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恥ずかしい!
ああ、恥ずかしい。恥ずかしい!
「ミュンナー!?」
「やばい。からかいすぎたかも……!」
クロードとクラークステラの声が、ミュンナの数メートル下から聞こえてきた。
青の大陸の円卓会議終了後に始まった、小さなノロケ話。遠距離恋愛中のバドバルマのことでおしゃべりしていただけなのに、どうしてこんなことに。
「ミュンナ、大丈夫かな」
「いまシエロが”彼”を呼びにいったから、それまでの辛抱かな……」
ルタールステラとウィルメッシュの声まで、続けて聞こえてきた。彼らの声が、ミュンナの羞恥心にさらに火をつける。
「や、やめてください。見ないでください」
今のミュンナは、会議室の天井まで浮いてしまっている。
バドバルマのことで、ほんの少しからかわれただけで、ミュンナの体は制御不能なまでに浮いてしまったのだ。
対策など思いつくはずもなく、ミュンナがぷかぷか浮いているうちに――扉は開かれた。
「みんな! バドバルマ君を連れてきたよ!」
シエロモートの次に聞こえてきた声は。
「おい! 大丈夫か、ミュンナ!」
愛おしい声が、今は遠ざけたくてたまらない。
「こんなミュンナを見ないでくださーーーーい!!」
羞恥心が最高潮に達したミュンナは、天井にぺったりと張り付きながら、今日一番の大声をあげた。