リクエストをいただいたので、採用しました!(全部採用する)
代表作にするかは後々決めます。
何でもできる秀才で優等生な6年1組の委員長、
暮崖沙子。
人気も高いが、少し自信過剰。
その反対に、不器用で、あまり明るくない男の子、
柴谷清介。
週に1回は学校を休む。
沙子は清介を救いたくて!?
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
気掛かり1
始業式の日ー
私、|暮崖沙子《くれがけさこ》。自分でもまぁまぁ頭はいい方じゃないかなぁ、と思ってる。5年生の時も委員長だったから、今年もなりたいな。
ドキドキ。ドキドキ。もうすぐ立候補タイム!
「えー、それでは、6年b組の委員長に立候補したい人はいますか。」
私は、地面と垂直になるくらいピーンと手を挙げた。
そしてチラチラ周りを見る。他にいないかな…いて欲しくないな…。
「暮崖さんだけか?ならみんな、それで決定でいいな。」
半数は頷いてくれた。また半数はどうでも良さそうにペン回しをしたり外を眺めたりしてる。
「じゃあ、暮崖さん、挨拶して。」
あー、いつものね。
「こんにちは。初めましての人は少ないと思いますが、はじめまして。暮崖沙子です。このクラスをまとめる代表として日々努めていきますのでよろしくお願いします。」
クラスメイトに敬語って、やっぱ慣れないなぁ。
---
3週間後。4月も末になってきました〜。私はいつも目に入る男子がいる。友達が1人もいなくて、よく学校を休む男子。メガネをかけていて制服のブレザーも一番上までボタンを閉じている。一見頭が良さそうに見えるけど…そうでもなさそう。
そう、|柴谷清介《しばやせいすけ》だ。噂によると、たしか去年の春に転校すてきたんだっけ。大丈夫かな?去年からこの様子なんだろうか。
毎日、私は柴谷の様子を見ていた。
どうやら、給食がパンの日に休むらしい。でもやっぱり友達となにかあるのかな…
もうすぐ遠足だっていうのに。誰とグループ組むんだろう。
先生に頼みに行こうかな。
それで職員室に行って担任の三浦先生を呼び出した。
「なんだ?急に呼び出して。昼休みくらいみんなと遊べばどうd…」
「先生。遠足のグループは私に決めさせてください。」
(そそそ、そっちーー?(全読者))
はい、1話はこれで終わりでーす!
リクエストありがとうございますっ!
代表作になるかは、もう少しリクエストを待ってみるので
後で決めさせていただきます。
読んでくれて、ありがとう。
気掛かり2
「え〜と言われてもなぁ。暮崖さんだけを特別扱いすることになってしまう。」
先生はそう言った。私は諦めない。
「1人ぼっちの人に少しでも安心してもらいたいんです。私ならやれます。」
「ほんとか?」
「ほんとです。全員を満足させて見せます。」
先生は少し考え込んだ。
「よし、ならいいぞ。やってみろ。」
その表情からは何も読み取れなかったが、私はとりあえず安心した。
「ありがとうございます。」
---
私は早速考え始めた。
まず、やっぱりうまくいくようにするために柴谷と私はおんなじ班にする。まぁちょっと嫌だけどこれも委員長のお仕事。それで…今柴谷と席が隣の|結由《ゆゆ》も同じ班にしよう。時々2人で喋ってるし、私と結由は幼馴染だし。問題は男子なんだよなぁ。う〜ん、あの5人グループの2人を取ってくるかぁ。何だか平和そうな班だな。橘と市橋はそこまでベターっとした関係じゃないからその2人で。よし、オッケー。決まった。
残りの人たちもベターっとした関係だけ離せばできるしね。
10分後〜
やったぁできた!これで全員満足…柴谷はこれで満足か?まぁいいや。
---
次の日
「はい、それでは暮崖さんに遠足の班を発表してもらいましょう!」
私は教卓の前に立った。なんどもここには立ったことがあるけど、今回が一番緊張するなー。
「1班…さん、…さん、………………3班は橘さん、柴谷さん、市橋さん、松原さん、暮崖さんです。4班は…………………。」
最後まで発表することができた。市橋は柴谷に笑顔でガッツポーズをした。柴谷もそれに釣られたのか、ニコッと笑った。まぁ、いいか。
キャアキャアうるさいなぁ。そんなに嬉しいか。
ま、いっか。
---
そして当日…
読んでくれてありがとう!
続きをお楽しみに!
気掛かり3
「はぁいそれではここからはフィールドスタンプラリーなのでグループごとに分かれてください!解散」
私たちの学年は、歴史記念館に行くことになった。
旧石器時代から鎌倉時代までの数カ所をグループで周りきる、というのが午前の活動だった。
「沙子ちゃーん、お弁当何?」
「ねぇねぇ、このキーホルダー、どこで買ったの?」
結由は遠足に全く関係のないことばかり聞いてくる。実のところ、私は優等生に見られているだけで内心は結由のような性格に憧れている。
「お弁当はね、サンドイッチだよ〜」
「このキーホルダーは東小学校の隣の雑貨屋さんに売ってた!」
結由と何気ない会話で弾んでいた時に、重要なことを思い出した。柴谷だ。柴谷はちゃんと橘たちとやってるかな?
「市橋さんもこの歴史漫画読んでるんですかっ?」
「うん読んでるよー。全巻制覇まで後少しなんだぁ。」
柴谷はなぜかカタコトな敬語だが、ちゃんと馴染めているようだ。
「え〜なにそれ。俺はそんな漫画読む気ないぜ?市橋と柴谷は勉強好きなのか?」
橘と市橋をグループにいれてよかった。
「沙子ちゃん、何見てるの?あ、もしかして市橋のこと好き?」
やっばちょっと気にしすぎた!?
「なによ〜!私は柴谷がクラスに馴染めてるかチェックしてただけじゃん。」
「つまんないのっ。それよりさ、早く行かなきゃ終わらないよ。」
開始地点から100mも歩いていない場所でずっと話していたのだ。
「ちょっと!男子たち!早く旧石器時代コーナー行くよっ!」
「あの、女子たちも喋ってたじゃないですか、」
柴谷…?そんなこと言うタイプだったっけ?
「そうだそうだ!こっちはちゃんと歴史の話してたぞ?」
「橘、お前は読んでないんだろっ。」
「旧石器時代にはたしか、磨製石器が普及されて…」
柴谷…?
「ちがうよぉ打製石器でしょ!」
ずるっ。_(:3 」∠)_コケッ
何か説明してくれると思ったら間違ってるし…!
ほんと不器用なんだから。
---
そして何とか時間ギリギリに間に合った。
柴谷…ちょっとはなじめたかなー?
読んでくれてありがとう!
第四話はちょっと沙子が調子に乗って…?
気掛かり4
遠足も終わり、何気ない日々が続いた5月と6月。もう、気づけば夏休み前だ。
あっつぅ。電子レンジの中にいるみたい。
最近柴谷はパンの日もくるようになった。
そして、今日は小学校での水泳の授業が最後だった。
「1時間目に水泳のテストをします。男子は教室で着替えて。女子は一階の更衣室使って。8:50分には整列しておくように。」
そうそう、柴谷、泳ぎ方面白いの!犬かきにしか見えないんだぁ!
ー−10分後-ー
あ、柴谷、泳ぎ始めた!
「ねぇ結由。見てみて。柴谷の泳ぎ方。」
「えー!!あははははははははははははははっwwwww」
2人で大爆笑して、先生に睨まれた。
「ど、どうしました。」
「んー?」
振り向くと、柴谷がいた。
今回は短いけど許して!