リレー開始者:鈴夜河 瑪海
#ホラー(心霊) #グロ(多分)
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話数 5 / 8
⚠️グロ描写ありかもしれないです。
注意して下さい。
ぜひ書いて下さいね!
合言葉:心霊小説
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1
このアパート、部屋関係なく心霊現象が起こるらしい。
なので、家賃はとても安い。
なんと二万円。
ただの心霊現象なら、何も起こらないと思えば起こらないだろう。
私は一〇六号室に入った。
「ただいま〜」
そう呼び掛けるが、返事は無い。
そうだった、両親は実家に住んでいるんだ。
仕事終わりは、息抜きの料理。
そう思って私は手を洗い、台所に立つ。
「あれ?」
ふと、気になる。
昨晩、包丁は引き出しにしまったはずだけど。
「ま、気のせいか。」
事故物件と言われているせいで、気になってしまう思い込みだと、私は気に留めない。
---
ピピピピ ピピピピ ピピピピ
目覚まし時計のアラームが鳴っている。
「んんん…」
休日なら当たり前のように二度寝をするが、今日は仕事の日だ。
目覚まし時計を当てずっぽうに取って、うるさいアラームを止める。
まだ眠いが、我慢。
と、布団から起き上がり、狭めのリビングに入る。
「あれ?昨日…カーテン閉めるの忘れてたっけな」
昨晩寝る前に一度閉めたはずのカーテンは、開いていた。
明るい日が差し込んでいる。
今の季節は夏なので、朝でも気温が高い。
---
そして、夜。
ピーンポーン。
インターホンが鳴った。
(こんな夜に?普通にめんど……。てかだれ?)
私はため息を吐いて、ドアスコープから外を覗く。
白い人が立っていた。
全てが白い。顔は見えない。
「何ですか…っ?」
…いない。
ドアスコープには映っていたのに、今私の目の前には、人の姿など無い。
「は?」
意味が分からなくて、私はそう呟いていた。
--翌日--
ピピピピ ピピピピ ピピピピ
「ん〜…えっ」
目を覚ますと、辺りは明るく日が差していて、私は布団の上で寝ていた。
気を失っていたようだが、一体どうやってここに来たのだろう。
まあいいや。
ピーンポーン。
インターホンが鳴った。
私は昨日のことを思い出して、内心驚いた。
ピーンポーン。 ピーンポーン。 ピーンポーン。
無視しているからか、さっきからずっと鳴っている。
(これはきっと大丈夫!!)
己に言い聞かせて、私は今、玄関に立っている。
「何ですか!!」
ほぼ叫んでいるようなふうに呼び掛ける。
が、返事は無い。
しばらくの間、無音が続いた。
私は耐えかねて、ドアスコープを覗き込んだ。
白い…女が。
白い女が、俯いた状態で、立っている。
(昨日の人だ!)
驚いたが、これが心霊現象であれば、扉を開けると消えているだろう。
私は深呼吸をした。
大丈夫、大丈夫、大丈夫。
「なんです…」
次の瞬間、私は息を呑んだ。
いる。
扉を開けると、白い女が目の前に、現れる。
そして、短い距離だが、猛スピードでこちらに突進してきた。
「ねぇ、あのアパート、事故物件って言われてるんだけど…」
「知ってる。人、死んだんでしょ?」
「原因不明の不審死だそうよ」
「見つかった時、首が、"引き千切られてた"らしい…」
「え〜こわ」
あんまり怖くなかったかも。
2
参加失礼致します。
「ねぇ、あのアパート知ってる?事故物件の。」
「知ってる知ってる~!一〇六号室の人が不審死したんでしょ~?」
「そうそう!それで、死に方が首が、引き千切られて死んでたらしい。」
「うわっ!ガチの奴じゃん!あれ?確か、青山さん、今日からそこに住むんだよね?」
同僚に言われて、僕は顔をあげた。
「あっ、はい。両親に実家を追い出されまして……」
愛想笑いを浮かべる。正直、心霊現象なんて起こる訳ない。
---一日目----
僕がシャワーを浴びてると、天井から、無数の髪の毛が落ちてきた。
「なんだこれ……?」
髪の毛はずっと落ちてきて、正直、腹立たしい。
----二日目----
寝ていると、なにやら声が聞こえてきた。
なにかを囁いている。
毎晩毎晩。
僕はそのせいで寝不足。会社をクビになるところだ。
---
「くそっ!」
僕は扉を蹴る。
すると、ガシッと足を掴まれた。
扉から、うっすら透けた腕が生えていて……。
「ねぇ、青山さん、最近、見てなくない?」
「行方不明って噂。」
「やぁねぇ、どこに行ったのかしら?」
「そう言えば、最近、あのアパートで男の霊がでるらしいよ。」
「やっぱりあのアパートガチな奴じゃん!」
「青山さん神隠しとか?」
「まさかぁ!」
下手ですいません!
