夏空に願いを込めて
編集者:なこみつ🌙🫐
舞台は桃陽市にある、虹夢学園。
虹夢学園の野球部の3年生は夏の大会にて引退となる。
目標は「夏の甲子園優勝」。
夢に向かって走り続けろ…!!
12人で繰り広げる青春恋愛ドラマ!!
衝撃の結末に目を離すな__。
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目次
【予告】
アンケートの結果、僅差でじゃぱのあとなりました!!
ということで、人物設定を見てから予告をご覧ください!
---
《出演》
|龍羽 勇次《りゅうは ゆうじ》(じゃぱぱ)
高校3年。野球部のキャプテンであり、部長。明るく情熱的。
|桃乃 飛香《ももの あすか》(のあ)
高校3年。野球部の女子マネージャー。場を癒してくれる。
|避雷 達也《ひらい たつや》(たっつん)
高校3年。野球部の副部長。面白おかしいツッコミ担当。
|紅谷 柚晏《こうたに ゆあん》(ゆあんくん)
高校1年。野球部に転部しようか迷っている。好奇心旺盛。
|柴野 楓《しばの かえで》(シヴァ)
高校3年。野球経験0。ユーモア溢れる謎キャラ。
|楠戸 静希《くすど しずき》(どぬく)
高校2年。甲子園を夢見て野球部に入った。かっこかわいいふわふわボーイ。
|日雄 璃玖《ひゆう りく》(うり)
高校2年。野球部に強制的に入らされた。歌うまポンコツ。
|燈火 恵那《とうか えな》(えと)
高校1年。野球部マネージャーを夢見ている。意外とガサツなヤンキー系女子。
|王澤 陽露《おうさわ ひろ》(ヒロ)
高校1年。小中と野球経験あり。恥ずかしがり屋な王子様。
|桐山 直人《きりやま なおと》(なおきり)
高校3年。部員をまとめる兄貴的存在。ミステリアスなイケイケボーイ。
|森久 風磨《もりひさ ふうま》(もふ)
高校3年。相手をよく分析する野球部の頭脳派。知的なポンコツ。
|白雪 琉奈《しらゆき るな》(るな)
高校1年。野球部のマネージャーにならないかと誘われている。天然だけど実は天才!?
|魔陸 海斗《まりく かいと》(カイク)
じゃぱぱ達の野球部の顧問の先生。
|神聲 玲菜《かみごえ れいな》(エレナ)
ゆあんの入っている生花部の顧問の先生。
|新葉 未玖《しんば みく》(バク)
のあ達のクラスメイト。
|彗星 穗《すいせい みのる》(ミノル)
えととるなのクラスメイト。
|彗星 日向《すいせい ひなた》(ヒマワリ)
ゆあんとヒロの担任の先生。
|深海 蛍《しんかい ほたる》(ほたる)
シヴァ達のクラスメイト。
|深海 大輝《しんかい だいき》(ダイオウ)
なんかの先生。(?)
---
🦖「俺らなら甲子園優勝できるっ!!!」
真夏の青春恋愛物語が
🍪「私、虹夢学園の、野球部マネージャーになれて良かった…っポロッ」
幕を上げる__。
🦊「甲子園に行くの夢なんですっ!!」
🎸「こんな毎日も、悪くねぇなって…思ってる、」
夢を追いかけて
🐏「いや、絶対叶うから!!ね!!」
🍫「うちらまだ1年だよ!?」
🌷「僕は野球部の兄貴ですから…ニコッ」
全員で進む
⚡️「俺、のあさんのこと、諦めてへんから。」
🦖「これ、どういうこと…?」
🍪「…っ、」
部内で起こるすれ違い
👓「これが俺らの…ファイナルアンサーだ!!!」
❄️「もしかして、この人達って…」
それでも諦めない
🐸「勝てない可能性0%だろっ!!」
🍗「嘘じゃねえから、俺のこと信じてみろよ」
彼らには“夢”があるから
🧟「オラ、龍羽達のこと信じてるよ」
⚜️「紅谷さんなら、きっとできるわ」
🌻「王澤くん、あなた何か思い違いをしていないかしら?」
👑「君たちもぜひ、甲子園を目指してみないか?」
頼れる先生達
💻「僕は飛香ちゃん達のこと応援してるよ」
💫「おい、恵那。お前なんか顔色悪いぞ?」
🐬「ねぇ楓くん、私楓くんには頑張ってほしいんだ!」
支えてくれるクラスメイト達
君はこの結末を予想できる?
🦖「ねぇ、見てる…っ?俺…っ、俺…!ポロッ」
「夏空に願いを込めて」テーマ曲
『遮断機』DIGM様
https://audiostock.jp/audio/1306426
ぜひお楽しみに!!!
#1 君と目指すこと
夏空に願いを込めて…
略してなつこめ、、
是非お楽しみください!!
桜も散り、緑ゆく木々
虹夢学園のグラウンドには生徒達の声が響いている
🦖「いーちっ!にーっ!!」
全員「いち!に!そーれっ!!!」
🦖「いーちっ!にーっ!!」
全員「いち!に!そーれっ!!!」
グラウンドを走る野球部員
彼らを見守る1人の女子生徒がいた
🍪「皆んな…頑張れ、、!」
彼女の手には「野球部日記」と書かれた一冊のノートがあった
1ページ目には大きく「甲子園優勝!!!」と書かれていた
---
🐸「はぁー!!疲れるわぁ」
3周のジョグが終わり、ぐったりとした様子で帰ってくる
🍪「皆んなお疲れ様っ!冷たいお茶用意してますから飲んでください!」
⚡️「のあさんまじ助かるわぁ!!」
紙コップに入った冷たいお茶を飲み干し、額の汗を手の甲で拭う
🎸「飛香先輩あざす、…はぁ、生き返るー…」
モブ「野球部辛っ…、、こんなに大変なんすか!?」
1年生の子達も参ったというような顔をしている
🌷「まぁね、、でも3年経てば意外と慣れるよ?」
モブ「3年続けられる自信がないんすけど」
👓「そっかwにしても、よく1人でマネージャーできるよね、のあさんも」
全員が頷き、のあを見る
🍪「楽しいから良いんですよ!…甲子園の景色見たいのは本当ですし、」
🦊「甲子園…✨」
彼らの目標は甲子園出場、ではなく
甲子園優勝
虹夢学園は今までで一度も甲子園に出場したことがない
🦖「俺らなら甲子園優勝できるっ!!!」
🦖「だってこんなに成長してんだよ!?」
去年よりも体力もパワーも付いた
それに一人一人が自分に合った練習をして、見違える程強くなった
🦊「俺、甲子園に行くの夢なんですっ!!」
🦊「今年は絶対行きたいです!!!」
モブ「俺もっす!!」
モブ「俺らもー!!!」
⚡️「皆んな思いは同じやな、w」
全員が甲子園優勝を夢見ている
🍪「絶対、見せてくださいね…キャプテン、」
🦖「うん、もちろんだよ。のあ、」
2人は見つめ合い、互いに頷いた
⚡️「……それじゃ、練習に戻るか!」
全員「おう!/はい!」
---
🧟「皆んな頑張ってるね」
🍪「はい、この光景を見るのも楽しいです、」
じゃぱぱさんが打ったボールを取り、一塁に投げる送球練習
この光景も何度も見た
🧟「オラ、龍羽達のこと信じてるよ」
🧟「今年の君たちは何かが違う、」
🧟「行けるかもしれないね」
海斗先生の話し方は独特だ
田舎の村出身だからかな?
