初のシリーズ小説です!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
彼氏は推しです。#1 いつもの生活
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
私の名前は、|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ。高校3年生。父、母、兄(ないこ)と住んでいる。
兄は、25歳。私は、17歳で、そこそこ歳は離れているが、揉め事は多い。小説みたいに兄がシスコンだったらいいのにって。思ったり、思わなかったり。。。
---
6:00 AM
ピピッ
目覚ましが鳴る。いつもの生活が始まった。
朝ご飯を食べて、顔洗って,前髪整えて、髪の毛縛って、保湿して、...
私「行ってきます!!」
自転車で約10分。駅に着いた。
友達「おはよー!」
私「おはよー!」
この友達は、|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》。同じクラスで、一番仲がいい。
「天海学園行きでーす。」
私の学校は、私立のため、様々な場所から生徒が通学する。だから、このように、スクールバスが通っていて、私と莉瑠は、最寄り駅である、星ヶ丘駅からこのスクールバスを利用している。
「はーい。天海学園到着です。」
家から学校まで約1時間。学校に着いた。
友達「おはよー。」
莉瑠&私「おはよー!」
|友達《こいつ》は、|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》。
真由は、根から、性格が悪いが、|少しだけ《ほんのちょっと》、性格がいいところがある女の子。一言で表すと、ジャ○アンw。
普段、学校では、私と莉瑠。そして、真由の3人で過ごしている。
担任「はーい。席着いてー。HRはじめまーす。」
こうして、授業がはじまり、いつもの生活が始まった。
彼氏は推しです。#2 急な着信
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
---
はぁ、いつもの授業、いつもの教室、だるー。
こうして、また、いつもの学校が終わろうとしていたその時、事は、起きた。
🎶
大好きな歌い手グループの曲が流れる。着信音だ。
私「もしもーし。」
兄「もしもし。あのー、ちょっと聞きたいことがあって、、、」
私「何?」
学校中に電話がかかってくるなんて、珍しいことだった。しかも、兄からなんて。
兄「《《ぴあ》》の学校に|大《おお》|神《かみ》くんっている?」
私「え?いるけど。。。」
大神くんってあの超絶イケメンで学校中で人気のあの子だよね?ん?でも、なんでお兄ちゃんが大神くんのこと知ってるんだろう?
兄「ふーん。じゃーね!」
プーッ
電話が切れた。それにしてもなんだったんだろう?大神くんがいるかどうかの確認だけ?おかしいなぁ。
大神くんとは、話したことないし。てか、真由の元カレじゃん!!でも、別に悪い人じゃなさそうだし、さっきのこと、聞いてみようかな。
私「ねぇ、大神くん。白雪ないこって知ってる?」
大神「え。」「あー!知ってるよー!」
大神「白雪さんの知り合い?あ、お兄ちゃん?」
私「うん。そうだけど。」「お兄ちゃんから今大神くんってこの学校にいる?って聞かれたから。」
あー。こんなことするんじゃなかったー。(泣)他の女子めっちゃみてるし。話、続かないし。しかも、かっこよすぎて眩しいし。第一、私って、恥ずかしがり屋だから。
大神「えー。そうなんだ!」
真由「ねぇねぇ帰ろー!」
そこには、真由と莉瑠の姿があった。
私「あー、うん。」
よかったー助かったー。まさか、真由に助けられるとは思わなかったw
ん?助かったのか?そういえば、ちゃんと答えも聞けてないし。。なんか隠してるのかなぁ。いや、隠してる。絶対。だっておかしいもん。普通だったら、学校中に電話がかかってくるなんてあり得ないし、ましてや大神くんについて聞くだけの電話?絶対に何かあるよ。これ。
うーん。これは聞いてみるしかないな。
私「ねぇ、真由。大神くんってどんな子なの?」
真由「え。なんで?」
私「なんかー。さっきお兄ちゃんから電話がかかってきて、大神くんってこの学校にいるかどうかだけ聞かれて切られたんだよね。でも、それについて大神くんに聞いても、答えてくれなくて。」
真由「あーね。まぁ、でも、面倒臭いけど、一応いい子だよ。」
私「ふーん。私についてなんか話した?」
真由「え?ぴあについて?うーん。あんまり話してないかなぁ?」
私「あ、そうなんだー。ありがとう。」
真由「あ、うん。全然!」
へー。真由ってちゃんと答えてくれる優しいところもあるんだなー。案外。まぁ、面倒臭いとは言ってたけどw
私 • 莉瑠「じゃーね。」
真由「バイバイ!」
ピコン
ん?L○NE?
