リレー開始者:雅琵〈活動休止中〉
#タイトル統一 #小説
最低300文字/最大3000文字
話数 18 / 30
いわゆるタイトル統一企画です!
前回のタイトル統一企画では沢山参加してくれたので今回もやろうと!
タイトルは「だから、僕は進む。」です!
どんな内容でもオッケー!
僕は進むの僕を私でも俺でもワシでもどんな一人称にしてもらっても構いません!
ただ、グロいシーンなど、報告したいことがある場合は前書きに書いてください!
僕もどこかのタイミングで書きます!
みなさんの作品を楽しみにしています!
是非ご参加ください!!
合言葉は「だかぼく」(かっこは要りません)
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1
主人公:彰…男
母さん…女
父さん…男
僕は、親不孝な不良だ。
母さんの期待には応えられない、生まれてこなきゃよかった人間だ。
運動神経は並み、芸術センスはなし、勉強には集中できない。
すぐに諦めてしまう僕は、後悔したってどうしようもない。
高校生になっても、ずっと学校に行かずに同じ不良と街を歩く。
当たり前のようにタバコを吸って、夜中に歩き回って、親を助けようとしない。
こんな生活だめなんじゃないかって、ずっと思う。けど、体がどうしても動かない。
両親が嫌いなわけじゃない。こんな僕でもご飯を作ってくれて、家に居させてくれる。
一生反抗期の僕を、どうやったら普通に勉強して、普通に学校に行って、普通の生活が出来るだろうか___。
ある日。夜中の散歩を終え、家に帰った時だった。
「ただいま」
いつも勝手に無愛想に言ってしまう自分を今日も悔やむ。
いつも、それでも「おかえり」と言ってくれる母さんの声が、今日は聞こえなかった。
今日こそ母さんは僕を嫌いになったんじゃないかと、溜息を吐きながらリビングに向かった。
すみません。またどこかのタイミングで続きを書きます!!
2
「病気。」
登場人物
メイ(女)
玲 レイ (女)
「おはようございまーす」
いつもの調子で挨拶してドアを開ける。
ツンと強い消毒のにおいがする。ここは鳴嶋総合病院。
結構大きめの病院だ。そして私は、ここの医者をやっている、
長谷川 メイ。
一応女。それはともかく、
今日も職場に行く。どんなに嫌でも。
「おはよー」
同期の香菜だ。彼女は看護師を務めている。
「今日は心臓は大丈夫そ?」
心配そうな顔で聞いてくる。
そう、私は昔、病気でーーー
---
「心臓移植しか手がありません。」
医師が言う。この町一番の医師が言うのだから、私はもう助からないのだろう。
でも、ある日、一人の少女が私の病室にやってきた。
「こんにちは!私は、玲です。今月の間だけだけど、よろしくね!」
元気で、明るい子だった。私たちはすぐに仲良くなった。
両親もすごく彼女に感謝をしていた。
数日後、彼女は私と顔を合わせるなり
「さようなら」
と言って来た。私は彼女がいなくなった病室で一晩中泣いた。
翌朝。私はなぜか生きていた。瞬時に理解した。
彼女は私の犠牲になったのだ。
その日から私は医者を目指すようになった。
どんなに無茶でもあきらめずに挑戦した。
だって、一人の命を奪った私は、それ以上の人を救わなければならないから。
だから私は、どんなに苦しくても、無様でも、痛くても、辛くても、悲しくても
前を向いて、進んで行く。
彼女に胸を張って
「ありがとう」
と伝えるために。
---
「うん、ありがとう。もう大丈夫だよ。この前はごめんね。」
--- なにがあっても、彼女に伝えたい。 ---
--- だから、私は進む。 ---
--- 君との未来へと。 ---
ありがとうございました!
3
主人公 名前:如月 為千瓜
性別:女
推し 名前:ララ
性別:男
それではれでぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいごぉ!
あーあ。今日もつまんない、
嫌われる、嫌がられる、嫌われる、嫌がられる
愛されたい、愛してもらいたい
「あーーーーー、!!!!!!!!!!」
叫んだって変わらない、
分かってるのに…
「ね、!最近実況者ハマってるんだけどさー…!」
「そうなの、?」
友達の話、
受け流してたけど、
「…これか」
気になった
気になってしまった、
動画の再生ボタンをクリック、
【~ww!!ちょっと、!え、???!!!いやあああああああああああああああ、!!!】
楽しそうに笑う人、
君を見たとき
「…ポロポロ」
自然と涙がこぼれたんだ、
---
あの時、教えてもらえなかったら
あの時、知らなかったら
今、僕はどうなってたのだろう、
今日も、僕は進む、
君を見たいから、
君が大好きだから、
推しを、ララを、愛したいから、
辛くても、前を向く、
向かないといけないから、
進む、進まないといけない
君に、会いたいから___________
スゥ…迷作ですね…
4
前回はお世話になりました。
一応タイトル
「“魔法使い”の誇りと埃」
「魔法使いって何?」
私はその言葉を聞いて驚愕を隠せなかった。まさか。そんな。
ある日を境に世界規模で、魔法使いが激減している。
各地で魔法使いと一般市民による乱闘が絶えず、死者も出てきている。
この国でも、魔法使いを撤廃する風潮が広まってきている。
数々の友人との連絡が途絶えた。
よく顔を出す遠方の小さな街からは近頃、魔法使いが一斉にいなくなった。
行方は分からない。
ただ、政府の組織に続々と捕まり、牢屋に入れられたという噂は聞く。
どうなってしまったんだろう。
近年、”魔法美男子“という新たな文化のようなものが普及した。
今まで、なにかと女性の特権と化していた魔法使い界隈にとっては革命的だった。
世界中が盛り上がり、魔法の未来の兆しが見えたような気がしていた。
これが全ての原因だった。
魔法美男子というのは、まだ単なる肩書のようなもので、歴史的背景はないに等しかった。
当然魔法など触れたこともない。
ただの一般市民だ。と私は思っている。
しかし、魔法を統べる、“魔宝政府”はこれを期に魔法使いの飛躍を図った。
しかし、それが問題となった。
