リレー開始者:にしんパイ
最低450文字/最大600文字
話数 30 / 30
500字限定で読み切り小説を書いてみない?なやつです。
なかなか難しいので暇な方は挑戦してみてください!
ボツにしたお話をここで吐き出してみるのもアリかもしれません。
許可はいりません。勝手に書いちゃってください
合言葉は「にしん」です
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リレー参加者
1
例
「脳死アンドロイドは最後に幸せな夢を見るか?」
(タイトルは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のオマージュです。内容は原作と一切関係はありません。)
「もう処置のしようがないですね。このまま壊れるのを待つしかありません。」
『血圧の上昇を察知。ただちに精神安定プログラムを開始します。』
慣れない機械音声が耳に届く。隣には見慣れた顔の女の子が座っていた。
2088年にサービスを開始した電子アンドロイド「Nina」。五年間ずっと共に過ごしてきた彼女がつい先日、「脳死」した。
元々あった人格は完全に破壊され、マスターのために用意された生活プログラムの実施機能だけが彼女に残った。感情も、心も、何もかも残っていない。
「…ニナ、せめて最後に、一緒に散歩に行かないか。」
隣の彼女はもう何も言わなかった。ここ最近、やけにニナばかり相手にしていたから。久しぶりに歩く街はいつもよりも騒がしく見える。ぐっと唇を噛み締めて、喉の奥から声を出す。
「最後まで一緒にいられて、楽しかったよ。」
届くはずのない最後の言葉を、ニナに投げかける。冷たい手をしっかり握りしめて。変わらない表情をそっと見つめて。
『理解不能。もう一度おっしゃってください。』
『理解不能。もう一度おっしゃってください。』
『理解不能。もう一度...
あ?
あ、あ、あ。マス、た』
ありがとう。そう、心の中で繰り返した。瞼に大粒の涙。
『あ、?理解、私も!不能。
楽し かった。』
目の前には動かない少女。
こんな感じです。暇になったら書いてみてね。
2
None
2023/12/14 ●●県●●●市●町で発見された置き手紙
今これを見てるやつ、すぐに引き返せ。
ここにはかなりやべえもんが住みついてる。
あいつらは俺の仲間の内臓と持っていったんだ。
俺は今なんとか逃げ出してクローゼットの中で書いてる。偶然あったティシュとマッキーでな。
出ればいい話なんだがなぜか入ってきたドアが見つからねえんだ。そこら辺にある窓も一つも開かねえ。
ちなみに言っておくがスマホもラジオもここじゃ無能だ。方位磁針も見るたんびに針がぐるぐる回りやがる。
あいつらは人じゃねえ。二足歩行だが手足は針金のように細く、頭とかはねえ。2mくらいあったかな。
そして人間を見つけると猛スピードで追いかけてはなんか内臓を抜き取ってはどこかへ消える。何もかもおかしい。
俺はもうじき死ぬよ。だから俺は戦う。素手でな。
お前らはそこにおいてあるナイフを使え。お前のために用意した。このティッシュは止血にでもつかってくれ。止血にしては少ないがな。
俺が倒せなくてもお前らがここを制圧することを期待しているよ。
倒せなかったら出ればいい。可能ならな。
俺はクローゼットから出る。心臓バクバクだぜ。
もしも制圧できたらおれの墓でも立ててくれ。
じゃあ、健闘を祈るぜ。
後からそのペンションの中に一人の死体が発見された。
そして、クローゼットにおいてあったティシュ、マッキーから死体と同様の指紋が明確に検出された。
↓実際に●●●市警察が発見したティシュ
https://d.kuku.lu/xn3npt22f
参加させていただき有難う御座いました。
byぱるてのん
3
「僕から君へ、美しい花束を」
イカリソウ、ウインターコスモス、エキナセア、ガザニア、赤い薔薇
「いやだ、置いていかないで…っ…!」
白い無機質な空間に、わたしの涙声だけが響く。
「…ごめん、…もう無理だ…」
君は、息も絶え絶えに言う。
その苦しそうな姿と声を聞くたびに、胸が詰まる。
彼がかかった病気は、とても珍しい難病。
かかったら、もう死ぬ運命しか残されていない。
余命は、5年。
それが発覚したのは、ちょうど、わたしたちが付き合ってから5年目だった。
それから5年。
今、彼の命は尽きようとしていた。
「…僕の、部屋の…机の中の、日記を、見て、僕の骨と一緒に燃やしてくれ、」
「嫌だ、やめて…!置いていかないで…!」
「…ずっと、キミを、愛してる…死んでも、ね」
彼は、最期にそう言って息を引き取った。
あのあと、わたしは泣いて、泣きつかれた頃、彼の最期の言葉がふと頭に浮かんだ。
わたしは、彼の部屋に向かった。
毎日の日記には、わたしのことばかりが書いてあった。
最後のページ、彼が死ぬ前日の日記には、たった一言、書いてあった。
「死んでも君を愛してる、愛の花束を僕から君へ」
わたしは、花屋で、イカリソウ、ウインターコスモス、エキナセア、ガザニア、赤い薔薇の花束を作ってもらった。
そして、彼の仏壇に備えた。
すると、写真の中の彼が、かすかに笑った気がした。
おぉぉ。
4
「500文字の物語。」
筆を取る。その瞬間、この空間はアタシのだけのものになる。
ちょっと今日は短い話にしてみようか。
気がつけばアタシの文字を書くだけの筆は止まらなくなっていた。
「ねぇ、小説を書くのは楽しいの?」
