編集者:みんともち
普通の中学生の翔太が同じクラスメイトの莉緒に好意を抱きながら学校生活を送るラブストーリー。ある日莉緒は一部の女子からハブられ,,,
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目次
好きを形に。 ☆第一話☆
初めてかいた小説です。
下手ですが読んでくださると嬉しいです。
基本的に一話はとても短いです。
やっと君に言える。
「大好き」
---
《《翔太》》
翔太。どこにでもいそうな平凡な名前だが、夢へ向かって力強く羽ばたいていってほしいという両親の思いでつけられた。
まぁそんなことはどうでも良く今日も俺は学校へと足を進める。
しばらく歩いていると前方に同級生の影らしきものが見えたので、ゆっくりと近づき声をかける。
翔太「おはよ!」
莉緒「お、翔太!おはよう」
長い髪が印象的なこの女は莉緒。
出身校は違うものの中学から部活を通して仲良くなった友達だ。
そして俺が恋をしている張本人だ。
翔太「そろそろ音楽のテストだな〜」
莉緒「え!そうだっけ!?」
そんな他愛もない会話を二人でしながら学校へと向かった。
教室へと二人で向かっていると優里がきた。莉緒の友達だ。
莉緒「あ!優里ちゃん!おはよ!」
優里「莉緒ちゃんおはよう〜」
莉緒「翔太ごめん。先行ってて」
翔太「りょうかい。」
返事をし一人で教室へ向かう。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。
好きを形に。 ☆第二話☆
つづきです。
ガラガラ,,,
少し重い2年3組の教室のドアを開け、教室へ入る。
教室自体は他校の教室とあまり変わらない一般的な教室だ。
一週間ほど前。音楽の授業中男女でペアをつくり歌のテストをするということを
音楽担任に言われクラスの中ではペアを誰と組むのかという話がちらほら聞こえてきた。
莉緒「翔太は音楽のペア決まった?」
翔太「まだ、決まってない,,,」
莉緒「じゃあ私と組んで!」
翔太「俺はいいけど俺、音痴だぜ?大丈夫?」
莉緒「大丈夫♪大丈夫♪」
俺は心のなかで歓喜の声をあげながら感謝を伝えた。
その後いつものように教室で友達と話していると同じクラスメイトの良太が
莉緒のことを好きらしいという噂をきいた。
その噂をきいた俺は居ても立っても居られなくなり
良太がいる席へと向かった。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。
好きを形に。 ☆第三話☆
つづきです。
翔太「お、おはよう」
良太「ん?あぁ翔太か。おはよ」
俺は良太に莉緒のことについて聞こうと思ったが緊張していて言葉がうまく出ない。
翔太「あ、あのさ」
良太「ん?どうした?」
翔太「音楽のペア決まった?」
良太「あぁペアな、莉緒を誘うつもりだぞ」
ドクン。俺の心臓が強く鳴った。良太のその一言で心拍数が格段とあがった。
本当に良太は莉緒のことを好きなのかもしれない。そんな不安が脳裏をよぎりながらも
顔に感情がでないよう注意しながらなんとか会話を続けた。
翔太「莉緒か。」
良太「うん。実はさ,,,」
良太がそういった瞬間嫌な予感がした。
良太「俺さ。莉緒が好きなんだよね。」
ドクン。また俺の心臓が強くなった。予感が当たった。言葉がうまく出ない。
良太「どうした?顔色悪いぞ?」
翔太「だ、大丈夫だよ。」
これ以上会話を続けられそうにない。俺は別れの言葉を言いその場を離れた。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。
好きを形に。 ☆第四話☆
つづきです。
《《莉緒》》
朝、いつもどおり学校へと向かい歩いていると後ろから聞き馴染みのある声がした。
翔太「おはよ!」
その声は翔太だった。部活が同じクラスメイトだ。
莉緒「お、翔太!おはよう」
翔太「そろそろ音楽のテストだな〜」
莉緒「え!そうだっけ!?」
翔太に言われ音楽で歌のテストがあることを思い出した。
音楽で男女のペアを自由に作り二人で歌うテストがある。
そう言えばペア作ってないな〜。そんなことを思いながら学校へと向かった。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。
好きを形に。 ☆第五話☆
つづきです。文数多くしていきます。
翔太と教室へ向かう途中、友達の優里ちゃんがいた。
莉緒「あ!優里ちゃん!おはよ!」
優里「莉緒ちゃんおはよう〜」
莉緒「翔太ごめん。先行ってて」
翔太「りょうかい。」
翔太には申し訳ないけど優里ちゃんと話したかったので翔太に謝り優里ちゃんの元へと向かった。
優里ちゃんは翔太とは違い同じ小学校出身の一番の友達。そんな優里ちゃんにさっき翔太から言われた音楽のテストのペアについて聞いてみた。
莉緒「ねぇねぇ優里ちゃん〜」
優里「ん〜?」
莉緒「音楽でさ男女でペア作ってさテストするやつあったじゃん?」
優里「うん」
莉緒「優里ちゃんはもうペア作った?」
優里「一応」
もう優里ちゃんはペアできてたのか。私も早くきめなきゃだな。
優里「莉緒ちゃんはペア決まった?」
莉緒「まだなんだよね。」
優里「翔太でも誘えば?仲良さそうだし。」
莉緒「え!?」
急に翔太の名前がでて少しびっくりした。確かに誰かを誘おうか悩んでいたけど翔太なら仲も良いし組んでくれるかもしれない。教室に居るだろうから教室に行ったら声をかけてみよう。
二人で話していると教室は2階にあるのですぐについた。
翔太をペアに誘おうと思い教室を見渡すと翔太は自分の席に居たので誘おうと話しかけた。
莉緒「翔太は音楽のペア決まった?」
翔太「まだ、決まってない,,,」
莉緒「じゃあ私と組んで!」
翔太「俺はいいけど俺、音痴だぜ?大丈夫?」
莉緒「大丈夫♪大丈夫♪」
よし。なんとかペア組めたこれでボッチ回避だ〜その後優里ちゃんと少し話し私の席へと向かった。
翔太は良太の席で話していた。私の席は良太のすぐ後ろだったから嫌でも二人の会話が聞こえてしまう。
良太「…緒を誘うつもりだぞ」
ん?私の名前?誘う?音楽のペアのことかな?
