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子供組、楽器は吹けますか?
次の日
子供組「これ、入部届です!」
顧問「じゃあ、楽器を決めようか。」
りうら「俺、オーボエがいいです!」
顧問「うーん、オーボエはかなり難しい楽器だから、ちょっと吹いてみて。」
りうら「はい!」
顧問「ないこくん、オーボエの2番、組み立てくれる?」
ないこ「分かりました!」
ないこ「はい、出来たよ。吹いてみて」
りうら「はい。」
ファー♪
ないこ「?!」
顧問「素晴らしい!りうらくんはオーボエで決定ね!」
ほとけ「すご、、、」
顧問「ほとけくんは?何の楽器がいい?」
ほとけ「トランペットがいいです!」
顧問「確かトランペットで開いてるのは10番だよね。じゃあ、これ、吹いてみて」
ほとけ「はい!」
スー
ほとけ「でない」
顧問「あちゃー。じゃあ、ユーフォなんてどうかしら。」
ほとけ「吹いてみたいです!」
顧問「OK!じゃあー」
プルルルル(校内回線)
顧問「はい。音楽室柏原です。はい。わかりました。」
ほとけ「先生?」
顧問「ちょっと私用事できちゃったから。青い髪の子に声かけて楽器の試し吹き頼んでおいて。音出て、あなたもそれで納得するようだったらユーフォで決定よ。それと、初兎君にも楽器の試し吹き、やっていいって伝えておいて。」
初兎「俺ならここにいますけど。」
顧問「OK。じゃあ、好きな楽器試し吹きしてていいよ。あ、でも、吹くときはそのパートの先輩と一緒にね。楽器の扱いには気をつけて。」
初兎「はい。」
ほとけ「えっと、青い髪の人・・・居た!」
ほとけ「あの!」
いふ「あぁ、あの新入部員。試し吹き?」
ほとけ(かっこいい///)
いふ「そうだよな?」
ほとけ「え?あ、そう、だよ?」
いふ「じゃあ、3番は・・・はい、これ。」
ほとけ「・・・どうやってやるの?」
いふ「ここに、このマウスピースをはめて、こうやって持つ。」
ほとけ「うわっ重い!」
いふ「あぶな!」
ほとけ「ねぇ、、この状態って、バックハグじゃ、、、」
説明しよう。
いま、落としそうになった楽器を持っているいむ君の手をいふ君が握っている状態
いふ「はっ!ごめん。」
いふ「と、とにかく!早く吹いて」
ほとけ「はい!」
ファー♪
いふ「ん。上出来やな。じゃあ、今日からお前はユーフォパートだな。」
ほとけ「お前じゃなくて、ほとけ」
いふ「ほとけ。あ、そういえば名乗ってなかったな。」
いふ「俺はユーフォパートのパートリーダー、いふ。よろしくな」
ほとけ「うん!」
いふ「よし。」
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初兎「試し吹きしろ言われてもなぁ。」
悠祐「新入部員か?」
初兎「はい。」
悠祐「ホルン吹いてみるか?」
初兎「ホルンって難しいんじゃ、、、」
悠祐「それは吹く人によるやろ。楽器との相性ってもんがあるからな。」
初兎「まぁ、とりあえず吹いてみます。」
悠祐「じゃあ、1番使うか。」
悠祐「はいよ。これ吹いてみ?」
シ♭ー♪
悠祐「おぉ、すげぇ。お前、絶対音感持ってんの?」
初兎「まぁ。はい。」
悠祐「よしよし。これからしっかり教えてくからな。」
初兎「な、なでないで!」
悠祐「はいはい。」
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ないこ「お知らせします!先生が用事ができてしまったようなので、今日の合奏は無くなるかもしれないとのことです。なので、継続部員は新入部員に色々と教えてください。」
いふ「部長、どこまでやればいいんですか?」
ないこ「それに関しては、、、今年の世話係はちょっと集まってくれますか?それ以外の人は個人練しててください。」
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ないこ「世話係全員集まったかな?」
ないこ「じゃあ、どこまで教えればいいか教えるね(笑)」
世話係「はい!」
ないこ「じゃあまず、木管の人たちは、とりあえず一ヶ月以内にその楽器の音域内全部を出せるように、一週間の間に2オクターブくらいかな?金管の人たちは一週間の間に1オクターブ、一ヶ月以内に2オクターブ。」
if「きつくね?」
悠祐「せやな。」
ないこ「俺が決めてるわけじゃないからね?!」
ないこ「聞き漏れはないかな?」
ないこ「じゃあ、解散」
ここから、厳しい厳しい練習が始まることを、子供組はまだ知らない。