独りの少女が問う。
「えぇ、楽しいわ。」
また独りの少女が答える。
「だって、アタシだけの世界が作れる瞬間だもの。」
「そうなのね。楽しいのね。いいじゃない。」
「他のことをしていても、このときほど楽しいと感じないのよ。」
「そう。今日はどんな話を書いてくれるの?」
「今日はね、アタシ、500文字くらいの話を書こうかなって。」
「500?随分と短いのね。」
「短い話でどれだけ人を魅了できるかしら?アタシは気になるわ。」
「いいわね!とっても楽しそう!」
「書き終わったら読んでくれる?」
「もちろんよ!」
少女が書いた500文字の小説は、独りぼっちの少女が小説に魅了されて、死ぬまで小説を書く話だった。
「まぁ、あなたみたいね。」
「そうかしら?」
「独りで小説を書いてるところがね。」
「それだけで私は幸せよ。」
---
私は筆を置いた。
「これはかなりの自信作だなぁ」
独りぼっちの少女は呟いた。
特に中身はない。と思われる。
小説の中で500文字の小説を書く独りぼっちの女の子の話を書く独りぼっちの女の子。(ややこい)
勝手に参加させていただきました!お邪魔しました〜
5
None
参加失礼します。
タイトル:彼への気持ち
一生懸命絞り出しましたm(._.)m
日に日に細くなっていっている彼の手を握る。
彼はまだ目を覚さない。
階段から落ちて頭を打った彼が昏睡状態に陥ってから、今日で一週間。
常に繋がれているたくさんの点滴は細い腕に繋がれていた。
「友希。」
彼の名を呟くさほど大きくない私の声が、病室に響く。
それくらい、病室は静かだった。
どれほどの間こうしていただろうか。
ふと時計を見ると、私が家に帰らなくてはならない時間はとっくに来ていた。
慌ててあまり重くないカバンを手に取る。
「私、もう帰るね。」
目を瞑っている彼にそういい、私は席を立ち上がった。
「…澪。」
帰ろうと病室のドアに手をかけたところで、後ろからもうしばらく聞いていなかった声が聞こえた。
「……友希。」
振り返りながら彼の名をつぶやく。
「目が覚めたの?本当に?」
信じられない。そんな思いで彼の元に歩み寄った。
「ああ。覚めた。全部思い出したよ。」
「……!」
私は息を呑む。
『全部思い出した』……それはつまり、階段から落ちた時のことも覚えているということだ。
まずい。《《私が彼を突き飛ばしたこと》》を警察に言われるかもしれない。
「なんで生きてるのよ。そのまま死ねばよかったのに。」
私は今までの憎しみが反映されているような低い声を出し、彼を睨んだ。
あとがきがき。
6
「二千二十四年、一月十五日」
ピッタリ終わりました。
「二千二十四年、一月十五日」
録音機を起動してそこへ残す。流行りでもなんでもないけれど、むしろこれが流行ったとしたら私は真っ先に止めるだろう。
「今日でテープを残すのは終わりにします。というか続けられないかも」
この状況を手放しでは喜べないかもしれない。前なら星空なり青空なり見て景色に綺麗を見出していたけれど、今の空はもう現実に彩りをくれるものじゃない。
「地球のサービス終了を感じる」
赤いのだ。紫ともとれる赤が迫っているのだ。日本は真正面からぶつかるせいで、カーテンの布では到底光を防ぎきれていない。
隕石に今日ぶつかるのだと。聞きすぎて天気予報みたいに馴染んだナレーションからは、安らかさを感じた。
何処に居ても光からは逃れられない。たとえそれが地下であっても滅びからは逃れられない。
昨日まではベラベラと吐いていた言葉も、今日は何も出ない。喉元で消えていく感覚がする。汗が吹き出る。手が震える。肺と頬が引き攣り、涙と汗の境目が混じる。
笑う。
笑えた。
笑った。
神経症を思わせる哄笑が、一瞬だけ止まった。
「愛してます」聞こえ始めた轟音が、絶望を安らかに呑んでいく。
7
None
「愛した貴方のためならば」
私は重い病気を持っている。余命はもう少し。
家族も親友も、みんな私から離れた。
私と居てもつまらない、他の子と一緒にいる方が楽しいって。
そんな私にも一人の大切な人が出来た。
それは私と同室の女の子。
彼女とはいつまでも話してる。私はこの時間が好き。
あの子は私と似た病気。でももうすぐ手術。
私と離れる日が来るのだ、手術が成功したら必ず。
それが何より嬉しいはずなのに、私は祝福できない。
きっと彼女の事を、好いているのだ。
叶わないけれど、どうせもう少しの命だ。
少しくらい、幸せな夢を見させてほしい。
ある日階段で見てしまった。彼女の担当医が彼女に詰め寄っている所を。
何度も抵抗する彼女を力で抑えて、キスをしようとしていた。
私は見ていられない、彼女が泣いているから。
そう、私にとって命よりも大切な子が泣いているのだ。
だから、私はゴミを捨てた。
階段の下で赤い花を咲かせ苦しむ先生。
目の前の光景に怯える彼女。それでも私は、
「大丈夫。私は貴方を愛しているから。」
彼女は私に怯えてる。それでもいいの。
だって私はもうすぐ死ぬのだから。
少しくらい、彼女を助けた余韻に浸らせてほしい。
ぴったり500字、セーh(((ほんと下手だしくだらなくてすいません、
8
None
タイトルないです( ; ; )
思いつきませんでした。
「ねえ、屋上に来なさいよ。ほら、今すぐ」
昼休み……お弁当をカバンから出していたら、彼女に声をかけられた。
逆らうことはできないから、私はお弁当を再びカバンにしまって素直に頷く。
「わか…った」
何をされるんだろう。
