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目次
僕が思うこと
友バン!!の奏馬のお話。
|僕《何かが違う》は何かを突っ込まれるというか言葉を直されることが多い。
自分でもわかってる。僕の言語が少しおかしいのは何かわかってるって。
舞奈とかセイキとかみたいに普通になりたいって思ってた。
勇気はわかってくれるだろうか。
「ってこと?」「うん。」「いいよ。僕にはそうやって話しかけて欲しい。そのままの奏馬でいいよ。」
ん。テレビ電話越しに勇気の声がする。僕と違って案外社交的な勇気だから留学か。
僕にはできないと、それしか思えない。
僕に何ができるなんて知らない。
兄はもうイギリスにギターで留学。
僕も明日で高校生だし。
僕も|楽器《兄みたいに》をやろうかな。
兄みたいにできる?
まあ調べてみよ。
ピロン
一見メールが来た。セイキからだった。
『お前、入りてー部活決まった?』
、、、、。どうだろう。決まってない。
聞いてみよ。
『セイキは決まったの?』
返信が来た。
『オレ、まだ。だけど勇気みてーに楽器系つーかバンドを組みてーなって。』
『バンド、、、、。失敗が襲う。』
『?』と返信が来た。
やっちゃった。だって僕がバンドやったら失敗しかない。
『ねえ、僕ってうるさい?』
『急にどうした?』『いや、だって。言葉伝わらないじゃん。』
『?お前、オレらが通じねーと思ってる?』『うえ?どして?わかんないでしょ。』
『いやわかるよ。オレら普通に話せてんだろ?』『う、やろうバンド!!!!!』
『いいぜ!!やるぜっ!!』『あ、楽器』『オレはベースって決まってるから』
『僕はドラム?』
よし、頑張ろうっ!
奏馬もちゃんと悩んでるんだって!!!!偉いね〜!!
↑
無礼
何にもできないんじゃ誰もが振り向いてくれない
みおちゃんのお話
番外編の書く順番は
奏馬
みおちゃん
有吾
星輝
幸先輩
舞奈
勇気
あー憂鬱。
高校受験第一希望の高校落ちちゃった。
まあどうにか第二希望のところに入れたのは幸運だな。
はあ。明日から通常登校か。
わたし友達いないし。部活はどーしよ。
「ん?みお!」「え、え、まつりお姉ちゃん?帰ってきてたの?」
わたしには姉がいる。まつりという大学生の。
お姉ちゃんはサークルを組んでいる。軽音楽サークルかあ。
わたしもギター習ってたんだよね小6から中3くらいまで。
最近一切手をつけてないから埃でもかぶってるんかな。
「どう?何部に入りたいとかある?」「えっとえっと、、、ぅっ。」
はぁ。何やっても全てがダメ。何にも自信なんてないよ。
1週間後だよ、高校生活が始まるのは!こんな打ち砕けた弱い自分じゃだめだ。
だけど、、、、。
「もうそんなに落ち込まなくていいんじゃないの?」「だって何もでき、、、」
「できるでしょう?ギター。あなたかなりの腕前でしょう?先生からも讃えられてたじゃない」
「讃えられてない。大袈裟すぎるよ。お姉ちゃん。」「いいんじゃない?軽音楽部」
どんなひとがいるのだろうか。想像できない。
わたしがねぇ、、、、、。
新しくなれる?なれるなら!
「軽音楽部か。やってみようかなぁ、、。」「そう来なくっちゃ!こんな可愛いギターがホコリかぶってまで待ってるよお。」
「まっまだ決まったわけじゃないからぁ!もぉっ。」
一体どんな部になるんだろう。
どんな人がいるんだろう。