『パクリ・無許可参考 絶対❌
〖あらすじ〗
ある日の放課後、私──えくれあは、親友──和音と別れ、短編カフェを開いた。
家で、妹の"てん"と軽い口喧嘩をしながら、スマホのキーボードをタイプする。
すると、突然画面がまばゆい光を放つ!?
目を開けると、そこは異世界だった!
しかも、容姿が変わってる!?
さらに驚くことに、てん や和音を含む、他の短編カフェのユーザー様たちもその世界に来てしまった!
そして、自分のオリキャラも現れた!?
私は混乱する一方で、ここが自分の書きかけの小説の世界であることに気付く。
でも肝心の小説は、最後まで完結していなくて……。
私たち、どうなっちゃうの!?
———
自主企画にて参加待ってます。
オリキャラ登場、グロ有りの作品となっています。苦手な方は閲覧をお控え下さい。
コメディにシリアス、シリアスにコメディをぶちこむことが良くあります。』
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目次
𝐏𝐚𝐫𝐭 𝟏〖異世界転移〗
「じゃあ、また短カフェの世界で!」
「うん。ばいばーい!」
学校の帰り。私──えくれあは、親友──和音と別れて、今日もまた短編カフェを開く。
「んー、何しようかなぁ……今日はからまほ書けないしなぁ……。」
__※からまほ とは、私がちょこぱんだのアカウントで書く小説のこと__
呟きながら、|皆《短編カフェユーザー》の日記や小説を見たり、面白そうな自主企画を探したり……。
「っていうか、からまほ書くの手伝ってよ。お前が発案者だろ?」
ちょいとお口が悪い|現実《リアル》の私が言葉を向けた先は、妹──てん。
「えぇー気が向いたらねー」
「っていって毎回やってないんでしょーが。このクソガキ。」
「はいはいクソガキでぇーす」
「|小学生《お前》の方が時間あるのに何で書いてくれないわけ? そのせいで投稿休止になったって言っても過言じゃないんだからね??」
懲りずに学タブをいじるてんを横目に、私はスマホを手に取る。
そして、開催予定の自主企画を書き始めた。
和音がこの場に居たら「いや、からまほ書こうよ」と突っ込まれそうだが、スマホだと書きにくいし、それ以外にもれっきとした理由があるので、許して欲しい。
「あ゙あ〜! |プリ小説《別の小説投稿サイト》でフォローしてる人の神小説読みたい゙い〜!!」
アプリは入れてあるんだけど、今日の制限時間はもう超えてしまったんだ。
……ん? 普段私がどんな小説を読んでいるか?__ おや、そんなこと聞いてない、って? 気のせいだろう。__
うーん……そうだな。二次創作とか、異世界転移系とかかな。
あ、じゃあ画面越しの皆さんに質問です! 貴方は異世界転移を信じますか?
異世界転"生"じゃないですよ。転"移"です。
私は信じるか信じないかと言われると、信じない方かな〜。
「あったらいいなぁ、なーんてね!」って感じくらい。
非現実的なことを、ぼんやりと考えていたそのとき。
--- ピカッ ---
突然だった。
スマホの画面がまばゆい光と強い風を放ち、視界が真っ白に染まる。
ごちゃごちゃとした机の上の荷物が落ち、髪と服の裾が後方に流される。
「ッ!? 何!?」
「何これぇ!!?」
叫び声に振り向くと、てんのタブレットも同じく光っていた。
まともに目が開けられないほど強い光に、目が眩む。
(っ……電源切ればなんとかなるか……!?)
無理矢理瞼を持ち上げ、スマホへと手を伸ばす。
──ぐい、と。
後ろから急に押されたように、身体が前のめりになる。
「ゔわっ!?」
転ばないよう反射的に手が前に出る。
指はスマホを掠め……ずに、**画面の中に入った**。
理解するよりも早く、肘、肩、頭と吸い込まれ……
「……えっ。」
✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
眩しいと感じて目を開ける。
「……ちょ、待っ、ん? え? 夢? ほっぺ……あでっ、痛かった…。」
そこは、自分の部屋──
ではなく、**色とりどりの花**と、**鮮やかな緑をしげらせた木々**。
と、そこに倒れる様に寝る**二人の人**。
見るところ、私と同じくらい……小学生高学年から中学生くらい。
「待て待て待て待て、何ここ誰この方達何この服??」
自分の服は上下体操服から黒ダボパーカーに、水色の短パンとなっていた。
「……んー、うん……一旦落ち着け|私《えくれあ》、とりあえずこの誰かさんたちを起こそうじゃないか。」
だが忘れてはいけない。私はコミュ症。そんな簡単に初対面の人を揺さぶって起こすなんてことができるような奴ではないんだ。
数分間腕を伸ばしては引っ込め、伸ばしては引っ込め……を繰り返し、ようやく二回だがつんつんできた。
まあ非力はつんつん程度で起きてもらえる筈もなく。
「……起きない。」
【えくれあの選択肢】
▷自分から起きるのを待つ
▷全てを諦める
▶︎ヤケクソ
「__ぉ……__ぉ、起きろーーー!!!」
「うっさ!? 誰!?」
「あと五分……」
………ちょっと待て。今……**リアルの てん と和音の声がした?**
でも容姿は二人とは違う。
私の知る二人は、黒髪ポニーテールに、基本、各自の学校の体操服またはジャージ。
だけど、てんと思しき奴は、黒髪だけど低めの位置のツインテール。灰色の猫耳付きパーカー。そして、リアルより背が高い気がする。__いや決してリアルてんがチビって言いたい訳じゃなくて。うん。__
和音と思しき人は|白髪《はくはつ》を垂らし、横髪にシンプルなヘアピン。オシャレなお団子ヘアに黒リボンを結んでいて、白パーカー。そして月の飾りが付いたチョーカーをしている。
「え、|[自主規制]《てんの本名》? |[自主規制]《和音の本名》?」