私は彼女にいじめられている。もう半年…。
でも、屋上に呼び出されるなんて初めてだった。
どこに呼び出されたとして、私にとって嬉しいことではないだろうけど。
屋上。
「ほら、落ちてよ?あなたのくだらない人生を終わらせることができるよ?」
私は彼女に追い詰められていた。
後ろには柵。前には彼女。両横には彼女の両腕。
それに、彼女の取り巻きたちも見張っている。
逃げることはできない。
彼女は先ほど、私に死ぬよう命令してきた。
「……無理っ」
彼女を突き飛ばす。
抵抗に驚いたのか、彼女は簡単によろけた。
「っ、おい!」
逃げるため走り出そうとしている私の手を掴み、決して離さない。
私はもう片方の手で彼女の手を掴み、柵に追い詰める。
取り巻きたちが必死に私を彼女から引き剥がそうとしているが、私は動かない。
彼女は体を上に動かして私の手から逃れようとしていた。
タイミングを見計らって、私は彼女を思い切り突き飛ばす。
--- 「あっ……」 ---
彼女はあっけなく落ちていった。
文字数、超ギリギリでした。
9
「センターの日程って結構年齢バレするんでお気をつけを……。自分がそういう系の仕事してた時期があって知ってるだけですが、ここ十年くらいでその日程は確か平成〇〇年だけです」
直近の進捗日記にこんな応援コメントが来た。ここでは伏せたが実際は数字が書かれていた。明確な悪意を感じた。傷つけるという悪意。
僕はとても悲しんだ。だって――
短編カフェの利用規約には、禁止しているコメント例が羅列されている。その一部に該当するためである。
「個人の特定が可能な情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど)を含むコメント」
「作者を応援する意図のないコメント」
年齢だって個人情報に該当するだろう。それに、僕には「作者を応援する意図」が見当たらなかった。間違いなく禁止コメントに該当していた。なので、僕は運営に報告しようとした。
……。
指先が鈍る。
いくら匿名とはいえ、あなたとは何度もやり取りをした。
だから、ユザネの書かれていないこのコメントの送り主が分かった。分かってしまった。
今回はやめておけ。
誰かが言ったからこの縁が切れない。
そういうわけで、コメント削除を選んだ。僕の心は放置された。
「思い出の中でじっとしていてくれ……」
という、某FF主人公の名ゼリフを結びの言葉に添える。
500文字のはず。
10
最近は地震が多いので地震に関係する小説です。みんなで南海トラフ乗り超えようね。
『この言葉を伝えたい。』
「おかあさーん!逝かないでよぉ!」
「誰かー!ここにまだお父さんが残ってるの!」
「すみません、応答がある人から優先してるんです!!」
血まみれになった家族、崩れた家に取り残され逃げられない。
地震は、こんなにも恐ろしいものなのか…
走って逃げる人、瓦礫を何とかどけて助けようとする人、どうすることもできなくてただ泣くことしかできない人。
僕は…このまま死ぬんだろうな。
まだ、やりたいことが沢山残ってるのに。
家族はどうなったんだろう。
《《あの人》》は無事なのだろうか。
足はガラスの破片が刺さって動けない。
体も瓦礫に挟まれて息苦しい。
誰か僕を見つけて、見つけて貰うだけでいい。
きちんと埋葬してもらえれば、それで…
---
ハァハァ
あの人はどこ?もう逃げたのかな。
でも念の為でも…え?
彼の家の前で私が目にしたのは、家に挟まれたまま息血塗れで絶えた愛する人。
彼の前には指で必死に書いた『愛してる』だけが刻まれていた。
私は地震が落ち着くとすぐに瓦礫から彼を出してもらい、埋葬した。
もうどうしようもなくてただ泣いていた。
この世界は残酷だ。
人と人とで争い、気まぐれな自然は災害を起こし襲う。
いっそこんな世界無くなればいい。
幸せだけなんてどこにもないんだから。
41文字超えましたが、まぁセーh((殴
みなさんはこの世界をどう思いますか?
僕はまだ分かりません。
11
今度はホラーで書いてみる
大して怖くないと思う
よくわからんテーマ
意味深もあるかも(?)
「溺死」
ある日、海で人が死んだ。
「私の子供が見つからないんです」
初めは、ある母親の声だった。
「泳ぎに行ったんですけど、見つからなくて」
男の人たちがわらわらと海に入って探しに行った。
そこで、ふと私のお母さんがいないことに気がついた。
私は、お父さんに言った。
「お父さん、お母さんがいない、」
「ん?どこかにいるだろ」
お父さんは取り合ってくれなかったので、仕方なく待っていた。
すると、男の人たちが慌てて戻ってきた。
「お、女の人が、倒れてる、!」
私たちや、他の客たちもわらわらとそこに向かった。
今いるところから、1kmほどしか離れていないところだった。
そこに倒れていたのは、私のお母さんだった。
「お母さん、?」
その後、警察が来て、捜査が行われた。
けれど、最初は捜査が難航していた。
不可解なことが出てきたのだ。
死亡原因は溺死だった。
でも、服や顔、全身が全く濡れていなかったのだ。
砂浜を捜査しても、満ち潮などで溺れた様子もなかった。
結局は溺死として扱われたが、私は納得していなかった。
こっそりと探して、犯人がわかった。
犯人は、お父さんだ。
お父さんは、浮気相手がいるから、お母さんが邪魔になって、殺すことにしたのだ。
文字数やばいから切った。
切り方雑すぎる…w
トリックがわかったかな?
