リレー開始者:百合祭り実行委員会
#百合 #百合祭り
最低100文字/最大1000文字
話数 5 / 10
皆さん、こんにちは。百合祭り実行委員会です。
今回は百合祭り待望(?)の第二弾ということで!!
『卒業』をテーマにしたリレー小説をします!!
タイトルは『この想いに卒業を』!!
合言葉は『百合祭り第二弾』です!!
お気軽にご参加ください!!
【登場人物】←詳しい情報は設定に載せてます
・柚月 かなで
本作主人公。生徒会長で空手部主将
・北野 楓
美術部所属で長女気質
・朝霧 いろは
家庭科部所属の2年生。かなでに恋心を抱いている
・霧雨 時雨
よく助っ人を頼まれるクーデレ一年生
【追記】
百合祭りを一緒に盛り上げてくれる実行委員を募集しています!!
気になる方はやきとり🐔まで!!
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1
こんちゃー!!やきとり🐔です!!
物語の本題に関係ない導入部を書くのでこれからの展開は皆さんに任せます!!
「…ネクタイ、ずれてないかな、大丈夫かな」
今日は私の人生の節目の日。卒業式の日だ。
3年間着た制服を着るのも今日で最後。切ないような嬉しいような気持ちで。胸ポケットに刻まれた『柚月』の文字を指でなぞった。
姿見の前に立ち、くるっとターンをして、よれているところがないかを確認する。
「今日であの子ともバイバイ、かぁ…」
頭の中に思い浮かべるのは、ずっとずっと片思いしてきた、あの人だ。
4月からは離ればなれになってしまう。だからこそ、私とあの人を繋ぎ止める関係が欲しい。
|この気持ち《片思い》から卒業しよう。
--- 『この想いに卒業を』 ---
次の人頼んだ!!部屋の場面からでも、学校の場面でも回想でもなんでもいいから繋いでー!!!
2
はい!!
いつも通り、楓と学校に向かう。
この通学路を歩くのもこれで最後だと思うと、胸が締め付けられる。
かなで「うぅ〜…」
楓「そんなんでへばってちゃ卒業式涙止まんないやろw」
かなで「もうねー、メイク用具持ってきた!w」
そんなこんなで肛門をくぐる。
朝は、お互い部活に顔を出すのでここで別れる。
楓「じゃ、部長、また後で」
かなで「部長っていうな〜!」
そして、我らが空手部に行く。
その途中で、いろはに会う。
かなで「あ、いろはじゃん」
いろは「…!かなで先輩、卒業おめでとうございます!」
そう、駆け寄ってくる。
そのとき、いろはが転びかける。
私は、ダッシュで駆け寄った。
かなで「ぅおっと、危な」
かなで「大丈夫?怪我はない?」
いろは「〜っ…////コクコク」
かなで「良かった!」
かなで「メッセージビデオ、楽しみにしてるね!じゃあね!」
在校生は、クラスごとに卒業生にメッセージビデオを作ることになっている。
私は、それで絶対に泣く自信がある。
かなで「失礼します」
朱莉「あーっ!部長!」
かなで「朱莉、やっほー」
朱莉は、空手部の2年生で、次期部長。
私が推薦した。
朱莉「あれ、朝霧は?」
かなで「ん、多分部活」
朱莉「っしゃ!」
かなで「勝手に私を取り合うなー」
朱莉「んへ、すいませーん」
他の部員もわらわらと駆け寄ってくる。
その子たちとわいわい話す。
そこで、時間がやばいことに気がついた。
かなで「うぉ、最後遅刻とか洒落にならん!また放課後!」
私は、廊下を全力ダッシュした。(良い子は真似しないでね)
3
自信ないですがお願いします〜
「あ〜、緊張してきた! かなで〜、おまじないかけて〜!」
「はいは〜い、絶対失敗しないおまじない〜! 練習してきたんだから大丈夫だよ。」
「やっぱかなではあたしのお姉さんだよ〜! ありがと〜……」
あと少しで卒業式が始まる。友達を励ましつつ、私はネクタイをきゅっと締めた。緊張を和らげるように深呼吸して、前を向く。いよいよだ。
「卒業生、入場。」
「あ、動くぞ!」
「かなで、行こ!」
「ひえ〜、もう無理だよ〜……」
「ちょ、泣くなって、早すぎだろ〜!」