「……なに|[自主規制]《えくれあの本名》……」
「……ん? なんで|[自主規制]《えくれあのあだ名》の声がするんだ……って、えええええええぇぇぇ!? ここ何ーー!??」
「うるさい……何和音ってえええええええ!? どこここぉぉおおおお!!?」
私の言葉に反応する二人。ということは……
|本人《てんと和音》だ。
「よぉくそぱ、じゃなくて、てん。和音。おはようございませんえくれあです。」
ん? 待てよ、相手がこの二人ならコミュ症発動しなくて良かったじゃん。
初対面どころか家族と親友だったし。
遠慮もしないで叫んで良かったじゃん。
「ってその髪と目どうしたん? あれ? てんはともかく、和音ってカラコンしてたの?(( 青目キレイだね((」
「んなわけねーだろぽまえ。ってゆーか、そんなこと言ったら、気付いてないかもだけど**ぽまえもだよ?**」
てんの言葉に、和音は うんうん とでも言いたげに頷く。
「……。」
3人で付近の水溜りを覗き込む。
私と目が合ったのは、黒目黒髪ポニーテールではなく黄土色のショートカット。エクレアのピン。
その姿はまるで……**私が思い描いていた、短編カフェの『えくれあ』のよう**。
「……薄々そんな気がしてたよ!!」
「え、誰だよこれ!! いやうちだけどさ!!」
「私、髪真っ白になってる……まだ学生なのに……!!()」
逆ギレ(?)と悲痛(?)な叫びが、森に響いた。
〖𝐏𝐫𝐨𝐥𝐨𝐠𝐮𝐞〗
「じゃあ、また短カフェの世界で!」
「うん。ばいばーい!」
学校の帰り。
《《黒色の髪をポニーテールに結った》》私は真っ先に自分の部屋へ向かい、《《体操服のまま》》"短編カフェ"と書かれたサイトを開いた。
"えくれあ"という|名前《ユーザーネーム》のアカウントにログインし、呟く。
「んー、何しようかなぁ……今日はからまほ書けないしなぁ……。」
ちなみに からまほ とは、私が"ちょこぱんだ"という別のアカウントで書く、二次創作の小説である。
本家の動画を見ながら物語を進めているのだが、本日は諸事情により肝心の動画を見れない。
(早く続き書きたいけど、今日はお預けだなぁ……。)
そう思いながら|皆《短編カフェユーザー》の日記や小説を見たり、面白そうな自主企画を探したり……。
「っていうか、からまほ書くの手伝ってよ。お前が発案者だろ?」
ちょいとお口が悪い|現実《リアル》の私が言葉を向けた先には、妹。
こいつもまた"てん"という|名前《ユーザーネーム》のアカウントを持っていて、今は誰かの自主企画に参加するため、テンプレートを書いているんだ。
「えぇ〜気が向いたらねー」
「っていって毎回やってないんでしょーが。このクソガキ。」
「はいはいクソガキでぇーす」
いつものように軽い口喧嘩をし、同じ内容を繰り返すことにバカバカしくなって「めんどくさ」と口を閉じた。
「あ゙あ〜! |プリ小説《別の小説投稿サイト》でフォローしてる人の神小説読みたい゙い〜!!」
今日は制限時間超えちゃって、もう読めないんだよね。
ん? どんなのを読んでるか?(聞いてない)
二次創作とか、異世界転移系とかかな。
あ、じゃあ画面越しの皆さんに質問です! 貴方は異世界転移を信じますか?
異世界転"生"じゃないですよ。転"移"です。
私は信じるか信じないかと言われると、信じない方かな〜。
「あったらいいなぁ、なーんて。」って笑うくらい。
だって、思わないじゃないですか。
異世界転移が存在するなんて言われても、信じないでしょう?
私もその中の一人。
でも……
「|己がそんな《自分自身が異世界転移してる》状況だったら、信じるしかないよなぁ……。」
"《《黄土色のショートカット》》、《《黒パーカーの少女》》"が、困惑の表情でそう呟いた。
---
---
「おれが、もう少し早く帰ってたら──。」
"時間"
---
「お金さえあれば、母さんは助かった。」
"富"
---
「きっとまた、裏切られるだけだから。」
"絆"
---
「自分を認めて欲しかっただけなのに……。」
"承認"
---
「愛……。わたしの人生には、無縁のモノ。」
"愛"
---
どれも、人の人生には必要なもの。
〝世界が窮地に見舞われた時、
五色のあめが降る。
五色のあめは、元凶を討ち、世界を改革する。〟
世界の古い言い伝え。
これは…
さまざまな過去を抱えた五人が
世界を変えるものがた
--- ブツッ ---
--- ザッザザ……ザ……ザザッ…… ---
--- ["世界を|複製《コピー》し、データが上書きしました"] ---
さまざまな過去を抱えた五人が
世界を変える物語
ではなく
「えええええ!? どこここぉぉおおおお!!?」
「スッー……この世界……私が書いてる小説です……。」
「ははっ! 僕ミッキー☆……え、引かないで!?」
その物語の作者と仲間たちが、何らかの拍子に異世界転移してしまい
---
「この世界はきっと、私の《《書きかけの》》小説なんです。そして……《《結末が決まっていません》》。」
---
作者にさえ分からない結末を求め
---
「結末がないなら、作ればいいやん。」
---
物語を"作って行く"話だ───。
物語の結末を。
𝐒𝐓𝐀𝐑𝐓___
R07/04/10
ひっそり一部修正
自分の自主企画のやつ 質問があればここでもどうぞ
短編カフェの名前:えくれあ
異世界での名前:|志笑《しえ》 くれあ
↑の由来、意味:
エクレアが名前の由来の『くれあ』という名前のオリキャラがいて、そこからユーザー名が『えくれあ』になって、え くれあ→しえ くれあ となった。苗字の志笑は え で終わる単語を考えていたらパティシエが浮かんで、「エクレアってスイーツだしピッタリじゃん、『しえ くれあ』にしよ」となった。
容姿:
