リレー開始者:花火
#一次創作
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話数 4 / 10
いろんな人の設定を見てみたい!と思い開催。書き下ろしでもそうじゃなくても大丈夫です!二次創作は今回はNGです。前後の繋がりはなくていいです。合言葉は一次創作です!
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花火
今書こうかなと迷っている小説の冒頭です。
雨の音が響く。ちょうどよく今日は雨だ。
今日は〈ツォイバー〉の入業式。貴族が入る魔法団だ。
ほとんどの女子が袴を履いているため最悪なんだけどーとみんながいっている。袴普通の魔法団の入学式はローブをはおるのだが、さすが貴族の魔法団だ。
(雨が嬉しいのなんてわたしだけか)
月が綺麗ですねこれはとても有名な告白の言葉だ。平民ても知っているつまりこれを言ったら確定で好きだとばれる。
ならこれならどうだろうか。
『雨音が響きますね』
知らない人もいるのではないだろうか。だが、貴族ならこのくらい知っている。そして私の家柄は平民という設定。そして、ここ〈ツォイバー〉には第一王子が入学する。
この第一王子は、いろんな人に想われている。入学から告白する人も少なくない、というよりほとんどの人がするのである。このひとは小学校、中学校とそれが恒例行事なのだ。だが、一応平民という設定なので、そんな直接的な告白はできません。という設定。
はぁ
潜入調査めんどくさ。
合言葉は一次創作です!
2
参加失礼!!
2025/09/22
その日、私の家は少しだけ傾いていた。いや、傾いているのは私の方なのかもしれなかった。私にはわからない。うちには鏡がないからだ。外に出ることもなかったので、家を客観的に見ることも不可能だった。私は太陽が嫌いだった。長く伸びる影が好きではなかった。誰かに自分の姿を晒すことも苦手だった。鏡を置かないのも、自分で自分の姿を認識しないようにするためなのかもしれなかった。なので、外に出るのは夜だけだった。暗い夜では、家が傾いているか否かなど判別ができない。
家の中を歩くのが大変だった。斜めっているせいで、うまく歩けないのだ。何度かバランスを崩し、転びそうになった。転びそうになるたびに私は恐怖し、そしてどうすればこの傾きがなくなるのかを考えた。四つん這いになって歩けば良いのではないかと閃いた。そうすると安定感も出て、うまい具合に移動することができた。動物のようで、誰も見ていないとはいえ恥ずかしかった。あまり楽しくはなかった。すぐにやめた。できるだけ歩かないようにした。私はどうしようもない不安に駆られながら、家の中でじっとしている他なかった。私ではなく家が傾いている場合、がらがらと崩壊してしまうのではないかと想像した。
今日は満月だそうだ。カレンダーに書かれていた。窓から空を見ると、柔らかな光が月を包んでいた。私は外に出た。家を見上げた。その輪郭は、はっきりとは見えなかったが、今にも崩れそうな弱さはなかった。やはりおかしいのは私の方なのかもしれないと思った。そのことに少し安心した。病院に行かない限り治らないのだろうが、すぐに死んでしまいそうな異常もこれといってなかった。結論は後回しにすることができた。家に戻ろうと、ドアノブに手をかけた。ドアを開ける前に、月を見た。太陽よりもずっとずっと愛情深い光を纏っていた。そしてそれは私をまっすぐに見つめてくることがなかった。だから、私は月が好きだ。誰のことも照らさないから。
そんな月も、私の大好きだった月も、今ばかりは歪んでいた。満月には見えなかった。
やっぱり、おかしいのは私の方なんだね。
月が嫌いになりそうな予感がした。
3
参加失礼します
ふっと、恋をしてしまう。
特段特別なことなんて無い。
ただ街頭に照らされたあなたを見ただけで、刺さってしまう。
「ありがとう」
そのきらきらとした笑顔で、おちていってしまっていた。
ふっと、恋をしてしまう。
あなたは引っ越してしまう、と
しばらくは二度と会えない、と言った。
「最後に」と握ってあなたの手は、とても優しく暖かかった。
ふっと、恋をしてしまう。
帰り道、二人で海にいこう、と言ってくれた。
すっかり黒くなった夏の水が、あなたをより際立たせていた。
「綺麗だ」と言ってくれたあなたがどこを見ていたか。
わからなかったけど、そんなあなたに恋していた。
ふっと、恋をしてしまう。
なかよしグループで一緒にごはんを食べに行った。
美味しい!!と無邪気に喜ぶ友達と笑いながら、僕はあなたを見ていた。
あなたは、酔った友人を介抱していた。
「まじでぇ…おまえらぁはぁ…なんでぇ…くっつかないんだよぉぉ…」
あなたは苦笑いをした。
酔ったとはいえ、そこまで言える友人が羨ましく思った。
恋をしてしまった。
私は通勤のため電車からおりて職場へ向かっていた。
季節外れと思うほどの涼しい日だった。
青々しい空と風が心地良い。
このくらいの気温がちょうど良いと思った。
小さい隕石がおちてきたらしい。
目が覚めた病室でそう言われた。
私はなんにもわからず、とりあえず声を出そうとする
喉が焼けるほどいたい。
慌てて手で喉を抑えようとする。
動かない…!?
「落ち着いてください、大丈夫です」
すぐ近くにいた白衣を着た人になだめられた。
すぐに医者だ、ということが理解できた。
私は涙が出そうになった。
のに、なにも出来なかった。
「貴方が生きていたのは、奇跡なんです」
なんでも、私を庇った人がいるとのことで、私は一命をとりとめたらしい。
その人は、黒焦げになって煙となってしまったらしい。
なんにも、跡形もなく。
--- *輪廻転生* ---
--- *死んでもなおまた新たな生命となって生まれ直すこと。* ---
--- *生まれ直す過程内で、不完全な状況で、もがいて守ろうと、やり残したことがあると急いで戻った結果、記憶がまだ抜け落ちて無いことが多数。* ---
--- *よく、この地球が他の惑星に脅かされているのが見やすいだとか。* ---
4
「今日の気温は、48度です。」
今年も暑くなってきた。
まだ暑くない方。
過去の人々はこれを|経験した《あじわった》ことがないんだって。
過去の人々は|熱くなってから|雪《白くて冷たいなにか》をあんまり見れなかったんだって。
この|雪《白くて冷たいなにか》の名前はわからない。
でも、過去の人々にゆきちゃんって娘がいたらしい。
その娘は|雪《白くて冷たいなにか》が名前の由来らしい。
だから、|雪《白くて冷たいなにか》は、|雪《ゆき》と読むのかもしれない。
わからないけれど、この|雪《白くて冷たいなにか》はなんなのか。
それはみんなに名前を募集しているから、いつか決まる。
いつ決まるのか、楽しみだな。