3
失礼します!
面白かったので書かさせていただきます…!
「今日も何も起きなかったか…」
私はいつも欠かさず書いている日記に、
〈12/5 今日は何も起きなかった。〉
と書いた。
このアパートでは最近、とある噂が広まっているらしい。
「106号室に住んでいた女の人が、原因不明の不審死をしたのは、その女の人が見たとされる謎の白い女に殺されたのではないか」
「その次に住んでいた男の人は行方不明になり、それから男の霊が出るらしい」
などと、どれも信じ難い話ばかり。
それらの噂話に惹かれた私は、一昨日、このアパートの106号室に入ることにした。
その夜、私は仕事で帰るのが遅くなり、0時過ぎに風呂に入った。
「疲れた〜」
などと言いながら脱衣所を出て、ふと玄関の扉を見ると、隙間から白い手が生えていた。
…ような気がした。
「…やっぱり疲れてるんだよね」
そう言って気持ちを落ち着かせる。
翌日、朝起きると私は悲鳴をあげた。
布団の上に髪の毛が沢山あった。
「何だこれ…」
心構えていたとはいえ、突然のことには流石にびっくりした。
結局、この日は今朝のことが頭から離れなくて仕事でたくさんミスをしてしまった。
「流石にやばいかも」
そう思い、今すぐ離れようと玄関に行くと…
ピーンポーーン。
インターホンがなる音が聞こえた。
私はその場で飛び上がると、恐る恐るドアスコープを覗き込む。
そこには…
白い女がいた。
私はもうパニックになり、寝室に駆け込む。
大慌てで何とか寝室の扉を開けると…
そこには、さっきの白い女がこちらを見つめながら、笑っていた。
顔は見えなかったが、雰囲気で分かった。
その時、私の意識は遠のいていき…
「また106号室の人、亡くなったんだって」
「まじで呪われてるよね…」
失礼しました!
誤字脱字があったら訂正します。
4
夜中、俺はコンビニに出向いて夜食を買いに行った。
適当にカップ麺とエナドリを手に取り、レジに並ぶ。そして会計を済ます。
自宅に帰る道中、妙な言葉が耳に入った。
「またあのアパートで人が亡くなったんですってねぇ」
「物騒なものよ。あ、そういえば新しく入ってきたらしいわよ、その部屋に」
「一○六号室に? 物好きねぇ。わざわざ死にに行くようなものよ」
何の話かは一切わからない。一つ言えるのは、どこかのアパートの一○六号室で、住んでいた人が亡くなった、ということ。
しかし俺には一切合切関係がない。そう思っていた。
帰宅後、俺は電気も付けずに寝室で横になる。
心霊現象などと揶揄されるものを、俺は見たことがあるのだろうか?
あの人たちの言葉が頭に残り、そのような思考をする。
まぁ、考えても仕方がないか。そう思い、俺は起き上がって、キッチンに向かう。
そして買ってきたカップ麺を食べるために、湯を沸かそうとする。
ポットという便利なものはないため、少し底の深いフライパンに水を入れ、コンロで過熱する。地味にめんどくさい。
そうしていると、突然テレビの電源が付く。流れているのは、砂嵐の画面だった。
まぁ、ブラウン管のものだから砂嵐は珍しくはないか。
だが、なぜ突如として電源が付いた?
疑問符が頭に浮かぶが、特に気にも止めずに、テレビの電源を消す。
キッチンに戻ると、グツグツと湯が沸騰していた。火を止め、カップ麺に流し入れる。
三分測ろうとしたが、スマホが近くにない。
あぁ、寝室の置いたままだった、と思い出し、寝室に取りに行く。
すると、背後から謎の視線を感じた。
俺はすぐさま振り返り、確認する。
もちろんの事ながら、俺以外に人はいない。よって、誰かが家にいるということはあり得ないのだ。
視界には、誰もいない。ただの思い違いか?
その直後、悪寒が背筋を走る。思わず身震いをしてしまう。
なんだ、何が起こっている。
そこで、俺は例の言葉を思い出す
——怪奇現象。
そうだ、これがそれだ。
とにかく俺はこの空間の妙な存在を消し去りたかった。
スマホを回収してないまま、キッチンに戻り、塩を取り出そうとする。
眼中、引き出しが突拍子もなく開かれる。だが俺は触れていない。別の引き出しに俺は触れている。
そしてその引き出しには、包丁やそういったものが仕舞い込まれている。
早く、早く!