黄土色の髪の毛を肩あたりまでのショートカット。
前髪を少し左に分けている。
小さいエクレアのピンを横髪につけている。
黒のダボダボパーカー、水色の短パン、黒のニーハイソックスと運動靴。
戦闘服デザイン:上記の私服に、防弾性のマント的なやつ
身長:159cm
性別:女
性格:
うるさい。テンションおかしい。特に和音と絡むときは。
年齢:学生
見た目年齢:13〜15歳
好き:
推し、読書、アナログで絵を描く、小説を書く、推しのグッズを集める、推し活、音楽を聴く
嫌い:運動(ダンス以外)、勉強(特に数学)
得意:絵を描く(ただしアナログのみ)、読解
苦手:数学全般、声が大きい人(頭に響いて嫌)
趣味:読書、お絵描き、推し活、クラリネットを吹く、ピアノを弾く
推し:カラフルピーチのなおきりさん
一人称:私(基本)、あたし(たまに)、うち(たまーーーに)
二人称:君、|〇〇《名前》さん
三人称単数:あの人、|〇〇《名前》さん
複数:皆
他キャラの呼び方:
紅雫→雫
白皙雪→雪
桜失霞→オウさん
水息露→露
紺音レイ→レイ
てん→てん、ぽまえ、くそぱんだ
和音→和音、|[自主規制]《和音の本名》、親友ちゃん
猫宮めめ→めめさん
浅縹樹→樹さん
ミルクティ→ミルクティさん
白狐 だいふく→だいふくさん
ミラ→ミラさん
のの。#ぴちりす→のの。さん
白天陽葉→陽葉さん
稲荷秋斗→秋斗さん
奏者ボカロファン→奏者ボカロファンさん
りんご→りんごさん
白夢せるあ→せるあさん
星守伊織→伊織さん
るる→るるさん
ことり→ことりさん
Ririna→Ririnaさん
ʚマシュマロɞ→ʚマシュマロɞさん
春→春さん
天乃琉璃→瑠璃さん
phantom→phantomさん
他キャラとの関係:
てん→妹(リアルで)
和音→大親友(リア友)
猫宮めめ→ズッ友(ネッ友)
浅縹樹→初めまして〜
ミルクティ→関わったことは無いが知っている(小説も見たことある)。大分有名な方だと思っている
白狐 だいふく→関わったことは無いが知っている
ミラ→関わったことは無いが知っている
のの。#ぴちりす→ 自主企画に参加させて頂いたことがある
白天陽葉→夢絵を(勝手に)書いたことがある
稲荷秋斗→ネッ友では無いがたまにお話しさせてもらう
奏者ボカロファン→関わったことは無いが知っている
りんご→関わったことは無いが知っている
白夢せるあ→関わったことは無いが知っている
星守伊織→関わったことは無いが知っている。あいかい好きです
るる→関わったことは無いが知っている
ことり→関わったことは無いが名前の見覚えがある
Ririna→関わったことは無いが知っている。転しらを読ませて頂いている
ʚマシュマロɞ→関わったことは無いが知っている。雰囲気可愛い…!
春→関わったことは無いが知っている。うちの妹がお世話になって…るのかな?
天乃琉璃→関わったことは無いが名前の見覚えがある
phantom→関わったことは無いが名前の見覚えがある
希望役職①:総統
②:
③:
使用武器:文房具(???)
戦い方:
大きめのボールペンを敵の目ん玉にブッ刺したり、カッターで死なない程度に切り付けたり、ホッチキスで腕挟んだり、巨大バサミで胴体真っ二つ(??)。
能力:『|現実化《リライゼーション》』
↑の説明:能力を使うと原稿用紙と鉛筆が生成される。
それで文を書くと、その通りに現実化される。
生死や、関わる人が多くなったりするなど複雑なものや、文章が雑な程体力を消費する。
限界になるとへたり込んで寝てしまう。
サンプルボイス:
「おはよーございません。どーもえくれあです! 関わったことある人もない人も、皆さんよろしくね〜。」
「スッー……この世界……私が書いてる小説だわ……。」
「いやあのですね……完結してないんすよその小説……結末も決まってないんすよ……。」
「ばななあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!! よしスッキリした。」
「やはり推しは生きる意味となる……。」
「全ては気合いとノリで解決するのだよ。分かるかい?」
「テストは滅ぶべき。頭が良くないとダメみたいな世界なんてバグなんよ。」
「リアルよりだいぶ背ぇたけぇ! やったー!」
「ねー雫〜! この資料めんどくさいー!!」
「絶対うちより雫の方が総統向いてると思うねんけど。」
「雪、お疲れ〜。このお茶どーぞ! 暑いから気をつけて飲んでな!…私? 味が好みじゃなかった!!(((お子様舌」
「うちの|妹《てん》を頼んだぞ、雪!」
「オウさーん、街に新しく出来た雑貨屋行かん? 軍の皆にもオソロ買お〜。」
「さっすがオウさん! これめっちゃ美味しい!」
「うっせえくそぱんだ。脳筋小学生の癖に。黙っとれ。」
「わおーん!! きょーの仕事終わったー?」
「やっぱ和音といるときは楽しいっすわ……。」
「め、めめさん!?? なんでここに!?」
「めめさんナイス〜っ!」
「樹さん凄い厚着……。暑くないんですか?」
「樹さんの服って、私服も戦闘服も、全部可愛いですよね!」
「……!????? みみみみみミルクティさん!??? えちょなんでそんな有名な方がこの世界にごめんなさい(土下座)」
「ミルクティさん背が高いですね……。首もげそう☆((」
「白狐だいふくさんだ〜! 私はだいふくさんのこと知ってますよ!」
「え、お世話してません(( むしろうちの|くそぱんだ《てん》がお世話になってます〜!」
「想像力っていうか……。私、『くれあ』っていうオリキャラがいて。その子筆箱なので、そこから文房具をとりました!」
「多分そうだと思います! 物語、自由に作っちゃいましょうよ!」
「のの。さんってじゃぱぱさん推しでしたよね? なんかぴちりす多いなぁ……。よし、今度皆で語りましょう。」