言ってしまうと、「素質が無かった」。
美男子達は全く芽が出なかった。
魔法習得はなんとかなったものの、時折どうしても垣間見える、乱暴で危なっかしい戦法がどうしても拭えなかった。
加えて、男性は戦闘特化が一般的で、実用性が全くと言って良い程ないことも、この計画を通して明らかになった。
やはり、魔法使いは女性の特権だった。
しかし、政府は諦めず、過酷な訓練を強制した。なぜそこまでするのか、私には分からなかった。
世の男性は男性で、女性の特権ということをとても妬み、男女差別だと戒めた。
だから政府の計画は消えなかった。
ここから、男女間に亀裂が入った。
確かに今の時代、性別でこれほどの差があるのは魔法界隈ぐらいだ。
もちろん、度々問題視されてきた。
その上での、この計画でもあった。
しかし、もはや後戻りは出来なかった。
だんだんと、
女性のフリをして入ってくる、薬などで無理やり魔法の素質を出す、女性側と賄賂を組むなどの不正や、男性によるデモが増加していった。次第にそれは、世界中に広まり、大きな反乱を呼んだ。
各地で、男女の争い、魔法使い撤廃運動が
幕を開けた。
世界政府はこれを受け、世の魔法使いを抹消することを決意した,,,,。
ドンドンッ
「おい!! 開けろ!! 出てこい魔法使いっ!! ここにいるんだろ⁉」
「っ!!!」
まずい。思いふけっていたせいで、不可視結界が弱まっていたっ!
「そう急ぐな。相手は女一人だ。人がいないこんな街にいまさら逃げ込むやつなど、ロクな者ではない。」
「へっ。しゃぁねぇな。もうちょい立て篭もりごっこに付き合ってやるか。」
「ぶはははは。」
「っ!!!」
こいつ、私の街を馬鹿にしてっ!!
杖をギュッと握り占める。
「しっかし、隠居を郊外の原っぱど真ん中で、堂々と見せびらかすとはなぁ。」
「体隠して、家隠さずってか??」
「ふはははh,,⁉」
キュイーン
「ぐはぁっ」「がぁぁ」「ぐおっ」
「サヤちゃんっ!!」
ドアを開けると、屈強そうな男が五、六人倒れており、友人のナシュアがいた。
「ナシュア!」
「ここにいたんだね。サヤちゃん。もうここも危険だよ。とりあえずギフタニアに行こう。ここからなら遠いから、追手はこないはず!」
飛行魔法で辺りを見渡す。
周り家々はところどころ破損し、辺りには死体が転がっている。
私が知らない間にまた一人、また一人と魔法使いが減っていく。
もう耐えられない。
「,,,,!!!」
「さ、サヤちゃん! 泣かないで。私まで泣きたくなっちゃう。」
ギフタニアは荒れていた。
もう私の知った街ではなかった。
「サヤちゃん。こっちっ!」
ナシュアは地に降り立ち、小走りであらぬ方向へ歩いていく。
「え、ナシュア?」
ナシュアの歩く速度はどんどん速まっていく。私も必死に着いていく。
炎魔法だろうか。不規則に枯れた森へ入る。
奥に行くにつれて、ナシュアの体が歪んでいく。
「ナ,,,シュア,,?」
森が開けた。そこにいたのは
――――
「魔法使い見っけ。」
男が一人。
「え,,,」
「いや~。ここまで苦労したわ〜。やっぱ魔法使いを釣るのは魔法使いに限るな。」
男がニヤける。
「ナシュア,,,,どう、いうこ,,」
ブワァァァ
「っ⁉」
|魔力吸収魔法《スティールテゾーロ》のムチが私目掛けて飛んでくる。
なんとか避けるが、非常食などが入ったバッグが取られた。
「チッ。早く、魔力をよこせぇ!!
|魔法超吸収魔法《スティールメガテゾーロ》っ!!!! 」
「うぅぅ,,,ごめん,,,サヤちゃん,,,。」
「ナシュア!,,,,っ!!がぁっ!」
ブォォォン
私の腕に絡まったムチが、きつく締まり魔力を吸い取る。
「ははははっ! ほんのちょっと吸っただけで力が溢れてくるぜ。」
なんとか振りほどくが、腕の痺れはさらに増す。
「さぁ、もっとだっ。もっと魔力をよこせぇぇ!!」
「サヤちゃんっ!! 私に打ってっ!」
「⁉」「⁉⁉」
ナシュアが男の前に立つ。
「私に打てばこいつにも貫通するっ!! こいつは今私が抵抗している反動で動けないっ!!」
「,,,,っ!!!!」
この男が使っているものは初歩的な支配魔法。脱却方法は難解だか、逆らうことは容易で、反抗力が強いと、その反動で行使した側も上手く動けなくなる。
「でも、ナシュアが!!」
「,,,こんなやつに,,支配されてるよりマシっ!!」
「待てぇ! やめろぉ!!」
「,,,,!!!! |直行線《ダイレクトワイル》!!!! 」
ドゴォォォォン
今の音で、一斉に私の存在がバレた。
もう少しすれば、大量の追手がくるだろう。
ナシュアは、幸い腹部をかするだけで済んだ。これなら直せそうだ。
もう魔法というもの自体、なくなってしまうかもしれない。
そう、師匠は言っていた。
私達は卑下されていたのだ。
「,,,,」
世界から魔法が、消える。
でも、それでも私は、魔法を捨てない。
どれだけすごいものか、私は知ってるから。
だから私は進み続ける。
こんな理不尽なこと、ありえない。
思いっきり抗っていこう。
魔法の
今の私の
未来のために
柳、初ファンタジー。
柳、初ルビ。
予想より長く、重く、かっこ悪くなってしまいました。
後半結果的に雑っちゃったのは本当に申し訳ない。
思いついた直後の私へ。ごめんなさい。
5
えっと、GL、入ってます。
私=♀
奏多=♀
「本当の笑顔になって」
私は
本当は、穢れているけれど、
君を救うために
天使になるんだ
始まりは、君が病気になったことだったよね
---
天使になれば、
病気を治せるし、いやなことは忘れさせることができるらしい。
そう聞いて
天使になることを決めた
不治の病に侵された君を救える方法は、これしかなかったから
「ねぇ、奏多。私、天使になるよ!」
「奏多のためにそこまでしなくていいよぅ~!」
君は冗談だと思ったんだろう
けらけらと、軽快に笑った
天使になる、ということは
死ぬ、ということだ
私は、死ぬ間際に君に言った。
「好きだよ。誰よりも、奏多を愛してる。」
死ぬ間際に言ったのは
君はこのことを忘れてしまうから
だから、この時に言ったんだ
君が本当の笑顔になる、その時が来るために
私は進んでいくんだ、天使の道へと!