だからか愛着が湧く
🍪「きっと伝説を作ります、彼らならきっと…」
少し暑いくらいの日差しが、彼らの未来を照らしている__。
ようやく1話!!
このシリーズはこれぐらいの長さで続けていきます!!
おつなこ!
#2 笑われても悔しくても
《毎日投稿3日目!》
🦖「おっはよぉぉぉ!!!」
勢いよく教室の扉を開けて挨拶をする
モブ「あ、じゃぱぱじゃん」
🦖「よっ!!お前ら!」
肩にポンと手を置いてグータッチをする
モブ「なぁ甲子園目指してんだっけ?」
🦖「おう!」
モブ「行けるわけねえだろw夢見てんじゃねえよw」
その言葉に俺の笑顔が消える
モブ「だって別に虹夢学園の野球部って強くねえんだろ?」
🦖「…確かに、一昨年も去年も県大会の予選で敗退したけど、でも…っ!!」
モブ「じゃあ無理じゃね?あんまり高い目標立てすぎんのも悪いぞーw」
また、これだ
皆んな応援してくれない
この前先生に行った時も、
先生『確かに夢や目標があるのはいいけど、達成できない目標を立ててもやる気が出ないわよ?』
先生『せめて県大会予選突破とか達成できそうな目標にしたらどう?』
🦖「はぁ…」
俺らが伝説を作らなきゃ…
俺らが…
⚡️「おい」
その時、
後ろからゴツンッと頭を叩かれた
🦖「いてっ」
🐸「また自分責めてんの?」
たっつんとシヴァさんが呆れ笑いをしながら俺の前の席に座る
お前らの席じゃねえだろ…
⚡️「自分だけで何でも溜め込もうとすんなや」
⚡️「…皆んな同じ思いしとるんやで?」
シヴァさんが悲しそうな顔をして目を逸らす
🐸「親にも友達にも馬鹿にされるんだよな…w」
🐸「自分でも、程遠い夢だって分かってるけどさ…」
🦖「うん、」
そう、程遠い夢なのだ
それでもやっぱり…
🦖「憧れじゃん?」
⚡️「…ふっ、そうやなw」
🐸「だなw」
俺らの考えることは、
やっぱり同じみたいだった
?「楓くんっ!」
1人の女の子が俺たちの元に来た
青い髪に黄色いメッシュが入っていた
🐸「あっ、蛍っ!」
🐬「ねぇ、甲子園行きたいんだって?」
その一言でシヴァさんの笑顔が消える
また馬鹿にされる…
🐬「凄くいいじゃん!!」
🐸「えっ?」
蛍は優しい笑顔を浮かべて言った
🐬「甲子園なんて、確かに夢のまた夢だけどさ…」
🐬「皆んななら絶対行けるよ!!」
🐬「ねぇ楓くん、私楓くんには頑張ってほしいんだ!」
🐬「もちろん、皆んなにも!」
🐬「だから応援してる!頑張ってね!」
応援してくれる人がいるんだ…
⚡️「これは…頑張らなきゃやな?w」
🦖「…うんっ!」
---
🍪「うーん…」
🌷「どうしましたぁ?」
2人で机に突っ伏して会話をする
隣からため息が聞こえた
👓「練習メニュー考えるくらいなんてことないでしょー」
🍪「だって飽きたんですもん」
🌷「のあさんついに言いましたね!?」
そんなことを言いながら笑う
?「何してるの?」
ひょこっと現れて微笑む彼
🍪「未玖くん!?」
💻「えへへ、ごめん。勝手に覗いちゃった」
ちょっと幼くていたずら好きだけど、
根はとても優しい子なのだ
🌷「どうしたんですか?」
💻「んーん、皆んな凄く頑張ってるなって」
👓「まぁ、頑張っても誰も応援してくれないんだけどさw」
私もなおきりさんも、もふくんの一言で俯く
💻「僕は飛香ちゃん達のこと応援してるよ」
🍪「!!」
💻「皆んなが応援しなくても、僕は応援してるから」
💻「だから頑張って!じゃあね!」
風のように来て、風のように去っていった
🍪「…練習メニューちゃんと考えますか、」
👓「…そうだね」
私達はまた机の上の紙とにらめっこを始めた
---
🍗「あ゛あーー!!!疲れるわぁ!!」
背伸びをしながら外靴に履き替える
🐏「ねぇなんで生花部に入ったの?w」
🍗「だって先生に部員が少ないからお願いって言われたから…」
🍫「なんだよそれw」
3人で笑いながら校門の方へ歩く
❄️「ごめん遅れましたぁ!!」
🍫「あ、るな!なんかさっき告白されてなかった?」
🐏「告白ぅ!?」
そう言うとるなは慌てたように首を振る
❄️「違うよー!!マネージャーにならないかって誘われただけっ!」
🍗「何の?」
❄️「野球部の!」
野球部のマネージャー、
それにえとさんが反応する
🍫「えぇ!?良いなぁ…」
🐏「いいかぁ?w」
🍫「だって野球部のマネージャーって推薦でしかなれないんだもん…」
まぁ、推薦って意味分からんけどな
🐏「にしても野球部って良いなぁ!!入りたいわー!!」
🍗「じゃあなんでお前は帰宅部入った」
🐏「楽そうだから」
🍗「馬鹿か」
なぜか茶番が入ったが、まあ良しとしよう(?)
❄️「もうすぐ県大会ですよ!?今のうちに転部しないとタイミングが無いんじゃないですか?」
🍗「それはそうなんだけど…」
🍗「あーもうなんかどうしたら良いか分かんねえ!!」
とりあえずがむしゃらに走ってみる
🐏「ちょっとぉ!?どこ行くんだよぉぉ!!」
🍫「ゆあんくん待ってよー!!!」
❄️「ねぇ!!早いですってええ!!」
3人も後を追ってくる
走っている拍子に何かを落としたような気がしたが、
気の所為だと思って家に帰ることにした
🍪「…?」
野球ボールのキーホルダー…
誰が落としたんだろう…
__🍗「くそおおおおおおお!!!!!」__
🍪「あ、、」
…明日ちゃんと返そうかな、
おつなこ!!