「」
「陽葉さんだ〜! お久しぶりですね!」
「」
「秋斗さん、めっちゃ大人びて見える……。私の方が実年齢上なのに!」
「えっ、凄い! 今度機会があれば使わせてもらいます!」
「ふぇっ……え、あ、ゴメンナサイ。」
「能力豪華ですね~……。凄い。」
「トランぺッターなんですか! じゃあ今度和音のピアノとか私のクラとかで何かしませんか? レイにも歌ってもらったり!」
「」
「瑠杏……ゆあん……??((((」
「え~~。怖くない怖くない! 私総統だからそこまで戦わないし!」
「星守伊織さん!? あいかい好きですサインくだs((」
「伊織さんカラオケ行きたいんですか? 同じやん!……あ、関西弁。ちなみに私はエセですすみません。」
「るるさんに殴られる~! 助けてわおえも~ん!!((」
「小説読んでくれてるんですか! 嬉しいなぁ……。」
「」
「」
「Ririnaさんっっ!??? 会えて光栄ですちょまじほんまに嬉しいどーしよああうるさいですよねすんませんあ、和音が神絵師?それは分かります共感しかない。(早口)」
「トランペットが武器……! なるほど、かっこいい……!!!」
「ʚマシュマロɞさんだ〜!! えくれあさんなんてさん付けしなくて良いですよ! 私からはするけど!((」
「『歌瀬瑞稀』……。ネーミングセンスありすぎません??」
「ボカロいいですよね! 私は桜ノ雨とか少女レイとか好きです!」
「え、良いんですか〜! ありがたい!……あ、でも雫に怒られそう……。」
「髪きれいって、嬉しいです! でも瑠璃さんの髪も十分きれいですよ、?」
「」
「怖い話……。ちょーっとだけ興味あるかも……。」
「」
その他:恋愛系にとんでもなく鈍い。悪ノリ大好き。
希望:なし
登場オリキャラ(長文注意)
長文です。
①紅雫
②白皙雪
③桜失霞
④水息露
⑤紺音レイ
の順番に書いてあります。
白皙雪の戦闘服
メーカー773よりイメージ
https://cdn.picrew.me/shareImg/org/202412/1990109_xqCAu8uH.png
水息露の戦闘服
メーカー773よりイメージ
https://cdn.picrew.me/shareImg/org/202412/1990109_ahdyQfOb.png
名前:|紅《くれない》 |雫《しずく》
容姿:
少し赤がかかった黒髪。長くも短くもない。前髪ぱっつん。
目は紅色で吊り目ぎみ。
紅色の雫型の耳飾りをしている。
基本白シャツに|紅《あか》のネクタイ、黒スーツ。ローファーを履いている。
戦闘服デザイン:
袴風の軍服にロングコートを羽織り、つばつきベレー帽を被っている。
靴は同じくローファー。耳飾りもしたまま。
身長:177
性別:男
性格:
常に冷静。頭の回転が速いので、ハッキングとか情報系、周りに指示出しなどもできる。
でも無愛想で、不器用。好意を表に出せないタイプ。結構努力家。
苦労人。
年齢:22
好き:読書、仲間と過ごすこと
嫌い:命を軽んじている人、時間
趣味:読書、仲間と過ごすこと、時間を気にせずぼーっとすること
一人称:おれ
二人称:お前、|〇〇《名前》、|〇〇《名前》さん
三人称単数:あの人、|〇〇《名前》、|〇〇《名前》さん
複数:みんな
役職:書記
使用武器:刀または弓
戦い方:遠距離用では弓、近距離では刀を使う
能力:『血』、『思考』
サンプルボイス:
「紅雫。能力は"血"と"思考"だ。……自己紹介ってこんなもんでいいか?」
「そこ危ないぞ。お前は鈍臭いんだ。……気をつけろよ。」
「……。あぁ、すまん。少しぼーっとしてた。」
「おすすめか……。そうだな。この本とかどうだ?」
「刀を磨いてる。お前の武器も持ってきてくれれば綺麗にするぞ。」
その他:バリトンボイス。よく露に世話を焼いている。
---
---
名前:|白皙《はくせき》 |雪《ゆき》
容姿:
薄めの茶髪に白のメッシュ。首の真ん中くらいまでの長さ。
タレ目で瞳は薄茶。
白のシャツにめっちゃ薄い灰色のニットベスト。
雪の結晶の耳飾りをしている。
戦闘服デザイン:
白のシャツにパーカーを羽織り、マイク付きのヘッドフォンをしている
膝下丈の黒のズボン、ワーフブーツを履いている。
腰に無線機や弾を入れるポーチの様なものがある。
パーカーやズボンにも所々ポケットがある。
身長:173
性別:男
性格:
おっとりしていて、マイペース。
一番戦闘狂という意外な一面もある。
年齢:19
好き:雪、仲間、温かい物、冬
嫌い:強い日差し、夏
趣味:仲間達と過ごすこと
一人称:僕
二人称:|〇〇《名前》くん、|〇〇《名前》さん
三人称単数:|〇〇《名前》くん、|〇〇《名前》さん
複数:皆
役職:後衛部隊員
使用武器:スナイパーライフル
戦い方:後衛から敵を撃ち抜く。
能力:『天候』、『浮遊』
サンプルボイス:
「はろ〜。僕は雪。白皙雪だよ〜。よろしくね〜。」
「え、なんで浮かんでるのか? 僕の能力だよ〜。……言ってなかったっけ〜?」
「この変かな〜。……あ、当たった〜。」
「ホットココア最高〜。あったまる〜。」
「夏は嫌いだぁ……。天候を雪にできないし……。」
その他:
ふわふわーっとした喋り方をする。銃操作が得意。
夏好き派(露など)の気持ちが理解できない。
---
---
名前:|桜失《おうしつ》 |霞《かすみ》
容姿:
髪色は黄緑に毛先は桜色のグラデで、胸辺りまでのロングをハーフアップにしている。
前髪は少し左に分けている。
瞳は黄緑色で、髪には桜のピンを付けている。
白のシャツにギンガムチェックのジャンパースカートを着ている。
黒のチョーカーを付けていて、桜の耳飾りをしている。
戦闘服デザイン:上記の服の上に白衣
身長:164
性別:女
