リレー開始者:Mako
最低100文字/最大2000文字
話数 7 / 7
(参加用合言葉は 1週間のじんかく です。)
ファンレターで続編提案して頂き、ありがとうございます!
1週間の人格が終わったら
続編、書いてみようと思います。
素敵なお話と素敵なご提案
本当にありがとうございます😊
投稿は1人何回でも大丈夫です。
と言うか書いていただけたら
すごい嬉しいです!
1日1日人格が変わる女の子のお話。その女の子の1週間を描きます。
例えば月曜日は明るく元気な女の子でも火曜日はヤンデレだったり…とか、1日ごとに性格が変わります。《違う人格の同一人物》を描いていきましょう。
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1
Mako
楽しんでいただけると幸いです。
ーー今日の私は「明るい子」だ。
朝起きた。
「……今日は私は《明るい子》なのね」
私、冬山真穂は、不思議なことに毎日人格が変わる。
多重人格……って言えばいいのかな?
今日はこの人格なんだなって、何故か自分自身でわかる。
だから多重人格とは少し違うのかもしれない。
「珈琲が飲みたい」
ぽつりと呟く。
中身は違えど好きな食べ物等は一緒みたいだ。記憶も引き継がれる。体が一緒だからかな?
「珈琲……インスタント珈琲……スティック珈琲はどこだ……」
ガサゴソとむやみやたらに棚を漁るがお目当てのものは出てこない。
「ないのかぁ……じゃあジュースはないかな」
冷蔵庫を開けると、オレンジジュースしかなかった。
「私はリンゴジュースしか飲めないって、何回言ったらわかるの、お母さん……」
苦笑しながら仕方なくオレンジジュースをコップに注ぎ、飲む。
「酸っぱい……まぁいいか、これはこれで」
お母さんは多忙で私が起きている時はいつも不在。土日しか家にいないから会えるのは貴重。
そんなお母さんは私のために仕事帰りにスーパーに行ってなにかしら買ってきてくれる。
【お母さん リンゴジュースが飲みたい】
なんてメモを寝る前に残しておくとその明後日くらいに買ってきてくれてる。
でも毎回リンゴジュースとオレンジジュースを間違えている……という記憶がある。
ちなみに私はこんな体質のために不登校。平日は家にひとりぼっち。
「でも大丈夫!私にはゲームがあるもの!」
テッテレー♪とゲーム機を高く掲げる。
いつもはここまでテンション高くないけど、今日の私は【ポジティブ思考の明るい子】なのだ。
かちゃかちゃとゲームソフトを取り出して「どれにしようかな」なんて考える。
大体、起きてご飯食べてゲームしてご飯食べてゲームして読書してご飯食べてお絵描きしてお風呂入って寝る。これがルーティンだ。中身が変わってもルーティンは変わらない。
今日の私は、明るい子。
ゲームをして楽しく過ごした。
明日はどんな私だろうか。
こんな感じで進んでいきます。好き勝手やっちゃってください!
2
桜
ーーー今日の私は、「普通の子」だ。
朝起きると私は、いつものように今日の人格を声に出す。
「私の今日の人格は、普通の子ね」
そういって、リビングに向かって歩き出す。
「コーヒー、飲みたいなぁ」
そう言いながらキッチンを探る。
だが、いくら探してもなかったので、諦めて冷蔵庫の中を見てみた
そこには、いつもはオレンジジュースしか入っていないのに、リンゴジュースが入っていた。
「もしかして、私がリンゴジュース買ってきてって、いっぱいお願いしたから?
お母さんから、手紙があるかもしれない。」
私は急いで家中探しまわった。
すると、ダイニングテーブルにふせんが貼り付けてあったのを見た。
私は急いでダイニングテーブルにかけよる。
「真穂へ
お母さん、リンゴジュース買っておいたよ!
でもね、ひとつだけ話したいことがあるから、今日の午後の6時に、ファミレスでまっていてくれない?
