腐妖(ふよう)と呼ばれる古代の妖が蔓延する世界となった地球。
人類は抹妖師(まつようし)と呼ばれる人たちを育成し、腐妖に立ち向かった。
今日、抹妖師を育成する機関の「大阪府立抹妖師育成学校」で卒業式を迎える主人公、「怪斗(かいと)」は卒業したため、属性を受け渡される。クラスの仲間たちが炎や氷などの属性を受け渡される中、怪斗が手に入れた属性は、「大豆」だった。
大豆属性の能力は最強なのか?
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目次
属性「大豆」は最強の属性 第一話「属性」
シリーズ増やしすぎて失踪するかもしれん。
あらすじ
腐妖(ふよう)と呼ばれる古代の妖が蔓延する世界となった地球。
人類は抹妖師(まつようし)と呼ばれる人たちを育成し、腐妖に立ち向かった。
抹妖師に憧れ、なることを選んだ主人公、怪斗の物語。
クラスメイトの1人「怪斗の属性、大豆だってよ!w」
卒業式の日の教室に笑い声が響く。
ここは大阪府立抹妖師育成学校の教室。
毎日少しずつ努力を積み重ね、やっと抹妖師の資格を得た。
炎や水をはじめ、地震やウイルスまで。抹妖師たちは幅広い属性を手に入れてきた。
ただ、属性が「大豆」だというのは、キツイ。
物欲センサーが働いたとしても、属性が「大豆」なのは、精神にくる。
校長先生は、「属性は、十年間の努力の結晶です。」と言っていたけど、
十年間の努力=属性「大豆」か。
正直言って担任殴りたい。
反対しろよ。
こちとら成績トップ常連のスーパー優等生だぞ?
なんの|躊躇《ちゅうちょ》もなく「怪斗の属性は「大豆」ね。」って言いやがって…!
怪斗は先生に抗議した。
怪斗「なんで「大豆」なんですか!?」
担任「フッ、まだまだだな。その属性、特訓次第では…|大当たり《最強の属性》なのにね。」
怪斗は不満気に職員室から出た。
次の日。
怪斗は晴れて、抹妖師になった。
抹妖師は事務所に所属している。
一般市民たちが事務所に依頼して、その依頼を受けた事務所側の采配で抹妖師たちは動く。
この日、怪斗には依頼が来なかった。
怪斗「大豆属性の技でも研究してみるか。」
怪斗は空き地に駆けていった。
属性「大豆」は最強の属性 第二話 「技」
更新が遅れた理由(言い訳)
スマブラでVIPにやっと上がれました。
ニンテンドーのせいです。
怪斗「大豆………」
怪斗は空き地に呆然と立ち尽くしていた。
一旦、状況を整理してみよう。
まず、怪斗は抹妖師という腐妖を祓う職業についた。
そのための専門学校も主席で卒業。
よく赤点を取っていたあいつらは「炎」「氷」などの属性を持つ。
成績トップ常連だった自分は「大豆」。
また怒りが込み上げてきた。
怪斗「学校生活をまじめに送っていた意味だよ……」
怪斗が怒りに震えていた時、同級生の龍助が遠くに見えた。
龍助は、いつも怪斗と成績トップを競い合った仲だ。
ちなみに龍助の属性は「召喚龍」。
龍を召喚出来る。
かっこよすぎるだろ。
おんなじ「まじめ」キャラだったのに。
怪斗は舌打ちを打った。
龍助がこっちに駆け寄ってくる。
心の中で「来んなよ!」と叫びつつも、軽く会釈する。
龍助もほほえみ、一応、LINEを交換しておいた。
---
帰り道。
電柱にカラスらしき鳥が止まっているのを見つけた。
ただ、それは腐妖だ。
その鳥から流れ出る妖力を感じ取った。
妖力の量からして、花という等級の腐妖だ。
---
腐妖の強さは階級で表される。
腐妖の階級は強い順に、
王座 玉座 月 風 鳥 花 梅 竹 松
となっている。
(あくまで人間がかってにつけたもののため、腐妖は知らない)
---
普通、抹妖師になりたての実力で太刀打ちできるのは、
せいぜい竹の辺りだ。
しかも、怪斗の属性は「大豆」。
カラスのような腐妖が怪斗に気づく。
怪斗「なにが「最強の属性」だよ。終わった。」
しかし、何もせずに終わるのも少し嫌だった。
手をかざし、適当に妖力を込めてみた。
その瞬間、腐妖が止まった。
薄い膜のようなものに束縛されていた。
その膜は「湯葉」だった。
豆乳を加熱したときにできる膜。
つまり、「大豆」で出来ているもの。
大豆で出来たものを出す。
それがこの属性の能力だった。
怪斗は思った。
これ、案外戦えるんじゃね?
