リレー開始者:Sui
#小説以外
最低100文字/最大3000文字
話数 2 / 10
この文書は世界各国の美味しい、又は不味いグルメの味を詳細に記録した国家機密文書です。
報告者は料理の特徴を詳細、かつ情緒的に記録してください。
※合言葉は「グルメ」
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
リレー参加者
1
2026年 5月 1日(金)
提出先:短編カフェ国立公文書館
提出者:Sui
世界各国のグルメ調査における調査報告書
標記の件につき下記の通りご報告いたします。
《調査の趣旨》
お腹が減ったため、昼食にビャンビャン麺をいただきました。
《調査内容》
期間:2026年 4月 30日
国 :中国
対象:◻︎◻︎麺(ビャンビャン麺)
《調査対象概要》
中国陝西省発祥の幅広で手延べのもちもちした麺に、唐辛子、花椒、ニンニク、熱した油をかけた「油潑(ヨウポー)麺」が代表的な辛い汁なし混ぜ麺。
《調査詳細・所感》
平らな面は喉越しがよく、織り上げられた絹のようにつるりとしていた。
唐辛子の紅が溶け出した橙色の油は透き通っており、麺を持ち上げるとその絡みついた油がてらてらと輝いた。あまりにも思いっきり啜ると油が飛び跳ねて周りが汚れるのでそっと静かに食べたが、できることなら豪快に啜りたかった。
麺の上には甘辛く炒めた挽肉と賽の目の筍、そして小松菜が載っていた。挽肉は肉感のある食感でゴロゴロとしていて満足感がある。筍は非常に小さかったが、存在感がありビャンビャン麺に良いアクセントを付け足していた。小松菜はシャキシャキとしていて、チルド食品であることを感じさせない新鮮さだった。
ピリ辛ではあったが、なんとなく感じられる程度だったため、食べ終わった後にもまた食べたいと思わされるほどには非常に美味であった。
2
2026年 5月 1日(金)
提出先:短編カフェ国立公文書館
提出者:伝説
世界各国のグルメ調査における調査報告書
標記の件につき下記の通りご報告いたします。
《調査の趣旨》
コンビニで偶然買ったスコーンが嘘みたいに不味かったです。
《調査内容》
期間:2025年 2月 13日
国 :イギリス
対象:スコーン
《調査対象概要》
歯応えのある生地に角切りのチョコレートを混ぜ込んで焼いた焼き菓子。
コンビニで購入。
《調査詳細・所感》
第一印象としては、非常に食欲をそそるスコーンだった。
ふっくらとしたビジュアルのスコーンは、持ち上げるとしっかりとした質量を持って手のひらに乗った。角もしっかりと際立っており、本場と比べても見た目に遜色はない。(ちなみに私は本場のスコーンを食したことがない)
しかし口に入れた瞬間に襲ってきたのは刺激臭。鼻にツンと来るその香りは、アルコールそのものだった。
ゴロゴロと入ったチョコレートや、さっくりとした生地は高品質で美味だったが、そのアルコール臭が全てを台無しにしていた。四つ入りだったので、無理やり残りを口に押し込んだ。口の中が痛かった。