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目次
Prologue
??「宙…て…き…ね…あ…は…さ…い…す…ら」
宙「わぁ!」
宙はベッドから飛び起きた
宙「はぁはぁはぁ…」
宇良「どしたの宙そんな飛び起きて」
隣でカーテンを開けていた宇良が言った
2人はシェアハウスをしていた
16歳の2人は高校生
訳ありで2人シェアハウスで生活している
宙「最近変な夢見るんだよね〜」
宇良「ふ〜ん」
宇良「まー、もう学校行かなきゃだしサッと準備するよ!」
ピーンポーン
家のチャイムが鳴った
宇良「私出てくるね!」
宙「はいはーい」
---
宇良「はい、どうされました?」
?「こんにちは、私は海愛」
宇良「みあ…さん?なんの用でしょう」
海愛「うら、そら。あなたたちを救いにきました」
宇良「ええと…どういうことでしょう?」
海愛「私はこの世を統治する神。」
宇良「え?あの伝説にもある統治神、海愛神様!?」
宙「宇良!そろそろ学校行かなきゃ!」
宙は海愛を見て言った
宙「ん、あんた誰なの?」
宇良「宙!この方はあの伝説の統治神、ミア神様なのよ!」
海愛「おどろかせてごめんね、うら、そら。あなたたちの親は…。」
2人は黙り込んだ
宇良「それは…過去が関係してありますか?」
海愛「え…ええ。」
海愛「あなたたち、親を探す気はある?」
宙「私は探したいって思ってる!けど…」
宇良は黙り込んでしまった
海愛「うらは?」
宇良「私は宙がいいならいいよ。私は宙に救ってもらったんだから…ね」
宙「全然無理しなくていいんだよ!宇良…ね!」
宇良「無理はしてないから!宙…!」
宇良(そう。私はずっと無理してた。そんな私だったけど宙に救ってもらったから今の私がいる。宙…私の”雄一”の光)
1 宇宙へ
海愛「では、2人ともいく覚悟はできたのですね、この星はもう探した。だけどいなかったわ。」
宙「そんなぁ…生きてるのかな」
海愛「生きてることは確認できているわ。だが、どこにいるとまでは…」
そんな話をしている時、宇良は暗い顔をしていた。
海愛「だから、宇宙を冒険して情報を探る。そして親の元へいくわよ!」
宇良「宇宙!?いきたぁーい!」
宇良は宇宙の話をしたら元気が戻った。
海愛「じゃあ、今から行くよー!」
宇良「海愛神様って意外とノリいいんだ」
海愛「神様つけなくってもいいよー。これから一緒に旅する仲間として今は神としての威厳は気にせずあなたたちを救いたい。」
宙「じゃあ海愛って呼んでいーい?」
海愛「いいよー!」
宇良「ふふっ。2人は仲良いなー!」
宇良がそう微笑んだ
海愛「私の宇宙船の場所に行きましょー!」
--- 3人は宇宙船に場所についた ---
宙「すっご!大きいー!」
その宇宙船は家くらいの大きさだった
海愛「これには人間が生活できる機能が全て入ってる。できるだけ快適にできるようにって。重力の影響も受けない。」
宇良「ってことは重力が残ったままってこと?」
海愛「うん、そういうこと!」
宙「早速行こう!」
海愛「いいよ!」
3人は宇宙船に乗り、出発した
宙「おぉー!」
宇良「なんか変な感覚、で、一つ目の星はどこに行くの?」
海愛「フライアー星ってとこに行くわ」
宙「フライアー星?聞いたことないな」
海愛「フライアー星は別名未来の星とも言われるほど栄えている星よ。」
宇良「フライアー星、か」
海愛「最初はまずフライアー星の中心部、マットレアに行く。フライアー星は未来の技術と言われるほど凄い発明品がたくさんある。」
宙「行きたさ増した!」
宇良「例えばどんな発明品があるの?」
海愛「例えば腕時計みたいなものをつけて空へ手をかざすとデジタル画面が出てきて様々な便利機能が使えるわ。」
宇良「たかそー…」
海愛「これはこの星にいれば無料配布される。その代わり他の星では使えないわ。」
宙「じゃあフライアー星レッツゴー!」
プルプルプル
宇良の電話が鳴った。
宇良「ごめん!出てくるね!」