トリックめちゃ簡単だけどね
12
「殺し屋と猫」
殺し屋の俺にとある依頼が来た。「猫を殺してほしい」、と。
神妙な面持ちで切り出してきたのは中年の小太り。猫? 冗談みたいな依頼に、思わず乾いた笑みが漏れる。
依頼主いわく、その猫が邸宅に何度も忍び込み散々な目に遭わされたとか。くだらねぇ、と俺は心中で毒づく。
追い返そうと思った、そんなところで依頼主の一言。「1000は出す」。
1000万。不自然な高額報酬だ。でもまぁ悪い話ではない。渋々、猫1匹殺すだけでいいのならと依頼を引き受けた。
---
――敵は猫。人間より遥かに弱く呆気ない。大丈夫だ。
夜も更けた頃。依頼主の屋敷の門前に、|標的《ターゲット》は現れた。咄嗟に銃口を向ける。
奴は動いた。銃と重なって隠れていた全身が見える。
野良猫にしては綺麗な毛並みの三毛猫。妙に小さい。
「お前......」
落ち着け俺。依頼は淡々と、冷徹に、正確に、無感情に。
「可愛いな、お前」
耐えられなかった。銃を取り落とす。
「か、可愛いな、お前......!」
猫は「にゃぁ」と眠そうに鳴く。屈んで顔を近づけ、猫を抱き寄せた。
「――可愛いなお前っ」
スマホを取り出す。
『依頼完了。猫は始末しておきました』
猫を抱いたまま立ち上がった。
――さて、名前はなんてつけようか。
555文字☆(((
猫は可愛い。
13
バッドエンドの反対は、グッドエンドなのか。はたまたハッピーエンドなのか。
近頃の俺を悩ませている、大問題である。俺の考えた脚本について、あのクソぶちょ…こほん、部長にダメ出しを頂いたのだ。
まず、バッドエンドというものは何か。
これはわかる気がする。世界や誰かにとって良くない終わり方。絶望。怒り。不安。悲哀。そういった、負の感情が渦巻くエンド。
うーん、でも納得いかない気もする。なんというか、バッドエンドはそうひとくちに言えないものというか。
だって、俺の恋はきっとバッドエンドだから。実ることはない。きっと。
「宝川、仕事しとけよ」
「分かってるよ」
俺の名前を呼ぶ彼女が愛しくて。
こう思っているのも彼女には全てお見通しで。
恨めしいし、憎い。意地が悪いとつくづく思う。こんなビミョーな関係でいることに対して、負の感情はもちろんある。
それでも、例えバッドエンドしか行く先がなくても。
それ以外のものが俺にはあるから。
バッドな関係も案外悪くねぇかな、って。
「あれれー?ちゃんと掃除しないとぶちょーに言いつけるよ?」
「…それだけはお許しを」
めんどくさくて恨めしい愛する人が、ここにいる。
ちょうど500文字…!!
14
初めてリレー小説参加させていただきます。
題名:折り紙の鶴に足が生えた話(実話)
これは昼休みの時間のこと・・・
友達1「折り紙折りたいけど紙がないんだよねぇ・・・付箋でいっか」
俺「何折るの?」
友達1「無難に鶴とか?鶴ってどうやって折ったっけ・・・」
俺「アタシも覚えてねぇなぁ・・・」
それから数分後して。
友達1「できたー!」
俺「元の付箋が可愛いから綺麗なのができたねぇ」
友達2「あ、それ鶴?」
友達1「うん」
友達2「ちょっと貸して」
というと、友達2は鶴の尻尾に当たる所を真っ二つに。
それを下に下げて、端っこを少し折り曲げて・・・
友達2「ほら見て」
友達1&俺「鶴にwww足がwww生えてるwww」
友達2「それでね・・・w」
足の先を床につけて胴体を動かす。
すると胴体が左右にぴょこぴょこ動く。
友達1「wwwwwww」
俺「きめぇwwwwww」
友達3「何どうしたのw」
友達2「見てw(ぴょこぴょこ)」
友達3「wwwwwwwwwwなにそれぇwwww」
それを友達4の筆箱にイン。
すると友達4は気づかず筆箱ごと持っていってしまった!
そして中の人と実行犯は友達4に叱られましたとさ。
おしまい。
479文字です
小説というよりエッセイに近いですね・・・
15
参加させていただきました~!!
