるようなもの。
だけど、相手は君を舐めたんだろうね。完全には断ちきれてない) 」
レッド「 (つまり、どういう...) 」
??「 (要は、やつにとって、`生ある敵が負ける`なら、`生なき敵が挑む`まで) 」
レッド「 (...まさか) 」
??「 (そのまさかだよ。君はまだ、過去を、意思を、想いを、繋がなくちゃいけない) 」
レッド「 (....生なきように、か) 」
??「 (そして、この世界の “未来のため” にも、起きるんだ、レッド) 」
---
---
---
---
---
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
__なるほど。よくわかった。さっきの人は誰かわからないけれど、
おかげで助かった。これで、今度こそこの異変を終わらせれれる。
レッド「....ふわぁ、よく寝た、とでも言っておくか」
そうしてレッドは、神剣を拾い直し、再び立ち上がった。
視線の先には、互いに迫り合っているレイラと狂戦士。
どちらかというと、レイラの方が若干押し負けている。
今の相手は『BURST技』の発動直前__今ならまだ間に合う。
レッド「スキル発動__ 」
そして、レッドの瞳は闇をも照らし燃え続ける炎の色に光り出した。
---
--- **【|灼刃乱閃《しゃくじんらんせん》】** ---
---
炎の刃が無数に相手を乱れ裂く。数にして、実に6連撃。
それは、蹴散らすように放たれたが、正確に全方位を斬り込んだ。
狂「っち、次の邪魔者は....な、なぜ貴様が立っている....!?」
レッド「さぁな。お待たせ、レイラ、ここまでよく頑張ったな」
レイラ「う、うぅ、、、よかっ、、、たぁ、、、レッド、、、生きてたぁ、、、」
狂「なぜなんだ....貴様は....もう、 “生” がないはず....!」
レッド「そんなことより、こんな少女を泣かせてただで済むとは思うなよ」
レイラ「 (テレ.../// ) 」
レッド「いくぞ、生断つ戦士....」
そしてレッドは悠々と、狂戦士を見て言った。
---
--- **「 `“意” を斬る覚悟は、十分か__` 」** ---
---
**本編 第13話「死の目覚め」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「おいレイラ集合だぁぁ!! 来い!!」
レイラ
「え、なになに怖いよ....」
作者
「なんか君のイメージイラストができちゃった() 」
レイラ
「ほぉぉ!」
作者
「あくまですんごいイメージだけどね」
レイラ
「(・ω・)ワクワク!!」
(見せた)
※ご想像にお任せします(???)
レイラ
「わぁぁおぉぉ〜。私こんなんなの?」
作者
「あくまでイメージいうたやろうが((( 」
レイラ
「うんうん、、」
作者
「でも完全そのまんまってわけじゃないから安心してね」
レッド
「おいまて、俺は?」
作者
「いいメーカー見つからなかったし面倒くさいんで後回しにしました☆」
レッド
「う〜ん....マジでこいつ処すか? 処すか? あこらっ!」
(作者、逃げる)
作者
「イラストメーカーで本当に作ったけど自身がないので(は?)