よろしくね
お母さんより」
これを読んで、私は立ち尽くした。
「話したいことって何だろう」
約束の時間まで、ずっとそれを考えていた。
そして、ついに約束の6時になった。
母「真穂、ごめんね、ここまで来てもらって」
真「ううん、全然大丈夫!」
真「それより、話したいことってなに?」
母「あのね、お母さん、海外に転勤しなければならないことになったの」
真「え?」
母「それで、真穂は、どうしたい?
一緒に海外に引っ越すか、このまま日本で暮らすか
もし、日本でくらすなら、お母さんとはたまにしか会えないよ?」
真「……」
母「真穂の好きなようにしなさい。
どうしても日本にいたいなら、お金はわたすわよ」
真「じゃあ、日本にいたい」
母「わかったわ」
真「いつから海外に行くの?」
母「3日後よ」
真「頑張ってね
応援してるよ」
そんな言葉を真穂はお母さんに何百回もかけた。
今日の私はみんなと変わらない普通の子。
明日はどんな人格なのかな。
めっちゃ長くなってしまいました
申し訳ございません
3
――今日のわたしは、「元気がない子」だ。
「今日の私は、元気がない子、か⋯。」
私は冷蔵庫を漁る。
「リンゴジュース、珈琲⋯。ないかな⋯?」
私は気づけばコップにオレンジジュースを注いでいた。
「あ、間違えちゃった⋯。」
今日の人格⋯昨日の出来事も影響あるのかな⋯?
「はぁ⋯これから自分で買い出しにも行かないといけないのか⋯。」
私は玄関の扉を開ける。こころなしか重く感じる。
「鍵を閉めて⋯。」
今日の晩御飯は何にしよう。栄養バランスが取れるもの。お母さんはそんなことをいつも考えながら、買い物をしてくれていたんだ。
こうやってやってみると、実感している。昨日のことを、無駄に思い出してしまう。
「明日、日曜日⋯いつもなら、お母さんに会えるって、嬉しいのに⋯。会えない⋯。」
お母さんは、海外に引っ越すことになった。私は日本にいる選択を取った。
「これじゃ、余計学校に行きたくなくなるじゃん⋯。」
学校に出るのはおろか、外に出たくもない。
「とりあえず、もう外に出なくて良いようにいっぱい買っておこう。」
私は買い物から帰ってきたら、荷物をすぐ置いた。
鍵を閉め、やることもない。友達もいない。
私はなんとなくテレビをつけた。
テレビのアナウンサー「最近、不登校の人が増えているようですね。」
解説者っぽい人「不登校の理由は、大体学校で嫌なことがあった人、交通事故などの理由で学校に通えない人、学校外で嫌なことがあり、外に出る気力がない人が多いです。」
私は後者(学校外で嫌なことがあり、外に出る気力がない人)だ。どんなに明るく、ハイテンションでも、学校に行く気は起きない。
テレビのアナウンサー「外に出る気力がない人は、リモートで授業は受けれないんですか?」
解説者っぽい人「実は、外に出る気力がない=学校の授業を受ける気力もない、なにもしたくないということにもつながるんです。」
テレビのアナウンサー「そうなんですか。」
私はなにもしたくない。なにかをする気力もない。次にお母さんに会えるのはいつなんだろう。私はそう思いながら、テレビの音声を右から左へと聞き流す。
「電気代が無駄なだけだな、これ⋯。」
私はテレビを消す。
⋯暇だ。
ゲームをしようと私は部屋に向かった。
中途半端なところで終わりますすいません!それではさようなら!
4
――今日の私は、「怒りっぽい子」だ。
なんだかイライラする。
今日の、この人格だからなんだろう。
「今日の私は、怒りっぽい子、か」
お腹すいたなぁ。
冷蔵庫を開けると、どさどさどさ、と昨日詰め込んだ食材が雪崩になって私を襲った。
「痛いなぁ!なんでこんな入れ方してんの⁉」
昨日の私に向かって、届かない声を出す。
卵が3つ割れた。
これも掃除しなきゃなんて、ただでさえこの人格なのに、どこまでストレスを抱えればいいの?
とりあえず卵は拭き取って、朝ごはんはあるのを乗っけて焼いただけの雑多トーストにした。
やけ食い用に、2枚。追加でヨーグルト。
栄養は取れてると思う。多分。
このやろー、むしゃくしゃさせんなー!
