リレー開始者:ゆら姉の飼い猫
#意味深 #小説
最低100文字/最大3000文字
話数 2 / 10
合言葉は「意味深」(かっこはいらない)
みんなで小説を書いて読んで、意味を考えよう!
小説はもちろんOK、詩でも歌詞でもOK!
前の人との繋がりはなくてもあっても大丈夫!
どんどん書いてこう!
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1
はむにゃんの方で書いた詩「夢の呼吸」です!
あんま意味深じゃないカモ‥w
**夢の呼吸**
---
静かに落ちる 溺れて沈む
夢の中 揺れる想い
出会い 別れ そんな世界が
確かにこの目に 見えた気がした
時間は進む 止まらず進む
その中で 風に身を預け
その中で 全てが白く染まり
あの日の記憶が ふと蘇る
「……終わらないで。」
呟いても 返事はない
当たり前のように 時計の針が動く
いや 当たり前に 針は進む
終わってしまう 明日が来てしまう
「……明日なんて、来なくていいよ。」
合言葉は「意味深」だよ!
2
あるところに、一人の少女がいました。
黒い長い髪が自慢の、花のような娘です。
ある日、彼女は散歩をしていました。
暑いなあ 夏だものね
外の暑さにふうふう言いながら、道中にあった庇の下に腰掛けました。
真っ赤なカンナが咲いています。
きれい
その美しさに見惚れながら、目線を動かすと、そこには小さな男の子が蹲っていました。
どうしたの?
そうそっと声をかけます。
すると、男の子はふっと顔を上げました。
そのふっくらとした頬は涙に濡れています。
ともだちがいないんだ
男の子は小さくちいさく呟きました。
ぼくは、ともだちがほしい。けど、みんななかよくしてくれないんだ。
少女は可哀想になり、男の子の手をきゅっと握って言いました。
お姉さんが友達になるよ。君が友達になってくれたら嬉しいな。
そう笑いかけると、男の子はふわりと破顔しました。
びゅううっ
一陣の風が吹きました。
カンナがそよと揺れ、庇がはためきました。
その突然の風に、少女はぎゅっと目を瞑ります。
数秒後、風がやっと収まって、少女は目を開いてみました。
あら?
男の子は、いつのまにかいなくなっていました。
煙のように消えてしまったのです。
少女は、あっと声を上げました。
キノコです。
男の子が座っていた所。
そこに、もっこりとキノコが生えていました。
少女はそれを見とめると、再び歩き出しました。
暑い熱い日差しの中、小さなキノコだけが、そこに残されていました。
おしまい
わかりやすいですね。
ちなみに太った男じゃなくて、小さな男児の方です。
貶める意は全くありません。