性格:ほわほわしてて天然。お姉様。
年齢:23
好き:スイーツ、可愛い物
嫌い:裏切り、上部だけの言葉
趣味:4人と過ごすこと、料理、裁縫、掃除
一人称:わたし
二人称:|〇〇《名前》くん、|〇〇《名前》ちゃん
三人称単数:|〇〇《名前》くん、|〇〇《名前》ちゃん、彼、彼女
複数:みんな
役職:医療部隊
使用武器:医療機器
戦い方:
巨大注射器を敵に刺す。注射器の中身は睡眠薬、毒薬など。治療薬や解毒薬で、仲間を助けることもできる。大きなメスで引き裂くこともあるが好きではないため、余り使わない方法。
能力:『消失』、『視界』
サンプルボイス:
「皆さん初めまして。私は桜失霞といいます。能力は"消失"と"視界"。よろしくね。」
「お姉様っぽい? よく言われるわ。やっぱり口調かしらね。」
「ここ汚れてるわね……。あとで拭いておきましょう。」
「どうして私が料理をしているのか? 好きだからよ! お気に召したかしら。」
「うーん、戦闘よりも、医療系とか情報系の方が性に合ってる気がするのよね。そっちの方が得意、というのもあるけど。」
その他:
医療部隊長。使用人達に紛れてよく料理もしている。
余り戦闘はせず、サポート系の役割を好む。
---
---
名前:|水息《すいそく》 |露《つゆ》
容姿:
クリーム色の髪が肩辺りまで垂れていて、水色のメッシュが入っている。
ちょっと髪がボサボサ気味。瞳は透き通った黄色。
真珠のような見た目の耳飾りをしている。
基本白のシャツに青のリボンをつけて、水色のカーディガンを羽織っている。
戦闘服デザイン:
白のシャツに水色のジャージの様な上着を着ている。
黒のレギンスの上に、同じく黒の短パンを履いている。
水色と黒のスニーカーを履いている。
腰に無線機や弾を入れるバッグみたいなのがある。
上着やズボンにも所々ポケットがある。
身長:162
性別:
性格:明るく元気。常に笑顔。ポジティブ。
年齢:18
好き:水泳、兄
嫌い:硬いパン
趣味:みんなと過ごす、水遊び
一人称:ボク
二人称:あだ名、キミ
三人称単数:あだ名、あの子、あの人
複数:みんな
役職:暗殺部隊
使用武器:銃、ナイフ(護身用)
戦い方:ダクトから煙幕などを投げ込み、敵の隙を見て侵入。
麻酔弾で眠らせたり、銃弾で撃ったりする。
能力:『水』、『呼吸』
サンプルボイス:
「ボクは水息露。笑顔がチャームポイント!」
「……このパン硬い。雫、お願い。口つけたところは千切ったから食べて〜。」
「一度でいいから、ボクも高身長になってみたいなぁ……。」
「喉渇いたなぁ。自分で水出して飲んじゃお。キレイだしいいよね!」
「夏だ夏だ! 誰か一緒に水泳のタイム競お!!」
その他:
身長が高くなりたいと思っていて、たまに雫や霞を羨んでいる。
---
---
名前:|紺音《こんね》 レイ
容姿:
黒の癖毛の腰辺りまでのロング。生まれて一度しか髪を切ったことがない。
左目は長い前髪で隠され、しかも包帯まで巻かれている。
右目はハイライトが無く、無気力そうな漆黒の瞳。
基本白のシャツに紺のリボン、動きやすいという理由で黒のズボン。
髪に隠れて見えないが、丸ピアスをしている。
首にヘッドフォンをかけており、たまにそれで音楽を聴いている。
戦闘服デザイン:
作画中…
後日載せます
身長:160
性別:女
性格:
基本無口で無表情、無感情。少しミステリアス。
年齢:16
好き:音楽
嫌い:大きな音
趣味:音楽を聴くこと、歌うこと、仲間と一緒にいること
一人称:わたし
二人称:あなた、きみ
三人称:あの人
使用武器:CD
戦い方:
CDをブーメランの様に振り回してナイフ代わりにする
能力で相手の脳内に直接爆音を流して気絶させたり、心地よい音楽を流して眠らせる
能力:『音』、『無』
サンプルボイス:
「紺音レイ……。名前の漢字は知らない……。よろ…し、く…?」
「……曲を聴いてる。……興味ある?」
「……私も、それ好き。」
「……暇なら、おすすめの曲……教えて。」
「……楽器なら、少しできる。……人に見せるのは、好きじゃないけど。」
その他:
人の名前を覚えるのが苦手。そのため、余り他人の名前を呼ぶことがない。
|がんばた《頑張った》
用語説明
【からまほ】
作者・えくれあが『ちょこぱんだ』という名義のアカウントで書いている、『カラフルピーチと魔法の世界へ!』のこと。
【オーキッド】
カリノ国の前国王。平和を好む博愛主義者。
数年前に亡くなってしまったが、軍人、国民、|皆《みな》に慕われ、尊敬されていた。
【ロベリア】
前国王・オーキッドの甥。オーキッドのあとを継ぎ、新国王となった。
若くして前国王のように優しく、信用できると評判だったが、本当は信用や平和ということを嫌い、犯罪や戦争を好む極悪人。
国王になると、今までオーキッドに使えていた兵士や幹部を全員辞めさせ、血の気が盛んな者を巧みに言いくるめ、新しい国の体制を作り上げた。
【カリノ国】
オーキッドが元王、ロベリアが現王の国。
元はとても平和で綺麗な街だったが、現在は悲惨な状態となっている。
【レナ】
紅雫のあだ名。
|紅《く"れな"い》 から来ている。
【ハク】
白皙雪のあだ名。
|白皙《"はく"せき》 から来ている。
【オウ】
桜失霞のあだ名。
|桜失《"おう"しつ》 から来ている。
【スイ】
水息露のあだ名。
|水息《"すい"そく》 から来ている。
【オト】
紺音レイのあだ名。
|紺音《こん"ね"》を"オト"と読んでいる。
【総統】
軍の一番偉い人。|えくれあ《志笑くれあ》の役職。
一番偉い人……なんだけどな。
【書記】
総統の右腕的存在。紅雫の役職。
【前衛部隊】
戦争のとき、前衛で戦う部隊のこと。
隊長は|和音《桜音和音》、副隊長は|猫宮めめ《猫宮メイ》。
