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ゴーストルール
©OTOIRO/DECO*27さんのゴーストルールです。
どうでもいいことで嘘ばっかりついてきた。
その嘘に時効なんてやってこない。
僕の嘘は僕のことを苦しめ続けているんだ。
今日も思ったように騙せなかった。
君のことも、僕のことも。
僕はもう腐っている。
だから、腐っているものがなにかだなんて理解らない。
僕はどこに行けばいいんだろう。
誰か、ここまで、おいで。
でも、そこで
「STAY」。
やっぱりやめて。
僕のズタズタの心を君に見せるなんてできない。
助けてほしくても、助けてもらえない。
君に、こんな僕を見てほしくないんだ。
「隠して仕舞ったんだ」。
*
メーデー。
僕だと気づいても、認識しても、判っても。
もう、抱きしめないで。
そして、この理由を解ってしまったのなら、僕のことを笑嗤ってバカにするんだ。
それが、
「ゴーストルール」。
僕はもうマボロシなんだ。
もう、君と交わることはできない。
だから、「NO」と言わなければなかったのに。
YESと言ってしまったんだ。
後悔したけど、どうしようもできない。
騙したほうが正義だって自分に言い訳するんだ。
卑怯だっていいんだ。
僕は正しい。
僕は何もかもを隠すため饒舌になっていた。
そして、その饒舌がアダとなる。
嘘の負い目から、どこまでだって灰色になっていく。
被害者ヅラしたって、助かるわけなんかなく。
*
メーデー。
僕を怒って、怒鳴って、叱ってよ。
正直者になりたいんだ。
僕を裁いて。
そうしたら、最後まで君に甘えることはない、から。
君にしか頼めない。
2つ目の、
「ゴーストルール」
いや、僕からのお願い。
僕は、亡霊で空白で、なにもないんだ。
それが事実なんだ。
僕は、君と合うために、からだを望む。
でも、望んでいた時間が、僕のことを教えてくれた。
僕がもう、「いない」ということを。
それでも前に進んでいたんだ。
今の僕を愛してほしいんだ。
僕はわがままでできている。
「君には僕がみえている?」
そう君に問いかける。
君を想う僕の気持ち。
そんなものは、ピエロだね。
*
メーデー。
僕の仮面を剥がして、晒して、暴いて。
僕がもう、この世界に存在しないということを。
そして、僕と踊ってよ。
もう、イナイと理解ってた?
僕がここにイナイということを。
嗚呼。
嗚呼。
よし。おわったぞ。頑張りました。なんか、アドバイス?とか、誤字があったりとか、この作品いいなあああああああって思ってくださった方はぜひ、ファンレターをください!よろしくおねがいします!