リレー開始者:このは
最低200文字/最大220文字
話数 12 / 20
200文字小説です!
一応、200文字ぴったりにはできないので200文字以上220文字以内にしてあります。
その小説をリレーしていきます!
合言葉:200文字小説
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1
あの桜が散る頃、先輩は卒業してしまう。
あの桜は早咲きで3月には散ってしまう。
先輩のことをどうしても諦められない。
諦めたくない。
それでも告白ができない。どうしても。
告白したくてもできない。
勇気が出ない。わけじゃない。
先輩に会えない。わけじゃない。
彼女がいる。わけじゃない。
ただ喋れないだけ。喋りたくても。
『好き』
この言葉だけでも伝えたいのに。
伝えたくないわけじゃないのに。
2
毎夜、私は恋愛小説を読む。
読んでいると胸がドキドキして…特に先輩と女の子の恋愛が好きだ。夢だけどハッピーエンドを見れる。
でも今日はバッドエンドの、先輩後輩の小説を読んでしまった。
怖い。私は臆病で、想いを素直に伝えられない。このままじゃダメ、けど…けど…
もし告白できなかったら…実は先輩に好きな人がいたら…可愛いライバルがいたら…
告白が失敗したら…私はどうすればいいの?
私はあの本の子達みたいに、キラキラできないよ…
コレジャナイ感が出てたらすいません…
3
宿泊学習の帰りのバスにいる私は、諦めかけた。
この恋はきっとダメだろうと。
泣いてしまいそうだった。悲しくて、つらくて。体がしびれそうなくらいに…
もう…嫌だよ…
告白したいのに、できないんだもん。
斜め前の席にいるのに、話の輪に入ることすらできない。
すると、隣の子が話の話題をこっちに向けてきた。
「ねえねえ、好きな子、いる?」
その子は、私の好きな子を知っている。だからこそ、声をかけてくれた。
そして私はうなずいた。
ここから先はご想像にお任せします……
4
「え!いるの?教えて教えて」
その子は目をキラキラと輝かせて言った。
「えっと…小さな声で言うね、あとこの事は秘密だよ?」
「うん、わかった」
そして私はその子に近づいてこっそり名前を言った。
「ごにょごにょ…」
すると突然前の席から声が聞こえた。
「なぁ、その好きなやつって誰なんだ?俺にも教えてくれないか?」
斜め前の席の人だった。
私の好きな人。向こうから話しかけてくれた。
ドキドキしすぎて、声が小さくなってしまった。
ちょーっと長くなっちゃったし中途半端に終わってしまいました。ほんとにすいません。
5
え、うますぎる
ヤバい
「え、えっとね。」
「照れんなよwもしかしてこのクラスにいるとか?」
「れ、恋愛小説みたいな恋はしてないよぉ、キラキラしていないから」
「は?話がかみ合わねえしwもしかして、俺?なんちゃって」
「う、うん」
「え…?まっまじかっ俺も好きだった。」
「幼馴染で、優しいと思っててつい…」
「そういうところ?もっとあるじゃん?」
「なっないよっ」
「照れるな。ww言えーー」
「無理。」
ちょうど200文字~!
6
None
前の人たちがうますぎる問題を提示。
「んっ…?」
目が覚めた。
…なんだ、夢か…。
残念に思ってスマホの通知を見ると、そこには私の好きな人から「おはよう、今日も好き」
とLI◯Nが来ていた。
「はぇっ!?」
え、夢じゃなかったの…?
「どういう風に返信をすれば…」
こんなこと初めてだから、戸惑ってしまう。
「そうだ、えっと…」
私は本棚からいつも読んでいる恋愛小説を出す。
「私も好きだよ…って書けばいいのかな。
一応送ってみることにした。
こういうのじゃなかった感。
7
2回目書いていいのかな…
「はっ!!」
なんだ。夢か。
最近は夢を多く見る…
「やばっ!もう出なきゃ!!」
朝ごはんのパンを口の中にギュッと入れ、牛乳を飲み、外へ出る。
「エレベーター、全然来ない!!」
急いで階段を降り、現在時刻は8:13分。
あと2分で門が閉まってしまう!!
走って、転びそうになっても走って、とにかく走って。
あの曲がり角を曲がれば、そこは学校。
全速力で、駆け抜ける。
どーん!!
「いったぁぁぁぁぁ」
ちょうど200文字!!
何があった…?
8
None
7話がとても短くてまとまっていたのでコレは続けやすそうって思い、続きを書かせていただきます
「いったぁぁぁぁぁ」
よかった…ギリセーフ教室滑り込み、窓から外を見る。すると体操服姿で出てきた先輩。女の子と仲良くしている先輩…私は固まった。窓から見ててそうわかった。あのLINEは友関係で好きって送ってもらったことを…もう、私なんて_
「大丈夫!?!?」「しっかりして!」「倒れてるよ…」「先生呼ぼうよ」「でも何で倒れたかわかんないし!」「先輩に告白できないから…」「倒れたの…?」
そんな声が遠くから聞こえた
これは主人公が先輩と可愛い女子と仲良くしていることにあまりにもショックで倒れた設定です!
9
ボカロ「贖罪」の心に刺さるいい言葉13選!
--- 贖罪 ---
最後の最後で諦めたこと
弱ってるとき無理をしたこと
強がりを偉いと勘違いしたこと
人は自分と同じだと思ったこと
泣きたいとき我慢したこと
自分の心を虐めたこと
大切な人を傷つけたこと
孤独を選んだ気になっていたこと
生きることを頭で考えたこと
差し出された手を振り払ったこと
ありがとうを勝手に期待したこと
生まれてきたことを後悔したこと
抱えきれないものを背負おうとしたこと
200文字ピッタだぜっ☆
10
「大丈夫?」
「大丈夫。」
「大丈夫じゃない?」
「うん。」
ぱっと顔を上げる。自然に言ってしまった。気付けばそう口からこぼしていた。
「ほらな。ずっとトイレに籠もってるから大丈夫じゃなくないと逆におかしいもんな。」
「なくない?」
「どっち?」
「大丈夫じゃない。」
トイレから出ると彼が私を抱きしめてくれた。
私はいっぱい泣いた。
泣き終わってから彼が言った。
「俺がいるから。あそこは大丈夫じゃなくないだろ?
うわ~。かっこいいと思ったのに、
」できんだわ、色々省いたわで、
かっこ悪!
11
トイレの個室から声が聞こえた。
「恋愛とかさぁ……私意味ないって思うんだよ」
「そーなの?」
「だってさ………付き合っても付き合わなくても同じじゃない?」
「うん…?」
「いやほら、さ………付き合わなくても話せるし」
「あ………なるほど、確かに」
「なんか変だねw」
「私こんな大人にはならないとくわ〜w」
「めっちゃくだらな〜w」
みんなには分からない。
ただの友達とは違う。
本当にあの人が好き。
12
None
離れて行く彼の背中をいつまでも見つめる。
諦めたいけど諦められない。
私は彼から視線を離せないのに、彼は振り返りもしなくて。
彼の眼中に私なんていないんだとわかり、視界がぼやけた。
春の匂いをのせた風が私を包み込む。
ゆりかごのような安心感は、私の醜い思いも全部受け止めてくれると感じるほど優しい。
彼の背中はもう見えない。そこにあるのはまだつぼみの桜の木。
もうすぐ春が来る。私の春は、一足も二足も先に幕を下ろしたけれど。