「俺の名前は前島結城！三度の飯より、ダンスが好きです！よろしくお願いします！」 そう中１に自己紹介した覚えがある。 そのあとにダンス仲間が二人集まったんだよな。 竜騎と…。 --- 佑美だ。 --- 朝 「おっは～！」 佑美が声をかけてきた。 わ！噂をすれば影が差すだし。 「おはよ～」 そう返した。 「おは！結城！佑美！」 竜騎も声をかけてきた。 いつも一緒の３人グループがそろった。 席は佑美の隣で一番後ろだ。 竜騎は一番前だから、ちょっと遠い。 「あ！ねえ、教科書忘れちゃった！見してくれない？」 佑美が聞いた。 佑美は人気者だ。竜騎は「お前もな。」というけど。 男子にも女子にも人気がある。 マジで。思ってるの俺だけかもしれないけど、 これってヤバいシチュエーションじゃね？ｗ マジで心臓がバクバクする…。

--- 放課後 --- 「そういえば、もうすぐダンスの発表会だね」 佑美が、言った通り、もうすぐクラスで得意なことをやって見せる会がある。それで、俺たちはダンスにした。 「そうだな。本番、楽しみだな」 そう返したら、 「アハハっ君たちこんにちは」 だ、だれだ？ 「わあ、浮かんでる」 竜騎、そこさ、注目するところか？ 「なんだろう、幽霊かな」 竜騎..... 「ボクはダンスの神！まだ生まれたばっかりだけどよろしくね」 ダ、ダンスの神？ 「そんな神がいるの？」 佑美に俺も賛成だ。そんな神がいるなんて聞いたことがない 「君たち、神たちはこっちの世界の流れについていけるようにパソコンの神とか、ネットの神とか、そんな神が誕生したってわけ」 そ、そうなのか。神も大変なんだなって思ったので 「神も大変なんだな」 って言ったらすげー反応してくれるかなって思ったら、 「知―らねっ。そんな年取ってる神のことなんてボクは知らないよ」 ぜんぜんいい反応してくれない(´;ω;｀) 「あ、そうそう。君たち、ダンスを会で発表するんだってね？ボクが、成功させるために指導してあげるよ」 ついつい、 「ほんとっすか？ありがとうございます！」 〇〇っすって言ってしまった。ほら、佑美も竜騎もくすくす笑ってるし 「ｗｗ、私も賛成ｗ。教えてください！」 笑いながら言ってるし..... 「オッケー！じゃあ、放課後毎日ここに来てね。ボクがしっかり指導してあげるよ」 ということで、ダンスの神の指導が始まった

あのダンスの神って…。いったい誰だったんだ？ 「うわぁ！俺らダンス教えてもらえるの？やったぁ～！」 いや天然すぎないか？竜騎よ。 「いや天然過ぎない？竜騎。」 佑美もちょうど同じことを思っていたみたいだ。 「そんな事ねぇと思うけど。」 「「いやそんなことあるよ、竜騎。」」 佑美と声が重なった。 「君たち本当に気が合うみたいだな。」 いやそんなだがな。 「てかさ、ダンスの神ってなに？」 佑美が言った。それにつられて俺も、 「さっきのはなんだったんだろうな…。」 といった。 「でもさ、ダンスの神って絶対ダンスうまいでしょ！参考にしようぜ！」 いや竜騎。君は本当に天然だな。 「まあダンスの神はダンスの発表会のことしか言ってなかったけど、そのあとにダンスコンクールが全国で開催されるもんね。ダンスコンクールで優勝するためには、参考だね。」 佑美が言った。うーん。まあ、そうか。俺も二人につられて、 「区大会と市大会、県大会をとにかく優勝して、全国大会につなげようぜ。」 といった。 「ダンスの発表会をまずは頑張んないと！みんなに楽しんでもらえるように！」 竜騎が気合の言葉を入れた。ここはちゃんといているんだよな。竜騎って。不思議。 「「「早く放課後になってほしい～！」」」 声が重なった。みんなで笑った。