#3 足りないものを探して
🦖「ふわぁ…ねっむ…」
⚡️「おいキャプテンが遅刻してどうすんねん」
モブ「そうっすよ!勇次先輩!」
朝日が差し込むグラウンド
俺たち野球部は朝から部活に取り組んでいた
🦖「ごめんごめんw」
🦖「それで、、なお兄、もふくん。言ってたの準備できた?」
🌷「もちろんです!」
そう言うともふくんは鞄から一枚の大きな紙を取り出した
そこには気が狂うほどの文字が並んでいる
🍪「これって…?」
🦖「去年佐山県代表として甲子園に出場した、黒神高校の特徴だよ」
🎸「え!?」
黒神高校は去年甲子園で準優勝を果たした強豪校だ
今年もこの県大会に出ることになる
🐸「強い高校の対策を考えて打ち勝とうってわけか」
🦖「そういうこと」
🦊「なるほど…!!」
🦖「きっと、、俺たちにはまだ足りないものがあるんだ」
そう言うと皆んなが俺の目を見る
🦖「足りないものを補えば、絶対勝てる」
🦖「地獄みたいな日々が来ると思うけど、頑張ろう!!」
全員「おう/はい!!!」
全員の声が揃う
朝日がきらりと光ったように見えた
🦖「俺たちに足りないものは何だろう…」
全員が眉をひそめながら腕を組む
⚡️「集中力とか?最近練習中にふざけすぎてるところがあるし」
確かに、真面目に練習に取り組めてないところもあるな
🐸「心のバランスも大事だと思うな…焦りすぎても、力は発揮できないし」
メンタルケアも大事…
🦊「あと根性とかですかね!俺、甲子園なんて夢だと思ってたから…でも、もうそんなこと言ってられない!!」
2年のどぬとうりも意見を出す
🎸「いや、俺はパワー不足!もっとバッティング強化しないと…!」
モブ「俺、ちゃんと送球できるか不安です…」
モブ「不安は後悔に繋がるから!!不安なんて消した方がいいよ!!」
各々足りないところを出し合って、のあがそれをメモする
いつの間にか、ノート1ページ分埋まっていた
🦖「みんな、足りないものは違う…でも、力を合わせれば絶対に勝てる!!」
たっつんがふっと笑って俺の顔を見る
⚡️「俺ら気持ちは100点満点やと思う。でもさ、根性だけじゃ勝てへんよな」
🌷「足りないものを補うだけじゃ勝てません…それを強みにして、弱点を無くさなきゃ!!」
👓「連携も大事だよ、味方への信頼も厚くないと良いプレーはできない!!」
瞳が揺れる
全員の気持ちが一つになる
🦖「よし、今日の練習では、全員で足りないものを補おう」
笑顔になり、大きな声がグラウンドに響いた
---
🍗「もうやだぁ…なんで生花部にまで朝練あんの…」
🍫「もうすぐ大会だからしょうがないじゃん!w」
聞いたことねえよ生花部の朝練なんて…
🍗「付き合ってくれてありがとな」
🐏「友達だから当たり前だろ!」
❄️「そうですよ!」
朝日に照らされて少し眩しくなる
🍪「あっ…!ねえねえ!」
突然見知らぬ女の子に話しかけられる
🍗「どうしたんですか?」
🍪「これ…昨日落とさなかった?」
彼女の手には野球ボールのキーホルダー
ふと通学バッグを見るとキーホルダーが無かった
🍗「あ、、俺のだ…すみません!ありがとうございます!」
🍪「ううん!大丈夫だよ!」
彼女の手に触れた時、何か不思議な感じがした
🍪「それじゃあ私もう行くね!あ、私桃乃飛香!のあって呼んでね!」
🍗「え?あっ、ちょ!?」
俺が自分の名前を言う前に、のあさんは走り去ってしまった
❄️「…不思議な人ですね」
🐏「のあ…さん、?あんな先輩いたんだ…」
🍫「ね…、ほら!教室行こ!」
俺達はそのまま自分の教室へと歩いた
キーホルダーから付箋が剥がれ落ちる
地面に落ちたその付箋には「いつか夢を叶えてね」
そう書いてあったことを俺は気づきもしなかった
---
夕方もグラウンドに声が響き渡っている
⚡️「っぐ!!」
🧟「たっつん!そんなボールじゃ一塁アウトにできないぞ!!」
⚡️「…っはい!!!」
汗を拭ってまた立ち上がる
🐸「いいねー!今のボール打ちにくそうだし、俺も掴む感覚覚えれた」
🦖「うん、じゃあもう少しスライダー磨くわ」
ボールの回転をちゃんと掴んで
🦊「二塁ってよく盗塁してくるよね…」
🎸「おう、しかも黒神高校は盗塁が得意…」
🦊「俺二塁だし、、もう少し守備練習したい!付き合ってくれる?」
🎸「任せろ!!俺もライトだし、付き合って!」
相手の動きを考察して
👓「黒神高校は打力が凄い選手が3人いる…」
🌷「それならセンターとレフトも油断してはいけませんね、」
モブ「ショートは大丈夫なんですか?」
👓「そこは俺がちゃんと守る、どぬへの送球練習も何度も練習したし」
モブ「サードは…直人先輩でしたっけ?」
🌷「はい、頑張って守りますw」
👓「小学生かよw」
🌷「なんて言えばいいか分からなくてw」
モブ「じゃあ俺らもセンターとレフト守るの頑張ります!!!」
👓「この先輩真似しちゃ駄目だって!!w」
🌷「あははww」
笑い合ってこの瞬間を噛み締めながら
---
そんなみんなを見ながら私たちは立ち尽くす
🧟「皆んな今まで以上に練習に一生懸命取り組んでるけど…何かあったのか?」
🍪「…分かりません。でも、皆んな一生懸命なんです」
🍪「甲子園で優勝するために…」
私は俯いて、小声で呟く
🍪「私もちゃんと向き合わなきゃ…っ」
🧟「飛香?」
顔を上げると心配そうにする海斗先生
🍪「…なんでもないです!」
私は海斗先生に向かって精一杯の笑顔を見せた
---
⚡️「じゃーぱ…、明日、、抽選会やっけ、?」
🦖「たっつんが珍しく疲れ切ってる!?」
⚡️「おい俺がいつもサボってるみたいな言い方すんなや」
🌷「事実ですよね…w」
⚡️「なおきりさんぶっ倒すで?」
華麗なツッコミに俺たちは笑う
流れ落ちる汗を手で拭いながら
⚡️「とにかく!!明日抽選会やんな?」
🦖「うん、」
🐸「間違いなく俺たちは強くなってる」
🐸「どんな高校でも俺たちは全力で戦うのみだよ」
シヴァさんの一言に全員が頷く
🦖「じゃあ明日行ってくる!!」
全員「おう!!」
🎸「いやあ緊張するなー!!」
👓「まだ早いだろ!ww」
皆んながガマガヤとしてるところとちょっと離れた場所で、のあは笑っている
けれど、なぜだかその瞳が
寂しいような悲しいような感情を映し出しているように見えてしまった
🦖「…疲れ、だよな」
⚡️「……」
おつなこ!!!