6
None
「だから、僕/私は進む。」
雨乞翼(アマゴイツバサ、男)
晴元陽香(ハレモトハルカ、女)
ツバサ「はぁッ、はぁッ…!」
どれだけ進んだ?
わからない。
なぜこんなに進んだ?
わからない。
今「あの子」はどこにいる?
あの子なら後ろに_____
ツバサ「ッ…いない⁉⁉⁉⁉」
きっとどこかで置いていかれているかもしれない、
探そう
ーー
ハルカ「わかんないッ…なんなの此処…」
崩壊した世界、
唯一の頼れる人だったツバサくんも見失って、
あるのはただの街の残骸。
それと多数の異形。
「目を合わせないように。」
ツバサくんに言われた言葉を思い出し、必死に俯きながら走る。
<晴元さーーーーーん!!
ハルカ「っ!ツバサく__」
待って
今の声は本当にツバサくん?
ツバサくんは擬態して襲ってくる異形もいるって言ってた。
もしこの声がその異形だったら?
返事をしない方が得策。
息を殺して静かに隠れる。
<晴元さーん⁉⁉いないのー⁉⁉
少しずつ声が近づく度、呼吸が荒くなる。
逃げないと、
<…いないのかな、別の所を探そう
…行った?
よし
ツバサくんを探さないと
「ッ…ツバサくーーーーーん!!」
大声を出して必死に探す。
喉が枯れても
ちぎれても
彼だけは手放してはいけない
そんな気がした
ーー
<ツバサくーーーーーん!!
ツバサ「ぁ、晴元さ__」
いや
あそこの方角は探してもいなかった
擬態系の異形か?
無視した方がいいか?
本物の可能性も…
いや、あそこには本当にいなかった。
探したんだ。
あれは異形だ。
進もう。
ーー
ハルカ「どこなの、ツバサくん…!」
「どこぉッ…」
探した。
でも出てこない。
必死に探す。
出てこない。
出てきてくれ、
お願いだから、
ハルカ「死んでたら呪ってやるぅッ…!」
此処には誰もいなかった。
次の場所に進もう。
ーー
ツバサ「晴元さんを見つけるために_____」
ハルカ「ツバサくんを見つけるために_____」
「「だから、僕/私は進む。」」
私も混じってしまいました…すみません!!!!!
7
None
【登場人物】
主人公 性別不明
山吹あずさ 性別不明
君が死んだ。ずっと前から医者に余命宣告をされていた。
心構えはできていたからショックはある程度減っていたのかもしれないが、少なくとも私を鬱にさせるくらいは悲しかった。
君が死んでから私は家から出なくなった。だから鬱と正式に診断されたわけではないけれど、両親は私を完全に鬱だと思っている。
カーテンを閉め切った、人工的な光に照らされている部屋。
外はきっと真っ暗だ。スマホの時計を見ると深夜2時半だった。「2:30」。その数字に体がびくりと反応する。
君が死んだ時間。
ぴこん、とスマホが鳴った。またあの数字を見ると思うとスマホを伸ばす手が一瞬止まった。
「LINEか‥‥。」
数字を見ないように通知を確認する。
インストールしたはいいものの、部屋に篭りっぱなしになってからは大した働きをしていないアプリ。
君が生きている時は頻繁に使っていたのに。
でも、奇妙なことが起きていた。
送ってきた相手の名前が____『山吹 あずさ』君の名前だった。
目が名前に釘付けになる。
意味がわからない。君のスマホはもう処分されたはずだ。だから誰も持っていない。
君と同姓同名の人は登録していない。そもそも、私とLINEを交換しているのは両親とあずさだけである。
私は震える手であずさから送られてきたメッセージを開いた。
2通、送られてきていた。
『いつまでも部屋に篭りっぱなしにならないように』
『前に進んで』
ただの文字のはずなのに視界が滲んだ。
ただの文字のはずなのに、それには特別な力が込められているように感じた。
---
君にそう背中を押されたから、だから、私は進む。未来に向かって。
LINEって名前濁した方がよかったですかね‥?
