All the bad days

編集者:樹田 耀
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目次

    All the bad days  (Ⅰ)

    碌でもない話をしよう。とびっきり、碌でもない、馬鹿な人間の話をさ。
    解説    今作は、『何気ない日常』をテーマに書いています。主人公の祐介は、そんな日常で、何かを抱えて生きている一人の人間で、理那は、彼の生き辛さをわかっていながら、わからないふりをする人間です。お互い、素直になれずに、片方だけが深く相手に干渉しないように譲り合うような感覚は、現代社会において一般化したものとなっているのではないかと個人的に考えています。それが蔓延した空間では、お互いの心の内を明かし合うことは禁忌のように思えるのです。そう見ると、この二人は個人的にとても人間らしく書けたなと思っています。表面上の関係だけではないと思いたい二人ですが、なかなか素直になれず、結局お互いに擦り切れてしまう。そんな彼と彼女のストーリーはまだ今後も続きますので、エンドロールまで見届けていただければ嬉しい限りです。それでは、次の回でお会いしましょう。