編集者:mark1old
オリジナルストーリーの一部をはみ出したものです。
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目次
FIRST:PLAYER
ひとつ、主人公があること。これが創作の大前提。
ふたつ、周りを囲む存在があること。主人公シングルでもいいだろうが、何かしらの存在はあるだろう。空間にしろ、なんにしろ。
playerはゲームにおいて主人公だ。彼らが入る器、いわゆるキャラクターはいるだろうが仮定として、ここではplayerそのものが主人公だ。彼は与えられた制限された選択肢で全てを変えられる。
とあるゲームでは、ゲストとしてアカウントをこしらえなくとも参加できる制度がある。
私はそれに魅力を感じて、playerの容姿をそのゲームのGuestとした。無論、寡黙で選択肢を選ぶとき以外は話さない。
playerの人間性は、中身の人間による。何故ならplayerの行動はその中の者の意思によって変わるからだ。つまり、中の人間がどれだけ物語にリンクするかによって結末は変わる。
元来、このゲームに完全なるハッピーエンドは存在しない。現実に潔白なひとがいないように、また、私がネガティブ思考なせいでもあるだろう。完全なる黒から、どれだけ白に近づけるかはplayerにかかっているわけだ。
その特性から影響を受け、彼は唯一無二の戦闘スタイルだ。
精神は自由に変わる。自らか、それとも後方面か…
私としてはplayerを扱う際、彼を妨害専門にしようと思う。…それも別のゲームに影響された。
主人公、おまいらはナビがなければ何故ゲームをプレイしているかときに忘れるだろう。私がその一例だ。だが物語全体を通して必ずしも忘れてはならない目標がある。
playerは誰かが墓参りをする奇妙な夢を見、タイトルが表示された後これまた奇妙な部屋で目覚める。後にわかるが、どうやら危険な外で丸腰で倒れてたもんだからこの少年院で保護されたようだ。
記憶を辿っていくにつれてわかることだが、かの墓参りをしていたのは自らの兄であること。そして自分は三人兄弟の三男であること。墓参りしていたのは長男であり、死んだ者は次男であること。
そしてこのゲームにおいて最も重要かつ、世界を地獄へと塗り替えた**「抽象化現象」**。それに自分たちが関わること。長男は既にそれに犠牲となりバケモノへと変異していること。そして次男の死因は…
その記憶の闇にのまれるか否かは、これまた中の人間次第なのだ。どうせ彼らは別のエンディングを求め、繰り返すだけだ。
まるで人類が過ちの歴史を繰り返すかのように
CHARACTER:「:>」
ひとつ、思想を染み渡らせること。物語というのは作者の考えがよく見える。ただ、人気のために嘘を付く物語もある。
ふたつ、好きが溢れる。どうも私という人間は好きなものに対してよくのめり込むらしい。それで周りが見えず正面からしか見れないのも事実だ。
どうやらこのゲーム、playerの仲間になるキャラクターで雌はひとりのみのようだ。
つまり、どうしても彼女がやりたくなくてもヒロインは彼女になる。
mark、この小説といっていいか疑問の文字の羅列をつくった張本人が元となったキャラクター。私が成れない、届かない理想。口と鼻をなくすという夢以外、何もかもが私である。
彼女はどうも、沢山の友人に恵まれているらしい。彼らは誰もが彼女を大切にしていて、仲間になるキャラクターの大半が彼女の友人なのだ。そして、その誰もが男だ。どうも、ルッキズムだか、それとも違うのかわからない。
彼女は見た目こそヒロインに相応しいが、中身がかなり女を捨ててしまっている。まぁそれも、舞台が日常的に人が殺され、道端に死体と血が散乱する世紀末であったせいだろうが。
彼女は既に前回チョロっと見せたであろう「抽象化現象」の犠牲となっている。といっても、完全にミュータント化はしていない。しかし、彼女はこの段階で既に生物を生きたまま補食し始めている。普通であればミュータント化してから補食が始まるのだが、どうやら彼女は食欲が異常に発達してしまったらしい。どおりで空腹ゲージが最低になると必殺を繰り出すわけだ。
ちなみにステータスは命中率を含めて攻撃力に全振りの不安定なアタッカーである。しかし、使えば使うほど磨きがかかるのは事実だ。
ミュータント化、これはどういった過程で成り果ててしまい、そもそも「抽象化現象」にはどうやって引きずり込まれるのか。どうやら、|心の強さ《メンタル》が関係するらしい。
彼女は不憫なもので、元々ネガティブ思考だった。最悪の状況をいつも考えながら行動していた。良く言えば、石橋を叩いて渡る派なのだろう。
そうして考えている内、気がつけば自らの胴体は黒く染まっていた。それも、目が生え、口が生えた生命体のようであった。
いつしか彼女は《《ソレ》》に対して愛着を抱き始めた。そしてむりやり自らの友に《《ソレ》》を「クロゴマヒルモドキ」と命名させた。
お察しの通り、彼女は変人なのだ。
「*私は変化した世界の方が好きだねぇ。芸術的、哲学的に考えりゃの話だがさ。だって、法律のない世界じゃあ皆がやりたいことをやりたい放題やってよ、顔が輝いてるんだ。そしてその裏では悲しむひともいるわけさ。ほれ、芸術的だと思わねぇか?ハハ。*」