---
?「もしもし。久しぶり、宇良。」
宇良「久しぶりー、だけどどうしたの?急に電話なんかかけて。」
?「宇良、今海楽と一緒にいるだろ?」
宇良「うん…まあそうだけど。」
?「少し仕事を頼みたい。それに、お前の大事な人、宙にこのことを伝える機会の話も。」
2 輝いている街
宙「マットレアついたー!!」
海愛「ふぅ、疲れた。」
そこには電子世界のような輝かしい街だった。
宇良「す、ごい」
海愛「今回は特別なガイドを呼んである。マットレアにあるすぐそこのお城には姫様がいるんだけど、そこに勤務している方に来てもらったわ。」
前から電子スーツみたいなものを着た女性が来た。
カーレル「こんにちは!そこの城にいるピアティリー姫の秘書として働いております、カーレルです。海愛神様に呼んでもらって光栄でございます!」
宙「やっぱみあって有名だよね。」
海愛「ふふん、これくらい当然よ!」
カーレル「では、メリー城へ案内いたしますね。」
---
宇良「ここがお城…おっきい…」
海愛「カーレルさん。ピアティリーのとこまで連れてってくれる?」
カーレル「はい!」
--- ピアティリーのいる部屋 ---
カーレル「ここがピアティリー様のいる部屋でございます。」
その部屋はとても豪華な飾ってあった。
宇良「豪華だ…すご!」
海愛「んじゃ入るね!」
カーレルがドアを開けた。
そこには普通の星にはなさそうなサイバー服を着た人がいた。
ピアティリー「来ましたか。はじめまして。宇良、宙。」
宇良「なぜ私たちの名前を?」
ピアティリー「あれ?海愛から聞いてなかったかしら?私と海愛で連絡を取り合っていたのよ。」
ピアティリー「じゃあ自己紹介といくわ。私は発明の神のピアティリー。フライアー星の姫をしている」
宙「発明の神…すっごい!」
海愛「あ、言うのを忘れてたけど一つの星には必ず神がいるのよ。」
ピアティリー「海愛ー、説明しなね。ちゃんと。」
海愛「わかってるけど、忘れちゃうのよ。」
ピアティリー「あなたたち、親の顔は覚えてるかしら。」
宙「うん、だけど名前は…」
ピアティリー「うーん、私も忙しいから最後まで旅をついていくことは難しいから…とりあえずマットレアを探索しておいで。そこで仲間を見つけられるはずよ。」
海愛「わかった。私の名声さえあれば仲間を見つけることも容易。」
カーレル「では、こちらから出ていただいても。」
その後カーレルはピアティリーに何かを伝えに行った。
3人は出て、マットレアを探索することになった。
---
ピアティリー「まさか、あなたが来るなんてね。ビアリスさん。何か用事かしら?」
ビアリス「ふふっ、用があるから来たんじゃないですか」
ピアティリー「カーレル、少し出ていってもらえる?」
カーレル「はっ!」
カーレルは部屋の外へ出た。
ピアティリー「なっ」
ビアリスはピアティリーに近寄った。
ビアリス「あなたは素晴らしい人だ。神でありながら発明を進めるなんて。」
ピアティリーは顔を赤らめた。
ビアリス「そんな人に僕の隣になってほしいなぁ。」
ピアティリー「つまりどうしてほしいわけ?」
ビアリス「僕に全て尽くしてほしいな!」
ピアティリー「そんなこと言ってくれるなんて…うん、決めた。あなたについていくわ。」
ビアリス「ありがと。ピアティリー姫。」
この後からピアティリーの様子はおかしかった。
3 能力
カーレル「ここが泊まっていただく特別室でございます。」
そこの部屋はとても広かった。
海愛「ありがとうカーレル。」
カーレルは部屋をでた。
宙「広すぎー!」
海愛「一つ忘れてたことがあるんだけど。」
宇良「なになに?」
海愛「あなた達に能力を与えようって思って。」
宙「なんか楽しそう!」
海愛の手に光が宿った。
海愛「剣技か魔術を選んで。」
宙「剣技がいいな!」
宇良「じゃあ魔術で。」
海愛の光がそれぞれの元へ向かった。
宙「わぁ!」
宇良「力がみなぎってきた!」
海愛「じゃあこれでマットレアに探しに行きましょうか。」