隊員には、幹部の紺音レイ、|のの。#ぴちりす《縁野のの》、|奏者ボカロファン《奏龍(シュルフ・デルヴザーク)》、|ʚマシュマロɞ《歌瀬瑞稀》の4名もいる。
所属幹部は合計6名。
一番人数の多い部隊。
【後衛部隊】
戦争のとき、後衛から戦う部隊のこと。前衛部隊のサポートもする。
隊長は|てん《笹構てん》。副隊長は無し。
隊員には、幹部の白皙雪、|白夢せるあ《白夢瑠杏》、|星守伊織《星守栢》、|Ririna《濱中莉々奈》の4名もいる。
所属幹部は合計5名。
【情報部隊】
主にコンピュータを扱う部隊。
日常的に防犯カメラなどの映像を見て侵入者などの確認をする。
戦争時には敵国の情報をハッキングで抜き出し、それをもとに作戦を立てたり、敵の城に侵入した暗殺部隊や前衛部隊の経路の案内等のサポートをしたりする。
他の部隊からすると、物凄くありがたい仕事。
隊長などはおらず、隊員には幹部の浅縹樹、|白狐 だいふく《白狐黄菜》、|ミラ《鏡ミライ》、|ことり《高梨恋鳥》の4名がいる。
【医療部隊】
日常での病気や、戦争での怪我を治療する部隊。
カルテの記入や治療薬の開発をすることも。
常に心身の相談も受け付けている。
部隊の人は全員、仕事中には白衣を羽織っているので分かりやすい。
隊員には幹部の桜失霞、白天陽葉、|りんご《狂幽りんご》、|春《冬夜春》の4名がいる。
隊長はいないが、桜失霞が1番頼りにされている。
少しでも体調が悪かったり、怪我をしているのに医務室に行かない人は(主に霞に)怒られる。過保護。
【暗殺部隊】
名前のまんま、暗殺を行う部隊。
軍の人たちの中でも、特に睡眠薬や閃光弾、暗幕などの扱いに長けている。
他の部隊と比べ1番暇になることが多いため、他より書類仕事が少し多い。
戦争時には前衛部隊と一緒に駆り出されることも。
隊員には幹部の水息露、|稲荷秋斗《東雲ゆいむ》、|phantom《幽月霊燐》の3名がいる。
【外交部隊】
こちらも名前のまんま、他国との外交を行う部隊。
変装して他国の視察に行ったり、密会などに乗り込むことも。
部隊の人たちは皆、ポーカーフェイスが得意。
いざというときの為に鍛えてもある。
隊員には幹部の|ミルクティ《イト・ティーク》、|るる《広瀬流々》、天乃瑠璃の3名がいる。
𝐏𝐚𝐫𝐭 𝟐〖"オリキャラ"の5人〗
「そーいやここどこ?」
えくれあ「唐突ぅ。」
「和音、何か分かる?」
うち──てん は、姉・えくれあ のツッコミをスルーして、和音に話を振った。
「え、無視?」って聞こえてくるのは気のせい。うん。
和音「知らないよー。ただ短カフェで自主企画参加しよーと思ってただけなのに、急に画面が光って気付いたらここだよ?」
「あー、うちと同じだぁ」
和音にも分からないらしい。
?「ここだよここ! ボクらが出逢った場所!」
突然聞こえてきた声に、三人ともびくりとする。
知らない声が続く。
?「なんか…花増えてね?」
?「心なしかそう見えるわね……ってあら、先客?」
?「初めましてぇ〜。」
高校生……大学生くらいかな、の5人の見知らぬ誰かがしげみの影から現れる。
一番目に喋ったのが、
クリーム色に近い髪に少しだけ水色のメッシュを入れ、薄めのカーディガンを羽織った人。
目もクリーム色で、真珠の様な形をしたイヤリングをしている。
二番目に喋ったのが、
黒い目と髪に赤いインナーの髪、白のシャツに赤のネクタイを締め、黒のスーツを着た人。
前髪はぱっつんで、雫型のイヤリングをつけている。落ち着いた感じ。
三番目に喋ったのが、
黄緑色に桜色のグラデーションの髪をハーフアップに結い、おしゃれなワンピースを着ている、大人びた人。
薄い|靄《もや》がかかったようなイヤリングをつけている。目は綺麗な黄緑色だ。
四番目に喋ったのが、
薄い茶に白いメッシュが入っている髪と茶目に、パーカーを羽織っている人。
雪の結晶型のイヤリングをつけていて、ふわっとした話し方だ。
喋らずに四人の後ろに立っているのは、
青みを帯びた黒色が、腰辺りまであるロングヘアで、目の下までの長い前髪の人。
ハイライトのない黒の右目がのぞいていて、首にはヘッドフォンをかけている。
前髪で隠れた左目には包帯が巻いてあるけど、厨二病……って感じではなさそう。
全員じゃないくて二人だけど……**見覚えがある。**
彼らは……**うちとえくれあのオリキャラだ**。
「しず…むぐっ」
急に口を塞がれた。
振り向くとそこにはえくれあ。
「__何!?__」
えくれあ「__いいからちょっと黙ってろ!!__」
「__…?どうした?__」
えくれあ「初めまして〜! 皆さんはお友達ですか?」
えくれあはなぜか現れた自分のオリキャラに対して、さも初対面の人に話しかけるように笑顔で喋り始める。
?「友達、というか……仲間の方が正しいかな。キミたちは?」
クリーム色の髪の人が答えてくれ、話を振られた。
えくれあ「私とこの黒髪ツインは姉妹、こっちの|白髪《はくはつ》の子は親友です!」
こいつ、やりおるな。コミュ症のくせに←
✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「貴方たち、お名前教えてもらってもいい?」
私、えくれあのオリキャラの一人、"霞"が訊いてきた。
「私はえくれあでーす。」
「えくれあ? 珍しい名前だな。どこが苗字なんだ?」
"雫"に言われて気付く。
地球と同じように、この世界でも『苗字 名前』、もしくは『名前・苗字』という構成になっているんだった。
まずい、どうしようか…。
「あ、間違えた。えくれあって言うのはあだ名で、本名は"|志笑《しえ》くれあ"です!」
あだ名を間違えて言ってしまったふうにして誤魔化したけど…。
てん と和音も合わせてくれるかな?