#4 12人の想い
🦖「すぅぅ…はぁぁ…」
体育館内で席に座り、深呼吸をする
今日はいよいよ抽選会
どこの高校と一回戦目戦うか決める、重要な日だ
🦖「緊張する…」
---
⚡️「じゃぱぱ…」
じゃぱぱ以外の部員は、部室にあるテレビの生放送で抽選会を見る
全員が固まっていて側から見るときっと変な光景だ
俺らでさえこんなに緊張するんだ
きっとじゃぱぱはもっと緊張してる
頑張れ、じゃぱぱ…
---
「それではボールを取ってください」
箱に入ったボールを取り、数字を見る
「20番!虹桃学園、一回戦目の相手は…」
「去年準優勝だった黒神高校でーす!!!」
その声を聞いて、心臓の音が大きくなる
1番恐れていたことが起きてしまった
一回戦目から黒神高校となんて…
運が良いのか悪いのか…w
---
🦖「ただいま」
皆んながドアの前で待機していた
⚡️「おかえり!黒神高校やったな…w」
⚡️「まぁ、、なんとかなるやろ!w」
🦊「はいっ!俺たちこんなに強くなったんですもん!」
🎸「気合い入れて頑張りましょ!」
皆んなが笑顔で俺を見る
その笑顔に俺は安堵する
🦖「よし…強い相手でも、俺たちの力を信じるしかない!」
🦖「頑張ろう!!!」
---
その後も地獄のような練習が続いた
中には耐えられずに熱中症になったり、疲労で立てなくなった子もいた
それでも、今日まで頑張ってきた
🦖「…いよいよだね」
目の前に広がるスタジアム
それは1年ぶりに見る県大会の会場だった
⚡️「ここまで頑張ってきたんや、」
⚡️「ここにいないのあさんやクラスメイト達の想いを背負って、、頑張ろう!!!」
🐸「あんなに練習したんだ!!!」
🐸「勝てない可能性0%だろっ!!」
🦊「夢の甲子園優勝に比べたら、こんなの序の口なんだ!!」
🦊「絶対勝つ…!!」
🎸「あいつらが虎になるなら、俺らだって虎になる!!!」
🎸「思いっきりぶつかってやるっ!!!」
🌷「ここで負けて、3年生最後の試合になんてさせません…!!」
🌷「甲子園が、僕たち3年の最後の試合になれるよう頑張りましょう!!!」
👓「あんなに動きや特徴を分析して、対策を考えてきたんだ!!!」
👓「できるできないじゃなくてやるんだ!!!俺らで!!!」
---
🍗「今頃野球部県大会か…」
🐏「ほらー、そんなこんな言ってる間に野球部県大会行っちゃったじゃん!!」
ヒロくんに肩を軽く殴られ、思わず顔をしかめる
🍗「いてぇなぁ…」
🐏「転部のタイミング失うじゃん」
🍗「別に来年でも良くね?」
🐏「もー」
ため息をついて目の前の椅子に座るヒロくん
🐏「来年から入って実力が身につくの?」
🍗「…それは、」
🍫「…ヒロくん?そこ私の席なんだけど?」
腕を組んで立つえとさんに
それを見て苦笑いのるな
🍗「いっそのこと全員で野球部行く?」
🐏「お?」
🍫「なになに?やる気出てきた?w」
❄️「良いじゃないですか!」
そうは言ってみたが
🍗「いやでも…」
🍫「さっきの威勢どこ行ったー」
❄️「口だけですねほんと」
散々な言われようだな…
🍗「…のあさんってさ、見た?」
🍫「え?いや、見てない…」
🍗「不思議な人だよね」
❄️「ですね、」
沈黙が流れる
❄️「…今頃野球部の皆さんは試合でしょうか」
❄️「頑張ってほしいですね!」
🍫「まぁ、、勝てるでしょ!だって強いもん!」
🐏「だよね!!優勝候補高校だよ!!!」
🍗「そんなのあったっけ…w」
🍗「まぁでも…」
🍗「勝ってほしいな、」
教室でボソッと呟く俺らを
🍪「ありがとう…応援してくれて、」
🍪「これで、皆んな頑張れるんだ…」
陰で見守る誰かがいた
---
🦖「いいか、作戦の通り動くんだぞ」
全員「おう!!」
🦖「それじゃあ各々立ち位置につこう!!」
🦖「シヴァさんはキャッチャー、たっつんはファースト、どぬはセカンド、」
🦖「なお兄はサード、うりはライト、もふくんはショート、」
🦖「〇〇くんはセンター、△△くんはレフト、そして俺はピッチャー…」
全員の手が和の中央に伸びる
🦖「黒神高校に絶対勝つぞおおおお!!!!!」
全員「おおおおお!!!!!!」
全員の決意が込められた叫びだった
ベンチから出て、青空を眺める
懐かしい匂いがそこにあった
太陽に照らされ、声援を送られながら俺たちは向かい合う
目の前にはガタイの良い黒神高校のキャプテン
帽子を取り、礼をするとともに
開幕のサイレンが鳴り響いた
おつなこ!!!
#5 この戦いに賭ける
スパァァァン
「バッターアウトー!!」
🦖「…っ!!」
黒神高校のエースは150キロ近い速球を投げ込み、
打席に立つ部員たちは次々と三振を喫した
🎸「うわっ…やっぱ速え!」
⚡️「くそ…全然バットに当たらねぇ!」
---
🦖「ふっ!!」
カキーンッッ
🐸「まじかよ…っ」
守備でも強烈な打球が飛び続けたが、
全員で連携してアウトを取る
モブ「ど、どうしましょう…!ほとんど互角ですよ…このままじゃいずれ…っ」
🐸「落ち着け!!ここで崩れたら終わりだ…!」
試合は0対0のまま、5回を過ぎた
🌷「皆んな集中して!!まだ点は取られてないです!!」
エースが次々と変化球を投げてくる最中、
もふくんの顔色が変わった
👓「あいつの配球、パターンがあるぞ!狙い球を絞れ!!」
そう叫ばれ、ハッとする
そういえばさっき、エースがスライダーを投げた時…
あいつ、イマイチな顔してたような…
🦖「…スライダーだ。スライダーを狙おう!!」
全員にそう言い聞かせて、ベンチから出る
---
🌷(スライダー…スライダー…)
スパァァン
「ストライクっ!!!」
「…っ、ふっっ!!!」
🌷(あっ、)
パァァァン
「ボール!!!」
やっぱり、よく見ればスライダーが曲がりきれてない
球速もいまいち…
🌷(これだ!!!)
深呼吸をしてバットを握り直し、
ボールを睨む
「…ふっ!!」
来た!!!
カキーンッッッ!!!
強い打撃音と共に、ボールが空を舞う
🦊「先輩ナイスですっ!!」
僕はツーベースヒットを打ち、どぬちゃんをホームへ帰すことに成功した
---
だが、その後
カキーンッッッ!!!
🦖「マジかよ…っ!?」
磨きを入れたスライダーを打たれ、2ランホームランを取られた
9回ウラ、1対2
絶体絶命のピンチに
俺達は立ち向かう
⚡️「はっ!!」
たっつんがヒットを打ち、一塁まで行くと
👓「…っ!!」
もふくんの強い打球で相手側の送球にミスが起こり、
一塁二塁
けれど、
「ストライクッッ!!!」
モブ「そんな…」
「アウトォォ!!」
モブ「フライ取られたっ!!」
一年生達がアウトを取られツーアウトのピンチ
そして次に立つのは俺
🦖「ふぅぅ…」
俺はキャプテンなんだ
みんなに甲子園の景色を、
…のあの夢を、叶えなくちゃいけない
皆んなの思いを、
無駄にできない!!!
相手の投げたスライダーを捉え、
カキーンッッッ!!!!
力強くバットを振った
風の力もあり打球はどんどん伸びていき、スタンドへと入った
3ランホームランだった
---
試合が終了した
どよめく教室内にポツンと座っている私
🍪「どうだったんだろ…」
本当は試合を見に行きたかった
けれど最近体調が優れず、朝も少し気分が悪かった
だから試合は見に行かなかったんだけど、
🍪「すぐ治るんだったら見に行けば良かったな…」
そう心で思った
ガラガラッ
勢いよく教室の扉が開いた
先生「皆んな聞け!!」
先生「虹桃学園が…県大会優勝を果たした!!!」
クラスが歓喜に包まれる
「あいつらやったんじゃねえか!!」
「すげえ!!!すげえよ!!!」
💻「良かったね、のあちゃん」
未玖くんが優しい微笑みを私に向けた
🍪「うん…っ」
🍪「みんな…本当に強くなったね…」
私はそう口に出した
---
黒神高校を倒した俺達は無敵だった
どんなピンチが訪れても乗り越えて、優勝を果たした
試合後、円陣の中で全員が涙を流しながら肩を抱き合う
🦖「俺たち、やったな…!」
⚡️「皆んな絶対喜ぶで!!」
🐸「とくにのあさんはな!!」
空を見上げると、
青空の下でひときわまぶしい光が差し込んでいた
笑い声と泣き声がスタジアムに響き渡った
けれど、まだ誰も知らない
この勝利の先に、思いもよらぬすれ違いが待っていることを
おつなこ!!!