いただきます!
やけ食いをするつもりだったのに、最近まともに食べてなかったせいで、1枚半しか胃に入らなかった。
あぁもう、どれだけ食品ロスを進めれば気が済むんだ。
このイライラをなんとかして発散したい。
取り出したのは、そう、ゲーム。
「コンボさえ稼げば爽快になるはず!」
布団にダイブしてゲームを起動する。
重い。遅い。
「あーもう‼」
布団の中で暴れ回る。
そんなこんなしているうちに、起動した。
しかし、なかなかうまくいかない。
「なんでこうもツイてないの⁉」
なんとかツキを自分に回そうと、繰り返しプレイすること、11時間。
夜になっていた。
あぁ、なんだか1日無駄にした気分。
むしゃくしゃしながら、お風呂を沸かす。
しばらくは会えない最終日だってのに、お母さんは今日も仕事。
なんでもう少し一緒にいてくれなかったの?
寂しさと怒りをこの人格のせいにしたい。
今日の私は、怒りっぽい子。
明日は……お別れの日は、明るい人格だといいな。
5
桜
2回目いいんか分からんけど、とりあえずやらしてもらいます!
ーー今日の私は、前向きな子。
「今日の私は前向きな子なのね!」
そう言った後、お母さんが今日は海外に行くことを思い出した。
「そういえば、今日はお母さんが海外に行ってしまう日だっけ…。」
少し残念に思いながらいった。
「そういや、お母さんは、海外に行ってしまうって言ってたけど、どの国に行くのかな?
割と近い韓国だったり?中国?ブラジルだったりして⁉︎」
そんな妄想を膨らませながら、朝ごはんの準備をし始めた。
キッチンに行ったら、大量にコーヒーが置いてあった。見た感じでは、毎日1杯ずつ飲んでも、1年は持ちそうな気がする。
ダイニングテーブルには、またふせんが貼ってあった。
そこには、
「真穂へ
お母さんは、今日の朝10時の飛行機に乗らなければなりません。
だから、空港に来てくれる?
あと、コーヒーは、1年間お母さんが帰ってこなくてもいいように、1年分キッチンに置いておいています。
じゃあ、また来てね!
お母さんより」
「そんなの、行くに決まってるでしょ!」
笑顔で私はそう言った。
約束の、10時の1時間前に空港に着いた。
私は、お母さんにずっと聞きたかったことを聞いた。
真穂「ねえ、お母さん、海外に行くって言っていたけど、どこの国に行くの?」
母「それはね、な・い・しょよ!
またその国に着いたら、ビデオ通話で教えてあげるわ!」
真穂「う、うん
わかった!」
母「おっと、もう9時40分だわ。
もう、飛行機に乗らなければ!」
真穂「じゃあ、お母さん、行ってらっしゃい!」
母「ええ、行ってくるわ
真穂も、体に気をつけてね。」
そう言って、お母さんを見送った。
何度か、自分の選択が間違ってやしないかなど考えたが、最終的に
「日本にいることを決めて、よかった」
と思うようになった。
明日には、お母さんは着いているかな。
またビデオ通話したいな。
そんなことを考えながら、家に帰った。
ありがとうございました!
6
Mako
桜様、素敵な2回目をありがとうございました!
もちろん他の方も書いて頂きありがとうございます!
私も2回目書いていきます…!
ーー今日の私は「お喋りな子」だ。
「今日の私はおしゃべりな子ね」
じゃあ、お母さんが国についてビデオ通話繋げてくれたら、沢山おしゃべりできるかな?