8
None
グロいかもしれないね!(
登場人物達
スノー・レイン…雪の国の女王。能力者で人外。 年齢不詳
レイン…スノーの裏人格、?ややこしい為レインと名図けられた。 年齢不詳
スイ…魔法の子(水)の原初の人。 90歳
レイン:やぁ。ボクはレイン。
レイン:とある人物の裏の人さ。
※ここではめんどくさいので、とある人物の裏人格と思ってください。
レイン:でもねぇ……あの人もあの人で……何がしたいんだよ……
レイン:嗚呼、あの人に会いたい?
レイン:いいよ。会わせてあげる。『闇送り』
---
---
---
スノー:…暇ね。
スノー:こんな時に何か起きないかしら………
スノー:はぁ……
スノー:殺し屋、ねぇ………
もぶ:……
スノー:ま、いいや。
---
---
---
レイン:嗚呼。スノー………会いたい………
レイン:いつまでボクは会う方法を探してるのかな、、、
レイン:図書室行くか、、
~ そう言い、少女はおびただしい量の死体の上から、腰を上げた。 ~
レイン:”だから、ボクは進む”
全ては、|貴方《スノー》に会う為。
はい思いつき作品
一応レインちゃんはヤンデレではないお☆
9
〈登場人物〉
・柊莉亜 ひいらぎ りあ
明るく、いつも元気。でも、今は治療法が見つかっていない重病にかかっている。
1ヶ月後に余命宣告されている。
・吉田奈緒 よしだ なお
大人しく、リーダーシップのある女の子。優等生。
莉亜の親友的存在。
私は、莉亜。
いつもと変わらない景色、いつもと変わらない日常。
それを、永遠に繰り返していた。
起きて、学校へ行って、寝て、また起きて…
ずっとその繰り返しだった。
だったはずなのに…
その“いつも通りの”日常は、ある日突然途絶えた。
私はその日倒れて、病院へ搬送された。
そして、お医者さんから聞いた一言。
それは、『私の余命はあと1ヶ月』だということ。
そりゃ最初は驚いたよ。
でも、もういいかなって思ってしまった。
友達もいなくて、学校へ行っても静かに席で座っているだけ。
お母さんに迷惑をかけてばっかりだし、
私がいないほうが楽なんじゃないかなって。
そう思ってしまった。
その日から、私はずっとベッドの上で寝転んで、
立つことも起き上がることもできずに過ごしている。
全身に力が入らず、自分で何かをすることができない。
そんな私、ただの足手纏いでしょう?
なら、もうこのまま余命をなるべく、迷惑のかからないように過ごそうと。
毎日、心掛けてきていた。
そして、余命最後の日となる時。
学校の先生から聞いたのか、クラスメイトが
家へ遊びにきた。
そんなに私と関わってないのに、
私のことなんか気にしてなかったはずなのに、
ここには涙を必死に堪え、こちらを見つめてくるクラスメイト達がいる。
私はもうろくに喋れないし、
動くことなんてできない。
でも、これだけは伝えたいと思った。
「あ、ありが、とう」
そういうと、涙を堪えきれなくなったのか、
みんな泣き出してしまった。
なんで、友達でもない私のために泣けるの?
知り合い程度の人であるはずなのに。
感情移入できるほどの人でないはずなのに。
なんで……
そんな疑問で頭がいっぱいになったが、
それ以上に嬉しくていっぱいだった。
私のこと、ちゃんと知っていてくれたんだと。
私のことを気にしていてくれたんだと。
クラスメイトとして、友達として認めてくれていたんだと____
そう思うと私も涙が出てきて、止まらなくなった。
いつのまにかきていたお母さんまでも泣いていて驚きながらも、
私は泣き笑いしていた。
奈緒「…り、莉亜ちゃん…」
この子は、私の親友の奈緒。
いつもなんでも言い合える仲間で、私の一番大切な友達で____
そう思うと、私のことを心配してくれる仲間も、
友達すらもいたんだなと実感した。
友達なんて、一生できるとは思ってなかったのに
話しかけてくれた時、驚いたなぁ。
でも、それから仲良くなっていったんだっけ。
別のクラスだったからなかなか会えなかったけれど、
ちゃんと私のこと気にしてくれてたんだね…
「な、に?」
奈緒「生きてて…また、学校一緒に行こう?また遊ぼうよ…」
…
もう生きる希望すらも見出せなくっていた私ですら、
いまは生きたいと思うようになった。
生きることができたとしても。
また学校へ行けるようになったとしても、
私はいつも通り、ひとりぼっちなんだろうな。
そう思っても、不思議と悲しくはならなかった。
みんなが、こうして私のことを友達だと思ってくれてることがわかったから。
私は、まだ生きたい。
見えない、いけないと信じ込んでいた明日を過ごしてみたい。
また、奈緒と過ごしてみたい____
そう思って、見えない明日に手を伸ばしてみようと思った。
たとえ苦しくても、寂しくても。
奈緒が一緒にいてくれるなら、友達として仲良くしてくれたら。
一緒になんでも乗り越えられるような気がした。
見えない明日を過ごすために。
いつ途絶えるかわからない余生を生きるために、私は進む。
わーっ。
謎ですね。((
本当に…でもいい感じの小説にできたかと思います。
これで15分クオか…
ちゃんとできてるのかな…
誤字脱字あっても勘弁してください。((((
1498文字
10
主人公∶男
私も一応タイトル
「決められた道(レール)」
僕らは|決められた道《レール》に乗っている。
未だない|終わり《ゴール》に向かって進んでいる。
大抵の人々は決められた道に乗りながらも“歩いて”いる。
決められた道に乗って待っているだけじゃ遅いからだと、
僕は最近知った。
今も僕は歩いている。
でも、僕のレールは進みが遅い。
僕が一生懸命歩むなか、周りの人は当たり前のように僕を追い越していく。
それもそのはず。僕のレールは向きが逆なのだ。
他のレールが前に進んでいる一方で、僕のレールは後ろへ進んでいる。
僕が産まれたときからそうだ。
昔から僕だけ他から逸脱して、ペースが遅かった。
だから周りから置いてかれ、孤立していった。
皆、追い抜いて行ってしまった。
もう僕の後ろにいる者はいないだろう。
この理不尽を嘆いても仕方ない。
誰かのレールに移れば、指定された道とは遠く離れた場所へ行き着いてしまうかもしれない。
そうなれば本当に孤独になるしかない。
この決められた道が終わるまで、
このレールを歩き続けなくては。
見えない終わりにしがみつかなくては。
彼女のためにも。
そう。,,,そうだ。
未だ見えないゴールであの人が待ってる。
ここまで歩み続けてきたあの人が。
あの人に、会いたい。
だから、僕は進む。
たとえ答えが分かっている決められた道でも。
多くの逆境を背負っていても。
理不尽なモノレールだったとしても。
僕はあの人に会いに行く。
あの人にゴールしに行く。
僕は、進む。
未来に向かって。
「待ってろよ,,,。」
僕は思考を歩みに戻した。
傑作かも。
11
None
MEMです!
