怖い話です。
話が思いついたら書くので比較的、作品数は少ないと思います。
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
約束
ある満月の日の夜のことだった。
2人の約束をしたのは。
今思うと、満月の日の夜に約束をしなければよかったのかもしれない。
---
私の名前はゆい。小学一年生。
私には双子の妹がいる。妹の名前はゆり
私とゆりはとても仲がいいの!
それで、満月の日に、私たちはある約束をしたの。
その約束は、
「いつまでも一緒にいよう!」
っていう約束。
この約束は、『お互いに結婚はしないでいつまでも一緒にいようね!』っていう意味が込められているんだ!(ってゆりが言ってた。)
約束を交わした私たちは今まで以上に、一緒にいた。
私にとっても、ゆりにとってもとても、とても幸せな日々だった。
でも、そんな幸せな日々は長く続かなかった。
それは、夏休み前、最後の登校日だった。
ゆりと一緒に小学校から帰っていた日、私たちは事故にあった。
横断歩道を渡っていると突然、トラックが突っ込んできた。
キキーッ、ブレーキのなる音がした瞬間、ボンッという音と共に私の意識は無くなった。
---
気付けば私は病院にいた。
お母さんが私が寝ているベットのそばにいた。
「お母さん、私って事故に遭ったの?」
「うん。でも、ゆいは軽傷で済んだよ!」
「よかった!え、ちょっと待ってお母さん!ゆりは?ゆりは大丈夫なの?」
「ううん。多分、ゆりがゆいのこと、庇ってくれたみたい。」
「え、嘘でしょ?」
お母さんが椅子から立った。
「ゆい、本当なの。でも、ゆりにとってはいい最期だった思うわ。」
お母さんが座ってて見えなかったけど、私の隣のベットにはゆりがいた。
私は思わずゆりに話しかけた。
「嘘でしょ?ゆり、ゆり、ゆり、お願い、死なないで!一緒にいるって約束したでしょ?」
「覚えてくれてたんだ!ゆり、嬉しい!」
「え?」
「ゆりだよ!ゆいの妹の」
「本当にゆり?ゆりなわけないって。ゆり、死んじゃったんだよ?」
「何言ってるの?私はゆり。」
「何しにきたの?」
「約束を守りにきたんだよ!一緒にいるって約束したもんね!」
「うん!」
「ずっと一緒」
「え?」
「ゆりとゆいはずっと一緒」
「約束したもんね」
「じゃあ、こっちの世界においでよ!」
「え? きゃ、きゃぁー!」
「ゆい、大丈夫?ゆい、ゆい!ゆりまで死んじゃったなのにゆいまで死なないで!」
---
ゆいは、満月の日に約束なんてしなければよかった、そう言って静かに息を引き取った。
鍵
名前の設定が、作品たくさん書きすぎてめんどくさくなってきたので、名前作らずに行きます!
私は今日、友達とプールに行ってくる。
久しぶりに会う友達だからすごい楽しみなの!
8:00
私は、荷物を持って家を出た。
お母さんに、
「家から出る時は鍵をかけてから出なさいよ。」
とよく言われていたので、鍵をかけるのが当たり前になっていた。
9:00
無事友達と合流して、プールに着いた。
そこからは、時間を忘れるくらい楽しかった、
19:00
友達と別れて、家に着いた。
鍵を出さないと。
そう思ってカバンの中から鍵を探した。
あれ、ない。
慌てて車の中を探したがない。
家の中に入るのが怖くなって、とりあえず、今日行ったプールを運営しているところに電話をかけた。
「もしもし。」
「あ、もしもし。本日、そちらのプールに遊びに行った者なんですが。鍵の落とし物、忘れ物はありませんでしたか?」
「少々お待ちください。・・・申し訳ありません。鍵の落とし物、忘れ物はこちらに届いておりません。」
「あ、そうですか。ありがとうございました。」
ヤバっ。
鍵、どこに行ったんだろ?
何気なく、ドアノブをひねったら…ドアが開いた。
ちゃんと鍵、掛ったよね?
私はアパートに住んでるから、扉の方からは中の様子がわからない。
でも、鍵を掛けたはずなのに鍵が掛かって無いってことは…
誰か家の中にいるの?