#6 思ってもないすれ違い
🦖「えっと…こっちだっけ?」
⚡️「アホか、逆やで」
🦖「あれー…」
県大会から数日後
甲子園出場を決めた歓喜の試合の後
俺たちは最近学校を休んでいるのあを心配して、
帰り道にのあの家を訪ねることになった
⚡️「色々任せっきりにしとったしな…そりゃ疲れて体調崩すよな」
🦖「うん…、キャプテンとしても放っておけないよ、、」
そう言うと前を歩いていたたっつんの足が止まった
🦖「どうしたの?」
⚡️「お前の場合は、キャプテンとしても」
⚡️「好きな人としても放っておけないんやろ?」
真顔でそう言われて、固まってしまう
🦖「…気づいてたの?」
⚡️「こんだけ一緒におったら分かるに決まってるやろw」
笑いながら空を見るたっつん
その目は、なぜか寂しそうにしていた
⚡️「…でもごめんな、じゃぱぱ」
⚡️「俺、のあさんのこと、諦めてへんから。」
🦖「…未だに?」
🦖「一回告白して、盛大に振られてたでしょ…w」
---
⚡️『…のあさん』
🍪『どうしました、?』
⚡️『俺、、のあさんのこと好きやねん…』
⚡️『だからその、、付き合ってほしいな』
🍪『…っ、ありがとうございます』
🍪『でも、ごめんなさい。たっつんさんとは友達でいたいです』
🍪『それに私、好きな人がいるので…』
---
⚡️「あああ!!!思い出させんな!!黒歴史なっとんねん!!」
🦖「あははっww」
笑いながら俺たちは、のあの家へと向かった
---
ピーンポーン
ピンポンを押してしばらく待つと、
「はい、?」
のあの母親がドアを開けた
「あら…のあの友達かしら、?」
「ごめんなさいね…あの子今寝てて…」
🦖「いえいえ!!大丈夫です!!」
⚡️「それとこれ…野球部全員からって伝えといてください」
俺らは事前に皆んなで買いに行った甘いお菓子や飲み物を母親に渡した
「ありがとう。のあも喜ぶわ」
それを受け取った母親は俺たちの顔を見て不思議そうな顔をした
「野球部の皆んなとお友達なの?…あの子男友達…」
🦖「のあは友達でもあり野球部のマネージャーです!」
🦖「いつもお世話になってるので、恩返ししなきゃって思って!」
母親の会話を遮るように言ってしまった
謝らなきゃと思った
だが、
「…野球部の、マネージャー…?」
母親の顔は固まっていた
⚡️「えっ…と、あの…その…」
「のあは合唱部に入ってるんじゃなかったの、?」
俺たちの笑顔も消える
え?
のあは合唱部に入っている、?
違う、合唱部には入ってない
ってことは…
“親に嘘をついて野球部マネージャーをしている”…?
「それに、男友達は極力作らないでって言ったはずなのに、、」
俺とたっつんは顔を見合わせる
俺たちは“とんでもないことを口走ってしまった”のだ
---
🍪「よく寝たぁ…」
お昼からずっと寝てた…
🍪「…?これ、、」
リビングのテーブルに置いてあったコンビニ袋を開けると甘いお菓子や飲み物が入っていた
私の好きなものばっかり…
「のあの友達がくれたのよ」
お母さんがいつの間にか私の後ろにいた
🍪「え!?そうなの!?」
起こしてくれても良かったのに〜…
今度会ったらちゃんとお礼を言おう
「ただいま」
お父さん?帰ってくるの凄く早い
何かあったのかな?
「のあ、その袋の中身はね、野球部の子達がマネージャーの為に買ったものなのよ」
その一言で私の身体は固まる
「お前合唱部に入ってるって言ったよな?」
お父さんの顔がこわばっていく
「嘘をついてこんな男だらけの部活に入ったのか!!!」
「いいか?高校生は恋愛なんかしてる暇ないんだ!!!」
「大体、高校3年生なんだから勉強しないといけないのに…お前は一体何をやっているんだ!!!」
怒鳴り声が耳に響く
「のあは嘘をつかない子だって信じてたのに…」
「歌の才があるからそれを伸ばしたら良かったのに…」
お母さんは泣きじゃくっている
気持ち悪さも何も感じなかった
私はただ、親に《《呆れていた》》
---
次の部活にのあは来ていた
笑顔で、俺たちを見ていた
🦖「…なぁ、親に嘘ついてマネージャーしてんの?」
気づいた時には声に出ていた
🍪「…聞いたんだ、私が合唱部に入ってるって嘘ついてること」
⚡️「なんで…そんなことしてるんや、」
他の部員たちは皆んなきょとんとした顔をしている
🍪「…なんで、、」
🦖「え?」
よく聞き取れなくて聞き返す
🍪「なんで言っちゃったの!?私が…っ、私がどんな思いで隠してたか…っ!!ポロッ」
聞いたことのないのあの大声に思わず驚いてしまう
その目には涙が浮かんでいた
🦖「悪気なんてなかったんだよ…っ、ただ、のあに恩返ししたいっていうだけで…」
🦖「マネージャーとして、誇りに思ってたから…」
🍪「誇りに…っ、?私は家族を裏切ってんだよ?そんな私に誇りも何もあるわけないでしょ!?」
⚡️「のあさんほんまにごめん!!俺たち、本当に軽率やった…でもさ…!!」
たっつんが仲裁に入るが、のあは収まりはしなかった
🍪「でもじゃないっ!!嘘がバレたら終わりなのにっ!!」
🍪「恩返しなんて…っ!!そんなのいらなかった!!嫌だった!!!」
🍪「あれのせいで私の居場所が無くなったっ!!!」
恩返しなんていらない
その一言が俺は許せなかった
🦖「あのお菓子や飲み物にどんだけの思いが込められてると思ってんだよ!!」
🦖「皆んなのあのことを思って買ったんだ…それをいらないって言うんじゃねえよ!!」
🦖「そんな気持ちも分かんねえなら…っ!!」
🦖「マネージャーなんてやめろっ!!!!」
のあの顔は、怯えと涙でいっぱいになっていた
🍪「…伝わってるよ、、そんなの、、っポロッ」
🍪「じゃぱぱさんは何も分かってないですね…っ!!所詮他人事だと思ってるんですよねっ!!ポロッ」
🦖「一緒に夢を追ってた仲間だろ…っ!?他人事だと思えるわけ…」
🍪「他人事だと思ってるから私の気持ちが分からないんでしょ!?」
🍪「夢だなんて…っ、」
🍪「私には叶える資格はありませんっ!!!ポロッ」
ダッッ
🌷「のあさん…!!」
走り去っていくのあの姿を
俺らは見つめることしかできなかった
---
のあは翌日から部活に来なくなった
クラスメイトのもふくんとなお兄に聞いてみたが、
避けられている気がするとのこと
🦖「…なんで、分かり合えないのかな…っ」
のあのいない部活は、
なぜか寂しく、温かみが無かった
おつなこ!!!