タイトル
『泡が、はじける』
炭酸を喉に流し込む。
炭酸独特の、少しぴりっとした刺激。
初恋を思い出す、少しだけ、苦い味。
---
始まりはそう、夏の暑い日。
その日は部活で、文芸部というなんとも地味な活動に勤しんでいた所だった。
運動部の幼馴染が頑張っている姿を横目で見ながら。
結局筆が進まなくて、やるせないまま帰ったのを覚えている。
幼馴染は優しい人だった。
小さい頃から私を気にかけてくれて、庇ってくれて。
その優しさが、私を虜にして離さない。
---
大好きな彼に、大好きだと告白した。
花火大会で。
光が咲いているのを横目に見ながら。
精一杯おしゃれして。
そうやって、気持ちを伝えたけれど。
優しい彼は、はっきりと断ってくれなくて。
そのまま私は、離れられない関係を続けているの。
少し馬鹿げた、私の恋路。
彼の考えることが分かりたかったけど。
恋は盲目、という言葉があるように。
私はいつまでも、友人以上恋人未満な関係を彼と続けている。
---
あぁ。
私が何をしても、彼が振り向くことはないのにな
そんな私は。
炭酸の少しの刺激を感じながら、
彼を見つめながら。
はじける泡に、埋もれてゆくの。
むっっず!
500文字かぁ…
頑張ったほうなんですけどね。
なんか意味わからん文章になってしまいました‥💦
16
「死を崇拝している君へ」
「死は、美しいものではないよ」
私はそう言った。彼は驚きを隠さず、ただ眼を見開いていた。信じられないものを見たような瞳だった。
「死は生物であれば平等に訪れるものだよ。蟻も熊も。体の大きさは関係ない。深海に住んでいようが大空を羽ばたいていようが寿命は必ず来る。どんなに長くとも、若返ろうとも、何らかの形で絶対に死ぬ。」
風が私の横をさぁっと吹き抜けた。私の体が一歩、右に揺れる。
「なのに人間は、死を特別なものだと勘違いして、崇拝している。人が死ぬホラーは怖いと思うし、人が死ぬ物語は感動する。そんな現状に笑ってしまうよ。死ぬ、殺される。そんなのは自然界に星の数ほど存在している。」
乾いた風が私を取り巻く。
まるで何かを、祝福しているかのようだ。彼は先ほどからずっと表情を変えなかった。動かすことができないかのように、ただ唇を微かに震わせた。
「私の言っていることが、分かる?だからね、気にしないでよ」
--- 「《《私の自殺を止める必要なんて、無いんだよ》》」 ---
その時、びゅうっと風が私を押した。足を踏み外す。ふわり。空中に体が浮いた。
参加させていただきました。
めっちゃ楽しかったです、有難うございました!
ちょっと裏話します。
実はもうちょっとこの続き文章あったんですよね。
でも改行を入れまくったせいで入らなくなりました((
読みたいよっていう天使様はファンレお願いします、名前付きで。
17
None
『恋心にさようなら』
わざとぼかしてますからね!好きに想像してください
今日は卒業式。結局、あの人に気持ちを伝えられないまま、この日が来てしまった。
…あの人は、卒業する。進学先は知らないから、きっと、もう二度と会えない。
後悔したくないから、何度も、思いを伝えようとした。
でも、いつも輝いていたあの人は、自分には不釣り合いで。
一度も、思いを伝えられなかったんだ。
後悔しかない。あのとき、話しかけていたらって。
…そんなことを考えても、時は戻らないと分かっているけど。
ねえ、神様。一度だけでいいから、時を戻して。せめて、思いを告げさせて。
あの人は、沢山の人に囲まれていた。愛されているんだなあ、と思うと、悲しくなってきた。
もう二度と会えないのに何もできない自分がもどかしくて、どうしようもなくて。
自然と溢れた涙は、止めようがなかった。
最後に、もう一度だけ…とあの人を見れば、隣の人と幸せそうに笑い合っていて。
やっぱり、叶わない恋だったんだ。
知っていたけれど、はっきりわかると悲しくて。
涙は止めようがない。
そうだ、あの人の隣にいれる未来なんて、あり得なかったんだ。
さようなら、愛しかった人。
…さようなら、恋心。
500文字ぴったりにしましたよ!前後はありません!思いつきの雰囲気だけです。ではでは~
18
タイトル「にしん」
私は猫。
だって,,,猫耳。
カチューシャじゃなくて。
ある日、当然生えてきた。
最近、あれだけ嫌だった生魚も、今では気づけば口にある。
一番好きなのはニシン。
あれは私を引き寄せる何かを持っている。
なんて。
最初はパートナーのゆい君も、お父さんも、お母さんも、親友の伽耶ちゃんも、蘇麻も、誰も信じてくれなかった。
尻尾を見せたらゆい君は顔を赤くしたけど、後は大笑い。
皆常識に囚われすぎ。人間が猫になるなんて広い目でみたら当たり前のこと。
逆だってそう。
ただ、お姉ちゃんだけは終始微笑んでいた。立派な猫耳をぴくぴくさせて。
お姉ちゃんはオッドアイだった。左が甕覗に近い、綺麗な青。右はしっかりとした緑。
唯一宝石に勝るものだと私は思っている。
見つめられるニシンはたまったもんじゃない。
「お前も大変だね。」
定食屋でそう零したら、目の前の焼かれたニシンにも?を作られた。国語って難しい。
ニシンはこれまでの"質より量を追い求める"漁業形態などにより、近年の水産資源不足のノリに今まさに、乗っかっている。
やっぱり魚も、人も、猫も、自分の人生が必要だ。食べられてばかりじゃ体が保たない。そう考えながら、私は今日もニシンを食べる。
私も、たくさんあるより、綺麗なほうが、
断然いいと思う。
猫の象徴の尻尾だって、ただ一つだしね。
うぉぉ!! 500を超えてしまったぁぁ!
