これは、腕時計型のタイムマシンを持つ7人の物語
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目次
1人目の少年
タイムマシン--これは好きなだけ過去や未来に戻れる、自由すぎる道具。ただし現実ではそんなのを作れるわけがない。
時が戻ることは決してない。・・・はずだった。
この物語は、そんなタイムマシンを手に入れた選ばれし7人の物語である!1話目なんで大目に見てくださいな。
--- 1人目の選ばれし人間・・・名前は中谷 五木。 ---
--- 性格はどんな人とも仲良くできる陽キャだ。 ---
「明日はみんな大好き修学旅行の日ですよー!」
「やったー!」
「いつも修学旅行の話になるとうるさいですね、五木くんは!」
「先生。すみみせんね、うるさくて」
--- 先生の名前は中山千紗子。 ---
--- 性格は金が全然なく、窃盗をしてしまったと言う前科持ちだが大体のことは波長が合う優しい先生。 ---
そして《《修学旅行がある明日》》が、彼の人生を大きく変える1日であった・・・
--- 1日後 ---
「よっしゃあ!つ・い・に!修学旅行の日だぜフォーーーーー!」
テンションが高すぎる五木。
「ご飯できてるわよ!早く食べないと、修学旅行、間に合わないわよ!」
--- この人は五木の母親だ。名前は中谷 骨子。 ---
--- 性格はとても優しく、何をしても大体許してくれる。 ---
「ういーす!」
--- 数時間後 ---
修学旅行のホテルで夕食を食べている最中、突然腹が痛くなってしまった。
「先生・・・トイレ行っていいですか?」
「当たり前じゃないですか、全然いいですよ」
そしてこれがその、《《《彼の人生を大きく変える瞬間》》》であったのだ!
「・・・よし、なんとか間に合った。流すか!」
その流した瞬間・・・
「は?」
なんと自分も流されてしまった。そして、そこにあったものは・・・
「な、なんだよ、これー!」
腕時計がたくさんあったのだ。
五木はその腕時計に説明があったため、興味本位で見る。すると・・・
《《これは腕時計型タイムマシン。過去、未来と好きな時間に行けます。ただし、これを触った前には戻れません。また、その時間に戻れば本来のその時間の自分は消えます。》》と、書いてあった・・・
(こりゃあ本物か?)
五木は疑心暗鬼になった。しかし確かめてみなければわからない。
「今の時間は午後9時10分。まぁ・・・3分後に・・・行くとするか!」
それにたまたま腕時計があったため確かめる覚悟をする。そして・・・
「おい、便所の穴に五木がいるぞ!先生を見つけたらただちに報告しろ!」
「お、おう!」
(今の時間は、9時13分・・・!これは・・・《《本物》》だ・・・!)
五木は本物だと察した。
そして・・・本当の始まりは、これからであることを五木はまだ知らなかった!