次に怪斗が手をかざすと、大豆が発射された。
高速、高密度、高威力の弾幕が腐妖に襲い掛かる。
腐妖の階級と強さ
王座 チート 核兵器使っても無傷のレベル 体術も妖術もエグい
玉座 かなりチート 体術、妖術のどちらか片方だけなら、王座といい勝負
月 核兵器を使ってやっと擦り傷 多くの抹妖師がこの階級には負ける コイツに勝てたら猛者
風 全力を注げば核兵器でも倒せそう 大体の抹妖師といい勝負 コイツに勝てたらベテラン
鳥 弾道ミサイル数発で倒せる コイツに勝てたらかなりの強さ
花 ライフルとかのガチガチ装備で勝てるかどうか 初心者にとっての一つの壁
梅 コイツ以下は妖術が使えない 那須川天心なら勝てる…かも?
竹 野生のクマやワニくらい
松 ザコ カス 犬くらいの強さ
属性「大豆」は最強の属性 第三話 「戦闘」
毎日更新目指します!(大嘘)
ちなみに学生です。
期末考査もうすぐやん
無数の大豆弾幕がカラスのような腐妖に襲い掛かる。
ちなみに、この腐妖の名前は「ブラックガア」だ。
ブラックガアは避けられないと判断し、防御姿勢をとる。
しかし、それを怪斗は見逃さなかった。
素早く手を構えて、妖力を込める。
怪斗の手の中に「大豆」でできた豆腐のニガリを入れる前の液体である豆乳が圧縮されていく。
そして、一気に解き放つ。
凄まじい勢いで飛び出した豆乳は水圧でブラックガアを吹き飛ばす。
ガード状態とはいえ、吹き飛びはする。
ブラックガアは上空に吹き飛ばされる。
空高く舞い上がったブラックガアは翼を利用して着陸を試みる。
がしかし、翼は濡れていた。
そう、豆乳によって翼は機能しなくなっていた。
そのまま高所から垂直落下して、撃破。
そう上手く行くはずも無い。
妖術を使った。
風を起こして、再び空を舞う。
ブラックガアの属性は「気圧」。
気圧を操作して風や台風を起こす。
やはり、花の階級は強い。
ただ、怪斗は何も動じなかった。
圧倒的な差があることを感じ取ったからだ。
怪斗「勝ったな。風呂入ってくる。」
豆腐と豆乳で出来た風呂に浸かる。
ブラックガアが挑発にのる。
最大限の妖力で特大の竜巻を起こし、怪斗にぶつける。
凄まじい風が巻き起こり、砂埃で視界が悪くなる。
嵐が過ぎ去り、ブラックガアは笑みを浮かべる。
ブラックガアの目線の先には何もなかった。
怪斗を消した。
そんなはずは無かった。
怪斗が勝ち誇ったのは、圧倒的な差があったから。
空からキツネ色の直方体が落ちてくる。
その直方体は厚揚げだった。
これは、「大豆」でできた豆腐を揚げたものだ。
かなり固い。
地響きと共に地面に落ちてきた厚揚げから黄色い粉が発射される。
きな粉。
「大豆」を炒って粉状にしたものだ。
きな粉は豆乳と混ざり、固まる。
ブラックガアは身動きが取れなくなった。
全力を込めた魔法をいとも簡単にいなされ、拘束される。
ブラックガアが勝てるわけが無い。
怪斗「抹妖術・浄」
怪斗がそう唱えると、ブラックガアの全身が白い灰になり、散る。
浄化されたブラックガアは天に昇った後、召された。
抹妖術とは?
