リレー開始者:Asami126
#地震
最低200文字/最大3000文字
話数 3 / 30
その日、とっても大きな地震が起きた。
その後、どんなことが起きるかなんて、子供の私には想像もつかなかった。
合言葉は「地震が起きた」です!
繋げてくれるとうれしいな。
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1
第一話主人公
安西琴美(10歳)
海辺の学校に通ってる。
※主人公は使い古しでも、新しくてもOKです
暑い夏だった。
ちょうど、夏休みに入る頃にそれは起こった。
スマホが鳴った。
自分のじゃない。
先生のが。
「テレンテレンテレンテレンテレンテレン。」
不快な音が鳴り続ける。
地震の警報だ。
私達は自分の机に頭を隠した。
結構、揺れた。
五分くらいで揺れは収まり、私達は校庭に避難した。
「結構揺れたね。」
隣に座っていた志穂ちゃんが話しかけてくる。
「ね。」
「各自、教室に戻り、中休みにしてください!」
校長先生がいい、みんなは走って校舎に戻り始めた。
私は足がしびれてしまい、しばらくそこに留まった。
その時だった。
地面が撓んだ。
と、思ったら、激しく揺れた。
今まで、体験してきた地震とは比べものにならないくらい大きな地震。
私はうずくまり、頭を守る体勢になった。
**ズドーン!!**
大きな音がした。
横目で見ると、校舎の三階の天井が落ちていた。
三階には私の教室もあった。
「志穂ちゃん!」
いち早く戻った志穂ちゃん。
みんなも、教室の中に…………。
平和だった日常は壊れた。
---
「緊急地震速報です。たった今、■■県◇◇市の街で、震度7を観測する地震が発生しました。近隣にお住まいの方は速やかに避難してください。繰り返します。たった今、■■県……………。」
合言葉は「地震が起きた」です!
2
地震がテーマだなんて面白そうですね。なので参加します。
天井が落ちた3階の方を見る。
これまでの思い出の学校の姿とはかけ離れていた姿だった。
私は涙が止まらなかった。
みんな、生きてるのかな。なんて思った。
何処かから防災無線が鳴り響く。
防災無線「先ほど、起きた地震の影響で、津波警報が発令されました。速やかに高台へ避難してください。繰り返します。............」
校長は「逃げましょう」と言った。
様々な人の声や悲鳴が鳴り響く。
私は怖くなって校庭の真ん中で立ち止まってしまった。
???「一緒に逃げよ」
誰か分からなかった。でもわからないままに私はその人と高台へ逃げた。
その人は頭から血を流してて、マスクと帽子をしていた。しかも服がぼろぼろだったから私にはなんだか奇妙だった。
津波避難タワーまであと少しのところで防災無線が鳴り響いた。
防災無線「只今、〇〇港で津波を確認しました。直ちに逃げてください。」
えっ。嘘。お父さんはそこで働いてるのに。
津波避難タワーに着くと、辺りを見回した。
怪我をしている人がいっぱいいた。
見たことある人がいる。声を掛けてみることにした。
琴美「先生?」
先生「えっ。琴美?」
分かってくれた。昔担任の先生だ。
少し緊張がほぐれた感じがした。
先生「志穂は?」
琴美「わかんない。」
一緒に避難した人は、どこにいるんだろう。
その人を探すことにした。
探してから数分が経って見つけられた。
相当弱っていた。
???「どうしたの?」弱っていたせいか相当か細い声だった。
琴美「あなたは誰?」
???「私は|志津香《しずか》。」
名前を聞いても誰か分からなかった。
よろしく
合言葉
地震が起きた
3
頭の中を星が飛び交っていた。今まで何があったのか、すぐには思い出せない。
どうやら私は気絶していたようだった。
体をなにか重いもので押さえつけられている。私は何がなんだかわからず、とにかく這い出ようとその重いものを押しのける。
頭上からドロリと赤いものがたれてきた。鉄の臭いがする。
私は頭に怪我をしてるんだ。そう思った。
じゃあ、なんで?無我夢中で這い出て、その事を考える。
私は廊下にいた。辺りは天井がところどころ落ちていて、まるで戦争があったかのような有り様だ。
何がなんだかわからなかった。考えようとしても、何故かうまくいかない。
とにかく人を呼ぼう。私は大声を出そうとしたが、そこで違和感に気づいた。
声が、うまく出ない。
私は喉の辺りを探る。だが、異常はなかった。
あれ、なんでだろ…
私は立ち上がろうと試みた。足は立ったが、ふらついてすぐに膝をついてしまう。
足は痣だらけだったが、歩けないほどではない。それなのに、なんで立てない?
考えるのはやめにした。今は生き延びることが最優先だった。
そうして無我夢中で這っていった先に、水道があった。
それを見て、私はのどが渇いていることに気がついた。私は這い上がり、蛇口をひねる。
水が出ない。断水かな?
そこでようやく、地震が起きていたことに気づいた。私は教室に戻り、そこで瓦礫に潰されたのだ。
自分が生きていたことに驚く。だが、そんな感情もすぐに消え失せた。
眼の前には鏡があった。それに映った自分を見て、私は凍りついた。
私の頭は、歪な形になっていた。
この人はだれでしょうか!