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ミルククラウン・オン・ソーネチカ 1
神。この曲神。あ、ちなみに主人公の名前はなおちゃんです。
「なおバカじゃん!この問題は6.8でしょ。10.6って全然違うじゃん。計算ミス、多っ!面白すぎ。どうやったらそうなるのかなぁ、あ〜、面白い」
「ホントだぁ、なおってやっぱりバカだよね。もっとちゃんとやればいいのに」
「そうだよ!性格もバカなのに頭も悪かったら何もできないじゃん。ふふ。なおはホントに笑えるよ」
別に、バカじゃないじゃん。いつも、解けてるよね?あなた達より早く問題解けてると思うんだけど。でも、そんなこと言えるわけない...。思ってることが言えない...。頭の中では言い返してるのに。なんで。
「なんで間違えちゃったんだろう?自分でもわからないやぁ。あははっ」
「は?何笑ってるの。キモいんだけど」
笑われてたから...。それなのに、怒られた。なんで?なんでうまく行かないの。
「ご、ごめんね。笑い方変だよね」
「ホントだよ。やめて、私達の前で笑わないで。キモイ」
「ごめんなさい...」
めんどくさい。また、なにか言われるんだ。
「謝ればいいってことじゃないでしょ。こういうこと、前も言った気がするんだけど」
それは誤解では?言われたことないから...。
「何?なんか文句でもあるの?」
「別に...」
「ねえ、なに?はっきり言って!」
発狂しだしたと思ったら、髪の毛を掴まれた。
「良い子ぶってるのやめてくんない?感じ悪いんだけど」
「なおってただのバカかと思ったけど腹黒だね。ふざけないで。なにか言ったらどう?」
なにかって...。負けを認めろって言うことでしょうか?
「ごめんなさい。ほんとにごめんなさい。反省してる。だからやめて。お願い。ごめんなさい」
「なおって最低だね。見損なった」
結局妄想で終わる。何も言い返せずに、謝るだけだな。
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私は、あの子達のようなことなんかできない。言い返すことすらできないんだからね。あんな勇気があったらいいのに。でも、どこに行っても売ってない。手に入れることはできないのかな?あの子達みたいな才能は手に入らないのかな?神様だって、私が汚いからって見捨てるんでしょ?
私も高い地位が欲しかったな。生まれたときの戴冠式で、高い地位を貰えば。こんな惨めな自分にはならなかった。もう一回戴冠式をやり直して、お姫様になりたいな。
「ソーニャ、なんてね」
この世界は嘘ばっかり。ちっちゃいだけなのに、恨んで咎めて、なんの意味があるの?愛について説明している聖書。この世界では愛なんて役に立たない。ちゃんと書き直してください。
「間違いでしたって」
あとがきうわあああ、やっと終わった。いや、終わってません。何が何でも二番が書きたいので、1と2に分けます。すいません。ミルククラウン・オン・ソーネチカめっちゃいい曲です!あの、イントロ聞いただけで涙出ます。はい。聞いたことがない人はぜひ聞いてみてください!