#7 目標という名の夢に向かって
のあが部活に来なくなって1週間が経とうとしていた
それと同時に甲子園まで残り1ヶ月半を切ろうとしていた
のあがいなくなったことに寂しさを感じているが
今はそんな場合じゃなかった
🦖「はっ…はっ…」
ひたすらバットを振ってボールを打つ
のあの件や甲子園に出るということもあり、
部内は切迫とした空気に包まれていた
🌷「皆さん、水分補給しましょう」
今はのあの代わりになお兄がマネージャーの仕事をしている
なお兄は変なところもあるが、野球部のお兄ちゃんだ
🦊「ありがとうございます…」
あれから皆んなの笑顔が少なくなった
前までは毎日大笑いしていたのに、
そんな笑い声もグラウンドには響かなくなった
👓「…俺もういいや。練習してくる」
🐸「ちょ、おい!!水分は取らねえと…っ」
👓「そんなこと気にしてる場合じゃない!!」
喧嘩も前より増えた
なんなら、笑うことより喧嘩の方が多い
⚡️「なぁ、このままでいいのか?」
⚡️「大事な試合の前だっていうのに、」
⚡️「マネージャーは不在、部内は喧嘩しかしない、練習も最近はやけくそなもんばっかり」
⚡️「お前こんなんで甲子園優勝できると思ってるん?」
不安と怒りが混じったような顔でたっつんは言った
夕陽に照らされながら俺は言う
🦖「…分かってるよ。でもこれは俺たちの問題だから」
🦖「俺たちでやるしかないんだ」
たっつんはため息をついたが、
俺の肩に手を置いてくれた
---
🍗「ついに…やっちまった、、」
4人で顔を合わせて笑顔になる
4人「野球部に転部だー!!!」
🍫「やっと夢叶ったよ…っ!!」
❄️「でもなんか大会終わってからじゃないと活動できないらしいですね…」
🍗「まぁ邪魔になっちゃうしね、今入っても」
野球部に転部する
それは凄く嬉しかった
だって、甲子園が夢だったから
いつかの虹桃学園の野球部は甲子園出場を果たしたらしいから
俺もそれが夢だった
🍗「…でも甲子園なんて無理か、、」
🐏「いや、絶対叶うから!!ね!!」
❄️「そうですよ!!弱気になっちゃ駄目です!!」
🍫「いつか絶対行けるよ!!」
3人の熱い声で俺はふと笑顔になった
❄️「…そういえば話変わるんですけど、」
❄️「のあさんあれから見ました?」
🍫「いや、、見てない」
野球ボールのキーホルダーを俺に返してくれたのあ先輩
あれからずっと姿を見たことがない
🐏「実は前に、2年生と3年生の教室に行ったんだけど」
🐏「のあ先輩の姿、どこにも見当たらなくて…」
❄️「え、、そうなんですか、?」
🍗「明日…先生にのあ先輩のこと聞いてみる?」
そう言うと3人は頷いた
🍫「そうだね、そうしよ!」
俺たちは校門を出て家へと向かった
🍪「……」
🍪「もう、時間の問題かなぁ…」
---
汗と土にまみれながら
俺たちは練習を続ける
🍪『うりさん汗凄いですよ!?』
のあ先輩がそう言って差し出してくれたタオルも、
🍪『これ私からの奢りですっ!w』
奢りと言って買ってきてくれたスポーツドリンクも、
もう、無かった。
🎸「俺たちは…のあ先輩の期待に応えなきゃ…っ」
🦊「うり!!大丈夫!?」
よろめいた俺をどぬが支えてくれた
🎸「ごめん…っ、…ちょっと休憩するか、w」
🦊「…うん」
先輩達の練習している風景を、
ベンチに座りながら眺める
🎸「…俺本当はさ、野球部なんて入るつもり無かったんだ」
🦊「え、そうだったの!?」
どぬは口を開けて固まり、我に戻ったかのように前を向く
🎸「野球部の世界に入れてくれたの、のあ先輩なんだよ」
🍪『ソフトボール投げ学年1位だとお聞きしました!!!』
🍪『ぜひ野球に入りませんか!?✨』
あの時、俺はのあ先輩の圧に負けた
🎸「運動なんて好きじゃなかったから、野球もやりたくなかった」
🎸「…でも、」
⚡️『おいうり!お前ふざけんな!!ww』
🌷『やりますかうりさん、ザ・ワールド展開っ!!(?)』
🦖『うりまじでナイスすぎるっ!!!』
何気ない日常が頭の中に流れ込む
🎸「皆んなと笑って、ふざけて、でも本気で夢に向かって進んで…っ、」
🎸「こんな毎日も、悪くねぇなって…思ってる、」
🦊「うり…」
心の内を初めて誰かに打ち明けた
どぬは驚いた顔をしていたが、
すぐに優しい笑顔に戻った
🎸「俺さ、のあ先輩には感謝でしかないんだよ」
🎸「のあ先輩がいなかったら、俺こんな毎日なんて無かった」
🎸「だから恩返ししたい。絶対優勝して、恩返ししたいんだ」
俺は空を見上げてそう言った
🦊「…練習、する?」
どぬは立ち上がってバットを差し出してきた
🎸「…おうっ!」
それを受け取って、俺たちはグラウンドへと走った
---
⚡️「じゃあなー」
たっつんに手を振り、帰路を歩く
1人でいる時は、ずっとのあのことを考えてしまう
🦖「…のあ、」
メッセージを送ろうとは何度も思った
会って話をしようとも何度も思った
でも、
🦖「なんて声かければいいか…分かんないよ…っ」
俺が何かを言ったところで、のあは俺たちのところに戻ってきてくれるのだろうか
むしろ逆効果なのではないかと思う
🍪『いい加減にしてください!!もう話しかけないでくださいっ!!』
そんなのあの声が脳裏に響く
🦖「俺は、キャプテン失格だよな…w」
🦖「のあの気持ちに寄り添えなくて、部活をまとめることもできなくて、」
🦖「のあのこと…こんなに大好きなのに、守れなかった俺が憎いよ…っ」
本当の俺は、凄く弱いんだと思う
誰かがいないと何もできない、
すぐ感情的になってしまって傷つけてしまう
何もできないヘタレなんだって、
それでも、弱い俺でも
夢は諦めたくない
🦖「絶対甲子園優勝して…のあにちゃんと思いを伝える…っ!」
そう決意して、俺は家に帰った
おつなこ!!!