続きを書かせて頂きます♪
登場人物
荒木ミク
山本サラ
柳ハヤト
「よーーーーーーーーいドン‼️」
今運動会のリレー練習が始まった
「頑張れーーーー」
本気で応援をする私
「次ミクちゃんだよね頑張って!」
サラちゃんが応援してくれた
けど私リレーが大の苦手
「やばい緊張してきた」
けど順番はやってくる
「はい!」
バトンが渡された
いけるいける頑張る
けど途中でズケッ
転んでしまった
「うっ痛い」
私は保健室へ行き手当てをしてもらった
体育の時間は終わり放課後だ
「ミクちゃん大丈夫?」
サラちゃんだ
「う、うん大丈夫だよ」
ニコッと笑ったサラちゃん
「あっそれでね一緒にリレー練習しない?」
この言葉私を救ってくれた
「いいの?」
「もっちろん!」
これでリレー練習が始まった
--- ---
「うーんミクちゃんはバトンパスはできてるから走る練習でいっか」
「ありがと頑張るね」
サラちゃんにアドバイスをもらっていると
「あーえっとぉー俺はなんでここに居るんだ」
この人は柳ハヤトくん
サラちゃんは
「だってハヤトミクちゃんの前に走るんだからそして私はミクちゃんのあと」
「しょうがないなぁ」
「よしっじゃあ走ろっか」
「うん‼️」
けれど私は何回も転ぶしうまく行かなかった」
--- ---
ある日私は足を骨折した
「ミクちゃん大丈夫!?」
サラちゃんがお見舞いに来てくれた
「う、うん大丈夫だよ運動会は出れるから」
「よかったー」
けどリレー練習は出来ない
「別に転んだって大丈夫だよ私が逆転するから」
「ありがとうサラちゃん」
--- ---
運動会当日
「続いてはクラス対抗リレーです」
リレーが始まった
「頑張れー頑張れー」
皆んな必死に応援していた
次は自分の番
「ミクちゃん頑張って!」
けどこの時私のクラスは最下位逆転できなくて迷惑かけたらどうしようでも走るしかない
ハヤトくんが
「はい!頑張れ!」
バトンを渡してくれた
やるしかないもう逃げられない
すると私の足は軽く感じた
私は気づいた
今日のためにみんなが協力してくれたんだ私の為に協力してくれたんだ
皆んなにお返ししないと!!!!!!!!
「おりゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
私はドンドン追い抜かして1位になった
次はサラちゃんの番
「サラちゃん協力してくれてありがとう!私ちゃんとお返しできたかなぁ頑張って!」
急いで伝えたから聞こえていたかはわからないけどサラちゃんは
笑っていた
--- ---
リレーは終わった
私のクラスは1位になった
「ミクちゃん!ありがとう」
「えっお礼を言うのは私の方だよ」
「ううん私もリレー苦手だったけどミクちゃんが一緒に練習してくれたから自信がついたのありがとう」
私はこの時に前に進むわけを知った気がする
誰かにお返しをするその為に
だから、私は進むんだ
その結果人を救っていたこともある
意味のわからない終わり方でしたが
私の体験談です
その時はめっちゃ嬉しかったです
次の方頑張ってください
12
おもろくないかもしれませんがよろしくです
僕は陸上部だった
ついこのあいだまで
僕は羽が生えたかのように走っていた
だがある時、足が引っ張られた
手のような感触の物に
地面が近付いてきた
その時に見えた
面白がって笑っていた友達たちを
打ち所が悪かったらしく、脱臼をした。何より、前のように走れなくなった
結局、彼らから謝罪があった
彼らみんな頭を下げた時に二ヤついていた
何よりショックだったのが
もう前のように走れない
ただそれだけだった
後遺症で上手く走れない
なんでなんだよ、と何度も何度も地面に殴りかかった
でも、走った
走る事しかないから
走る事しかなかったから
もう陸上部じゃなくたって
『今回、世界陸上競技選手権大会で見事優勝を果たされた、神門 瑛人さんにインタビューです!今のお気持ちはいかがですか?』
僕はテレビでインタビューをされていた
きっと画面の先で、一緒に悩んでくれた両親たちは感動で号泣しているだろう
『一度、高校生の時に大けがをしてしまい、一時はあきらめようかと思いましたが、今までずっと走り続けて、報われることができてよかったなと思います。』
この先もまだまだ目標がある
だから、僕は進む。
13
なんか、おのおのの「僕は進む」が見れて、文集みたい。おもしろい
みんなとは違うテイストになりましたが、どうぞ。
11月11日
今日はとても上出来な一日だった。
気色が悪く、嫌気がさしていた彼女との別れを告げることができた。
部活動で新記録を叩き出し、後輩の女子に称賛してもらえた。
彼女と別れ、ひとりになっても孤独が香る。
なので、その後輩の女子を頭の中の「新たな彼女候補リスト」に早速入れた。
友達のふりをしていた、大嫌いな奴とその彼女がもう別れる寸前になった。
俺はそれが痛快だった。
あの苦しそうな顔といい、涙で目が充血していたさま。
最高だった。
ああ、思い出すだけでも心地のいい動悸がする。
最高以外の言葉が出ない。ああ、本当に、最高だ。
ざまあみろだ、なあ、《《友達だったもの》》。
悪かったことを、良いことがおぎなうように。
神の存在を、初めて信じることができた。
あの友達だったものとの交換日記は、所詮とてもくだらないということにも気づけた。
交換日記は、火で派手に燃やしてやろうか。
水たまりに投げ捨てて、最悪なけがらわしい見た目に豹変させてやろうか。
どんな処分の仕方でも、また「あの顔」がのぞめるのだろうか。
人の苦しむ顔が、三度の飯より大好きだ。
特に友達だったものは、俺のための存在と言って良いほど、最高な表情を見せる。
---
僕とある友達で、交換日記をしている。
だが、その友達は、最悪な勘違いをしたようだ。
交換日記と、個人的な日記を間違えたのだろうか?