600文字。初です。
量より質を実現出来てますね。
最初の発端(アイデア)・私の猫舌
19
None
小さな国のお話
昔々、小さな国のある日、とても小さな幼女がいました。
その幼女の名は、”スレ”。
この国の人々は、体が弱く、出産等ですぐタヒんでしまいます。
では、幼女の”奇妙な”一日を、少し覗いてみましょう。
---
スレ:おかーさん!...
スレ:おとーさん!...
スレ:みんな、いない。
スレ:どうして、
ガチャ カラララ
スレ:こんにちは~
店員:こんにちは。今日は何を買うんですか?
スレ:じゃがいも!
店員:分かりました。少々お待ちを。
スレ:はーい!
---
スレはほとんど一人でできるみたいですね。
もうお気付きの方がいますか?
きっと|貴方達《読者》なら分かりますね。
では、続きを。
次はスレが大人になった時のものです。
---
スレ:あ、もう終わっちゃう。
スレ:この国は何故か寿命が短く、大人で亡くなるみたい。
スレ:なんでだろ。分かんないや
スレ:またね。また、来世で会おうよ。この国。
バタッ
---
きっとスレは無事に成仏できたでしょう。
そろそろお時間です。さようなら。
ピッタリ500文字!
20
これは、世界のどこかにあるとされる、古代の島。
見回せば恐竜がいて、人間など一人もいない。
そんな島に、一人の女の子が迷い込んだ。
「…ここ、どこ、?」
周りを見渡すと恐竜や古代の植物ばかり。
周りをキョロキョロみていると、恐竜達が一斉にこっちを向いた。
「ひぃっ…!」
昨日恐竜に襲われる映画見たから、怖いんですけど!?
そう思っていると、目の前に何かが飛び出してきた。
「え…」
その正体は…
「ティラノサウルス!?」
ティラノサウルスは、威厳のある雄叫びをしながらこちらへ走ってくる。
必死で逃げたけど、思ったよりティラノサウルスは早くて
あっという間に追いつかれてしまった。
「っ!」
私、もう死んじゃうのかな?
お母さんに会いたい!!
もう気力が尽きかけていたけど、エネルギーが戻ってきた。
なんとかティラノサウルスを撒いたみたいで、もうその巨大な姿はなかった。
「ふぅ…」
キランッ
「え?」
周りを見渡す暇もなく、その光に包まれていった。
---
「!!」
気がつくと、私の部屋のベットで寝ていた。
なんであそこに飛ばされたのかはわからないけど、戻ってこれてよかった。
---
私は、あれから古代の島に行った知識を活かして考古学者をやっている。
古代の島がどこにあったのか、まだわからないけど、
絶対に見つけてみせる!
なんか…意味わからないお話になりましたね
もう私の語彙力は燃え尽きました。
21
None
ガールズラブです⚠️
タイトル:田舎道
歌を歌いながら静かな田舎道を歩く。じりじりと太陽が私の黒髪を照らし続ける。真夏ともなると、朝でもかなり暑い。
「美優ー」
後ろから、自転車に乗った咲良が私の肩をポンと叩きてきた。あまりに突然だったから、驚いて肩が飛び上がる。
「咲良。おはよ」
「おはよ。美優は部活?私は補修」
「そ、テニス部。補修がんばー」
咲良が自転車から降りて、私と一緒に歩き始める。それじゃあ自転車の意味ないじゃん、とうっすら思ったが口には出さない。
咲良は私の、好きな人。でも今は、友達同士。
---
田舎道を小さな声で歌いながら歩く。すると後ろから自転車に乗った咲良が私の肩を軽く叩いてくる。私は驚いて歌を止め、自転車を押しながら歩く咲良とおしゃべりして学校に向かう。
あまりにも平凡な、日常。
でもとても幸福な、日常。
この日常が失われる日が来るなんて、夢にも思わなかった。
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咲良が転校した。東京の、大都会。気軽に会いに行ける距離じゃない。
私は田舎道をひとりで歩くようになった。
隣には誰もいない。咲良が、いない。
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「行ってきまーす」
朝、靴を履きながらお母さんに告げて家を出る。テニスラケットが入ったバッグを肩にかけ、いつもの田舎道を歩く。
咲良が転校して、3ヶ月。
あの日の元気すぎる太陽は、今は出ていない。
参加失礼しました。
22
「今宵も妄想月。」
リレー小説挑戦いたします!!!
今大丈夫?てか、つかれた…』
ありもしない話を聞いているところからずっと同じ毎日。
「へー、そうなの?大丈夫?」
信じもしない話にかけようとも思わない言葉を話す。
これはネットゲーム「愛されない満たされない」
というメンヘラを攻略するゲーム。
『ねぇ、好き、好きなの、ねぇ、ッ!』
「うん、僕も好き、」
『どうやったら証明できるかなぁ、ねぇ、?』
「僕がキミを愛すからさ。」
過去を思い出すようになぞる毎日。
こんなにつまらないのない毎日に退屈しすぎている。
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「今、何、してるの、?」
これはネットゲーム「愛されない満たされない」
メンヘラを攻略させるゲーム。
私がこのゲームをしてるのは、この〈蚕〉くんを攻略するため。
推しで本当に大好きなの!
愛するあまりに殺しちゃいたいくらい。
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「あぁ…」
今日も俺はこの監獄にいる。
このいかれた女を世話する為。
妄想世界から取り出す為…
『蚕くん、
楽しかったです!!!
23
「拝啓、天国にいるお母さんへ」
拝啓、天国にいるお母さんへ。
お元気ですか?