---
街にはニュースが流れていた。
アナウンサー「ピアティリー姫がバーディス星との契約を結んだとのことです。その影響でこの星に危機が迫っているとのことです。」
宇良「どこに仲間なんているんだろーね」
海愛が誰かにぶつかった。
?「すみません、すみません」
海愛「大丈夫でしたか?お嬢さん。お名前は?」
ルフィア「わ、私の名前はルフィアで、です。大丈夫です。あー!もうこんな時間店の人に怒られちゃう…」
海愛「お店をやられているんですか?」
ルフィア「は、はい。」
海愛「よければそのお店に行かせてもらえませんか?」
ルフィア「は、はい!いいですよ!」
---
宇良「ここがそのお店!」
ルフィア「遅れてすみません…」
?「いいよいいよルフィア」
ルフィア「ありがとうございます!」
リアンネ「私はリアンネよ。客人さんよろしくね!」
海愛「私は海愛。」
ルフィア「ええええ!あ、あの伝説にある海愛神様!?!?」
海愛「ま、まあそんなとこかしら。」
リアンネ「海愛神様が来てくれるなんて光栄なこと…!」
宙「あっ!そうだ!」
宇良「どうした?宙」
宙「リアンネさん、ルフィアさん。手伝ってほしいことがあります!」
リアンネ「どうしたの?宙ちゃん」
宙「今、この星で離れた親を探してるんですが、この星で協力してくれる仲間を探してて…」
リアンネ「で、私たちに仲間になってほしい、とね」
宙「そうです!」
海愛「宙にしてはいい案だな。」
宙「みあ、聞こえてるからなっ!」
リアンネ「うん。なるよ。仲間。」
海愛「ありがとうね!」
宙「あの、今のこの星が危険と言う噂を聞いたのですが、詳しく教えてくれませんか。」
リアンネ「ええ。教えるわ。ピアティリー姫様がバーディス星のビアリスと契約結んだんだって。ピアティリー姫様は発明の神だけどビアリスは悪の神。バーディスの王よ。あんまりいい噂は聞かないやつよ。」
海愛「ビアリスが動き出すとは…。」
宇良「ビアリス、か」
海愛「ああ…ビアリスは人を魅了させる能力を持っている。言い方を悪くすれば洗脳。」
宇良「ってことはピアティリーさんは洗脳されてる…?」
海愛「その可能性が高いだろう。ビアリスは確実じゃないと行動しない。ピアティリーを手に入れてフライアーを自分のものにするということだ…!」
そこの店にいた一同が黙り込んだ。
--- 前日 ---
ピアティリー「ビアリス様…」
ビアリス(ふん。洗脳の効果が出てきたじゃないか。ピアティリーを手に入れることができたらフライアーは容易か。フライアーはピアティリー頼りだからな。)
ピアティリー「ビアリス様…ご指示を。」
ビアリス(思ったより進行が早いな。もう計画を始めるか。)
ビアリス「ピアティリー。僕のために発明をしてくれ。なんでもいいから、今からフライアーを僕たちのものにするために役立つ物を。」
ピアティリー「わかりました。今すぐお作りいたします。」
ビアリス「ああ。いい子だ。」
ピアティリー「お褒めいただき光栄でございます。」
ピアティリー(私にはビアリス様しかない。ん?何かおかしいような…いいえ、何もおかしくはないわ。私はビアリス様だけのために尽くす…そう決めたのだから。)
ビアリス「この発明品次第でこの星は変わる。その発明品で僕がこの星を変えてやろう。いいか?ピアティリー。僕は救いだ。ピアティリーにとっても、この星にとっても。」
ピアティリー「承知しております。ビアリス様に尽くすためだけに生まれてきたのです。」
ビアリス「そうだ。よくわかっているじゃないか。」
そんな場に後ろから誰かが入ってきた
??「久しぶり。ビアリス。」
ビアリス「お、久しぶり。」
??「海楽がフライアーに来たわ。おびき寄せも完璧。」
ビアリス「久しぶりの仕事だったのにありがとな。」
ピアティリー「この方は…?」
()は考えていることです。
4 救い
宙「それじゃあピアティリーが危険な目に!?」
海愛「この話が出たのが…私たちがここに来た日ね!ならもう洗脳は結構進んでいるはず…」
