高校生の主人公、大地は、あらゆる規則に縛られる学校生活に反発していた。ある日、クラスメイトの一人が、男女の役割を逆転させた学校を作るという計画を持っていることを知る。大地はこれに興味を持ち、彼と手を組んで実現させることにする。計画は成功し、男子が家事に従事し、女子がリーダーシップを発揮する新しい学校が誕生する。しかし、大地は予想もしなかった結果に直面することになる。彼は、従来の性別の役割分担が社会に与える影響や、固定観念が抱える問題を突きつけられ、自分の考えを見直すことになるのだった。

夏休み中の学校で、気弱な少女・みさとが体調を崩して入院することになった。彼女は病室で点滴を受けながら、廊下から聞こえてくる子供たちの楽しい声に耳を傾ける。その中でも特に、元気で明るい男子生徒・直人の声が響いてくることで、みさとの心は癒されていった。 ある日、点滴を受けながら廊下に出たみさとは、偶然にも直人と出会う。直人はみさとのことを気にかけ、ずっと彼女の背中を見守っていたのだった。二人は話をするうちに、共通の趣味や夢を持っていることがわかり、ますます打ち解けていく。 しかし、みさとの入院生活は長引き、学校に戻ることができなかった。日々の点滴と病院の壁に閉じ込められたみさとは、直人を通じて学校で起きている出来事を知る。彼の話を聞く度に、みさとの心はますます学校への憧れで満たされていく。 やがて、みさとの病状は回復し、退院が決まった。直人との再会を心待ちにしながら、みさとは学校での生活を思い描く。退院後の初日、みさとは期待に胸を膨らませながら学校へ向かうが、そこには直人の姿がなかった。 悲しみを胸に抱えながらも、みさとはクラスメイトたちと交流を深めていく。そして、ある日、直人が学校に戻ってきた。彼はみさとが退院した日に家族の事情で引っ越すことが決まり、それまでの間に戻ってきたのだった。 二人は再会を喜び合い、学校での楽しい時間を取り戻していく。点滴の音が鳴り響いた夏休み後の学校生活は、二人にとって特別な思い出となり、彼らの絆はより深まっていくのであった。