--- 学校に迎えに来てるから急ぎで校門のところにきて ---
兄からのL○NEだった。
えー。今日は莉瑠と楽しく帰る予定だったのにぃ(泣)まぁ、しょうがないか。それにしても今日はお兄ちゃんからの連絡が多いなぁ。いつもは全然連絡なんてくれないのに。
私「莉瑠、ごめん。今日お兄ちゃんが迎えに来てるらしくて。一緒に帰れない。」
莉瑠「えー。めっちゃお兄ちゃんやさしいじゃん!いいなぁ。」
私「いやー。そうでもないよ?」
莉瑠「じゃーね。」
私「バイバイ」
いやー。莉瑠に悪いことしちゃったなぁ。申し訳ないなぁ。
あ、お兄ちゃんの車!走ってお兄ちゃんの車へ向かう。
ガチャ
私「え。」
彼氏は推しです。#3 え、推し?
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ ••• 《《ぴあ》》の兄
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》くん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。
---
そこには、お兄ちゃんと大神くんの姿があった。
兄「あ、ぴあ!おかえりー。」
私「た、ただいま。」
は?頭が追いつかないんだけど。これっておかしいこと?え。なんで大神くんいるの?
私「え?ねぇ、何で大神くんがいるの?」
兄「あー。えっとぉ。。。」
大神「それは、ないこと一緒に仕事しているからだよ。」
私「は?」
つい、声が出てしまった。
私「え、どういうこと?」
兄「あのー。俺たち歌い手してるんだよね。」
お手本のような3秒間の沈黙が流れる。え、嘘だよね?
決して歌い手やってても別に驚かない。でも、まさか、うん。いや、そんなことはないか。
私「へー。そうなんだ。」
興味ないことを装うぞ。うん。全然興味ない。ぴあは、歌い手なんて全然知らないんだから。
兄「今日から二ヶ月くらいお母さんもお父さんもいないから、家に友達止めてもい?」
あ、そうだった。お母さんたち、海外旅行に行ってるんだった。
私「あー。いいよ。」
家に着いた。
兄「じゃあ、ちょっと先に帰ってて。お買い物とかしてくるから。」
私「はーい。」
ガチャ
はぁ、疲れたぁー。
嘘でしょ。お兄ちゃんが歌い手?考えられない。前から思ってたけど、お兄ちゃんっていれいすのないこくんに似てるよね。てか、名前同じだし。あれ、待てよ。。大神くんってりうらくんじゃ、、ないよね?まさかね。推しがお兄ちゃんなんて考えられない。
ピンポーン
あ、帰ってきたかな?
私「はーい!」
ガチャ
ん?誰?
彼氏は推しです。#4 嘘。
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄。歌い手をしている。
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》くん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。ないこと歌い手をしている。
---
そこには、4人の男性が立っていた。
「うぇるかむとぅーざ 、、、ん?すみません。間違えましたぁー。」
え、、、この掛け声は、まさか、い、い、い、いれいす?
で、でも、帰っていったし、そんなわけないよね。
まぁいいや。ツ○ッターでも見ようかな。
え、今日はリーダーの家で鍋パ?じゃあ、私のお兄ちゃんがリーダーだとすると、、、うちの家で鍋パってこと?だから、今、後の4人が来たってこと?
いや、そんなわけないはずなのに。
いつも夢小説を読んでいるから、このような妄想をすることもよくあるけど、今日は違う。辻褄が合いすぎている。
携帯の着信音だっていれいすの『恋の方程式』という曲。季節は冬だから冬に似合う曲にしようと思って選んだ曲だ。
ガタガタ
何やら外が騒がしい。お兄ちゃんが帰ってきたのかな。
「ただいま〜!!!!!!!!!!!!!」
私「おかえり〜」
「なんや、今のはないちゃんの妹やったんかぁw」
え、ないちゃん?ないちゃんって言った?っていうか、この声は初兎くん?
まだ決まったわけじゃない。落ち着け、ぴあ。
深呼吸をする。
何やら兄が初兎くん?(不明)に合図をした。
初兎(不明)「あ、えっとぉ、けんちゃんの妹さん?」
私「あ、はい。」
初兎(不明)「いやぁ〜、ないこくんに似て、ほんまにかわいい子やな。」
私「あ///」
私「えっとぉ、」「あなたたちは?」
兄「じゃあ、せーの、」
大神「りうらと〜、」
?「ほとけと〜、」
初兎「初兎と〜、」
兄「ないこと〜、」
?「いふと〜、」
?「悠佑で〜」
兄「せーの、」
いれいすで〜す!!!!!