塩を取り出した後、俺は素早く小皿を取り出し、塩を盛る。
瞬間、それは黒く変色していく。
嘘だろ……?
この変化は、特に知識のない俺でも直感的にわかる。やばい、これはやばい。
振り返ると、先ほど開いた引き出しから、一人でに包丁が空を舞う。
そして、包丁は俺の方へと飛んでくる。
身を屈め、俺はすかさずそれを掴み取る。
まるで魂がこもっているかのように、包丁は暴れ狂う。
普通に考えてこれはおかしいだろ。
少し苦笑しながら、俺は包丁を引き出しに無理やり仕舞い込む。そしてガムテープで開かないようにする。
ちょっと疲れているのかな。
俺は寝室に入り、ドアを閉め、ガムテで塞ぎ、眠りに落ちる。
翌朝、目が覚める。
寝覚めが悪かったのか、身体が痛い。重い。
まだ少しぼやける目でドアの方を向く。
ガムテープは破れていない。開けられた痕跡はない。
少し安堵し、大きく息を吐く。
起き上がり、ドアを開ける。
すると……
目の前には、怪奇が映っていた。
砂嵐のテレビ。付けたはずのない電灯。全開きのカーテン。宙を舞う食器や包丁。
たかが、幽霊。
されど、幽霊。
俺の存在を、霊が認識すると、動いていたものが一瞬にして静止する。
そして矛先が完全に俺に向く。
急いで俺は寝室に戻る。ドアを閉める。
ドンドン、とドアを叩く音が聞こえ、インターホンも突然鳴り出す。
息が、はぁはぁ、と荒くなっていく。
今更にして、俺はあることを思い出す。
そうだ、この部屋は“一○六号室”だ。そして、例の事故物件も、一○六号室。
更に俺の息は荒くなる。ヒューヒューと過呼吸になっていく。
一度、深く目を瞑る。
夢だと、自分を言い聞かせようとする。
これは夢だ。これは夢だ。これは夢だ。
大きく息を吐いた後、目を開く。
その視線の先、目に映ったのは——
---
以降、その男を見た者はいなかったという。
行方不明、はたまた夜逃げ。あるいは、殺された。
脈絡のない噂が立つ。されど、誰もその行方を知らない。
さて、次の被害者は誰でしょうね?
5
私は一〇五号室に住んでいる。
いや、居座っていると言ったほうが正しいかもしれない。
なぜなら。
———ここは今、空き家であるからだ。
ガチャガチャガタンという音で目が覚めた。
また隣の部屋か。いつもいつもいつもいつも、うるっさいなぁ。
ツカツカと歩み寄り、すっと壁に手を触れる。一つの感触もなく、私の手は《《通過した》》。
「うるっせぇんだよ! いい加減黙っとけ! サツに言いつけんぞ!」
見事に隣の部屋への侵入に成功した私は、でっかいでっかい声でそう叫んだ。
シン、と静まり返る。あっちこっち飛び回っていたテーブルやら冷蔵庫やら、どこから湧いてきたのか大量のナイフやら包丁やらが、音もなく床に落ちた。
はぁ、と息をついて、さっきと同じ要領で壁に触れ、自分の住んで……居座っている部屋に戻る。
まあ、「サツに言いつける」はさすがに有り得ないけどね。
だって。
———私も幽霊だから。
---
ここのアパートは、事故物件と言われている。
いや、事故物件ではない。ただの幽霊屋敷だ。居座っている幽霊は基本的に何もしないし、やらかして何かしたとしても、生きている人間には無害である。
———一つの部屋を除いては。
忌々しく思いながら、私は隣の部屋と隔てる壁を睨みつけた。
今年に入ってから、隣——一〇六号室では何人もの住人が死んだり行方不明になったりしている。
しかも、この物件に限らず、別のアパートの一〇六号室でも住人が行方不明になったらしい。
絶対に 私、いや、私たちのせいではない。もっと別の何か、どこかの悪霊の仕業だ。
本当に迷惑なこと、この上ない。
「あーあ。どうすっかなぁ……」
とりあえず、一〇六号室の悪霊の正体を突き止めねば。
明日、このアパートに住んでいる他の幽霊たちにも声をかけてみよう。
そんなことを考えながら、一〇六号室の怪談が出回って久しく——すっかりと人の入らなくなってしまった部屋の中で、私は一人寝転がった。
やば! プロット見落としてた! あとで書き直します! すいません!!!