宇良「進んでいるって言ったってまだ1日よ!?」
海愛「ビアリスの魅了能力は進行速度が非常に速い。」
宙「そんな…戻す方法はないの?」
海愛「ビアリスが自分の意思で洗脳解除する方法しかない…」
海愛「リアンネ、ルフィア、手伝ってくれ!ビアリスとの戦いは避けられないが、その戦いは手こずるに決まってる…だからお願いだ…これには人員が必要だ…!」
リアンネ「いいわよ。」
ルフィア「ふっ。私が誰なのかも知らずに。」
宙「えぇ?」
ルフィア「私はビアリス様の配下よ!」
海愛「うっ、」
ルフィアが海愛に攻撃をした。
宇良「海愛!?」
リアンネ「ここは任せな!」
ルフィア「ふっ。もう遅いわよ。もう計画は始まっている!」
海愛「私は回復できる。メリー城に行くわよ!」
3人は外へ出た。
リアンネ「ふー。始めようじゃないか。ルフィア。」
ルフィア「チッ。よりによって一番つぇえリアンネかよ。」
---
宙「な、何これ。」
3人が外に出てみた景色は殺風景でメリー城でさえ茨が生えていた。その殺風景の中にビアリス派がフライアーを占拠しているようだった。
海愛「とりあえずメリー城へ!」
---
ビアリス「計画が始まった。これもピアティリーのおかげだよ。」
ピアティリー「ありがとうございます。」
ビアリス「ん?電話か?」
ビアリスは電話を繋いだ。
ルフィア「ビアリス様!先ほど連絡いたしました、海愛、宙、宇良がそちらへ行きました!」
ビアリス「わかった。すぐに対応する。ルフィア、私の力を少し送り込む。だからそこを耐えろ!」
ルフィア「わかりました!」
電話が切れた。
---
ルフィア「リアンネ。勝たせていただく。」
ルフィアに謎の紋様が体に浮かび上がり、ルフィアは苦しんだ。
ルフィア「ぐっっあっ…はぁ」
ルフィア「続けようじゃないか。」
---
宙「ついた!」
海愛「入るよ!」
海愛が門を開け、中に入った。
海愛「廃れてる…」
カーレル「これはこれは海愛さん達。」
宙「カーレル…」
カーレル「まさか、ピアティリー姫様の洗脳を解こうと来たんでは。」
海愛「その通りだ。」
カーレル「そうはさせません!ビアリス様とピアティリー様のために!」
宙「はぁぁ!」
宙がカーレルに向けて剣を刺した。
カーレル「ぐぅぅ…」
海愛「よし!進むよ!」
宇良「ここがピアティリーの部屋…」
海愛がピアティリーの部屋のドアを開けた。
そこにはビアリスとピアティリーが抱きつきあっていた。
宙「ビアリス!そこから離れろ!」
ビアリス「それは無理だ。僕たちは一体化しているのだから。その途中なのに、邪魔しないでもらえるかな?」
ピアティリーの目は何か、このままがいいと言っているようだった。
ビアリス「ピアティリーの発明品のおかげで僕たちはさらに強くなれる。」
ビアリス「ピアティリー。こいつらを倒せ。」
ピアティリー「わかりました。指示をしていただきありがとうございます。」
海愛「ピアティリー!目を覚ませ!」
ピアティリーはその声を気に留めず、3人を攻撃し始めた。
ビアリス「お前らの声は届かねぇ!ピアティリーの洗脳は最終段階に入った!ピアティリーはもう僕の操り人形だ!」
海愛「諦めない!」
5 操り人形
ビアリス「そんな弱そうな奴がピアティリーに勝てるわけないだろう?」
ピアティリー「ビアリス様のために尽くす…」
海愛「変身するしかないか…魔神海楽の力よ!」
海愛は光を纏い、龍の姿へ変身した。
海愛「私の本当の姿をとくと味わうといい!」
ピアティリー「っっ!」
ピアティリーは海愛に飛ばされた。
その飛んだピアティリーをビアリスが受け止めた。
ビアリス「ピアティリー!」
宙「みあすっご…」
ビアリス「海愛…ゆるさねぇぞ…」
海愛「じゃあその言葉を現実にしたらどうだ。」
ビアリス「チッ、最終兵器!ピアリス!」
宇良「ピアリス…?」
その瞬間ピアティリーはビアリスに吸収された。
ビアリスの右目が変化し、ピアティリーの特徴的な桃色の目になった。
ビアリス「さぁ、この僕たちの完全形態を見るがいい。」
