「過去に戻れたら」という楽曲を元に作った小説です!
続きを読む
読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
過去に戻れたらっ! (1)
事故で大切な人を失ってトラウマになっている人などは読まない方がおすすめです!
夜、私は自分の部屋に行き、電気を消す。
時刻は午後11時半。
普通なら明日は学校だけど、私は学校に行かない。
…大切な親友を失った、あの日から。
最後、その親友をみたのは1ヶ月ほど前の12月の中頃。
日曜日のその日はすごく寒くて、2人して震えていた。
「もうすぐ受験だね。」
私は隣にいる大、大、大親友の|家側 爽羅《いえがわ そら》ちゃんに話しかけた。
「ほんと。」
爽羅ちゃんの声は、中学3年生にしては可愛らしく、高かった。
あの声は、今でもはっきり耳に残っている。
時間が経ち、夕方頃に私達は家に帰ることにし、
「また明日。」
、と途中の道でわかれた。
それが、最後に私と爽羅ちゃんが話した言葉だった。
明日も爽羅ちゃんと会えるの、楽しみだな。
そう思いながら自分の家に着いた。
「ただいま。」
私が家の中に入ると、
「かなめ!爽羅ちゃんが!!」
お母さんが私の名前を呼び、私に駆け寄った。
「お母さん!?どうしたの?」
私はびっくりしてきく。
今でも覚えているのは、爽羅ちゃんが帰り道に車に轢かれたってお母さんが言ったことだけ。
その後、私はなんて言ったんだろう。
爽羅ちゃん…
過去に戻れたら、爽羅ちゃんともう一度、笑いたいなぁ喋りたいなぁ…
そんなことももう、できないけれど。
何気なく爽羅ちゃんと話していたたくさんの日がすごくかけがえのない宝物だったような気がした。
過去に戻れたら、爽羅ちゃんに、何て言おう。
愛してるよ?愛おしいよ?懐かしいなとか?
いつか、私もこの世からいなくなるのだろう。
爽羅ちゃんの親も、クラスメイトも。
そうすればいつか爽羅ちゃんを覚えている人はこの世に1人もいなくなってしまうのだろう。
あの日からずっと思っていることがある。
こんなに
こんなに広い世界で、君を愛せてよかったな。
「__幸せだ…__」
あの日、私が思い出した少し後の、爽羅ちゃんと交わした言葉を思い出す。
「もうすぐ受験だね。」
「ほんと。」
「ー、私達、違う高校に行くんだね。」
「うん。それもけっこう離れた所の…」
受験が終わり、違う高校に行っても、
いつか
いつか
また会う日まで。
そう言って、手を握って、笑い合った。
きっと、大丈夫だと。
あの日を忘れない。
今と過去を行き来してるのでごっちゃにならないよう頑張りました!!
そして、もうすぐ期末テストなのに宿題がまったく終わらない…