普通に公開するとしたら後日か、言ってくれれば見せ、、、、、、ますよ、、、、?/// 」
エレクロ 本編 第14話「日だまりに揺らめく陽炎」
1期エレクロOP曲
➔https://d.kuku.lu/46yd2sz4a
※イヤホン推奨※
**本編 第14話「日だまりに揺らめく陽炎」**
____主な登場人物たち_____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
フレイ
ミズリー
_________________
レッド「いくぞ、生断つ戦士....」
---
--- **「 `“意” を斬る覚悟は、十分か__` 」** ---
---
その、高く燃え上がる炎のような瞳の光の中には、
ただ真っ直ぐに、狂戦士の姿が写っていた。
不自然に静まり返るこの校舎の中で、心の炎は揺れる。
狂「...くっ...思い上がったな...犬」
レッド「この異変は、必ず終わらせる。スキル__ 」
そしてレッドはただ一直線上に右足を踏み込んだ。
動きの早さは前よりかはあがっているが、不意をつこうともせず、
正面から挑む姿はあまりにも無防備だった__のだ。
狂「...正面からくるか...!」
レッド「―――」
---
--- **【|炎帝轟覇《えんていごうは》】** ---
---
レッドはそのまま斬り込むのだと、狂戦士は思っていた。
しかし、視線の先に広がった光景は、巨大な炎球が浮かんでいた。
レッドは直前で体を手前に引き、相手の視界に写らないよう技を仕込む。
巨大な炎球を床に叩き込んで、地形ごと吹き飛ばした。
こんな大技にもかかわらず、相手の位置、動き全てを見計らった、
どれも正確な動きを、レッドはしていた。
狂「...貴様ッ....!」
いくら相手が格上でも、この攻撃を全て避けることはできなかった。
これで少しだとしてもダメージは与えられている。
レッドは怯んだ相手の動きを見逃さず神剣を叩き込んだ。
狂「...ぬっ...小僧のくせにっ....!」
レッド「よく耐えるな。さすがは獄闇の狂戦士さんといったところか?」
狂「....っ、しかし....貴様、その瞳は__!」
このとき、狂戦士はレッドの “目” に注目していた。
その瞳に浮かぶ色、光、そして前とは比べ物にならないレッドの動き。
狂戦士は、その理由に、気づいてしまった。
狂「....そうか、そういうことか....貴様がこんなにも動ける理由__。
ついに発したな....これが予め知らされていた**『覚醒』**とやらか....」
レッド「覚、、醒、、?」
狂「となれば....本気で貴様を殺す....!」
すると狂戦士は、より一層強く床を蹴り、レッドに攻め込む。
それは風すらも置いていくが故に、音一つとしない速さだ。
しかし、それを見ても、レッドは動じなかった。
いや、レッドにとっては、遅く見えたんだ。
レッド「速いな....でも、もう遅い。『|炎神乱舞《レオ・フレア》』伍の乱__ 」
---
--- **【|焔に抱かれし深淵の果て《リュゼアーク・ゼルファリア》】** ---
---
そこには、深く底知れない淵がこの場に現れるように、
レッドがから見て正面に、長く続く地割れが広がる。
そして、その一帯には周りを包み込む炎たちの果てとなった。
この規模の攻撃に、狂戦士は左上半身を失う。
体の大部分がなくなったというのに、狂戦士はまだたち続こうとする。
狂「.....ぬっ!! こんな.....こんな、こんなところで.....!!」
レッド「無理な足掻きだ。お前はもう、深淵の炎に沈む」
狂「.....あああぁっ!」
そのまま、狂戦士が没しようとしたときだった。
---
--- **【|還基・耐防・炎《アレス・フォル・フィフ》】** ---
---
レッド「なん、だと....?」
レッドの目の前にいたのは、倒れた狂戦士ではなかった。
燃え上がる炎の上に、|泰然《たいぜん》と立ち尽くす_黒い姿の男だ。
エリック「全く、|こいつ《獄闇の狂戦士》を異変の核心にした俺がバカだったよ」
レッド「...お前は....!」
エリック「うん? ああ、5時間ぶりだね、レッド」
そのエリックの口調は、前に会った時とは違い、低く重い。