初兎「あ、言うんや。」
兄「あ、、(汗)」
え、嘘。待って涙出そう。
悠佑「まぁ、ええやん。どちらにしろバレる予定やったんやから。」
兄「うん。そうだね。」
私「あのー、私、いれいす大好きなんです。」
--- え、、、、、、、、、、、、 ---
彼氏は推しです。#5 一目惚れ
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄。歌い手をしている。
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》りうらくん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。ないこと歌い手をしている。いれいすのメンバー。
ほとけくん ••• いれいすのメンバー。
初兎くん ••• いれいすのメンバー。
いふくん •••いれいすのメンバー。
悠佑くん •••いれいすのメンバー。
---
--- りうらside ---
そうだった。あの子に恋をしたのは、入学式。誰よりも可愛くてみんなにモテるその女の子は、 白雪ぴあ という名前だった。俺は、あの子に一目惚れした。
大神|裏《り》|ト《うら》
この名前は、みんなから読みにくいとかケチつけられるような名前で、誰も最初は仲良くしてくれなかった。
でも、今はみんなとこうして話せる。それも彼女のおかげだった。
入学式を終えて、最初の席替え。友達なんていない俺には、正直どの席でもよかった。むしろ、席替えをすることが “時間の無駄”だとも考えていたくらいだ。
しかし、俺のその考えが変わったのは、あの子の隣の席になってからだった。
白雪の席の周りにはいつもたくさんの人が集まっていた。古川や佐倉を含め7人。うちのクラスでは、一番大きいグループだったんじゃないかなって思ってる。
俺が古川に告られたのは、入学して1ヶ月が過ぎた頃。L○NEでの告白だった。
古川が俺に告白した理由は、白雪の席にいてぷうーんっと香る、俺の香水の香りが好きだったらしい。普通は、は?ってなるだろうけど、友達のいない俺には、話しかけられることの方が驚きで何も感じなかった。
古川が俺に送ってきたL○NEその言葉はたったの2文字 “すき” ただそれだけだった。
俺がそんな積極的な女の子に惚れない訳がない。でも、白雪のことは諦めきれなかった。
そこで俺がとった対応は、 “みんなにバレないように付き合う” ということだった。だが、最初は上手くいっていたものの、古川はどうやら口が軽かったらしく喋ってしまったらしい。白雪にバレなければ、そのまま続行でも良かった。でも、よく考えてみたら、古川と白雪は同じ部活。そして、古川は、白雪の席に集まっている集団のうちの一人だった。喋っていないはずがない。そこで、別れることになった。
あと、俺は、音楽が好きでギターも独学で勉強している。そして、You○ubeに《《歌》》《《っ》》《《て》》《《み》》《《た》》を投稿している。
つい先日、俺のT○itterに一件のお誘い連絡があった。
彼氏は推しです。#6 歌い手ぐるーぷ?
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄。歌い手をしている。
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》りうらくん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。ないこと歌い手をしている。いれいすのメンバー。《《ぴ》》《《あ》》のことが好き。
ほとけくん ••• いれいすのメンバー。
初兎くん ••• いれいすのメンバー。
いふくん •••いれいすのメンバー。
悠佑くん •••いれいすのメンバー。
---
「俺と一緒に歌い手グループを結成しない?」
“《《な》》《《い》》《《こ》》”という名前の人からだった。一見軽い連絡。しかし、俺は、何か重いものを感じていた。
-DM-
りうら : 歌い手ぐるーぷ?
ないこ : うん。りうらくんの他にもたくさんの人を誘っているんだけど、どうかなー?絶対大きいグループにするからお願い!
俺は考える間もなくすぐに返信した。
りうら : いいよ!
ないこ : ありがとう。今、Ifと-hotoke-っていうメンバーがいるから、あと2人くらい誘う予定だからよろしく!
そうやって、俺が歌い手グループに入ることになった。
でも、まさか、あの、ないくんの妹が白雪ぴあだったなんて、運命かも。
彼氏は推しです#7 実は…
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄。歌い手をしている。
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》りうらくん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。ないこと歌い手をしている。いれいすのメンバー。《《ぴ》》《《あ》》のことが好き。
ほとけくん ••• いれいすのメンバー。
初兎くん ••• いれいすのメンバー。
いふくん •••いれいすのメンバー。
悠佑くん •••いれいすのメンバー。
---
--- ぴあ side ---
推しが同級生とお兄ちゃん⁉︎ そんな夢みたいなことある?????