私は元気です。
最近は、お父さんが自分の部屋から出てきません。
ずっと部屋で寝ています。
私と喧嘩してしまったからでしょうか?
部屋に入っても反応されませんし、ずっと無視されます。
せめてお客さんが来た時くらい、挨拶の一つでもして欲しいものです。
あ、そういえばなぜか白色の布団が赤色になっていました。
変えたんですかね?
あ、そういえば、私がお出かけをして家に帰ってくると、
弟がケチャップをぶちまけ、寝転んでいました。
ドッキリのつもりでしょうか。
私が、「もういいよ」っていっても、
白目をむいて、ドッキリを継続するんです。
バレてないと思ってるんでしょうか?
色々とこの1ヶ月に起きたことを書きましたが、
私は元気です。
お父さんも弟も、あれっきりずっと動きません。
ずっと寝転んでいるんです。
ご飯とかどうしてるんでしょ?
それでは、また手紙書きます。
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解説
お父さんと弟は、ずっと部屋から出ない、もはや反応さえされない。
人間たるもの、ご飯を食べないと生きていけません。
なら、ご飯を食べず、何日間も寝転がっている家族たちは…?
なぜか意味怖みたいになりました笑
書いてみたかったんですよ!意味怖。
今回私が考えたので文がおかしいかもしれませんが、
そこはまぁ…気にしないでください!
500字ぴったりできました!!
24
タイトル:私って、何?
作者:ハムスターにゃんこ
_______私って、なんなんだろうか。
私は愛菜。
私には、好きなものがない。
小学校低学年の頃は、お絵描きとか、ウサギとか、今考えると幼稚過ぎるものが大好きだった。
だけど、高学年に近づくにつれてだんだん好きなものが減っていき、いつの間にかひとつもなくなっていた。
そして、今の私には友達がいない。
いじめられているからだ。
友達は少しずつ私を恐れ、離れていった。
だから、休み時間は好きでもないのにひとりで読書する日々。
でも、こうしているのが一番楽だった。
そして、今私は疑ってしまった。
_______私って、誰の目にも映らないの?
_______私、私、私…誰にも気づいてもらえないの?
_______私…わた、し…わ、た…し、誰にも助けてもらえないの…?
_______私って、存在している意味がない人間なの?
_______きっとそうだ。
_______私、いらない存在なんだ…
私、いなくなってもいい?
だって、たった今このことに気が付いたんだもの。
だって、どうせ私がいなくなったって、みんな何も変わらず普通に笑って過ごしてるんでしょ?
_______なら、良いよね?
死にたい。
516文字です!
25
よてら
「私と私」
「ん…」
気がつくと私は真っ白の空間に居た。
まぁ、よくあることだ。こんなのは慣れている…と思ったが、このタイプは初めてだな。
本当に何もない。
窓もなければドアもない。
…一面真っ白ではなかった。
私の真後ろには壁に書かれた沢山の文章。
『どこ?』
『助けて。』
『苦しい。』
『もうやだ。』
『タヒにたい。』
『何なの?』
『わかんないよ。』
一つずつ字体が違うので、全て違う人が書いたと言えるだろう。
中には読み取れないものもある。
どうせ生まれたての子供とかだと思う。
下には油性ペンが落ちていた。
…私にはまあまあ都合の良い展開だ。
何か書いていこう。
よし。それではここから出るとしよう。
…何故だ。
いつもならこれで行けるのに。
ガンッ ガンッ
壁を蹴っても壊れないか。
なかなか手強いな…
ガンッガンッガンッ
なんか、段々苦しくなってきた。
もうやだ。助けて。
前の私なら行けたの…?
もうわかんないよ…。
よく見たら、あの壁に名前も書かれていた。
菜那、柚子、楓、優花、…
見覚えのある名前だなぁ…
皆、消えちゃったけど。
今の私しか居ないの。
優しい私なら…
優しい私なら……?
皆さん考察してみて下さいね!
26
「チョコレート」
家中からチョコレートをあるだけかき集めて、布団の中でがっついた。
美味しい。
私はチョコレートが大好きだ。甘くて、いい匂いがするし。
今年も、お誕生日のケーキはチョコレートケーキにしてもらう。
布団から出たくない真冬日、唐突にチョコレートが食べたいという、もはや感情に近い欲望に駆られて今に至る。
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家中からチョコレートをあるだけかき集めて、布団の中でがっついた。
ただただ、食べ続けた。
ちょっと前に、ネットで読んだ雑学。
チョコレートを欲しがる人は愛情不足の可能性が高い、って。
みんな私を愛してくれてるのに、なぜこんなにも食べたいのだろうか。
にきびだらけの頬を、茶色がかった手で触った。
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家中からチョコレートをあるだけかき集めて、布団の中でがっついた。
頭が痛い。
最近はこれしか食べていない。
ネッ友と喧嘩してから、それ以来誰とも会話をしていない。
美味しい……いや、美味しかったチョコレートが底をつきそうだ。
「チョコレート買ってきて」
メモを部屋の外のいつもの床に置いておく。
そして私はまた布団に戻り、スマホの電源をつけた。
ジャスト~。
チョコレートの価値観が区切りごとに微妙に変わっています。そこから主人公の心情の変化が読み取れるようにしました。
27
夜の静寂に (よるのしじまに)
ドアの前で、帰って来ないかもしれない人を待つ。
こうして毎日、ドアが開く瞬間を待っている。
この時間が一番寂しい。
ふと時計を見やる。時計はもう9時を指して、夜空の藍色もとても濃くなっていた。
扉をずーっと見続ける。
扉が開く瞬間を、今か今かと待っている。
時計も変わらず、チク、タク…と音を立てて時を刻んでいる。
今日は何時に帰って来るかな。
今日はどんな話をしてくれるかな。
今日は何があったのかな。
私の話もたくさん聞いてほしいな。
やはり時計は回る。気づけば10時を回っていた。
時の流れはあまりにもゆっくりで、30分しか経っていないと思えば、まだ10分しか経っていなかったりする。
ゆっくりと時間が過ぎていく。
ゆっくり、ゆっくりと、まるでココアをかき混ぜるみたいに過ぎていく。
ぐるぐる、ぐるぐると思考は廻る。
もしかしたら帰ってこないかもしれない。
だからこそ悔いの残らないために毎日待っている。
自己満足かもしれない。
けれど、私には必要な時間だ。
こうして、待つ時間が一番寂しくて、一番楽しくて何より、何より一番。
扉を開ける音がした。「ただいま〜」 眩しいのだから。
「おかえり!」
めっちゃ駄文ですが参加させていただきました!楽しかったです!ありがとうございました〜!!
