20話ぐらいでやるよ。
結構本気出すから見てください。
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目次
転生したら魔王の右腕だった
神崎刹那は、確かに交通事故で命を落とした。 トラックが突っ込んできた瞬間、視界が真っ白になり、次に目を開けたときには——。
「……ん?」
冷たい石の床。 重厚な黒い鎧を身にまとい、周囲には武装した兵士たちが並んでいる。 目の前には巨大な玉座があり、そこに座るのは——魔王。
「刹那、貴様なにをしている」
鋭い金色の目がこちらを見る。その瞬間刹那の脳内に大量の記憶が流れ込んできた。
魔王軍最高司令官、黒崎刹那。 魔王ルシフェルに忠誠を誓い、魔王軍を指揮する右腕それが今の自分だった。
「…は?」
転生した。それも魔王軍のNo.2に。
混乱する暇はない
「勇者軍がこちらに攻めてきています!」
戦士の声が響く。どうやら、今まさに攻めてきているらしい。
「くっ…刹那お前が指揮をとれ。追撃の準備をしろ!」
魔王ルシフェルが命じる。 しかし、刹那はまだ状況を理解しきれていない。
(待って待って待って、私、転生したばかりなんだけど!?)
だが、考える時間はない。 この世界では「魔王軍の右腕」として生きるしかないのだ。
「……了解しました。迎撃の準備を開始します。」
そう言った瞬間、刹那の口からスラスラと戦術が出てきた。 まるで、この世界の戦い方を知っているかのように。
(……この体の記憶があるの?)
転生したことで、前世の記憶と「魔王軍司令官としての記憶」が混ざっているらしい。 ならば、やるしかない。
「全軍、迎撃態勢を取れ!弓兵は城壁に配置、魔術師は防御陣を展開!騎士団は正門前で待機!」
兵士たちが一斉に動き出す。 刹那は魔王軍の指揮官として、最初の戦いに挑むことになった——。
書けたー
これ私の考え的に20話前後になりそうだからよろしくお願いします。
転生したら魔王軍の右腕だった 第2話
「報告します!勇者軍の先鋒部隊が、魔王城の外壁に到達しました!」
転生したことで、前世の記憶と「魔王軍司令官としての記憶」が混ざっているらしい。 ならば、やるしかない。
刹那は城壁の上から、勇者軍の動きを観察した。 彼らは整然と隊列を組み、魔王城へと進軍している。
「……妙だな。」
勇者軍の動きが、あまりにも統制されすぎている。 まるで、誰かに操られているかのような——。
「司令官、どうされました?」
参謀エリスが尋ねる。 刹那は視線を外さずに答えた。
「勇者軍の動きが妙に洗練されている。まるで、戦場の経験が豊富な軍隊のようだ。」
「ですが、勇者軍は本来、戦争を知らぬ者たちの集まりのはず……。」
「そうだ。だからこそ、違和感がある。」
刹那は考える。 この戦争は、ただの「魔王軍 vs 勇者軍」ではないのではないか? 背後に、何か別の存在がいる——そんな予感がした。
「弓兵、射撃開始!」
刹那の指示で、魔王軍の弓兵が一斉に矢を放つ。 勇者軍の前衛が崩れ、混乱が広がる。
「騎士団、突撃!」
魔王軍の騎士たちが正門から飛び出し、勇者軍と激突する。 刹那は戦場を見つめながら、確信した。
(この戦争……何かがおかしい。)
魔王軍はただの「世界を滅ぼす軍隊」ではない。 勇者軍もただの「世界を救う軍隊」ではない。
この戦争の裏には、何かがある——。
戦いは激しさを増し、魔王軍は徐々に勇者軍を押し返していった。 刹那の指揮によって、魔王軍は戦術的に優位に立ち、勇者軍の前衛を崩壊させることに成功する。
「撤退命令が出ました!勇者軍は退却します!」
兵士の報告に、刹那は静かに頷いた。
「……勝ったか。」
しかし、彼女の胸には、勝利の喜びよりも「疑念」が残っていた。
(この戦争の裏には、何かがある。)
魔王軍はただの「世界を滅ぼす軍隊」ではない。 勇者軍もただの「世界を救う軍隊」ではない。
この戦争は、誰かに操られている——。
刹那は、戦場の向こうに広がる暗闇を見つめながら、静かに息を吐いた。
「……調べる必要があるな。」
彼女の戦いは、まだ始まったばかりだった。
珍しく1日に2話かけた〜
やった
転生したら魔王の右腕だった 第3話
勇者軍は撤退した。 魔王軍は勝利を収めたものの、刹那の胸には疑念が残っていた。
(この戦争は、何かがおかしい。)
勇者軍の兵士たちは、まるで恐怖を知らないかのように戦っていた。 それだけではない。彼らの動きは、まるで誰かに操られているかのようだった。
「司令官、戦場の整理が終わりました。」
参謀エリスが報告する。 刹那は頷き、魔王城へと戻ることにした。
勇者軍は撤退した。 魔王軍は勝利を収めたものの、刹那の胸には疑念が残っていた。
(この戦争は、何かがおかしい。)
勇者軍の兵士たちは、まるで恐怖を知らないかのように戦っていた。 それだけではない。彼らの動きは、まるで誰かに操られているかのようだった。
「司令官、戦場の整理が終わりました。」
参謀エリスが報告する。 刹那は頷き、魔王城へと戻ることにした。
ルシフェルは語る。 この世界には、「終焉の監視者」と呼ばれる存在がいる。 彼らは世界の均衡を保つために、定期的に戦争を起こす。
「終焉の監視者は、戦争を永遠に続けることで、世界の均衡を維持しようとしている。」
「……そんな馬鹿な。」
「勇者軍は、彼らに操られている可能性がある。」
刹那は息をのんだ。
(この戦争は、誰かに仕組まれたものだった……?)
「ならば、どうすればいいのですか?」
ルシフェルは静かに答えた。
「戦争の真実を暴く。そして、終焉の監視者を討つ。」
刹那は拳を握りしめた。
「……やるしかないですね。」
彼女の戦いは、まだ始まったばかりだった。
よしできた