翔太「莉緒か。」
良太「うん。実はさ,,,」
良太「俺さ。莉緒が好きなんだよね。」
な!?え!?二人は私が後ろにいることに気づいてる素振りはない。
…ということは本気!?やばいやばいどうしよう!と、とりあえずトイレに逃げよう。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。
好きを形に。 ☆第六話☆
つづきです。
とりあえずトイレに逃げてきたけど、どうしよう!
良太が私を好き?いや、聞き間違いでしょ。
私は無理やり心を落ち着かせトイレをでて教室に向かった。
席に戻ると先程までいた翔太と良太が居なくなっていた。
良太の顔を見れなさそうだったのでちょうど良かった。
チャイムがなり始めクラスメイトが席に座っていく。
私の学校では朝読書の時間があるので最近お気に入りのリアル人狼を手に取り
読書を始めた。良太が近くにいるので落ち着かないけどなんとか本を読み進めた。
---
《《翔太》》
まじかよ,,,
良太の突然の発言に驚いて自分でもわかるくらいパニくってる。
とりあえず良太から離れたがこれからどう良太と顔を合わせればいいかわかんなくなる。
まぁなんとかなるっしょ。とりあえず席に戻ろう。
そう言えば莉緒いないな。あいつまだ優里と話してんのか?話したかったな。
そんなこと思いながら朝読書に読む本を準備しながら一時間目の授業の準備もする。
準備を終えると莉緒がいつの間にか席に居た。話しかけようとするとチャイムがなったので大人しく席に付き、読書を始めた。
朝読書の15分間が終わり、朝の会が始まる。朝の会はいつもどおりテキトーに聞き流す。
朝の会が終わると10分間の休み時間があるから莉緒の席へ向かい莉緒に話しかけた。
翔太「莉緒、教室来るの遅くね?」
莉緒「まぁいろいろあってね,,,」
いろいろ?なんかあったのか?
翔太「どうしたの?」
莉緒「いや、なんでもない。」
これ以上きいても莉緒は答えてくれなさそうなので
話を変えた。
翔太「ちょっと急なこと聞いていい?」
莉緒「内容によるけどまぁ良いよ。なに?」
翔太「莉緒はさ気になる人とかいないの?」
莉緒「本当に急だね。もしかして私のこと好きなのかな〜?」
流石に怪しかったか。
翔太「いや別に。やっぱなんでもない。ばいばい。」
莉緒「うん」
莉緒との会話を多少無理やり終わらせ友達のもとへと向かった。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。
好きを形に。 ☆第七話☆
莉緒との会話を終わらせ一時間目までの休み時間を友達と過ごす。
数分後にはチャイムがなったので席に付き先生の話をテキトーに聞き流した。
数学の授業だったので問題を解きながらさっき莉緒が言っていた色々について考えてみた。
朝登校している時はいつもと変わったところはなかった。だとすると、休み時間の間か?
休み時間といえば俺が良太と莉緒について話してたけどまさかそれか?我ながら名推理だ。
だとすると会話が聞かれてたのか、、、一応良太に話してみるか。
そう思い授業が終わると同時に良太を廊下に呼び出した。
良太「どうした?」
翔太「朝の会話莉緒に聞かれてたっぽい,,,」
良太「え!?まじか。」
翔太「莉緒の様子がさっきからおかしいし」
良太「まぁいっか」
良太は驚きながらもそういい笑っていた。
翔太「いいの?だってバレたかもしれないんだよ?気まずくない?」
良太「全然。ほら、よく言うやん?好きバレは効果抜群とか」
翔太「そういうもんなのか?」
好きバレか,,,俺も莉緒にバレてるのかな。
そういえば周りから顔に出やすいってよく言われるし、
もしバレているんだったら少しは莉緒も俺のこと意識してくれてるかな、
その後は良太が好きバレについて語りだしたのでバレないよう教室へと戻る。
「おぉい〜」そんな良太の言葉は無視し席についた。
二時間目は第二理科室で行う移動教室なので机から必要な教材を取り出し
理科室へと向かう。第二理科室では男女二名ずつの四人班で一つの机を使う。
俺の班は右端から俺。右奥が良太。左奥が莉緒。左奥端が双葉だ。
双葉は顔のパーツが整っていてクラスの男子からめちゃくちゃモテる。
裏が怖そうという偏見で俺は少し苦手だが。
今時の理科は実験らしく、先生から器具を前に取りに来るよう指示を出された。
俺と双葉が取りに行くと机には良太が莉緒に話しかけていた。
すぐに器具を取り莉緒達がいる机と向かう。
翔太「取ってきたぞ」
良太&莉緒「ありがと〜」
その後は実験を行い片付けをしているとチャイムがなったのでそこで授業が終わる。
三時間目は国語だった。四時間目になりあと一ヶ月ほどで行われる体育祭の種目決めが行われた。
俺は50m7.4秒と微妙なタイムだったのでリレーに選ばれなかったが楽しそうな障害物競走にエントリーした。その日は休みが多かったため種目が決めるのが少し難しく四時間目内に終わらせられなかったため昼の休み時間に持ち越しになった。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。