#8 逃げないって決めたから
時間の問題、
そんなことはずっと分かっていた
《《彼ら》》に会った時からずっと分かっていた
いつか私のことが知られてしまう、
そう思って私は
一つの決意を胸に彼らに会うことを誓った
---
🍪「…」
遠くから野球のグラウンドを眺める
皆んなはいつもと変わらず、熱心に練習に取り組んでいた
💻「のあちゃん、いいの?」
未玖くんにそう聞かれて、
私は笑顔で答える
🍪「もういいの。私に夢を叶える資格なんて、もう無いから…w」
未玖くんは辛い顔をして俯き、
何も言わずに帰ってしまった
私はもう一度グラウンドを見た
遠くに見える、赤髪の彼
大好きな人、
そんな淡い恋心も
今日でおしまいにしよう
皆んなに気づかれないように部室に入り、
《《あるもの》》を机に置いた
🍪「これで、おしまい…」
涙を堪えて、部室を出ようとした
その時、
🌷「のあ、さん…?」
なおきりさんがドアの前にいた
🍪「っ、みんなは呼ばないで…」
そう言うと何かを察したのか、
🌷「皆さんは練習続けててください!僕はマネージャーの仕事があるので!」
🦖「おっけー」
なおきりさんはそう言って扉を閉めた
🍪「…今はなおきりさんが私の仕事してるんだね」
🌷「はい、よくのあさん1人でこなせてたなって思います…w」
苦笑いをする彼に、私も思わず笑う
🌷「…戻ってこないんですか?」
🍪「…うん」
🍪「今日、先生に退部届出してきたんだ」
それを聞いてなおきりさんは辛い顔をする
🌷「…それがのあさんの決めたことなら、僕からは何も言いません」
🍪「良いんですよ、?罵倒しても皆んなを大声で呼んでも」
🌷「そんなこと、僕にはできませんよ」
🌷「僕は野球部の兄貴ですから…ニコッ」
なおきりさんの目には涙が浮かんでいた
🍪「…ありがとう。頑張ってくださいね」
私は裏口から出ようとした
🌷「僕たち絶対夢叶えますから、」
その言葉で足が止まる
🌷「だから、見守っていてくださいね…」
🍪「…うん」
私は振り返らずに、部室を去った
ガチャッ
🦖「なお兄?どうかした?」
🌷「…いえ、何もありませんよ!」
---
🍪「…ただいま」
母「おかえりなさい」
あれから私はちゃんと向き合えていなかった
でも、皆んなを見て、なおきりさんと話して
向き合おうと思った
🍪「私、野球部のマネージャー辞めた」
父「そうか、それで良いんだ」
母「そうよ…これからは」
🍪「でも合唱部には入らない」
そう言うと2人の顔が強張った
母「…どうして?」
さっきよりも低い声でそう聞かれる
🍪「私、歌なんて好きじゃない」
父「私情を持ち込むなっ!!そんなことで才能を開花させないつもりか!!」
父親に怒鳴られ、怒りが湧いてくる
母「ずっとやっていれば歌も好きになれるわよ…」
🍪「そんなこと言って、またお父さんとお母さんは私から何かを奪うの、?」
母「奪ってなんかないわ…私たちはあなたのことを思って…」
奪ってなんか、ない、?
🍪「私から青春を奪ったのは2人だよっ!!大切な仲間を、夢を奪ったのは2人だよっ!!!」
🍪「本当に私のことを思ってるなら、合唱部になんて入らせようとしてない!!」
言葉が止まらなかった
溜め込みすぎて限界だったのかもしれない
父「のあ、いい加減にしろ!!」
🍪「それはこっちのセリフだよっ!!」
🍪「私から自由も仲間も夢も奪って…っ!!」
🍪「いい加減にしてよっ!!」
そう叫ぶとお母さんは私の腕を掴んできた
けど、それも私にとっては気持ち悪かった
🍪「自分たちのさせたいことばっかさせて、娘のこと操って…っ!!」
🍪「貴方達なんてもう、私の大好きなお父さんとお母さんじゃないっ!!!」
🍪「私はもう貴方達に縛られたくなんてないっ!!!」
母「のあ…っ!」
私はいつの間にか、家を飛び出していた
泣きながらがむしゃらに走って、
ひたすら遠くに行こうとした
遮断機が点滅していることにも気付かずに__。
---
🍗「やっぱり今日もいないね」
🐏「いい加減先生に聞こうって」
❄️「そうしましょ!」
俺たちは職員室に入り、担任の先生に聞いてみた
🐏「あの、桃乃飛香先輩っていますか?」
🐏「前に野球ボールのキーホルダー拾ってもらったんですけど、、」
そう言うと先生の手が止まった
職員室内もざわめき始める
🍫「え、な、何、?」
🍗「俺たち変なこと聞いた、?」
🌻「…拾ってもらったって、、」
🌻「王澤くん、あなた何か思い違いをしていないかしら?」
真面目な顔でそう聞かれて困惑してしまう
❄️「どういうことですか、?」
---
今日の練習も疲れたな…
すっかり暗くなってしまった
⚡️「おーいお前らそろそろ帰るでー!!」
たっつんの声がグラウンドに響き渡り、
俺らは片付けを始める
🧟「おいっ!!皆んなっ!!」
そこに、海斗先生が慌てた様子で駆け寄ってきた
🦖「先生、?どうしたんですか?」
全員が集まり、先生を見る
🧟「桃乃が…っ、桃乃が…!!」
…のあ、?
🐸「のあさんが、何か…?」
🌻「だって、、その子は、、」
🧟「桃乃が…っ、」
🌻「10年前に事故で亡くなった生徒よ…、?」
🧟「桃乃が…電車に轢かれて、亡くなった……っ、」
🍗「え…?」
🦖「え…?」
2つの時間が今、繋がろうとしている__
よく分からない方に説明しますと…、
12人の時間軸は同じではありません!
🦖、🍪、⚡️、🐸、🦊、🎸、🌷、👓の時間軸…のあがまだ生きている。
🍗、🐏、🍫、❄️の時間軸…じゃぱぱ達の10年後の時間軸。のあは既に亡くなっている。
なのでゆあんくん達が16歳の現在、じゃぱぱさん達は26歳であるということです!
この物語は10年前の話と現在の話を行き来した物語になっています!
何個か伏線も貼っていたので見つけてくれたら嬉しいです!
おつなこ!!!