抹妖師になる過程での必修内容。
腐妖にトドメを刺すには戦意を削いだ状態で「抹妖術・浄」を唱えないといけない。
そのほかの抹妖術
復 回復できる
閃 光を放ち、目をくらます
呪 呪い、相手の妖術を封じる
思 自分自身の思考以外を停止する 作戦を練れる
属性「大豆」は最強の属性 第四話 「昇格」
月曜日:体育祭までに更新したい(この話を書き出した日)
怪斗が花の階級を倒した。
怪斗がいた学年のLINEの内容はこの話題で持ちきりになった。
A「マジでエグいよなぁ。だって、属性「大豆」の怪斗がだろ?www」
B「あんなの、捏造に決まってるだろ。それか、ベテランの抹妖師と共闘したか。」
C「なぁ、誰か怪斗のLINE-ID持ってないか?」
B「そうだな!本人に確認しようぜ。んで、誰があいつのLINE-ID持ってんだ?」
A「無い。」
D「無い。」
E「無い。」
F「無い。」
・
・
・
Z「無い。」
T「マジかよ…全滅じゃん。」
W「あ!!龍助は知ってるんじゃねぇの!?」
龍助「ある。」
〜「怪斗」がトークルームに参加しました。〜
F「おい、海外」
F「花の階級の腐妖を倒したってマジか!?」
〜数分後〜
F「返事しろよ!」
〜2時間後〜
怪斗「なんじゃこりゃ…どおりで通知がうるさかったわけだ。」
G「おい怪斗、花の階級の腐妖を倒したって本当なのか!?」
怪斗「ああ。ったく、すぐにウワサが広まってやがる…」
Q「絶対にウソだって!」
Q「だって、「大豆」だろ?無理だろ〜www」
怪斗「はぁ、どっちでもいい。昇級の手続きがあるから。」
Q「は……?昇級ってことは………」
Q「おい!怪斗!」
〜龍助と怪斗の個人ライン〜
怪斗「何してくれてんだ!」
龍助「?」
怪斗「あー、なるほど。自分は陽キャだから勝手にLINEグループに追加されても気になりませんよー。ってか?こっちは嫌なんだよ!人の気持ち考えろ!!」
龍助「あー、、ごめん。確認しないといけないよなぁ、やっぱ。」
怪斗「なるほどー。腐妖には人間界のルールが通じないと。」
龍助「?」
怪斗「バレてんぞ?なんで人間、その中でもお前らの敵である抹妖師に化けてるんだよ。お前、腐妖なんだろ?」
龍助「(^◇^;)ソンナコトナイヨー」
怪斗「へぇー、余裕そうじゃん?」
龍助「まぁ、化けてる理由はただの友達作りだから。」
怪斗「んで、本当は?」
龍助「本当だってぇぇぇ〜〜信じてよ〜〜〜」
怪斗「とにかく、一回会いたい。明日の13:00に駅前のカフェで。」
龍助「ほーい。チッ、妖力が漏れてたのか。」
怪斗「ダダ漏れだったぜ?」
怪斗「一撃で玉座の腐妖を倒せるくらいの妖力がな。」
龍助「へぇ、よく分かってんじゃん。実力差をね。」
個人ラインのところ
おとわっかの
ボッツ
ボッツ
キッパ
キッパ
ボッツ
ボッツ
ティーダ
キッパ
みたいで好き。