リレー開始者:雨宮 綴
最低100文字/最大3000文字
話数 2 / 15
どんどん展開していくヘンテコ小説を作ろう!
1人一回、何かしらの展開や主人公の驚きの事実みたいな物を入れてください!
「実は〇〇は〇〇が下手であった」
みたいな。
どんなに変な物語になってもいいです
合言葉は「展開小説!」(「」はいれません)
最後の人は無理矢理完結させてください
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リレー参加者
1
時代は中世フランス
今日はアンデルテ伯爵家主催の舞踏会に行く日
主人公・ルイーズははじめての舞踏会
楽しみでいつもより早く起きてしまったわ。
お姉様方はまだ起きていないのかしら?
ふわぁぁぁあ
まだ時間はたっぷり
アレをしようかしら?
ベッドから起き上がり机の中から紙と羽根ペンを取り出す。
さぁ今日は何を書こうかしら
ペンを持ってじっくり考える。
なにがいいかしら...
主人公の名前はリズで、
かわいい女の子
どんなストーリーにしよう?
異世界転生ものがいいかしら?
記憶喪失系もいいわね!
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> そうはルイーズは時を超えて旅をしていた小説家だったのだ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
(時代は移動できるようになり、ひとは歳を取らなくなった。帰る時歳をとっていても
元の時代に戻ったら来た時の見た目に戻る。つまりは好きな時代に好きなだけいれるということだ)
いる時代が変われば
筆の進み具合も変わるわね
今まで書けなかった小説が書けるはず!
フランスを舞台にした小説も書きたかったから
ここで見たことをもとにして書いてみましょう♪
現地で得た知識だからよりリアルさが増すじゃない?
この時代のフランス居心地がいいから
友達にもおすすめしようかな
でも現代の電子機器をここのひとが見たら
驚いてしまうでしょうから
今日の夜にしましょう
2
リズ――いい名前じゃない。
ふふ、今の私にぴったりの名前。
よし、今日の舞踏会を題材にして、小説を書き始めましょう。
でも――と、ペン先を止めてルイーズは窓の外を見た。
朝露に濡れた庭園、その先に見えるアンデルテ伯爵の城館。
豪奢な石造りの塔が、朝焼けにきらめいている。
「舞踏会の前に……少しだけ散歩してこようかしら」
ペンを机に置き、ふわりとケープを羽織ると、ルイーズは静かに階段を降りた。屋敷の使用人たちもまだ目覚めていない静けさの中、彼女はそっと玄関を抜け出した。
朝の冷たい空気が、少し眠たげな頬を優しく撫でた。
――そして、彼女は出会ってしまった。
「おや……君、まさか……ルイーズ嬢か?」
声をかけてきたのは、深紅のマントを羽織った若い男だった。栗色の髪に金色の瞳、不思議な光を宿している。
「あなた……誰?」
彼女は咄嗟に一歩後ずさる。だがその男はおかまいなしに微笑んだ。
「やはり。僕の名は"レイモン=ノワール"。未来のパリで、君の小説の熱烈な読者だった者だよ」
「え……?」
「僕は君の作品『時計仕掛けの伯爵』で人生が変わった。だから……この時代に来て、どうしても本人に会っておきたかった」
ルイーズの目が大きく見開かれる。彼の言葉は、時空を越えて響いた。
「あなたも……"旅人"なの?」
レイモンは頷いた。
「君がこの時代を選んだ理由、わかる気がする。だが君はまだ、自分の本当の出自を知らない。ルイーズ=フェール……その名前は"この時代には存在していない"」
「……なにを言ってるの?」
「君が"ルイーズ"という名前で登録したのは、時間局に記録されていない仮名だ。つまり……君の本来の身分は"もっとずっと前の時代"の人間なんだ」
「…………!」
ルイーズの胸の奥で、何かが弾ける音がした。微かに思い出される、別の時代の記憶――それは、焔に包まれた塔、冷たい石床、誰かの声。
レイモンがポケットから小さな懐中時計を取り出す。
「君の過去を知りたければ、この舞踏会に参加するんだ。伯爵家の地下に"時の扉"がある。君が最初に時を越えた、本当の場所だ」
ルイーズの心臓が高鳴る。
それは作り話のような、けれどどこかで知っていた事実。
――私は何者?
――なぜこの時代に、物語を書くことを選んだの?
舞踏会の夜は、もうすぐ訪れる。
その先に待つのは、華やかな躍りではなく、彼女自身の"運命"だった。
もし解釈が間違っていたら申し訳ありません…!
楽しく参加させて頂きました!
ありがとうございます♪