「初めまして! "|桜音《さくらね》 |和音《わおん》"です!これからよろしくね〜!」
ナイス、和音……!
「こんちゃー、"|笹構《ささこう》てん"だよー__ん__! あ、小さいけどこれでも小学5年生だからね!? よろしくゥ!」
よかった…。
てんのことだから、ワンチャン空気読んでないかと……((
というか二人はユーザー名をそのまま名前にしても違和感無いな。
|私《えくれあ》は雫に珍しい名前って言われたのに……。
と、どーでも良いことを考えていたとき。
「……ん? 二人は姉妹って言ってたよね? 姉妹なのに別々の苗字なの?」
"露"に指摘されてしまった。
(あーー!!)
そっか…! どうしよう!
「あ〜〜……えっと、それはあんまり聞かないであげて欲しいな。私達にも|事情《じじょー》という物がですね……。」
和音が天才的なフォローをしてくれた。
ありがとう、親友よ……!
「そ、そっか! ごめんね、容易く聞いちゃって!」
多分五人は、誤解してる。
親が離婚し別々に引き取られて、片方が苗字を変えたのかな……とか、想像しているのだろう。
本当は全然そんなことない。
一緒の家に暮らす仲良し姉妹なのに……。
(ごめんよ、五人とも〜!)
てんの書く小説の語彙力が低いせいか(みあねよ)、必然的にこっちの語彙力が高く見える。
……年齢の差がどうしても出るんだよ。うん。
あと、あの狂ったテンションは再現できなかった。
というか再現したくな……何も言ってない。
𝐏𝐚𝐫𝐭 𝟑〖世界の現状〗
変な時間に予約投稿してます
「えーっと、さっきはごめんね! ボクは"|水息《すいそく》 |露《つゆ》"。笑顔がチャームポイント! じゃあ次はレナね!」
クリーム色の髪に水色メッシュの露が"レナ"と誰かを指名する。
「は、おれ?……"|紅《くれない》 |雫《しずく》"。レナはあだ名な。えっと……能力は"血"と"思考"だ。……自己紹介ってこんなもんでいいか?」
黒髪赤インナーの雫が応じ、自己紹介は続く。
「いーんじゃないかな〜。あ、はろ〜。僕は雪。"|白皙《はくせき》 |雪《ゆき》"だよ〜。よろしくね〜。じゃあ次ねーさんね〜。」
茶髪白メッシュの雪がふわふわとした雰囲気で言い、"ねーさん"とやらに続ける。
「あ、私なのね。皆さん初めまして。私は"|桜失《おうしつ》 |霞《かすみ》"といいます。能力は"消失"と"視界"。よろしくね。」
黄緑色と桜色のグラデの霞が話し、残り一人を見た。
「えっと……。"|紺音《こんね》 レイ"……。名前の漢字は知らない……。よろ……し、く……?」
不安そうに四人に目線を送ったのは、藍色ロングのレイ。
「ええ、それで合ってるわよ。レイ。」
霞に言われ、レイはこくんと頷いた。
「皆さんはとても仲良しなんですね。」
「そうね。ところであなたたち、見かけない顔だけれどどこから来たの?」
えくれあたちは少し焦った様子で顔を見合わる。
「えっと……地名も無いくらい田舎の集落から旅して来ました。だから、世界で何が起こってるのかさえ、余り分からない世間知らずで……。いろいろ教えてくれませんか?」
多少嘘くさいが、えくれあが取り|繕《つくろ》った。
「分かった! まずこの世界のことを大雑把に説明……してあげたいところなんだけど……。」
ニパッと笑い露が続ける。
「ボクは口下手だしキミの方が分かりやすいと思うから、レナ、頼んだ!」
「__わぁ、人任せ。__」
「__ちょ、えくれあ聞こえちゃうって。__」
「はぁ、こいつ……。ややこしかったらごめんな。」
雫が話したのは、こんな話だった──。
---
この国──カリノ国は、かつてはとても平和で、国民は国王・オーキッドや軍をとても感謝し、尊敬していた。
だが数年前、その国王が亡くなってしまった。
新しく王の座についたのは前国王の甥っ子で、名前をロベリアと言った。
若くして前国王のように優しく、信用できると評判だった。
だが本当は、信用や平和ということを嫌い、犯罪や戦争を好む極悪人だった。
ロベリアは皆の信用を勝ち取り王になるため、自分を演じていたのだ。
今までオーキッドに使えていた兵士や幹部を全員辞めさせ、血の気が盛んな者を巧みに言いくるめ、新しい国の体制を作り上げた。
ロベリアの政治は環境の悪い他の国をも上回ってしまう酷さだった。
軍に逆らったら公開処刑。
災害が起きても、街への対策は何もしない。
犯罪が起きても、何の反応もない。
高い税金を取り立て、払えない者は殺す。
国民は無給で何時間も働かされるうえに命は軽視され、軍の者だけが良い生活を送る。
他国の者は決して入れず、気に入らない国は難癖をつけ宣戦布告。
国民たちは、かつての豊かな暮らしのため、何度も反乱をした。
だがロベリアが集めた兵士は手強いうえ、人の命を軽く見ている。
軽々と抑えられてしまった。
数年の時が経ち、悪化して行く政治。
ロベリアはカリノ国のみに留まらず、他国まで侵略して行く。
餓死や過労死する者に加え、耐えきれず自殺する者も増える。
そんなとき、おれたちはこの街のここで巡り合った。
この腐ってしまった国を、世界を、変えてやろう。
---
「……そう決めたは良いが、流石に五人でやるのも……と思ってたんだよ。そんなとき、気分転換に『森に行こう』となってな。で、来てみたら、きみらが居たわけだ。」
「ねぇ、えく、こー、らね! キミ達、戦闘できる?」
なぜか瞳を輝かせながら、露が問う。
それにしても、えく、こー、らね とは、独特なあだ名を付けたものだ。
し"えく"れあ、ささ"こう"てん、さく"らね"わおん から取ったのだろうけど。
「んぇ、せんとー……?わからーん」
てんが失礼な答え方をし、えくれあが一発殴っている。
「__ぐぇっ__」
「__黙れチビ。__」
「__はぁ!??__」
「__痛そ……。__うーん、やったことないからな……。」
「同じくですねー。人殴ったこともないかも。」
「うち、お前に蹴られたことあるけど??」
和音の答えにえくれあが同意し、てんがツッコむ。
「じゃあ、一回僕らと戦ってみる〜?」
雪が突然提案をする。
「うんオワタ!!」
𝐏𝐚𝐫𝐭 𝟒〖この世界は〗
7話が書けたので予約投稿〜
こんちゃ! うちはてん!