そんなワクワクを胸に抱えた。
「今日は少し肌寒いし、たまには白湯でも飲もうかな」
私はお湯を沸かす。
お母さんが用意してくれた珈琲を飲むのは、またのお楽しみにしようと思う。
「お母さん……、今頃どうしてるかな」
時刻は午前8時。私は学校に行かないから起きるのが人よりも遅く、平日も休日も同じ時間に起きる。
今日は土曜日。
「他の子達は朝早くから友達と遊んだりするのだろうけど」
……お喋りな子という人格のせいか、ひとりごとも多い気がする。
ぶぶッとスマホに着信があった。
「お母さんだ!」
私は届いたメッセージを素早く見る。
《真穂 無事国につきました。
今日は片付けなどで色々と忙しいので
明日、電話してもいいかな?》
「明日かぁ。……今日がお喋り日和ではあるけど、お母さんも忙しいだろうし、私に予定なんてないから明日でも全然いいや」
電話するのには丁度いい人格ではあったが仕方ない。
「《全然いいよ。片付けとか、頑張ってね》……送信っと」
となると、今日一日中また暇だなぁ。
「……ゲームしようか……いやでも一昨日結構したし今日は、デジタルデトックスでもしてみようかな……」
たまには、ゲームから離れて料理でもしよう。
お母さんがいない分、作り置きもすぐになくなるだろうから、自炊頑張らないと。
そう思って、出来上がった白湯を飲んで一息ついてから料理に取り組んだ。
「……不味い」
私は料理に挑戦したはいいけどもう挫折しそうだった。
肉は焦がすし、ご飯は炊いてないし、グダグダだ。
「お母さん、いつもこんな大変なことをしてくれてたんだなぁ」
つくづく感謝しかない。
学校に行かないから給食とかも食べないし私のご飯は全てお母さんが作ってくれていた。
「ありがとうお母さん」
私は焦げた肉を食べながらお母さんに感謝した。
明日はどんな人格だろう?
お母さんに会う日くらいはいい人格でいたいな。
6話目!皆さんここまで書いてくださり本当にありがとうございます…!
ついに次が最終回です。ただ、ファンレターの方で続編を提案していただいたので続編もやろうかなと思っています!
とりあえず、1週間の人格を最後までよろしくお願いします!
7
2回目失礼します!
今日の私は…なんだろう。
「…おかしいな…。いつもなら誰か、ちゃんとわかるのに…。そうだ、通販で料理本頼もう。今日の朝ごはんはどうしよう…。そうだ、YOUTUBEで、料理方法を見よう。」
私は検索欄に【朝ごはん 簡単 失敗しない】と入力した。
「…ご飯にふりかけをかけるだけ…。ご飯も炊けてないし、ふりかけなんか買ってないよ…。」
私は再び、【ご飯 炊き方 簡単 失敗しない】と入力して、
「…なんか面倒くさいな。やっぱり朝ごはんは適当に食パンでいいや。」
(ヴヴヴ…。)
「あ、そうだ、今日お母さんと話すんだっけ?」
『真穂。大丈夫?風邪とかひいてない?』
「いきなりそれ?大丈夫だって。それより、お母さんが行った国って…。」
『あぁ、行った国?』
「うん。」
『中国。』
「へぇー、中国なんだ。」
私は中国ってどんなところだったっけ。あとで調べようと思う。
『私、中国地方に行ったから。』
「ん?《地方》…?」
『うん、中国地方の鳥取。』
「日本…なの?」
『いや、だって中国でしょ?』
「いや、そうだけど、でも、日本の中国地方、じゃん?」
『あー、そうか。』
なーんだ。私は少し安心する。
「じゃあ、お母さんが行ったのは、海外じゃなかったんだね?」
『えっ、でも、中国だから、海外じゃないの?』
「えーっと…。」
お母さんはリンゴジュースと間違えてオレンジジュースを買ってきたりするなど…。やっぱり、天然なようだ。
「あれ、っていうか…。」
『真穂?どうしたの…?』
「えっ、いや…。学校には私行ってないから、関係ない話なんだけどさ…。今度の修学旅行、鳥取…。」
『あれ、そうなの?それなら、会えるかもしれないわね。』
「やったぁ!…でも、学校…。」
そうか、やっとわかった。びっくりしたり、喜んだり、安心したり…。今日の私は、
感情が、豊かな…。人格とか、そういうのじゃなくて…。今までの人格も、全部私。今日の私は――
人に会いたくなる、人を、好きになれる…人間の子。
ありがとうございました!