ふわぁ〜 帰りの電車、ふわふわ揺れるような感覚。 鈴香「きもちぃ〜」 入学式のあと、プロフィールを書いた。 名前は"天乃鈴香"良い名前♡ ピンクのショート、目のピンク色。 写真にできたから楽だけど、絵だったら･･･ 性格は分からないからとりあえず「明るい」にした。年齢は１６歳。高校１年生。 友達、できるかな･･･ 鈴香「お、お母さん･･･」 母「ﾝ？」 鈴香「いや、やっぱりなんでも･･･」 母「そ、そう･･･」 私のお母さんはある日を境に変わってしまった。 ご飯も用意してくれるし、悪い人って訳じゃない。 ただ、うまく話せない。 話したいこと、いっぱいあるのに･･･ って！そんなこと考えちゃだーめ！！ 私の妹を見るんだ！ ピンクでポニーテールの女の子！ 私に肩寄せて寝てるんだよ？寝顔も世界一可愛い･･･ 中学２年生とは思えないほど頭良いし･･･！！ --- 鈴香「瑠奈ちゃん！もうすぐだよー！」 瑠奈「ん、んぅ･･･」 はい可愛い･･･♡ 瑠奈「ありがと、お姉ちゃん」 鈴香「__キュン♡__」 瑠奈「ん？なんか言った？」 鈴香「あ、いやなんにも･･･」 - 星風駅、到着です - ここの駅に着くと、何十人もの人が降りていく。 おそらくユリカゼ学園の生徒の何人かは この駅で降りる。 鈴香「･･･疲れたぁ」

鈴香「ただいま〜」 瑠奈「ただいまっ」 母「･･･ただいま」 帰ってきたらまずは･･･ テレビをつける！！ 推しのあの子が毎日テレビにでてて幸せ♡ ･･･ん？ - つづきはCMのあとで - 鈴香「あ、･･･」 まあ、手洗うか。 瑠奈「うーん･･･？」 鈴香「ど、どうしたの？」 瑠奈「テレビ･･･」 ん、テレビか - 最近、謎の夢を見るんです - -どんな夢なんですか？ - - 鳥居をくぐると異世界に行く夢です。 - - 不思議ですね･･･ - 鈴香「えっ！これ私の学校･･･！」 瑠奈「え、･･･」 異世界かぁ･･･憧れるよなぁ。 まあ夢だし、現実で起こるわけないよなぁ･･･ - つづいては、〇〇さんの･･･ - 鈴香「きたあああ！」 〇〇ちゃん、相変わらずかわいー！ まあうちの妹には至らないけどね！笑 〇〇ちゃんは中学生アイドルで、歌がうまい。 私も、有名人になってみたいな･･･なんちゃって 母「鈴香、手伝って」 鈴香「え〜」 母「じゃあ、る･･･」 鈴香「手伝うよお母さんｯ！」 瑠奈「うぇ？」 瑠奈ちゃんはいつも頑張ってるから･･･休ませる！！