夢小説の読みすぎかなぁ。
ないこ「ねぇ、ぴあよく聞いて?」
私「ん?なぁに?」
ないこ「あのね。実は、、、親いなくなるんだよね。」
「え?」「海外旅行行ってるんじゃないの?」
思考が止まった。じゃあ、嘘ついてたってこと?
ないこ「お母さんもお父さんも俺たちの親じゃないの。」
私「え。」
涙が出てくる。なんで?ねぇ、なんで?なんで急にいなくなるの?嘘だよね。
私「そんなわけなくない?嘘でしょ?」
ないこ「もう契約は終了したんだよ。」
私「え、契約?」
ないこ「そう。契約。俺たちの親はもう死んだ。理由は分かってない。でも、俺たちの親が今のお母さんとお父さんに高額のお金を払って俺たちを引き取るようにしたんだよ。」
は?そんなこと、、、、ある?え、今までの優しいお母さんとお父さんは偽りだったの?じゃあ私誰を信じればいいの?ねぇ。お母さんって誰?あの人たちは何者なの?ねぇ。親に受けた恩はどこに返せばいいの?親に恩は受けてないってこと?
涙が滝のように溢れ出す。もう死にたい。そんなこと聞きたくなかった。
私「え、嘘、だ、よね?」
ギュッ
お兄ちゃんが私を優しく包み込んでくれた。お兄ちゃんも辛かったはずなのに、一人でそれを乗り越えてきたんだよね。
私「なんで、言ってくれなかったの?」
ないこ「ぴあが辛い思いをすると思って。。」
どうせ、悲しい思いするんだから一緒でしょ!!
いつもだったらこうやって怒ってるはずなのに、もう、お兄ちゃんのこと、怒れないよ。
お兄ちゃんにこれ以上辛い思いをさせたくない。
私「ねぇ、お兄ちゃん?一つお願いがあるんだけど、、、」
彼氏は推しです。#8 好きなんだよね。
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄。歌い手をしている。
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》りうらくん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。ないこと歌い手をしている。いれいすのメンバー。《《ぴ》》《《あ》》のことが好き。
ほとけくん ••• いれいすのメンバー。
初兎くん ••• いれいすのメンバー。
いふくん •••いれいすのメンバー。
悠佑くん •••いれいすのメンバー。
---
私「あ、やっぱりなんでもない。あとで、相談したいことがあるんだけど、、、」
ないこ「ぴあにしては珍しいなぁw いいよ。」
私「www ありがと。」
そう、私には好きな人がいる。ずっと前から憧れで尊敬している人なんだけど、名前は “大神裏ト” そう、いれいすのメンバーのりうらくん。
りうらくんは、私にとっての推しで、大神くんは、私の恋愛として好きな人だった。
まさか、同じ人だったなんて。。
大神くんなんてみんなから人気があるからもう二度と話せないと思ってたら、まさか、こんなことになるなんて。お兄ちゃんに相談してみようかな。
私「ねぇ、お兄ちゃん。」
今は部屋で二人。リビングにはあのりうらくんがいる。そう考えるとやっぱりまだ夢の中にいるんじゃないかと思ってしまう。
ないこ「なに?」
私「あのね。単刀直入に説明すると、私、りうらくんのことが好きなんだよね。」
ないこ「えーーーーー!!」「いいじゃん!付き合っちゃいなよ!!」
私「かるっw」
?「え??」
声がしたその先には、りうらくん、ほとけくん、初兎くん、いふくん、悠佑くんがいた。
ないこ「なぁ、りうらどうなん?」
りうら「///」
初兎「もうこれは黒やww」
いふ「え、りうら顔赤くなってやんのw」
りうら「えっと、僕も、ぴあさんのことが好きです!付き合ってください!」
彼の声は震えていた。きっと、緊張していたのだろう。
私「はい!お願いします!」
ギュ
お兄ちゃんの温もりとは別の温もりを感じる。まさか、、
抱きしめていたのはりうらくんだった。
私には親なんていない。でも、やさしい、彼氏がいる。
そう。私の推しは彼氏です。
最終回です!ご愛読ありがとうございました!リクエストや感想、応援お待ちしております!応援などが多く、好評だったら続編も作りたいと思うので、よろしくお願いします!