この後の話、(主人公が勇気を出して家の中に入った話)を明日の夜6時に投稿します!
多分200文字くらいの少なめです。
鍵 続編
続編です。
この話は第二話です。
まだ読んでない人はこちらからどうぞ
https://tanpen.net/novel/1633ecf4-44f0-4280-87d7-3aaaeb03774c/
勇気を出して私は家の中に入ることにした。
家の中に入ると電気がついていた。
誰かいるんだ…。
そぉっとリビングの方に行くと、そこには、なんと、
お母さんがいた。
「あら、おかえり。」
「あら、おかえり、じゃないわよ。なんで家にいるの?」
「あ、それは、お土産をあなたに持って行こうと思って家に行ったら誰もいないし、おまけに鍵が玄関の前に落ちてるじゃないの。お母さんが来なかったら、今頃どうなってたかわからないわよ。」
本当だ。
お母さんが来てくれて良かったのかもしれない。
料理
虫が嫌いな方は🔙
お願いします。
「雄大くん、ご飯できたよ〜!」
「ありがと。」
そう言って私は席についた。
「今日は、雄大くんが好きな、ビーフシチューだよ!」
「やった!いただきます!」
そう言って雄大くんは食べた。
やっぱ、カッコいいな、そう思って見惚れていた。
ただ、あの性格だけは直して欲しいけど…。
なんて考えていたら、
「まずっ。」
って言われた。
「えっ?」
「いや、だからまずいって。」
そう言いながら苦笑いをした。
「なんでそんなこと言うの?」
「いや、まずいもんはまずいじゃん。」
私も食べてみる。
でも別に、不味くはない。
「全然不味くないじゃん?」
「いや、お母さんと違ってまずいじゃん。奏ってそんなに料理、下手なの?」
その言葉にカチンときた。
「なんでお義母さんと比べるの?わざわざ比べなくてよくない?」
「でも、味は大事だろ?」
「いい加減にして。わかった。味変えてくるから待ってて。」
「お母さんの味に似せてくれよ。」
はぁ〜。
やっぱりそうか。
雄大くんは、私の料理にいちいち文句をつけてくる。
『お母さんの味に似てない』
って言う理由で。
どんだけマザコンなんだよ。
そう心の中で毒づきながら隠し味のチョコレートを入れた。
その時だった。
ぽちゃん
そう音を立てて、虫が飛び込んだ。
一瞬のことすぎて何の虫かはわからなかったけど、5cmはあるであろう虫だった。
それでも私は構わず混ぜ続けた。
いい加減にしてほしくて。
日頃の恨みが溜まってて。
料理がまずいと言ってきて。
ことあるごとにお義母さんと比べてきて。
マザコンすぎてウザくて。
少しの間、無心になってかき混ぜた。
それから私はお皿に盛った。
「雄大くん、味変えてみたんだけどどう?」
そう言ってお皿を渡した。
これで雄大くんがどうなるかは分からない。
それをわかった上で渡した。
すると、
「そう、これだよ。お母さんの味と同じだ!」
って言ってきた。
私はその時驚いた。
まさか・・・
「本当?」
「ああ、本当だよ。何を入れたんだ?」
「秘密。」
医院長
意味怖です
「医院長、このカルテはどこにしまえばいいですか?」
「そこの棚の中にしまってくれ。」
「了解です。」
「医院長、緊急で入院したい人がいるみたいです。」
「わかった。応急処置はできてるか?」
「今やってます。」
「今から向かう。」
彼はこの病院の医院長。
毎日多忙な日々を送っていた。
ーあの日までは。
ピンポーン
彼の自宅にチャイムが鳴り響く。
「こんな時間に誰だ?」
そう思い玄関の扉を開けた瞬間、彼の視界は真っ暗になった。
---
翌日
彼は病院にいなかった。
自宅にもいなかった。
だが、医院長がいないということにすら誰も気付いていない。
ー彼は殺害されたのだった。
そして、彼の遺体は犯人の手によって捨てられた。
---
彼の死体は10年後に見つかった。
日記で解説出します。