リレー開始者:むらさきざくら
#ご当地自慢小説 #都道府県
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話数 3 / 30
自分が住んでいるところでも、好きなところでも、なんでもないところでも。
とにかく、どこかの都道府県で、ご当地小説を書く会です。
方言などが多少違っていても、まあいいよね精神で。
合言葉は ご当地自慢
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1
三重県は、伊勢神宮がある。祀られている天照大御神のご加護を、多少なりとも受けて生きている。
平々凡々に生きるわたし・|伊藤沙良《いとうさら》は、伊勢神宮へと来た。割と遠い。
ちなみに三重県民だから、伊勢海老や松阪牛を年がら年中食べているかと言われたら、そうでもないのが現状だ。セレブじゃないし。寧ろ、伊勢海老はどっかの都道府県に抜かされてたり、そうじゃなかったり…
年末年始は、家族で伊勢神宮へと行くのが恒例だ。マフラーを巻いて、ただの服を着て、白い息を吐きながら。
案の定人は多い。いつもならこんなに来ないだろうに。
ようやく神社へと来た。礼をして、パンッパンと手を叩き、お祈りごとを思い浮かべ、また礼をする。
ちなみに、伊勢神宮にはお御籤がない。江戸時代、伊勢神宮は誰もが一生に一度は生きたいと思ってきた。そのため、「行けただけで大吉」という風習が広がったとか、なんとか。
とにかく、わたしは平々凡々ながらも、今だけは三重県民としての誇りを持っている。
ちなみに、被っててもOKです
2
「おはよー」
「おはー」
坂の向こうから手を振る友人姿に、手を振返して駆け出す。
空からはカラカラとした落ち葉が舞ってきている。
「もう秋かあ」
「もうちょっとしたら一気に冷え込むよぉ」
「ひい、怖。気象現象が恐怖の域に達してきてるよね」
「ははっそれな?」
そんなことを話しながら共に道を歩いた。
もう10月。
九月の体育祭も終わった今は、中間テストまでの貴重で小さな猶予期間だ。
そんな風に駄弁りながら歩いていると、気づけば正門の前に来ていた。
此奴と話しながらだと、3キロ近い登校路も一瞬だ。
昇降口の小さな机。
そこに置かれた卓上カレンダーには、神無月、と旧暦の名が書かれていた。
其れを見て私は小さく笑う。
ここは神無月じゃないって言うのに。
神が日本の一ヶ所に集まる月、10月。
しかし、その一ヶ所では神々が一度に集まるのだ。
故に、その一ヶ所──つまりは島根──では、10月を神有月という。
……まあ、そんなこと言ったって鳥取と間違える人がいなくなる訳じゃないけど。
人口の少ない県の悲しき性だ。
この前も、県外の友達と話していたら『大山って島根と鳥取どっちだっけ?』などと言われた。
大山は鳥取だっつーの!
島根は三瓶山!
言うなれば、島根は神様の県!
鳥取は『ゲゲゲの鬼太郎』とかの妖怪の県!
まあ今は連続テレビ短編で島根が舞台だから、少しは知っている人も多い気もする。
しじみが有名で県庁所在地の松江。
縁結びの神社、出雲大社の出雲。
世界文化遺産の石見銀山の太田。
日本史でやたら天皇が流されている隠岐島。
ここら辺が有名ではないだろうか。
私が住んでいるのは、その内にも数えられないような田舎。
けれども田んぼばかりという訳でもない。
そんな微妙で過ごしやすいところだ。
……人口が少ないからと言って、ド田舎ばかりだとは思わないでほしい──
──て、何を私は話しているんだ?
「おーい、早くー!」
「ごめーん!」
友達から呼ばれたことだし、もう行こう。
誰に呼びかけているのかわからないけれど、聞いてくれて。
|だんだん《ありがと》!
島根県を紹介しました。
昔住んでたんです。
書いてますけど、都会にも田舎にも入らないところってあるんですからね?
まあ、ありきたりで平和なところに住んでました、住んでますってことです。
3
香川といったらうどん。
うどんといったら香川。
そんなうどん県で知られる香川県。
みんながよく知るであろう丸亀製麺。
その名前がある丸亀駅の近くには、うどん屋さんがある。
俺が香川に来たら、そこでうどんを食べるのが鉄則だ。
香川のうどんときたら、讃岐うどん。
スーパなどで売られている「讃岐うどん」。
でも、本場に来ると違う。
言葉では説明できない。
小さいけど、「食」という大きな誇りを持っている場所、それが香川県。
香川県は、俺のばあちゃんの実家です!
親戚がサザエさん家族の3倍くらい多いw
あ、俺は今、大阪に住んでます。←いらねえよ