今日、念願の交換日記が友達から返ってきたというのに、
その内容こそが一番けがらわしく、友達が気持ちの悪い趣味を持っていることを知った。
もはやもう友達ではない。僕側の視点から見ても、あいつはもう友達ではない。
というより、友達と認めたくないのだ。あの気持ち悪い《《友達だったもの》》と友達だなんて。
そうだ、あいつこそが、僕にとっての「友達だったもの」。一生関わりたくはない。
だが、関わらなければいけない気がする。
もし、僕のこの仮説が間違っていたとしたら、考えたくもない運命をたどることとなる。
だが、僕の仮説が会っていたのならば、現時点で友達だったものとの復縁が見込める。
その仮説というのは「これはドッキリではないか」という仮説だ。
---
あいつは、そういうドッキリをよくして、
そのたんびに僕を煽ってくる、悪趣味な奴だった。
なら、こんな変なことを交換日記に書くという、嘘のようなドッキリをしてきても、
特に間違いとは決定したわけではない。
つまり、可決を真実と信じ込んでいたこととなる。
だから今から、あいつに交換日記を返しに行く。
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僕の仮説が間違っているか、真実か。
それは、《《あいつ》》の真意次第。今の僕が分かり得ることではない。
恐ろしさと、ほんの少しの希望が僕を襲う。
あいつの家に走る。
もしかしたら復縁の余地がある。
安心をしたい。今の僕の行動のイドは、ただそれだけの野望だ。
だから、僕は進む。
---
私の大好きな人の家を、電柱の影に隠れてのぞいていた。
部活動で新記録を出しちゃうなんて、なんてかっこいいんだろう。素敵以外のなんでもない。
なのに、私のまっすぐな意思を踏みにじるように、あの家に走る、あの人の友達を見かける。
遠目で見過ごすつもりが、目で追ってしまう。
あの人の友達は手に交換日記を持っている。
きっと、こんなことがあったんだろう。私は頭の中で、根も葉もない妄想を広げる。
(そして、もう一度最初から読んでください。)
はい。結局、ループものとなっています。
どうでしょう、結局は最初に出てきた「後輩の女子」目線でしたね。
一人称でキャラ分けしています。なかなか上出来なんじゃないかな。
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他サイトで書いてるやつの裏です。???と私の名前で既視感あるなと思ったらとりまスキップしてください。
主人公:×××(男)
???:華(女)
あと、ちょっと血の表現、死ネタがあります。苦手な方もとりまスキップで。
|華《はな》。
僕の大切な人だ。
そんな、大切な人が、今……?
「華――‼」
声が枯れるかと思った。
思いっきり濃いピンクのランドセルを押した。
耳にクラクションが刺さった。
いいよ。
耳なんて聞こえなくなったって。
そんなことよりも――。
「×××……?」
「なんで私なんかを庇って……」
「嫌だ……」
「なんで1人にするの……?」
「酷いよ……」
「嫌だっ……やめてよ……っ」
「目を開けて……?」
「お願い……っ」
遠くから救急車のサイレンが聞こえる。
いつのまにか華の声が聞こえなくなっていた。
「男の子がトラックにはねられて……!この子も意識がないのよ‼」
「落ち着いてください。まずは状況を」
「そんなことしてる暇ないわよね⁉早くなんとかしなさいよ‼」
「ですが、我々警察官は――」
華は、僕を抱きしめたまま意識を失ったみたいだった。
かすむ視界の隅で、血に濡れた華が眠っていた。
……まさか、華も死ぬなんてこと……。
嫌な考えが頭を過ぎった。
でも、大丈夫。きっとこの血は僕ので、華はショックで眠り込んだだけ。
きっと、そうだ……。
---
真っ白な世界で目を覚ました。
ここが死の世界であることは容易に理解できた。
空と地平がつながって見えた。それほどに、地も空も冷たい白だった。
ふと、隣を見た。
そこには華が横たわっていた。
血の気が引いていくのを感じた。もう血など流れていないのだろうが。息が荒くなっていた。
そこに眠っていたのは、信じたくない事実。華が死の世界にいるという、ただ1つの。
走った。とにかく、走り続けた。涙を堪えて。
しばらく走って、走る気力もなくなって、座り込んだ。
ぽたぽたと、頬を零れる。
しばらくして、肩に手が置かれた。
華は、「あなた、誰?」と僕に言った。
一瞬理解できなかった。
でも、案外すぐ飲み込めた。ショックで記憶を失ったんだ。……一時的に。
「当ててみて」
「……|流星《りゅうせい》?」
大外れだった。でも、大切な華がつけてくれた名前だった。
「それでいいよ。……記憶がないんだよね。自分の名前も分からない?」
「……うん」
僕は華に、華と名前をつけた。
未知の名前を与えられた華は、不思議な顔をした。
「……華」
「何?」
「この世界を抜けない?そうしたら華の記憶も戻るよ」
きっと。
だから、僕は進む。
華を“あっちの世界”に戻すために。
なぜだろう、小文字が付けれなかった\(^o^)/
記法メモからコピペしたんですが???ガチでなんで???