しかし、気がづくと窓から光が差し込んでいたのがわかった。
そっと外を見ると、あの夜のような暗闇はなくなり、
いつもの青く少しオレンジがかった空が浮かんでいた。
レッド「なんで、お前がここにいる....この異変はどうした?」
エリック「....知るかよ。あとは君たちの好きにすればいいじゃないか」
エリックはその言葉を言ったっきり、そのまま立ち去ろうとした。
レッド「待て、逃げるな。真の元凶がお前だろう?」
すると、それを聞いた相手は、再び足を止めた。
エリック「それが、なに?」
レッド「お前を倒さなきゃ.....異変を終わらない、と」
エリック「...はっ、バカなのか? これでまだ異変は続いているとでも?」
彼はそうして、外の方を指さした。
改めて見ると、やはりいつもの風景が広がっている。
そして、エリックは言った。
エリック「いいか、これはお前たちの力のおかげじゃない、
単なる運のおかげだ。勘違いするなよガキが」
レッド「おい、つまり――」
エリック「 (あいつらに負けるという事実ができるよりかはましだ。
だから....負けたということだけは.....避けないと) 」
レッドが追いかけた頃には、既にエリックは姿を消していた。
普段より暗かった校舎も、今は眩しく感じられた。
___終わったんだ。
レイラ「あっ....その....レッド、これって....」
レッド「きっと__終わったんだろう。恐らく」
2人の周りには、今まで戦ってきた爪痕が残っている。
壁や床、天井などに、傷や穴が当たり前のようにある。
自分たちがどれほどの戦いをしてきのか、それを物々しく語っている。
レイラ「えっと....それもそうなんだけど....」
レッド「どうした?」
レイラ「....目、大丈夫....?」
レッド「えっ、大丈夫だよ」
レイラ「さっきまでピカピカしてたのにぃ....」
レッド「....えぇ....」
そして外を見ると、空は段々と紅く染まり始める。
きっと夕方頃なのだろう。本来あったはずの学校の1日も終わりだ。
レッド「__さて、後は生徒たちをどうするか」
フレイ「それはもう心配ないぞ」
レッド「あっ、今まで見なかったのになんかいる」
ミズリー「私たちが介入しちゃうとあれかな...って思ったからね」
レッド「それで、心配はないってどういうこと?」
フレイ「今回は特別に、異変が終わったタイミンを見計らって、
俺たちの権能で全員校庭に移動させている」
レイラ「ほ、ほぉ!」
ミズリー「けど、全部私たちが片付けてたら逆に不自然になっちゃうから、
“これぐらい” の跡は全然残しても大丈夫よ」
レッド「これ、、、ぐらい、、、だと、、、」
フレイ「となると、最低でも半ヶ月は休校だな」
レッド「休み?」
レイラ「(`・ω・´)ヤッタゼ!!」
フレイ「そう。ひとまず、お疲れ様。よく頑張ったな」
ミズリー「頑張ったわね」
レッド「後半はレイラ何もしてないけどな(笑)」
レイラ「しーてーるもーん!!」
レッド「してないしてない」
フレイ「そして、レッド、体は大丈夫か?」
レッド「あ、俺死んだの....?」
ミズリー「大丈夫よ。全然そんなことないから」
フレイ「お前はエレメンターだからな。
レッドが立ち上がった時点でもう死んではない」
ミズリー「あのまま意識失ってたらまずかったけどねっ」
レッド「こっっわ」
エレメンターとしての、初めての仕事を1つ果たした2人。
今日は、安心して家に帰り寝ることができる。
しかし、それと同時に、世界の運命もまた、揺らぎ出していた__。
**本編 第14話「日だまりに揺らめく陽炎」 終わり**
〜おまけ〜
レイラ
「ねぇねぇ!! 私のプリンどこ!?!?」
レッド
「え、知らないよ」
フレイ
「同じく」
ミズリー
「作者、あなたなんか冷蔵庫漁ってなかったっけ?」
作者
「え? プリン? 食べたよー、とっっっっってもおいしかった☆」
シャキッ (レイラが神斧を持つ音)
作者
「え、え、え、ちょちょちょちょ待て待て待て落ち着いt(((((( 」
ザッッッッッッッシィィィィィ゙ィ゙ィ゙ィィィンンンンンン
作者
「あ゙あ゙あ゙ア゙ア゙ア゙ぁぁア゙ア゙あ゙ぁぁぁ!!」