家で学タブをいじってたら、急に画面が光って、気がつくと見知らぬ丘!
リア友の和音、実姉のえくれあもそこにいた!
すると、丘にうちとえくれあのオリキャラたちがやって来た!
えくれあのオリキャラの一人・紅雫に、この世界の現状を聞く!
そして、露に『戦闘はできるか』と質問された!
もちろん答えはNO!! 日本を舐めるな!((
うちのオリキャラ・白皙雪に、自分たちと戦うかと提案されたうちら!
え? だから戦闘なんてやったことないんだって!! オワタやん!!
次回、てん、えくれあ、和音死す!? デュエルスタンバイ!!
えくれあ「スタンバイさせてたまるか。」
姉のえくれあにツッコまれた。
「んぇ、聞こえてた?」
和音「めっちゃ口に出てたよ。」
和音が答え、えくれあに軽く殴られる。
きゃあ〜、えくれあちゃんひどぉい。(ぶりっ子風)
えくれあ「ざけんなよぽまえ。雫たちに聞かれたらどーすんねん。今は近くにいないから良かったけど。」
ちなみに今うちらがいるのは、異世界の戦闘場。
雫たち5人は、戦闘場所の許可を取りに、スタッフさんのところへ行ってくれているところだ。
「別に話聞かれても良くね?」
えくれあ「いや良くない。己の正体が、目の前にいるガキのオリキャラだった……とか信じたくないし、そも信じれんやろ。」
「まー確かに……?」
和音「てかこの世界……どこなんだろうね……。雫はいるし、世界観凄いし……。」
和音が口を挟むと、なぜがえくれあが気まずそうな表情をし、口を開いた。
えくれあ「アッ………スッー……この世界……私が書いてる小説です……。」
………………ほよ?
…………どゆこと?
……ゑ?(脳処理速度『遅』)
「え? ん? 何それ? 初めて聞いたよ?」
えくれあ「……だって話してないもん。てんはこのジャンル興味無いから言わなくていーやって思って……。」
確かに、うちは学園系や恋愛ものが好きだ。
ここが、もし本当にえくれあが書く世界なら、そういう要素が全く無さそうである。(おい)
だけど何も言わないというのは違うのでは。
和音「私はちょっと聞いてたけどね。」
|和音《親友》には話して|うち《妹》には話してくれないんか。うん悲し((
和音「どんな話だったっけ、えくれあ。」
えくれあ「んと、簡単に言えば軍パロで……」
軍パロかー、えくれあがよく|ぷりしょ《プリ小説》の二次創作で読んでるやつね。
……え? 軍パロ???
「戦争起きるん!? うちら死なんよね!?」
えくれあ「……うん。……__タブン?__」
おい多分って聞こえたぞ。
ざっけんな。
✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
(軍パロだったらマジでヤバいんだよな…。)
「__戦闘できるかなぁ……。__」
「__うちはもう諦めてる☆__」
「__グッドサインして言うことじゃないんよ。……まあ私もだけど☆__」
「__仲間やん! なーかーまー。__」
「__おー! ないすとぅーみーとぅー!__」
私──えくれあは、冷や汗が背中をつたるのを感じながら考えていた。
ここはほとんど確定で、私の執筆する小説。
でも肝心の話の内容は大半が決まっておらず、あいまいな設定が有り余っている。
この世界なら、さっきてんが言った通り、戦争が起こるかもしれない。
ということは、怪我をしたり……最悪、命を落とす可能性だってある。
人の四肢が引きちぎられた。
首が切り落とされた。
心臓を突き刺された。
脳天を撃ち抜かれた。
腹を引き裂かれた。
そういうショッキングな場面を目撃するかもしれない。
私は、リアルでもネットでも、身近な人が居なくなるというような体験をしたことがない。
もし、大切な人を失ったら。
その大切な人が、|大切な妹《てん》だったら。|一番の親友《和音》だったら。
顔が青ざめていくのを感じる。
一人で無言になる中、雫たちの姿が見えてくる。
無理矢理、顔に笑みを貼り付る。
「おかえり〜。どーやった?」
何を無かった風に装い、結果を訊く。
「あのね〜、あそこ使っていいって〜。」
そう言って雪が指したのは、この中で一番広いと思われるドーム。
いやひっっっっろ。
「じゃあレナが審判!」
「おい、勝手に決めるな。………わかったよ。そんな目で見るな面倒だから。」
「よし!」
露にきゅるるんとした眼で見つめられ、根負けした雫が審判となった。
にしても……成り行きで戦うことになってしまっているんですけど。
もちろん私たちに戦闘能力など無く。
大敗確定じゃん……。一秒で試合終わるて……。
そう思いながら、言われるがまま武器を手に取る。
選んだのは、忍者が持っているような『くない』を数個。
もちろん素材は木でできているから、誤って刺し殺すことはないだろう。
それ以前に戦闘ができるかの話だけどね。
てんはカラーボムが入った銃を、和音は鎖付きの鎌を選択。
各自同じナイフを一本ずつ配布された。
そして、話し合い(5秒)の結果、《《一回戦》》は露vs私たち三人ということになった。
「待て待て待て。一回戦?? 二回戦目もあるんすか??」
「え……逆にやらないの?」
やらないだろ!!
てゆーか、基本の技や各自の戦い方とかはなんとなく教えてもらったにしても、やっぱり負ける予感しかしない!!
「位置についたな。じゃあ、戦闘準備よーい……」
「スタート!」
「無理無理無理無理!!!!!」
スタート直後。
首に木製のナイフを当てられ、案の定、試合は秒で終了いたしました。