15
キャラは、
自分です!
紅月胡桃のリアルの感じで書きます!
眠い、、、
現在時刻は23:55
小説書くのも疲れてきた、、、
ここ最近まともに寝れてないし、、、、
胡桃「いい加減寝ないと、、でも、ここは完成させておきたいの、、、」
胡桃「出ないと、、、投稿間に合わないじゃん、、」
あと、もうちょっとでいいから起きててくれぇ、、、、
胡桃「この小説を読んでくれている神様に、嫌な思いはさせれない。」
胡桃「せっかくの広い世界なのに、、勿体無いんだよ。」
胡桃「ネッ友もいる。小説も書いてる。何が悪いのさ?」
俺は、、、どこで堕ちたの?
何でこんなことしてるの?なんでルール破りをしたの?
胡桃「自分に聞いてもわからないなら。」
もうこの道から逃げることはできない。
胡桃「だから、俺は進む。」
悪い方に行っちゃった、、、、
16
〈登場人物〉
俺 男 22歳
希夜 俺の幼馴染
聖一 俺の幼馴染
25日。
クリスマスだからか、駅前のモミの木は数日前からイルミネーションで輝いている。
その側では、何人もの人が写真を撮ったり、恋人がキスをしたりなど、人は楽しそうに過ごしている。
そんな風景を見るのは、今年で4回目だ。
俺が東京に上京してきてこの会社に勤めてから4年の月日が流れていた、ということになる。
俺は一緒に出かける人もいなけりゃ恋人もいない。
今、俺は、やっと着慣れてきたスーツの上にコートを羽織り、一刻でも早く家に帰ろうと足を急がせている。
電車に乗る。帰宅ラッシュ時だ。座れる席なんてどこにもない。つり革にも掴まれやしない。でも人に押されていると、そんなのなくても立っていられる。
電車を降りると、駅の改札を抜け、俺の小さくて古いアパートまで歩く。20分程かかるが、考え事をしているとすぐだ。
空を見上げてみた。夏だと一番星が出る時間帯だが、冬なので金平糖を散らばしたように星が輝いている。
俺は、昔のことを思い出した。
「ほら!あれがシリウス!明るいでしょ?」
「うん。じゃあ、その下のがベテルギウス?」
「ばかねぇ、上よ。赤い星ほら、あれ…」
「もう一つがプロキオンだっけ、」
俺らは冬の大三角を探していた。
駄菓子屋「菊知堂」の前に、俺と|希夜《きよ》、|聖一《せいいち》が集まる。
希夜は菊知堂の娘で、聖一は4年生のときに東京から引っ越してきた。
家が近所だったから、僕らはしょっちゅう集まっていた。
それは決まって夜6時。
寒い季節も、暑い季節も。
希夜は運動神経が抜群、聖一は頭が良い。
それに比べて俺は何しても平均程度だった。
よく希夜にははやし立てられた。
俺の家は、山の入口付近にある。
薄緑と白の漆喰塗の壁の家だ。
出窓があるあの部屋が僕の部屋。
クリスマスの季節になると、あそこにはポインセチアが飾られる。
毎年買うのだ。
俺はそのポインセチアが好きだった。
そんな考え事をしていると、花屋の目の前にいた。
こんなところに花屋なんて...と思ったら、いつもと違う道を通ってしまったらしい。
よく見ると、店の奥にポインセチアがあった。
その日、俺の部屋は暖かかった。
冬だし、暖房もあまり効かないけど。
出窓じゃないけど、窓辺にポインセチアを飾った。
そうだ、今年は帰ってもいいんじゃないか。
みんな、高校を卒業した途端東京へ行ってしまった俺を、許してくれるんじゃないか。
聖一は大学を卒業しただろう。
希夜だって元気な筈だ。
忘れないうちに、帰ろう。
もう大人になったと思っていた。
でも、俺はまだまだ成長途中みたいだ。
いつかちゃんと大人になれるように。
僕は一歩踏み出した。
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主人公 女 19
ノンフィクションでがっつり暗い描写あります。
閲覧注意で、
荷物をすべて詰めて。キャリーひとつで地元を飛び出した。
二十歳まであと一年の冬。
私の心が限界を迎えてから一ヵ月の事。
---
___二年前
可愛がってくれていたおばあちゃんが死んだ。
癌で余命三か月。きっちり余命通りの時間だった。
優しかったおばあちゃんの苦しそうな表情と、
明るかった叔母の暗い|表情《かお》。
遺産の話でもめる声。会話の無くなった食卓。
学校はコロナで碌に気も休まらない。
自分は一人で生きていけるような気がしていた。
お金の問題とか、自分はまだ子供だとか。
頭で理解はしてたけど。
なんというか、自分は自立できるのだと。しないだけだという慢心があったことを知った。
理由は明らかで。
父親が家に帰らなくなって、母親は良くわからないものに夢中になって。
おばあちゃん家に居る間は、喋らなくても居心地が良かったのだと気付いた。
包丁の音と美味しそうな匂い。あたたかいやわらかいあの雰囲気。
殺伐とした家の無音がこころをざわつかせて落ち着かない。
自宅のはずなのに、知らない土地に一人でいるような。。。
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___半年後
私は非行に走っていた。
夜中に外出しても誰も気にさえしない。
煙草のにおいも、アルコールの缶も。
親の財布から抜いた金を使っても。