28
None
Mani. といいます。
AIガチャに書かせたやつを・・・
2025年01月18日作成
タイトル:禿げたヒーローと幻のアンパン
キーワード:禿頭 アンパンマン
プロンプト:短めネタGPT4.0
テーマ: 外見に囚われない本当の力
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町でアンパンマンの姿を模した「幻のアンパン」が盗まれるという事件が起こり、住民たちは騒然としていた。噂によれば、このアンパンには特別な力が秘められているという。そこで町に住む、年を重ね禿頭となった元ヒーローが動き出すことになる。彼はかつての仲間たちがいない中、自らの力と知恵を駆使し、事件の糸を解いていく。
彼は捜査中に出会った、子どもたちが集まる公園を訪れ、そこでついに犯人を見つけ出す。責任を果たした彼は、町の人々に対してこう語る。「見た目だけで人を判断しないでほしい」と。禿頭のヒーローは、アンパンマンを取り戻すだけでなく、住民の心もつないだ。そして、新たな形で再び立ち上がる決意を胸に秘め、彼の物語は静かに幕を下ろす。
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アンパンを取り戻すためだけに・・・なんてチンケなヒーローなんだ。
今気がついたんですけど、アンパンを探していたはずが、なぜ取り戻したのはアンパンマンなのでしょう?
一番気に入ってたので、載せました。
リレー小説って一度投稿したら削除されないらしい。素晴らしい。
29
「醜いの物語」
ボツになってしまったお話です。
とあるゲームをモチーフにしました。
音は告げた。
「僕らは醜い醜い、何もできない子供なんだ。」
そう、富や名誉を持ち、進歩したアンドロイドのまぐれ。
開発段階で失敗してしまったアンドロイド「もどき」。
感情を持ってしまい、情を持ち、仕事ができない。
まぁ簡単に言えば「悪魔」を倒すのが仕事なのに。
星は応えることもできずに、ただ俯いている。
夢も歯を食いしばり、天井を見上げている。
音は二人に構わず、また別のことを言った。
「逃げよう。火星やここ、月がなくとも生きていける所を探すんだ。」
「音、何処で生きるの?」
すかさずに夢は問いかける。
「…機密情報だ。情を持ち、優しさや思いやりがある国…そう、」
【地球】
「地球は人類がいる。」
星は弾かれたように目を見開いた。
「人類…!!!」
実際、地球までの道のりは長かった。
アンドロイド共にバレないように、外にでる。
そして、エンジンをかけて逃げ出す。
怖くて怖くてたまらなかった。
なのに
「異星人だ!!!」
「いや、こないで!」
銃撃の末、星も夢も事切れた。
音だって同じだ。
きっと、地球の人々はクソだ。
30
午後ティー
ボツ入りした「ヒーロー」です。
俺はヒーローだ。
俺にはヒーローではなく、一人の男として絶対に守ろうと決めている人がいる。
玲奈という、最近籍を入れたばかりで、美しい女性だ。
この人だけは絶対に守りたい。
なのに、怜奈はバケモノによって殺された。
バケモノは必ず襲った人間の最も魅力的だという部分を奪い、自分の体に備え付ける。あるいは髪、あるいは足など、様々だ。
玲奈のものなら、俺なら一目で分かるはず。
玲奈を殺したバケモノは、必ず俺が殺す。
それからは必死だった。目に映るバケモノ全てを殺した。殺し続けた。そうしなければ自分を保てなかった。
二年でやっと見つけた。バケモノの左手には玲奈の結婚指輪をはめた薬指があった。
俺が貯めたお金で買った初めての指輪。
でも、他のヒーローが邪魔をしてきた。
「やめろ!こいつは俺が殺さないといけない!手を出せばお前らも殺すぞ!」
そう言ったのに、ヒーロー達はバケモノに攻撃した。やめろと叫んでも、構わず。
このままでは玲奈の薬指が傷付いてしまう。
俺もバケモノに向かって走り出したが、間に合わなかった。俺以外のヒーローに殺されてしまった。
なんとか形を残した薬指を抱きしめて、思い切り泣いた。今まで我慢していた思いを全て涙に込めた。
これでやっと、受け入れられたのかもしれない。
難しい。