#9 涙のあとさき
のあが亡くなってから1週間が経った
まるで俺らの心を表しているかのように、
この1週間は曇りと雨が続いた
葬儀や火葬も終わり、のあの存在を感じることはもうできなくなっていた
そして俺たちは、のあの両親に呼ばれて家にやってきた
インターホンを鳴らすと母親が出てきてくれた
母「のあの部屋の片付けをお願いできるかしら…」
母「なんだか、私たちがやったら駄目な気がして…」
涙ぐみながらそう言う母親に俺たちは頷いて、
のあの部屋へと入った
その部屋には、まだのあの香りが残っていて
自然と涙が出てくる
⚡️「これ…ノート、?」
たっつんが手に取ったのは一冊のノート
👓「…これ、一年生の時からのあさんが部活に持ってきてたノートだよ」
そのノートを開くと、のあさんの字が連なっていた
『私たちの目標!⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎すること!』
目標は黒く塗りつぶされていた
きっとあの事があってから消したのだろう
🦖「甲子園で優勝…届けたかったな、、っ」
ページをめくっていくと、色んなイラストや文字が書かれていた
🌷「バッティング法、ボールの送球…全部メモってたんですね、、」
『甲子園にみんなで行く!』
『じゃぱぱさんを最高のキャプテンにする!』
『みんなと同じ景色を見たい!』
⚡️「バカやろ……なんで、こんなに……」
俺たちはひたすら泣いた
泣きまくった
あんなに俺たちのことを思ってくれていたのあに
もう、会えない
🍪『皆んなで絶対甲子園行きましょ!』
声を聞くことも、顔を見ることも、触れることも、
もうできない
🐸「のあさん、いつも笑ってたよな…っ、どんなに辛いことがあっても笑顔でいてくれて、、」
🦊「俺たちがふざけてるのも注意しながら笑ってて、、っ」
🎸「それなのに…っ、なんで…っ!!」
もふくんが勉強机に置かれた本を手に取る
👓「これ、日記だ…今年の…」
俺たちはもふくんの近くに寄り、
日記を読み始めた
『5月1日 一年生の子達が入部して今年の野球部が完成した!』
『今年もじゃぱぱさんはキャプテン!頑張ってほしいな。』
『目標は甲子園優勝!』
『すごく高い夢だけど、絶対叶えたい!』
『みんなとならきっと叶えられるんだ』
『5月14日 今日も皆んなはヘトヘトになってる…』
『県大会に向けて一生懸命練習してて凄い!』
『マネージャーの仕事も、辛いけど楽しい』
『皆んなの為にもっと頑張らなくちゃ!』
『5月28日 今日もひたすら練習!だんだん暑くなってきた…』
『きっと皆んななら伝説を作れると信じてる』
『甲子園にきっと行ける!』
『てか、海斗先生の話し方可愛い…』
そんな日常がずっと続いていた
『6月7日 練習メニュー考えるの疲れる…でも皆んなの為だ!』
『去年甲子園で準優勝だった黒神高校の特徴を調べて、足りないところを見つけた』
『こういうことも野球部では大事!』
『6月15日 抽選では黒神高校と当たった…』
『でも私たちはこんなに強くなったんだから大丈夫!』
『県大会皆んな頑張れ!!』
『6月30日 今日は県大会だった!体調が悪くて応援に行けなかった…悔しい!』
『でも県大会で優勝できた!皆んな本当に強くなったなぁ…』
『私もそろそろ、向き合わないといけないのかもしれない』
🌷「向き合う、って…」
⚡️「…あの事やろな」
🦖「…うん」
『7月7日 本当に今日は辛い1日だった。親にバレてしまった。』
『こんな事なら最初から合唱部に入っていれば良かったのかなと、時々思う』
『とにかく、こんな大事な時なのに皆んなに迷惑はかけられない』
『私にはやっぱり、夢を叶える資格なんて無かった』
🎸「合唱部…?」
🦖「長くなるんだけど…」
俺は皆んなにあの事を伝えた
👓「そんなことが、、」
⚡️「俺達のせいや、ごめん」
🐸「誰も…悪くねえよ。これは、」
『7月10日 野球部のマネージャーはもう続けられない。』
『私はまた両親に操られていく』
『私は好きなことをしたかっただけなのに、』
『これからどうしたらいいんだろう』
『7月22日 今日部室に行ったらなおきりさんに会った』
『久しぶりに話したな』
『夢を叶えると言っていた、そう言ってくれた』
『本当に嬉しかった』
『私はまた、皆んなを応援したい。ちゃんと向き合いたい。』
🦖「なお兄、のあと話したの…?」
🌷「…はい、皆んなには言わないでと言われたので黙っていましたが、、」
🐸「何話したの?」
🌷「…退部届を出したと、」
⚡️「…そう、だったんか」
『7月23日 今日こそちゃんと言おう。両親にちゃんと言おう。』
『言って、認めてもらえなかったら皆んなのところに行こう。』
『皆んなに会いに行って、ちゃんと謝って、応援するって言いにいこう。』
え、
🦊「会いに、来ようとしてくれてたってことですか、?」
⚡️「そんな、え、?」
🦖「俺が先に謝っていたら…のあは、」
あの時、メッセージを送っていたら
あの時、声をかけていたら
のあは、生きてた、、?
🌷「じゃぱぱさんのせいじゃありませんっ!!」
🦖「でも…っ、でもっ!!」
👓「……あ、」
もふくんが最後のページを見て声を上げる
『皆んなの10年後の夢!』
『じゃぱぱさん…プロ野球選手になって活躍したい
絶対叶います!なんたって私の大好きな人ですから!✨』
🦖「え…っ、ポロッ」
『たっつんさん…IT企業で働きたい
頭良いですし、優しいですし、たっつんさんは絶対会社で活躍します!!』
⚡️「…んな、事、っポロッ」
『シヴァさん…皆んなに笑顔を届ける仕事をしたい
今でもこうやって笑顔を届けているんですから叶いますね!w』
🐸「のあさん…っポロッ」
『どぬ…剣術をもっと磨きたい
一回見せてもらいましたが今でも凄すぎます!いつか剣道の先生になっていたりして!』
🦊「っ、う…っポロッ」
『うりさん…最高のミュージシャンになりたい
歌も楽器も上手すぎますし、音楽に愛されているうりさんならきっとなれます!』
🎸「…っあ、ポロッ」
『なおきりさん…皆んなに頼られる人になりたい
私たち野球部の兄貴ですから!どこでも頼られるに違いないですよ!』
🌷「はぁ…っ、ポロッ」
『もふくん…医者になりたい
もふくんの頭脳なら天才な医者になれそうですね!w』
👓「うぅ…っ、ポロッ」
『ちなみに私は、野球のアナウンスするのが夢です!』
『皆んな絶対叶えて10年後会いましょう!』
涙が止まらなかった
俺はのあの写真を見つめながら泣き続けた
🦖「のあ…っ!俺は、ずっと謝りたかった…っ、ポロッ」
🦖「でも、それと同時に…、ありがとうとも伝えたかった…っ!!」
🦖「のあがいたからキャプテンとして頑張れた…っ、皆んなを引っ張れた…っ!!」
🦖「なのに…っ!こんな別れなんて嫌だよ…っポロッ」
🦖「のあ…!ねぇ、のあ…っ!!ポロッ」
🦖「甲子園行くって…っ、約束したじゃん…っポロッ」
俺たちはひたすらのあの部屋で泣き続けた
母「のあ…っ、私たちが…間違っていたわ…っポロッ」
---
🍗「はぁ…はぁ…っ、!」
夕暮れになり、部活がない生徒は帰る時間の今
俺たちは必死にのあさんを探している
🐏「どこにもいない…っ」
❄️「どうして…っ、もう、会えないんですか、?」
学校中探しても見つからない
🍫「駄目だよまだ諦めちゃ…っ!!」
🍫「屋上の鍵借りてきたっ!早く行こ!!」
俺たちは屋上へと階段を駆けて行き、
ドアを開けた
🍪「…待ってたよ」
🍗「…のあ、さん…っ」
そこには、ずっと探していた人がいた
🍫「のあさん…幽霊、だったの、?」
🍪「うん、ずっと黙ってて…ごめんね」
🍪「貴方たちなら、私の夢を叶えてくれると思って、」
🍗「夢、?」
そう聞くと、のあさんの身体が透け始める
❄️「…っえ、!?」
🍪「もう、時間がないみたい…」
🐏「待ってのあさんっ!俺たち…まだ…っ!!」
🍪「伝えたいことは全部あの中にあるの、」
あの中、?
🍪「…野球部の部室にある棚の1番上に、ピンク色の箱がある」
🍪「それに、私の想いや夢が詰まってる…」
どんどん見えなくなっていくのあさんの姿、
俺たちは慌てて近づいた
🍪「彼らを見つけ出して、、見て……しいの…」
❄️「待ってのあさんっ!!消えないで…っ!!」
🍫「いかないでよ…っ!!」
🍪「お願い…、私に……景色を…見せて…っ」
そして、のあさんは消えてしまった
もう、触れることはできなかった
---
🍗「ここだよね…?」
🍫「見つかったら絶対怒られるって…」
俺たちは懐中電灯で照らしながら箱を探す
❄️「!これじゃないですか?」
るなが手に持っているのはピンク色の箱、
🐏「これだ…開けてみよう!」
中身を開けて俺たちは驚いた
中には、ビデオカメラが入っていたから
次回最終回です…!!
のあさんの想いや夢は?そしてその後ゆあんくん達が見せた景色とは…!!
おつなこ!!!