学校から休みに関する連絡が来ても。
「あの子もいろいろあるんです。そして私が面倒を見てて大変なんです。」
かわいそうでしょ、と聞こえそうな母親の顔を見るのが嫌だった。
自分のせいだと責められてるみたいな気がして。
ある夜。
街灯の無い河川敷。一人きりで星を見上げてたら、おばあちゃんに合いたくなった。
何となく。そのまま死ねば逢える気がしてしまって。
”俺”は自由なんだよな。
その日は数年前に自然消滅した恋人の誕生日のイブイブだった。
私に理性は有ったのだ。ずっといい子を続けてきたのだった。
吸殻を9%に詰めて。チェイサー代わりの炭酸水で睡眠薬を流し込む。
精神科に親の愚痴を言ったとき。そういう時期ですからと出してくれた頓服薬。
---
___翌朝。目が覚めて、電話が入っていた。
母親に、父親に。珍しいこともあるものだ。
虫の音に嫌気がさして、頭を持ち上げると。
ガンガンと鳴りやまぬ頭痛とグラグラ揺れる視界。
二日酔いか、薬のせいか。冷えただろうか。夏とはいえ北海道である。
川に足をつけると気持ち良くて。
でも浸かる気にはなれなくて。
Prrr……
『もしもし〇〇ちゃん?』
母親の泣きそうな声が久々に自分に向いていた。
誰かに自分の悲惨さを訴える泣き声じゃない、私の為の涙は暖かさをはらんでいた。
警察と救急の厄介になって、近場に搬送されて。
遠くにいたらしい父親まで仕事を休んで駆けつけて。
でも。
病院で再開した両親の顔は、世間体を前面に気にした作り物だった。
たった一瞬でも感じた本物の愛は、事実だったのか。追い込まれた私の幻聴だったのか。
母親の『私の方が死にたくなる』という平常運転の悲劇のヒロインも。
父親の『せめて人に迷惑はかけるな』という血の通わないコメントも。
世界はいつも通りだった。数時間前には死んだも同然だったのに。
私は母と二人の家を出て。叔母の家に居座った。
祖父母の死んだ家は、もう全く別の家だった。
常に動いていた炊事場の暖かさは、もう一欠片も残ってはいない。
優しくたって他人、私の世界はネットになった。
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___さらに一年後
高校を卒業した私は。あわてて見つけた仕事をしながらなんとか生きている。
年上の後輩アルバイトは覚えが悪く、お局は常にヒステリックに叫んでいる。
無音の家と、騒がしい職場と、気を使う居候先。
何処に居たって居心地の悪さが付いてくる。
ネットの友達も、大概大学生を謳歌していて。
眩しすぎるインスタに疎遠になっていった。
年下を弄ぶのも飽きてきて。
年上に媚びうるのも阿呆らしくて。
声優やら歌い手やら夢もあったけど。
時間も体力も限界すれすれ、コンテストはことごとく詐欺。
お金と保証人、年齢の壁。東京との距離。
課題を一ついなしては次がもうすぐ迫っている。
ネットの世界も結局。掃き溜めなんだよな。
我に返ってしまえば、頭がスゥと冷めきった。
---
___そして現在。
地元を遠く離れた南国まで。
唯一の友達を訪ねてやってきた。飛行機を乗り継いで五時間近くの空の旅。
三千キロの距離はあまり感じないけど。
友達と駄弁る三時間が。三年来初対面の友人は。すごく懐かしい感じがした___
”俺”は。自由だ。親に縛られることは無いし。自由だ。
推しのぬいと愛読書。それだけ持って。
染めた髪、耳の穴、カラコン。パンクな服と、厚底靴。
人生失格。
親が不良と指差してた処に。自分は居る。
落ちた倫理観と道徳は、最早戻す気もない。
海を、見たかった。地元にはない暖かい海に。抱かれて眠りたかった。
推しぬいとの心中を目論んで、慣れない靴に痛む足を前へ運ぶ。
自分の名前に込められた海に。還りたかった。
___
変えれなかった。
___
---
自分はどこまでも自分だった。
自分の人生の終点さえも決められず。
怖がって逃げた臆病者だった。
役所の世話になって、今もまだ生きている”自分”は。
親の娘でも祖母の孫でも高校生でもない自分は。
いったい誰なのだろうか___?
それでも未だ生きているから、
助けてくれた|恩人《ひと》が居たから。
___生まれ変わってやる。
だから、____”僕”は。
明日を約束した人のために。
母を求める自分の中の赤子のために。
海を見たあの日の自分の為に。
___「だから、僕は進む。」
少し個人情報と小説の流れの為に脚色が入っております。
明日に抱く絶望が少しでも軽くなりますように。
18
僕…本名は玲
華→僕の妹
母 父→僕の両親
僕は受験生。小6。父と母は医者。
僕も華も医者になれと言われてる
--- 辛 ---
--- い ---
--- 苦 ---
--- し ---
--- い ---
通じない
---
華は嫌がってた。僕は別にいいやと思う
だって すごい医者になれるかもだから
僕と華を救ってくれたあの人は医者だったから
--- 憧れの人に近づけるから ---
--- ”だから僕は進む” ---
--- 医者の道に ---
--- 華と共に ---
--- 両親と共に ---
そして
僕は受験生
希望の溢れる
受験生
これから
医者へ進む僕
だから頑張る
だから僕は進む