主人公・霧瀬 花衣が昔の幼馴染と出会う話です。(?)※下手注意
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目次
君と歩んだこの日々を。
主人公・霧瀬花衣
登場人物
七瀬葉乃
水野波瑠
僕は夢をみていた。あの日出会い、急にいなくなってしまった、「少女」の夢だ。
じりりりりりりりりり
けたたましい目覚まし時計の音で目が覚めた。
それに次いだ、叔母の「遅刻するよー!!」という声で頭の霧が晴れた気がした。
「はぁーい」
寝ぼけた声を出しながら急な階段を降り、リビングへと向かう。
リビングのソファに座って新聞を読んでいる男性が僕の叔父。
そしてキッチンでいそいそとコーヒーを淹れている女性が僕の叔母だ。
僕の両親は僕が小さい時に事故で亡くなってしまったらしい。
記憶もないんだ、悲しいと思ったこともない。
パンを口に放り込みながら流れているニュースを眺める。そうこうしているうちに時計の針がさす時間が七時三十分になっていることに気づき、焦って二階の自分の部屋へ駆け込んだ。
小説は初投稿です!304文字…うん、少ないね👍あははははh((殴 まあそんな感じで(?)続きもまた書きます!んじゃ、ばいある〜!
君日々 第二話
転校初日という事で見慣れない紺色の制服に試行錯誤しながらなんとか着終えた。
『今回の学校の制服、無駄に豪華だな…』そんなことを考えつつ、階段を降り、履き慣れた白いスニーカーの紐を結ぶ。
「行ってきまーす!」
ドアに手をかけ出来るだけ大きな声を喉から引き出した。元々声が小さい為か、相当声を張らないとリビングまで聞こえないらしい。とほほ…
ガチャン。ノブから手を離すと鉄と鉄がぶつかり合う音がしてドアが閉まった。
自転車に乗り、教えて貰った道を突き進む。
自転車に乗って坂を下ると、くたびれた髪がふわっと宙に舞う。
その瞬間が、俺は大好きだ。
あの日、大好きだった女の子とやったことの一つだから。
なんて、話したらきっと引かれるだろう。
俺だって忘れなきゃとは思っている。
でも、初めて好きになった女性というのは中々忘れられないものだ。
誰だって一生忘れることはないだろう。
相当時間のあいた二話☆ww
やばいっすねw語彙力無さすぎる☆
君と歩んだこの日々を。
「おはようございまーーーーす!」
元気の良い、ともうるさいとも取れる大きすぎる声で俺は自転車の上で小動物の様に小さく飛び跳ねた。
彼等の腕には、「生徒会」と書かれた腕輪がはまっている。
なるべく彼等の視界に入るまいとこそこそ自転車を押して校門に足を踏み入れた。
---
「ーーで、ーーなので」
俺の目の前で担任になるらしい、長身の男が立って、なにか説明している。
正直ほとんど聞いていない。
声が上から降ってくる。同級生よりかなり背の高い俺にとっては変な感覚だ。
「さぁ、ここが教室だ。」
担任が3年2組と書かれた教室をさした。
教室はずっとざわざわしている。
パンパンッ!
いきなり、教室から手を叩く音がした。
気づくと目の前から男が消えていた。
え、てか、音なく歩いて行ったのか!こ、怖すぎるっ!
「報告がある。このクラスに転校生がくる。」
担任がそういった瞬間、さっきのざわめきが戻ってきた。
「入ってきてー。」
声がする。
入りたくない気持ちを抑えて一歩踏み出した。
君と歩んだこの日々を。♯4
教室に入ると、「えっ男?」「仲良くなれるかな?」
いろんな囁きが耳に入ってくる。
「名前、お願い」
担任に小声で唆され、最大限の声がでるように努力して
「霧瀬、花衣、です。よろしくお願いします。」
と、なんとか言い終わった。それでも一部には聞こえていなかったようで、後ろらへんの生徒は小首を傾げている。
__ただひとり、目を見開いて身を乗り出している少女がいた。
驚いていたようにみえたが、すぐに何もなかったように椅子に座り直してしまった。
担任が
「君の席はあそこね」
と、一番後ろの窓際の席を指さした。
俺が席につくと、ホームルームが始まった。
そして何故か一時間目はクラスメートの自己紹介と決まってしまった。
俺には必要なかった。
仲良くする気は端から無い。
まぁ、聞いておいて損はないだろうからとりあえず聞いておく。
「七宮樺恋。よろしく。」
そして、さっきの彼女の番がきた。
「七瀬葉乃です。よろしくね!」
七瀬、葉乃?聞いたことあるような気がする…
でも、思い出せない。
というか、思い出すのを、|やめた。《・ ・ ・ 》
何か開けてはいけない箱をこじ開けているような気が、花衣にはしたのだ。
「乃幹寿莉。よろしくね」「水野…」
そして、全員の自己紹介が終わった。一限目はそれだけで終わり、放課になった。
「ねぇっ!」
席にポツンと座っていると、肩を押して不意に話しかけられた。
「な、なな、なん、ですか?」
ギギギギギと首を後ろに向けると例の少女、葉乃がセミロングの髪を靡かせて立っていた。