ざわつき出す同級生を横目に、一歩ずつ歩き出す。笑ってしまわないように気を付けて、万雷の拍手の中で椅子に座った。
ああ、これで終わりなんだなあ。静まり返った体育館で、私は、これまでの学生生活を思い返していた。
これまで本当に色々なことがあった。初めて友達とお泊り会したこと、生徒会長になったこと、部活の主将になったこと……。色々な人とも会った。手のかかるかわいい後輩。お調子者の同級生。頼りになった先輩、先生。そして、人生で初めて好きになった人。
そう、あの子と出会ったのは、ちょうど今日みたいな桜の舞う快晴の日だった。珍しく友達と大喧嘩して、体育館の裏でへこんでいたあの時。桜の海の中、呼吸を忘れるほど綺麗なあの人の姿を見た。
4
None
いろはside…
「卒業生代表、柚月 かなで」
あ――柚月先輩だ。
「卒業証書を授与する」
すごいなぁ、先輩。代表に選ばれるなんて
「あなたはこの学校を、卒業したことをここに証す。」
こんな気持ち、伝えても、先輩は戸惑うだけだよね。
伝えないほうがいいかな、なんて思ってたけど、きっと言わないと後悔する。
ぺこり、と先輩が礼をする。
そんなこんなで、卒業式が終わった。
先輩、後輩たちに囲まれてる・・・
話しかけられない・・・。
「いろはちゃーーん!!」
「はっ、はっ、は、は、はい!!」
うわ~滅茶苦茶キョドっちゃった!!!
恥ずかしい!
まさか先輩から話しかけてもらえるなんて!!
「先輩、実は私――」
一番いいところ!後の人お願いしまぁす!
5
こんちゃー!!やきとり🐔です!!
最近止まり気味なのでギア入れるために書きます!!
やっと折り返し地点!!頑張るぞーー!!
「先輩、実は私ー」
心臓が煩いくらい鳴って、恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
でも。ここで言わなきゃまた会える日なんて分からない。伝えるんだ。
「先輩のことが―「あ、いたいた!!探しましたよかなで先輩!!」
「時雨じゃん!!私に用事?どうしたの?」
私の、一つ下の後輩、霧雨時雨ちゃんが大きく手を振って立っていて、そのまま先輩の元まで駆けてきた。
「いや~クラスの女子にこれ渡すよう頼まれてて。自分で行けばって言っても恥ずかしいからって押し付けてきたんですよ」
はいこれ。と手渡された丁寧にラッピングされた袋を、先輩は大事そうに受け取って、ニコニコ笑った。女の子にモテるから貰い慣れてるだろうけど、プレゼントを大切に扱う先輩の姿にまた好きになってしまう。
「ありがとう!!その子に直接お礼が言いたいな。どこにいるか分かる?」
「確か―」
いつもそうだ。やっぱり私は、先輩には不釣り合いだ。先輩に会えて、少しは変われたと思っていたのにな。
2人が楽しそうに話している傍らで私は先輩を好きになった日を思い出していた。
---
「バトン、渡してくれてありがとね。…後は私に任せて」
最後の最後で転んでしまった私を責めずに、優しい言葉をかけてくれた先輩。
あの一瞬だけは、皆の柚月先輩じゃなくて、私をまっすぐ見てくれた。
優しい目だけど、闘争心もあるそのカッコいい目に、私は恋に落ちた。
それから、柚月先輩に見て欲しくて、いっぱい私なりにアピールしたけど、結局私は自分の気持ちを言えなかったなあ。
やっぱり私なんて所詮ー「いろは!!」
「ごめんね、言いたいことあったんでしょ」
「あっ、いや、その」////
なんでためらってるの。言わなきゃ一生伝わらないのに。
「わ、私っ先輩のことが―「いろは先輩!!」
「し、時雨ちゃん…?」
そこには悲しそうな、泣きそうな、時雨ちゃんが立っていた。
---
「実は私―」
先輩の声を聞いたとき、行かなきゃって体が動いた。
私に最初から勝ち目が無いのは分かってた。それでも。
(いろは先輩を取られたくない…!)
「…大丈夫?もしかして迷っちゃった?」
桜の咲き誇るあの日。私は貴女を好きになったんだ。
変なところで終わってしまって申し訳ない!!!
どうか、百合を咲かせてくれ!!