ビアリスの声はピアティリーの重なっているようだった。
海愛?「私の本当の姿は…海愛の姿ではない。海楽という魔神の姿だ」
ピアティリー「ビアリス様と私には勝てるものはいないわ。」
海楽「なにを。お前ら神が2人重なったところで統治神に勝てるわけがなかろう。」
ビアリス「ここからは本気だ。海楽。」
宙「かいらく!頑張って!」
ビアリス「海楽らしくないな。」
海楽「どうしてそう思う?」
宇良「…」
ビアリス「人を庇うなんて、な?あいつら2人はずいぶんな闇を抱えているなぁ!大変喜ばしい。」
ビアリス「なぁ?宇良」
宇良が海楽の裏を狙い魔法を使った。
宇良の目はいつもと違い、ビアリスにすごく似ていた。
宇良「ビアリス、これからは私も参戦しようじゃないか。」
--- 5年前 ---
宇良「なんでお母さんが…」
宙「大丈夫だよ!私がいるから!」
宇良「ちょっと外出てくる」
宙「わかった!」
--- 外で ---
宇良「お母さん…」
すると、前に誰かが現れた。
宇良「あなたは?」
ビアリス「僕はビアリス!宇良を救いに来たよ!」
宇良「救いに…?」
ビアリス「そう!僕についてくれば嫌なことはない!守ってあげる!」
宇良「ついていけば私を救ってくれるの?」
ビアリス「そうさ!僕のことはビアリスって呼んで!」
宇良「わかった!ビアリス!これからよろしくね!」
---
ビアリス「ありがとう。宇良」
宙「宇良!なんで…」
宇良「ごめんね、宙。私はバーディス星統治城、魔鬼城執行部執行長の宇良。たまに家を離れてたのはこれだからなの。本当にごめんね。」
ビアリス「宇良は一番最初の仲間だからな!」
海愛「なんでビアリスが呼び捨てを許す?なんで宇良はビアリスを慕っている?なんで、だ…」
宇良「ビアリス。海楽が一番厄介よ。一旦引くのが正当だと思うけど。」
ビアリス「わかった。」
6 闇
--- 魔鬼城にて ---
宇良「久しぶりにきたな〜」
ビアリス「戻ってきてくれてありがとう。宇良。」
宇良「それにしてもピアティリーの洗脳は効かせすぎよ?喋れなくなってるじゃない。」
ビアリス「やりすぎた…」
宇良「ピアティリーは研究品扱いにするの?」
ビアリス「そのつもりだけど」
宇良「ならさっきの戦いは研究品にとって貴重な経験ね。」
ビアリス「あんたは完成品なんだよ?なのになんで研究を…」
宇良「まあね。だけど研究に加わりたいのよ。ビアリス、あなたは救いだからさ。少しでも役に立ちたい。」
--- メリー城 ---
宙「宇良…」
海愛「宙ごめんね。私のせいでこんな目に…」
宙「みあ、宇良探しもしたい。」
海愛「ええ。まずは宇良の情報集めからよ!」
--- 海愛の基地 ---
宙「こんなとこあったんだ」
海愛「ええ。私は統治神だもの。軍の一つや二つは持ってるわよー。」
海愛「まず、宇良が所属しているところを宙に説明しなきゃね。」
宙「うんうん」
海愛「バーディス星には魔鬼星軍という勢力があるの。その軍の王はビアリス。バーディスの王でもある。」
宙「魔鬼星軍…」
海愛「その軍はビアリスが国を自分の好きなようにするための協力者みたいなもの。洗脳の研究もしているようだけど。宇良はその研究の完成品である可能性が高いわ。だけど、洗脳はされてないはず。」
宙「じゃあ宇良は自分の意思で…?」
海愛「ビアリスは弱みをつけ狙ったのかもね。」
宙「連れ戻せる方法はないの!?」
海愛「それは…ビアリスを倒して宙が宇良を説得させるしかないわね。」
宙「よし!作戦はそれできまり!でも、強さが足りなかった…」
海愛「もう次は大丈夫。軍の人たちを連れていくわ。」
?「海愛様!お呼びでしょうか?」
海愛「ええ、あんたたちの出番よー!」
クリーア「あ、宙様がいらっしゃいましたか。私はクリーアでございます。海星軍四天王です!」
宙「まさかみあ、四天王使うってわけ?」
海愛「ああ。そのつもりだ。」
宙「じゃあ、明日出発ね!」
海愛「ああ。こちらからは宣戦布告の手紙を出しておく。」