リレー開始者:藻之助🕯️
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合言葉→合言葉
教科書通りの醜さが好きだ。教科書と同じように他人を妬み、誰かの不幸に喜びを抱くことで、そしてそういう自分に嫌悪することで、正しく人間をやれている気になれる。いや、やれている気になれるんじゃなくて、事実やれている。私はこの教科書通りの醜さと教科書通りの曖昧な清さで、今までちゃんとこの世界に馴染んできた。だから私は、これからも教科書通りに生きていくわけだ。
今日もいつも通りに、予定通りに、平均的な人間性を持って過ごす。学校に行って、友達と話して、授業を受ける。脳みそに「人間合格」のハンコが増えるたびに快感が揺れた。昼休みは、友達ふたりとお弁当を食べることになっている。そういう約束をしたわけではないが、いつもそうだから、今日もそう。私の中では確定事項だし、その通りに動かなければ私たちの友情は破綻してしまうのだ。友達たちは、少し勉強が得意で運動が苦手な、多少の凸凹はあるけれど、総合したら平均的な女子中学生である。チャイムが鳴る。お昼休みが始まる。
自由に書いてね =͟͟͞͞(:3ꇤ[▓▓]=͟͟͞͞(¦3[▓▓]=͟͟͞͞(¦[▓▓=͟͟͞͞( [▓▓]
2
続き書かせていただきます。
チャイムが鳴った。
今日は何をするのか。
なぜだろう。
なぜ、こんなに空虚な気持ちなんだろう。
なぜ、上手くやれているはずなのに、空の箱のような気持ちなんだろう。
ー辞書を引けー
そう聞こえたはず。
どうせ答えは載っていない。
やーめた。
しょうもない。
空虚な気持ちに応えはない。
チャイムが鳴るまで5分前。
3
チャイムが鳴った。私はいつも通り、友達と合流して日当たりの良いベンチへと向かう。なぜか、胸騒ぎがした。心臓が早く脈を打ち、キーンと耳鳴りが聞こえる。悪い予感は見事に的中した。階段から友達が落ちた。運悪く頭から落ち、階段の角に頭をぶつけた友達は踊場に転がった。起きあがることはなかった。そこへ、もう一人の友達が来た。周りには起き上がらない友達と私のみ。友達は私が想像した通りの言葉を叫んだ。
「人殺し!」
予想していたにも関わらず、その言葉は想像以上に私の心をえぐった。友達はそんな私に目もくれず、友達にかけ寄った。心臓が破裂しそうなほど脈打ち、変な汗が吹き出る。友達は目に涙を溜め、私を睨みつけた。
「前から変だったのよ、あんた!人間じゃないみたい!化け物!」
その言葉を聞き、私の中で積み上げてきた何かが音を立てて崩れ落ちた。今まで感じていた脳内の「人間合格」のハンコは真っ黒な何かで塗りつぶされ、消えた。気がつくと、私は耳をふさいで、屋上へと走っていた。
大分進めちゃってすみません……。次の人よろしくお願いします。
合言葉→合言葉